>> 真・女神転生プレイ日記 : その3〜崩壊後東京編


 

 無事に金剛神界から脱出し、東京に戻ってきた主人公さん。

 しかし周囲を見渡すと、世界の雰囲気が以前と全く違います。

 まぁ、アメリカ軍が無責任にミサイルを撃ち込んで来た訳ですから、復興に時間がかかるのも致し方ないのでしょう。



 等と思い街を歩いていると、見窄らしい男が金をせびってきました。

 仕方なく金を渡すと……。

 

 「なんだこれ、マッカじゃないじゃねーか!マッカじゃないといらないよん☆」(ぽい)

 

 え!?

 えーっと……。

 

 いきなり日本の通貨が変わってしまったようです。

 円高ドル安どころの騒ぎじゃないぞ!!

 てな理由で、唐突に文無しとなった主人公。

 

 お金が無いので悪魔を呼び出す事さえ出来ません。

 

 途方にくれつつ歩いていると、新宿のスタジオALUTで説教をたれるメシア教徒の姿が。

 彼女の言葉で、

 主人公さん達が金剛神界にて、オッサンのお使いをしている間に地上では30年の月日がたっていたという事実が露見します。

 

 業界初、お使いだけで30年間費やした主人公。

ある意味ドラクエ5の主人公を超えまてます。

 あまりの出来事に驚く主人公。

 すると、突如彼の頭に頭痛が……。

 

 「助けて……助けて……」

 

 頭の中に、女性の助けを呼ぶ声が響き渡ります。

 しかし、踏まれにも縛りにもその声は聞こえていないよう……。

 

 ついに主人公まで電波を受信し始めたようです。

頭が痛いよ兄さん!

 

 それにしてもここは、周囲の敵が強い……。

 今の装備ではとても太刀打ちできそうにありません。

 ここは一刻も早く街へ向かい、より強い装備に変えるべきでしょう。

 

 ヘキヘキ言いながら新宿に行きますと、どういう訳か新宿には悪魔が全く出ません。

 しかも地形は30年前から全然変わっていないというおまけ付きです。

 

 ちょっと待て。

 30年あれば普通変わるだろ!?

いくらなんでも、新宿だし。

 

 なんて疑問をおしなべて先に進むとお金をマッカに替えてくれる優しい老人が。

 取り合えず文無しは脱出です。

 

 そして、付近の住民の話を聞くと、

 「オザワ」なる男が悪魔と契約をしてくれたおかげで新宿には悪魔が出ないという事。

 しかしそのオザワの悪政で新宿に暮らす人間は苦しんでいるという事がわかります。

 その言葉。「オザワ」という名前に、「踏まれプレイ」が敏感に反応致しました。

 

踏まれ : 「オザワ、オザワだと!あの野郎、まだ生きてやがったのか!」

主人公 : 「どうした、踏まれプレイ」

踏まれ : 「俺は30年前オザワに足蹴にされてされてされまくった!頼む、オザワの元に行かせてくれ!」

主人公 : 「しかし、それは30年前の事だろう。奴はお前の事などもう……」

踏まれ : 「頼む、行かせてくれ! 俺はオザワを愛してるんだっっ!

主人公 : 「わかった、行こう。お前の愛が痛い

 

※この会話はフィクションです。実際ゲームで行われた会話とは全く関係ありませんので、ご了承下さい。

 

 

 てな理由で主人公達はオザワの元に行く羽目になりました。

 オザワはどうやら、30年前はヤクザの事務所だった場所に居るようです。

 流石オザワ様。自分のキャラを良くわきまえてらっしゃいます。

 しかもオザワ様のビルと来たら、特に警備らしい警備はありません。

 悪魔は放し飼いしてるのはどうかと思いますが、 一市民にアポ無しで会ってくれるなんて、とても悪い政治家には思えません。

 

 放し飼いにされている悪魔をなだめつつ奥に進むと、噂のオザワ様がくつろいでおります。

 

踏まれ:「やっと会えたな、オザワ、俺はっ、俺は……」

 

 オザワとの久々の対面で興奮する踏まれプレイ。

 ついに告白タイムです。(※違います)

 が、オザワは踏まれがコクる前に動き出しました。

 

オザワ:「異性がいいのもいまのうちだ。タケミナカタ様、よろしくお願いします」

タケミナカタ:「ふふふ、久々の若者だ、可愛がってやろう……」

(※誤字です。×異性 ○威勢)

 そう言いつつオザワが呼び出したのはタケミナカタ(建御名方)。

 知名度は低いとはいえれっきとした神様です。

 流石に人を殺す実力はあっても神を殺せる実力はまだ備わっておりません。

 

縛り:「このままじゃ勝てません、一度逃げましょう!」

 

 冷静な縛りプレイの判断で一同、一時撤退します。

 するとその帰り道、踏まれは突然何かを思い立ったかのように叫びます。

 

踏まれ:「決めた、俺は悪魔と合体する!」

 

 えっ!!!

 

 主人公、慌ててCOMPの中を見てみます。

 あ、あの……。

 

 今COMPには♂悪魔しか居ないんですけど、

 合体ってそういう事ですよね?

 

 い、いけません。

 このままでは踏まれが本気でソッチの世界の住人になります。

 ここは彼のために、女性の悪魔をゲットしておきましょう。

 と、いう事でワーキャットちゃんゲット。

 

 さぁ、踏まれプレイよ!安心して合体するがいい!

 そして今こそ積年の恨みを晴らすのだ!

 

 そんな彼が合体相手に選んだ悪魔は……。

 

>モムノフ(男)

 

……。

 

…………。

 

 貴様、やはり!?

 

 

 とか、思ったら合体って邪教の館でヤルやつなんですね。

 えぇ、卑猥な奴ではなく。

 成る程、そうですよね。

 

 あの合体を女の子としたら、 ニューハーフになりかねません。

 

 踏まれの選択は正しかったようです。

 

※でもSFC時代の彼がラミアちゃん(♀)と合体していたのは絶対の内緒だヨ!

 

縛り:「悪魔と合体するなんて、不潔です!不純ですぅ!」

 

 止める縛りの言葉も聞かず、踏まれは勝手に人の集めた悪魔と合体……。

 

踏まれプレイ

カオスヒーローにジョブチェンジです。

 

 ちなみに、何が変わったかってです。服。

 

 服がハイソになりました。(誉め言葉)

 

踏まれプレイ改めカオスヒーロー:「やった、俺は力を手に入れたぞ!」

 

 他人の悪魔を犠牲にしつつあたかも実力で力を手にしたかの勘違いっぷりそうのたまう彼は、嬉々としてオザワの元に急ぎます。

 

 力を手に入れたから、力ずくでどうこうしようというのでしょうか?

 

 再びオザワと相見えると、オザワ様は再びタケミナカタを呼び出します。

 

 まさに馬鹿の一つ覚え。

 

 先ほどは全く歯が立たなかった相手ですが、今度は大丈夫。

 カオスヒーロー(自称)君のおかげで難なく撃退!

 悪徳政治家、オザワ様もまさかタケミナカタが倒されると思わなかったのでしょう。

 さっきまでの横暴な態度とは裏腹に、急に主人公らに命乞いなんかをしてきます。

 

 極めて分かりやすい悪人っぷりです。

 

 しかし、勿論そんなのカオスヒーロー(自称)さんが許すわけありません。

 

カオスヒーロー(自称):「オザワ、タケミナカタなんて得体の知れない神に浮気するなんて……」

オザワ様:「ヒィッ、ゆ、許してくれっ。お前が居ない30年間、俺も足蹴に出来る男が欲しかったんだよっ!」

カオスヒーロー(自称):「言い訳はあの世で言え、俺を裏切った代償は貴様の命で腹って貰うぜ!」

 

 かくしてオザワ様はカオスヒーロー(自称)さんにトドメをさされてしまうのでした。

 

 そんな、俺がヤりたかったのに!!!

 

 やはり他人の恋路に口を挟む真似は出来ないようですね。(間違えた解釈)

 ともあれ、なんとかオザワ退治を終えた主人公達さん。

 そこでカオスヒーロー(自称)さんはふとこんな話しをしてきやがります。

 

カオスヒーロー(自称):「オザワが死んだら俺の目標も潰えた。俺はもう抜けさせて貰うぜ」

主人公:「何を言ってるんだカオスヒーロー。キミの人生これからだぜ!」

カオスヒーロー(自称):「いいや…もういいんだ。俺の青春グッバイ!そしてお前らからも、あばよ!」

 

※相変わらず会話は全て脚色です。

 

 カオスヒーローさんはそう告げると、主人公らの元を去っていきました。

 そう、とても珍妙なお洋服に身を包んだまま……。

 そう、今までの装備を全て持っていったまま……。

 

 しまった!

 せめて銃くらいは取り上げておくんだった!

 

 それにしても、カオスヒーロー(自称)さん。

 一体何故にあんなにまでオザワに執着してらっしゃったんでしょうね?

 どうやら、イジメられていた事を根に持ってらっしゃったようですが……。

 

 「悪魔と合体して力を手に入れてやる」なんて他力本願な発想をする奴、

 多少ヤキ入れられるのも当然な気がするのは自分の心が狭いんでしょうか?

 

 人間って難しいネ。

 

 


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