>> 真・女神転生プレイ日記 : その2〜金剛神界に行こう! 編。
前回ヒロインが「脱出魔法」を唱えてくれたおかげで、なんとかテ●ドンの驚異から逃れた主人公。
この脱出魔法で何処へ飛ばされるのだろうなぁ、と漠然と漂って気付いた時、目の前にはとってもフリーダムに生きているのがありありとわかる風体の天パーロンゲヒゲオヤジが目の前に立ってます。
もう、見るからに空き缶なども場合によっては売りますといった印象。
世間一般からすると胡散臭い部類の人間ですが、久しぶりに踏まれても縛られてもいない、極普通の性癖でご登場です。
あぁ、やっと変態臭薄いキャラが!
と、その、見た目はアウトローですが性癖はノーマルそうなオッサンは、主人公を見ると何事もなかったかのようにこう言います。
「私の名は役小角。そしてここは金剛神界だ」
あ、まともだと思ったらやっぱり電波系でした。
いや、このゲームにまともな思想が出来るキャラを期待した自分が愚かな豚でした。ブヒー。
彼は。
「他にも金剛神界に流れ着いている奴が2人ほどいるから、そいつら連れてこいっつーの」
と、要求するので早速迷子の子猫ちゃんを捜しに外に出てみました。
二人、つーことはアイツとアイツでしょう。
もう見当は付いているので、さくさく探索に出ます。
しかし一人は心細いので、仲魔を召還しましょう……アレ。
あれれ?
な、仲魔が一匹も居ない!?
どうやらテポ丼(仮名)の影響で仲間がちりぢりになってしまったようです!
ガッテーム!
折角苦労して集めたギャルッ娘のドリアードちゃんが!!
いや、それ以前にこんな敵が厳しい空間で、たった一人で戦えと!?
そ、それはちょっと無茶だよ、ダディ!
幸い、何故かセーブしてくれる施設(秘書は鬼)と無料で回復してくれる施設(看護士は鬼)とがあるので、
ここを拠点に少しずつ移動範囲を広げていく事にします。
回復施設の鬼が母親を喰った鬼と色違いなのが大変気になる所ですが、
この際細かいことは言わない事にします。
何度か全滅の憂き目にあいながら進んでいくと、ここに流れ着いたという人間を一人発見。
「あ、久しぶりです、生きてたんですね!」
「やっぱりお前だったか、縛りプレイ!」(お約束)
話を聞くと縛りは結局彼女が見つからず困っていたらテポ●ンを打ち込まれ、気が付いたらここにいたという訳の分からない理由で助かったようです。
金剛神界ってば、そんなに簡単に来れる場所なんですネ。
だったらレジスタンスのリーダーが死んだのは無駄……?
(not城島茂)
いやいや、あれは不可抗力だったのです!
気にせず先に進むと、また別の人間が……。
「お、お前らも無事だったのか!?」
「あぁ、やっぱり踏まれプレイかぁ。」(お約束2)
それにしても、縛りは夢でしか縛られていなかったが、君ときたら会う度にオザワなる男に踏まれてたり悪魔に踏まれてたり、本当に期待を裏切らない男だよ!
俺お前の事ちょっと好きになりそうダゼー!
と、なんとか二人を連れて行くと、役小角は。
東京はトールマンが放ったテポ貪(仮)の影響で大崩壊したという事。
でも、かろうじて生き残っている人間が居る事を主人公らに告げます。
何故縛りと踏まれがここに居るのかは一切説明無しです。
趣味か?
小角の趣味か?
「だったら大変だ、一刻も早く東京に戻らないと!」
正義感の強い縛りプレイは東京が心配でたまらないみたいです。
が……。
役小角:「外に出たいのか?」
主人公:「当然じゃい、こんなジジイと野郎と鬼や悪魔しか居ない場所では種の存続に関わるわい!」
役の小角:「そうか、じゃあ、酒をもってこい。」
え、何で?
というか、酒と出口と何の関係が?
人の弱みにつけ込んで酒を要求するなんて、貴方それでも修験者の始祖ですか!?
ただの酔っぱらいだってそんな事しませんよ!
……いや、まぁ。
「ここから出して欲しければ儂と、ウェッヘッヘ……」
「や、止めてください止めて、あ……」
ハラハラハラ……。(サクラの花が舞い散る映像)
的な要求に比べれば全然オッケーですから、積極的に取りに行きましょう。
どうやらこの地には酒がわき出る泉があるようで、そこまで歩きます……。
途中、何度か「役小角」さんの幻影が現れ、主人公にしたり顔で説法を解いたりしますが……。
まさかそれを見せたいが為に酒を取りにいかせてませんか、
小角様?
演出も過剰すぎると嫌われてしまいますよ!
それでもなんとか酒を手にした主人公は、それを役の小角様に手渡します。
すると……。
役の小角:「足りん、もう一杯もってこーい!」
この大酒飲みが!
しかし、ここではこの大酒のみに逆らう術がありません。
仕方なくもう一度酒を取りに行きます。
途中、縛りが死んだりしました。
一度全滅して、セーブした場所からやり直したりもしました。
やっとの事で酒を取ってくると……。
役の小角:「ごめん、やっぱもういいや」
この野郎、もう勘弁ならねぇ!
でも、コマンドの中には、「殴る」が無いのです。
場合によってはそれが許容された「さんまの名探偵」というファミコンソフトが懐かしく思えます。
さて。
2回も酒を取りに行かせて置いてこの不潔そうなオヤジは、まだ主人公をコキ使おうとします。
「北の部屋から行ける場所に二人の男が居るんだが、そいつらから武器を貰ってきてくれんか?」
ハイハイ、分かりました分かりました〜。
「ただし、お前一人でナ!」
な、何だって!?
役の小角様が言うには、縛りと踏まれには別の事をやってもらうそうなので、一人で行けとの事。
そ、そんな、一人でイケだなんて〜。
エリョゲーじゃあるまいし、一人でイクのは嫌だよ〜。
と、中途半端に錯乱しながらトボトボ一人で旅に出る。
ぶらり途中下車一人旅気分は寂しいので、
新しく仲魔にした「ネコマタ」を連れてイク……取り合えずウハウハなので良し。
するとある部屋で、青いフードをすっぽりと被った顔色の悪い男が……。
ひょっとしてこいつが、武器を持ってる奴でしょうか?
恐る恐る話しかけてみると……。
「き、貴様は私と違う属性の持ち主、痩せたい人は死になさい!」
と、意味不明の言葉を口走り(一部脚色)主人公に襲いかかってきます!
た、大変だ!闘わないと!敵は何者だ!
青かいじんが現れた!
えー、えーっと。
良く漫画で、「俺は優しい男なんかじゃないさ」と口走る男は、根がいい人という法則がありますけど。
自ら「怪人」と名乗る彼は、いったいどういう人なんでしょうか?
しかも「青いから青怪人」って。
オットコマエですねー!尊敬に値しますヨ!
こんな正直な人、きっと天国に召されるはずです。
ひとおもいにやっちまいましょう!
予め仲魔を呼び出していた主人公の前に、「怪人さん」は為す術もなく叩きつぶされます。
取り合えず武器ゲット!
頼まれていた武器はあと一つです。
再びぶらり旅を再開すると今度は、赤いフードをすっぽりと被った顔色の悪い男が……。
ひょっとしてこいつも……?
恐る恐る話しかけると……。
「き、貴様は私と違う属性の持ち主、取り合えず死になさい!」
赤かいじんが現れた!
ヲイ、またか!?
金剛神界の人間は正直者だらけだネ!
きっと君も天国にいけるよ!
天国に行ったら、先に逝ってるはずの青い奴と仲良くしてやれよ!
いや、お互い属性が違うと言って殺し合うかもしれないけどサ!
ここはさっくり倒してやると、敵は武器を置いて天に召されました。(推定)
その二つの武器を持ち、役小角の元に戻ると……。
「よくやった、それらの武器はくれてやろう! ついでにこの武器をくれよう!」
と、主人公にホイホイ武器をくれます。
え、えーっと……。
太っ腹なのはわかりましたけど、また主人公に無駄な事させてませんか?
ともあれ、これでやっと外に出られそうです。
やっとこの身勝手適当気分屋オヤジから解放される〜♪
嬉々として出口に向かう、と……。
前鬼・後鬼:「待て、俺達を倒したら出してやろう!」
と、今まで甲斐甲斐しく主人公の世話をやいていたセーブ鬼さんと治療鬼さんが、突如牙をむいて来やがります!
どうやらあの役の小角様の命令だそうで……。
あんな我が侭オヤジの使い魔だなんて、本当に不幸ですね!
同情に値しますよ!
せめて苦しまないようタルカジャで攻撃力をたっぷり上げて殺ってやる事にしましょう。
他の魔法とかも効きづらいんで、それが一番確実です。
さっくり殺ってやると、役小角が現れ。
「前鬼・後鬼を倒したか。ならば外に出してやろう。世界がどんな風になってても驚くでないぞ……」
と言い、ようやく外に出してくれるのです……。
やった!
ようやくあの我が侭教祖(誤表記)から解放されたよ!
こうして主人公は、崩壊後の東京へと旅立つのでした……。
ところで、「役の小角」の使い魔といえば「前鬼」「後鬼」ですけど、伝承によるとこの二匹(?)は夫婦の鬼だそうですね。
どっちもオスにしか見えないのは自分の心が病んでいるだけであって、別に何かの暗示とかではないですよね、アトラス様?
細かい事が気にかかる今日この頃なのでした。