6 活躍するモノレール
                      5月15日追加

 5月も半ば、昨日の雨で新緑も一層深くなった現場では、終点まで完成したモノレールが活躍している。レール延長254m、標高差は100m弱、最大傾斜度は30度を越えるかと思われる急傾斜の箇所も、カラマツの丸太20本を積んでなんの苦もなく登坂していく。見かけによらずタフな仕事ぶりだ。
 モノレールのお蔭で荷揚げは楽になったねーと話しかけると、こんなところ担ぎ上げたら、身体が参っちゃうよーしかし終点に降ろされた材木は、施工する地点までは、今度は、更に100mの上部まで急な斜面や足場の悪い箇所を人の肩によって運び上げられることになる。機械力の導入できる作業とできない作業が混在する林業労働の宿命か?。
 丸太を運び上げると、予め設計で指定された箇所に丸太を据えて杭木で固定していく作業が二人一組で進められ、掛矢を打ち下ろす音が響いているている。

 
起点での積み込み作業 積荷は乗員ともに、700s前後となるか?

斜度30度の急勾配をエンジンは難なく上りあげる。 登りあげた峠の平らが終点、荷降ろし作業

     
更に上部の施工地には、人力が頼り 荷揚げと並行して、丸太筋工が施工されていく。
前へ 次へ トップページへ戻る 秋の造林地(3)へ