(6月4日)
本格的な夏を迎え、現場では緑が一層濃くなってきた。梅雨入り宣言はまだ先にな
るか、と思わせる炎天下の林地では、新たな作業段階に入っていた。
斜面の中腹から上部にかけて植生土のう工が施工されている。
植生土のうは、網目のポリエチレン製の袋に草木類の種子と肥料が展着されており、
これに現場で土を詰めて予め切りつけてある階段に一列に並べて、鉄製の目串を打ち
込んで固定していく。急斜面で表土の浅い現場には、客土効果も併せて期待される
工法である。現場では、3人一組となり、袋を支える人、その袋に土を詰める人、
後から固定する人の作業分担で進められている。
斜面中 腹から 頂上方 向にか けて施 工され ている。 |
植生土 のうは 現場で 土を詰 め、階 段に沿 って一 列に並 べて いく。 |
||
袋への 土詰め 作業、 表土の 薄い箇 所は土 集めに 手がか かる。 |
袋の固 定4本 の目串 を打ち 込んで 固定し ていく。 |
||
植生土 のうは 長さ 50cm 幅30 cm厚 さ10 cmで、 一列に 敷き詰 められ ていく。 |
中腹か ら下部 の丸太 筋工、 カラマ ツ材の 白い木 肌が目 立つ。 |
次ページへ | 前ページへ | トップページへ | ヒノキ造林へ |