心身ともにいつも健康でありたいという願いは、みんなが共有するところす。でも願い叶わず、心や身体に障碍をもたざるを得ない方々がたくさんいらっしゃいます。加齢により、そんな状況になった方も多くいます。
こんな立場の人たちも地域社会の一員として、元気に前向きに与えられた人生を全うできる環境を整えることが求められます。そのためのきめ細かい、心のこもった市の福祉政策が必要です。
「障碍者福祉」
心や身体に病やけがを負い、また生まれながらに健常者と異なる道を歩まざるを得ないハンディキャッパーと呼ばれる人たちが私たちの周りにはたくさんいらっしゃいます。障碍をもつ人たちです。こんな立場におかれた人たちに健常者と変わらぬチャンスとステージをどのように提供できるか。それは一人ひとりの考え方、気持ちで異なります。政治や行政がどのような施策を尽くすかでも異なります。
「バリアーフリー」施策はどこでも大きなテーマです。この「バリア(障害)」を「フリー(無くす)」は道路や建物に高低などの障害を取り除くハード面での施策と、心の中にある壁を排除する教育、つまりソフト面での施策が併せて必要です。県議会で道路や建築行政に精通し、まさにきめ細かい対策に腕をふるってきた経験と、福岡都市圏での激しい競争のなか筑紫地区に県の特別支援学校を誘致してきた実績をもつ強力なリーダーこそ、いま登場すべきときではありませんか。ハード、ソフトに望ましい地域福祉を実現できるリーダーの出番です。
「高齢者福祉」
この世に生を受けた者の多くが辿る高齢者への道。日本は戦後の荒廃した国土を立て直すとともに、誰もが経済的に恵まれた世の中を築き上げました。国民の多大な努力で、健康で長生きできるという目標は見事に達成され、世界がうらやむ時代を迎えました。それが高齢化社会です。誇るべきこの長寿社会は逆に、下り坂の社会と喧伝されることもあり、まるで斜陽国家のイメージを抱かれることがあります。
この誇るべき長寿社会を、多くの高齢者と周囲のみなさんが実感できる地域こそ私たちが望むところではないでしょうか。このために政治や行政はどんな具体策をもつべきなのか。自慢できる生涯現役社会の実現と、これを望めない加齢による身体や頭脳に不自由のある方々に、期待される施策が必要です。介護保険で賄われる施策に加え、介護の対象に加えられない生き方の支援策。地域社会で求められる弱者と呼ばれる人たちに温かい手を差し伸べる時がきています。
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