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  自然環境と暮らしの共生  
平成22年12月25日(土)

 

 修験道の歴史に残る、宝満山から佐賀県境の権現山までに連なる山並み。市面積のおよそ半分を占める山林は、山神ダムなど水源の森であり、人間と自然との接点である里地・里山を支える母なる森です。その麓に広がる筑紫野市に暮らす私たちにきれいな大気、おいしい水を恵んでくれています。安全な農作物を産む豊かな土壌をもたらしてくれる大地があり、四季にうつろうふるさとの景観は、住むものに癒しの時間をもたらしてくれます。

 この自然環境は元気な農業の源です。山口川からの用水は太陽の光とともに豊富な農作物を産んでくれています。市内には県の農業総合試験場があり、近年問題となっている温暖化などに対応できる農産物の品種改良など、泥にまみれた長靴のままどんな相談もできる立地にあります。県議会でこの試験場の充実に先頭に立って努めてきた経験は、これからの筑紫野の農業を大きく花開かせる原動力となるはずです。

 また、先人から受け継いだこの貴重な、すばらしい自然環境と暮らし。私たちは近年、これを脅かす環境破壊、汚染という厳しい体験を致しました。これらを教訓とし、人と自然が調和できる環境を守り、育てていかねばなりません。
 国は、近い将来、里地や里山をどのように保全していくべきなのか指針を示す方向にあります。筑紫野の山野が他の地域のモデルになるべく努力が求められます。このような時代に相応しい感性と、環境と共生できる筑紫野にしていく強い政治の力が必要です。

 先人が守り育てた筑紫野の豊かな自然を、この自然がもたらしてくれる農と食。私たちの時代からさらに子どもたちの未来にしっかりと繋げ、広げていく。この使命を持つリーダーがいま求められています。

 

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