野生図鑑 鳥を訪ねて南へ北へ
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BRAZIL 旅行記


 

Chapada (DAY03)-Christalliono (DAY01)

 

この日も6時に探鳥に出発。ホテルから車で5分位の林の中を通る道沿いに探鳥する。前日ブラウリオが、”明日の朝はTanagerやPygmy-Owl等の小鳥の混群がひっきりなしに林の中の道を横切って行くのが見られる。どの鳥を撮ろうか迷うぐらい忙しくなるぞ”、と言っていたので、いわゆる”Bird Wave"との遭遇を期待していたが、空振りに終わる。それでも、Blue DacnisなどのTanager類11種、Flycatcher14種、Saffron-billed Sparrow, Black-fronted NunbirdGray-headed Kite等の鳥とほ乳類2種Bare-eard Marmoset, Southern-american Coati、モルフォ蝶等を見ることができた。最後に小川の所でSharp-tailed Streamcreeperをじっくり観察できた。昼食後、3時のチェックアウトまで、敷地内を散策し、ペットのDonkeyやセキセイインコ、野生のGolden-chevronted Parakeet, Guira Cuckoo等をみる。牛の背中にアマサギがいっぱい乗っているのを見つけ、近付いてゆきカメラを向けると一斉に飛んでしまった。すぐに約半数が牛の周りに戻ってきたが、背中には乗ってくれなかった。Burrowing Owlに別れを告げてChapadaを後にする。高原を下り、クイアバの街へ戻る途中の草原で最後の探鳥。Flycatcher類やBurrowing Owl等をみる。暗くなってきて、Little Nightjar, Blakish Nightjarがすぐ近くまでやって来てくれた。

 7時にクイアバのホテルに到着し、1週間のツアーが終了。他の4人がブラウリオに推薦されたレストランに行くと言うので、同行する。ツアー中は私一人、幼児並の英語力で、誰かの言っていることが理解できないと私が聞き返すより先に別の人が別の表現に言い換えてくれたし、独りだけ高倍率のレンズ越しに見ている私だけが移動した鳥を見失うと、誰かが居場所を教えてくれた。私にとってはみんながバードガイド兼通訳(普通の英語から平易な英語への)のようなものだったが、ブラウリオなしで5人だけで街にでると、4人とも私と同じレベルの、ポルトガル語がほとんどできないただの観光客に変身し、見ていてその落差が面白い。C.C.さんは料理が来る前から、ポルトガル語の会話本で料理を褒めるフレーズを暗唱している。Kさんはウエイターから何を言われても、英語だけで押し通している。手振りや、YesとかNo Thank youなどのウエーターにも判る英語で答えればよいのにと思うのだが。Cさん御夫妻とはこれでお別れである。御夫妻は、このツアーの前はイグアスの滝で探鳥し、明日からはリオ近郊のイタチアイア国立公園で探鳥し、シカゴに戻るそうである。Mさん、Kさんは逆にこのツアー前にイタチアイアを訪れ、この後は私とブラウリオの4人でアマゾンのCristalino Reserveへ行き、その後帰国するそうだ。私はCristalinoのあと、リオ、イタチアイアに各1泊して帰国の予定。レストランは定額制で、飲み物を注文し、サラダバーで野菜をとってきた後は、ウエイターが出来立ての料理を持って回ってくるのを待つ。欲しければ、テーブルの上の札の緑色の面を表にし、いらなければ赤の面を上にするシステム。剣のような金串にさして焼いた肉調理は種類も豊富で、特に牛肉ヒレ肉はおいしかった。ビール2本の代金をいれて、800円ちょっと、日本のブラジル料理店で同じだけ食べたら、1万では済まないだろう。

 翌日。クイアバ、11時30分発のローカル航空会社の飛行機で同じマットグロッソ州の北部にあるAlta Florestaに飛ぶはずが、離陸が2時間遅れたため、3時半近くに到着、探鳥のための時間がかなり削られてしまう。空港から車で5分、最終日に1泊するFloresta Amazonica Hotelに立ち寄り、アイスクリームを食べながら休息する。ちょっとしたリゾートホテルの雰囲気。4時近くになって、Christalino Jungle Lodgeへ向け出発。牧場のなかを30分程走り、探鳥地に着く。お目当ては綺麗なクイナの仲間のRufous-sided Crake。ブラウリオのMDに反応して鳴き返してくれるが、茂みの中からは出てきてくれなかった。しかし周囲をRed-bellied, Chestnut-fronted, & Blue-and-Yellow Macawの初見のコンゴウインコ3種が飛び交い、昨日までとは明らかに鳥相が変わったのを感じる。その他にBlue-headed Parrot, Fork-tailed Palm-Swift, Point-tailed Palmcreeper等を見る。さらに20分程走って船着き場に着いた時には真っ暗だった。そこにはロッジの人が何人か待っていて、我々の荷物を積み込むとすぐに去っていった。我々はもう1雙のボートに乗り込み、サーチライトをつけてロッジまでナイトウォッチングする。フラッシュの入った荷物が先にロッジにいってしまったのは、一生の不覚。アマゾンの支流Teles Pires川を向こう岸に渡ったところが、そのまた支流のCristalino川との合流点になっていて、そこを上流へと進む。すぐにCrested Owlが川に突き出た枝に止まっているのを見つけるが、あまりに近付きすぎて写真が撮れず、少し離れた時に飛んでしまう。非常にくやしいが、肉眼で間近に見れたので満足しよう。他にGreat Potoo, Pauraque, Blaish Nightjar, Ladder-tailed Nightjarを見るが、内蔵FLASHでの撮影は無理だった。外付けがあれば大丈夫な距離だけに悔しい。他にパンタナールにいっぱいいたSpectacled Cymanと初見のBlack Cymanを見てロッジに着く。

 

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