三度の飯よりATOKと言うくらい誰よりもATOKを愛し、何よりもATOKにこだわる俺は、WindowsのPCでATOKを使っているのはもちろん、MacでもATOKを使っているというのはATOK16 for Mac OS Xなどのレビューを見て頂けると解ると思います。
さて、そのMac版のATOKがバージョンアップしたというので、躊躇うことなく買ってきて躊躇うことなくインストールしてみて躊躇うことなく使ってみたので、バージョンアップによってどの辺が変わったのかを今回はレビューしてみようかなと思うわけです。ATOKって何?なんて抜かしてるヤツは過去のレビューを隅々まで読み漁ってから出直して来いこの野郎!
まず、ATOK16からATOK17へのバージョンアップで一番のポイントと言えば連想変換の機能。これはWindows版ATOK17のレビューでも説明しましたが、意味は同じなのに違う表現の言葉を変換する機能です。
この連想変換は頻繁には使わないものの、ちょっと文章の表現に詰まったときに使うことがあり、凄く助かっている機能だったりするんです。これのおかげで類義語辞典を片手に悩む手間が省けましたからね。
そして、これはMac版だけの機能になるんですが、ATOK16から対応したヒラギノフォント20000文字へのサポートがさらに強力になっているようです。なっているようです、なんてちょっと曖昧な書き方をしてしまいましたが、これはサポートが実は強力になってなかったという訳じゃなく、単に俺が確認してないだけですので。いや、だって第三水準や第四水準の漢字なんて変換しないんで。しかもエロゲ系サイトの-め組-を更新するのにこんな高尚な水準の漢字を使うことなんてないんで。それ以前に俺がそんな難しい漢字を知ってるわけないんで。
つまり、どのように強力になったかというと、ATOK17と同じようにヒラギノフォント20000文字に対応したアプリ上でATOK17を使うと「森鴎外」などのように通常のPCでは変換できない漢字も難なく変換して表示出来てしまうっていうことなんです。
それから、これはオプションで別売になってるんですが、ロゴヴィスタ社の「コリャ英和!一発翻訳」などと連携することによって漢字変換しながら英文に翻訳しつつそのまま変換出来たりとか、それを音声で読み上げてくれたりとか、おいおい!IMとしての漢字変換の枠を超えてるんじゃないの?っていうことまで出来てしまうんです。すげー!
こういった目立つ機能はもちろん、目立たないところでは定評のある漢字変換精度にもさらに磨きがかかり、前後の文脈を認識して同音異義語を的確に変換してくれたり、すっかりお馴染みになった方言辞書もさらにパワーアップしてますから、話し言葉もスムーズに変換出来るようになってるんです。しかも、処理速度もATOK16よりも向上しているのでストレスなく文章の入力に集中できるようになったのが嬉しいですね。
もちろん、ATOK16と同じようにWindows版ATOK17と辞書ファイルをやりとりすることも出来るので、WindowsとMacの両方のATOKを使うユーザやSwitcherは助かりますね。
結論:
ATOK16を使っている人でもバージョンアップする価値はあり。ATOK15を使っている人には文句なくお薦め。ことえりを使ってる人は迷わず速攻で買え。黙って買え。
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