13cmF9.3 鏡筒製作(2)


内筒と外筒をカットします。

外筒(φ177mm)はバックヤードプロダクツからの購入品です。

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φ167の筒は、積層後2〜3週間経ったので(と言うより手を
付ける時間が無かった)、両端をカットし、木枠から外しました。

写真はφ167筒に紙(新聞のチラシ)を巻いて、ケガキをして
います。
適当な(曲面になじむ)定規がなかったので、カッティングマット
を定規にしています。

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櫛形カット部のケガキです。

カット後にも困らないように、基準線なども入れてあります。

ケガキ作業には神経を使っているので1日かかりました。

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上がバックヤードプロダクツより購入したφ177×640FRP筒。
下が私の製作したφ167×560FRP筒です。
ケガキが終わったので並べてみました。

写真では見えませんが、もっと線が入っています。

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いよいよカットします。

金鋸で切ります。
歯は細かい方が良いかもしれませんが、使っているのは普通
の鉄用です。

1mm位のヤスリ代を残して切ります。

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上の切れ端しを縦にカットしてみました。

これは櫛型カットした時に筒の変形が起きるか見たかったから
です。今回の筒は平板を丸めてますから、カット後の変形が心配
でした。
切断により”C”形に10mmほど開きましたが、これ位なら問題ない
はずです。

注、FRP板積層→丸め→内側積層→完全硬化までの各時間や
硬化状態で、結果は違うものになるかもしれません。

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φ177筒のカット面をヤスリで仕上げます。

バケツに水を入れ、ヤスリを濡らして作業しています。
グレーにしてもらったので塩ビパイプのようですがFRPです。

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φ177×15のリングです。
これを4ヶ作り、2枚重ねにしてφ167筒の両端補強に使います。

ケガキ線に靴墨を塗って、線を見やすくしています。
このケガキ線までヤスリで削ります。

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カット&ヤスリ掛けが終わりました。

櫛形カットはまだしてません。

靴墨やマジックで汚なくなっています。

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内筒を櫛型カットします。

金鋸の歯で直線部分を切ります。

29 直線を切り終えたら、Rの部分を切ります。

Rが切り終える前に直線部分をテープ止めしました。
鋸は金鋸をグラインダーで細く削ってつかいました。

30 切り終えました。

変形はほとんど出ませんでした。
切り口はヤスリで仕上げます。

31 筒先とセル側の補強をします。

ポリエステルパテで補強リングを接着します。
接着面はペーパーを掛け、はみ出したパテが貼り付かないように
マスキングテープを巻いておきます。

32 ドリルで穴の開いているのを先に貼り付けます。
リングの継ぎ目はワイヤーで縛ることにしました。
33 パテに硬化剤を混ぜて接着します。

パテが古くて黄ばんでいましたが、何とか使えそうです。

34 1つ目を終えて2つ目のリングをかぶせているところです。

位置を合わせたらワイヤーをねじって締め付けます。

35 隙間はパテで埋めておき、後で削ります。
36 余計なパテは落として硬化させます。
     

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