DOUCATI 750 F1
やはり、ドカティストとしては外せない一台です。
1985年製で外装コンデションは最高なのだが・・・
とにかく10年近くも眠っていた車両なので、
見た目はキレイでも細かいところが使えなくなっていた。
はたして、レストアして走り出すことは成功するのか??




現在の走行距離は14000km。
大体、パンタ系エンジンは2万kmはもたないのでオーバーホールが必要になってきます。
微妙なとこですね。
今回は、エンジンに火を入れてみてどうなのか?をチェックしてみたい。
赤いトップブリッジが当時を物語りますし、ガソリンタンクをゴムバンドで留めるあたりは、さすがイタリア製って感じがします。
スピードメーター、タコメーターは初期型の物が付いてます。
ブレーキ、クラッチともブレンボ製なんですか、果たして使えるんだろうか?
心配だらけっす!


カウリングも、当時としてはあたりまえの一体成形のFRP製です。
これじゃ、メンテナンスが大変なのは、あたりまえだ!
シートカウルもFRP製です。
この頃のドカティはシートカウル内にバッテリーを搭載するタイプなので、大容量タイプが使えず、よく始動不良を起こしてました。
今回は、その点の改善もしていくつもりです。


ホイールはマービック社のマグネシュウムレーシングホイールに変えてありました。
でも実際に使えるんだろうか?
タイヤもフロント16インチ、リヤ18インチなので、今時のハイグリップタイヤが履けないので、タイヤチョイスにも困ります。
ホイールごと交換したほうが早そうですね。


まず、フロントバンク側のキャブレターをバラしてみます。
案の定フロート室のガソリンは、この世のモノとは思えないゼリー状の物体となっていました。
このカットから、いかにフレームがコンパクトに作られているのがわかりますか?
今時の125ccくらいの市販車両と変わらないくらいスリムに出来てますね。


リヤバンク側のキャブレターは比較的きれいでした。
フロントバンクのキャブレターがいかにヒドイかわかるでしょうか?
これでも、洗浄したんですよ。
ノーマルキャブレターはイタリアのデロルト製PHF36φなんですが、いまいち良くないのかもしれないです。FCRに転送したほうがよさそうかも・・・ね。


問題のどうしようもないスパークユニット。
この当時の電装品はシャレにならないほど高価で、すぐ壊れてしまうんですよ。
現段階でプラグにも火が飛ばないので、電装関係は全交換したほうがよさそうです。
国産車両のホンダVTR250あたりの電装品を流用してしまおうかと思案中です。


イグニッションコイルも液垂れをおこしてました。
これじゃぁ、まったく使い物になりません。
ダイナ製のコイルに交換するつもりです。
イグナイターも実際、どうなんだろうか??
ここいらへんの流用パーツが見つかるとイイんだけどなぁ・・・


現在の我がガレージの全貌です。
しかしこんなにバイクがあってどーするんだろうか?
ってこの頃考えているんですけど、どうしよーもありません。
ここに見えてるだけで6台です。
んでほかにまだあったりして・・・

当時「軽快すぎたナナハン」とよばれたF1
ホイールベースを測ったら1400mmしかない!!相当スパルタン極まりないハンドリングだろう・・
一体、どうなってしまうんだろうか?非常にたのしみである。

こんどは、MHRがほしくなってきた・・・ぞ。
危ない危ない!