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  1. 動物愛護フェスティバル
  2. HPを更新しました
  3. 重症熱性血小板減少症候群(SFTS
  4. 飼い主のいない猫の避妊去勢手術 募集案内
  5. ノギ
  6. エキノコックス症が発生しました
  7. ノミやマダニの予防・駆虫薬
  8. フィラリアのお薬を飲む前に
  9. 狂犬病予防の重要性
  10. 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
  11. フィラリアまとめ
  12. 予防のためのワクチン
2018.10.07
今年も動物愛護フェスティバルが開催されました

 9月24日に開催された動物愛護フェスティバル
今年の会場は幕張イオンモールでした!
多くの企画の中で長寿動物表彰式があり
当院からも17才の猫ちゃんを推薦して
飼い主さまが表彰されました。
おめでとうございます!
これからも寒さに負けず元気に過ごしてほしいです。


2018.04.06
20年ぶりにHPを更新しました     
 皆様には長らくお付き合いいただきました当院のHMHP(ホームメイドホームページ) なにしろ WINDOWS XPの時代のソフトですので・・・・時間の経過に伴ってとうとう壊れてしまいました。
あわててまた違うソフトでHMHP作りましたので、しばらくまたお付き合いをお願いいたします。
現在工事中や移行に伴う不具合につきましては今しばらくご辛抱のほど、よろしくお願い申し上げます。
 今後とも清水谷動物病院をよろしくお願いいたします。



2017.07.29

最近の話題、、再び      
 実は、初めて書いた獣医師メモの話題が『重症熱性血小板減少症候群(SFTS)』でした。先日外ネコさんに咬まれた女性がSFTSを発症し亡くなられたとのことで、皆さんの関心がまた上昇しているところでしょう。以前のお話と違うところは、今回ネコに咬まれたという状況が関係しているのか?ということで、獣医師にも積極的に情報が回ってきています。以下、厚生労働省HPより抜粋した文章を載せておきます。以前と情報内容が変わっているところもありますので、全体に目をとおしていただけるとよいと思われます。

 重症熱性血小板減少症候群とは2011年に初めて特定された、新しいウイルス(SFTSウイルス)に感染することによって引き起こされる病気です。

 感染はウイルスを保有している「マダニ」に咬まれることにより成立します。マダニとは、食品等に発生するコナダニや衣類や寝具に発生するヒョウヒダニなど、家屋内に生息するダニとは種類が異なり、主に森林や草地等の屋外に生息しており、市街地周辺でも見られるダニです。日本ではフタトゲチマダニとタカサゴキララマダニがヒトへの感染に関与しています。
 他にもマダニに咬まれることにより感染する病気に、「日本紅斑熱」、「ライム病」、最近では北海道で「ダニ媒介脳炎」のニュースもあり、マダニには十分注意が必要ですね。
                                     


<平成29年度 飼い主のいない猫の避妊去勢手術 募集案内>      2017.04.04
桜は早々に開花しましたが、なかなか思うように気温があがりませんね。
日中は比較的暖かくすごしやすいですが、やはり夜は冷えるといったように、まだまだ寒暖差が激しく体調をくずしやいのでご注意ください。
 さて平成29年度の『飼い主のいない猫の避妊去勢手術 募集案内』の案内が届きました。
 抽選にはなりますが、お庭に来るノラ猫さんに子供が産まれると困る。。という方、地域猫ちゃんで今後の管理のために必要であるという方などに有効かと思います。
 ぜひご利用ください。

 対象となる猫:市内に生息する飼い主のいない猫(飼い猫は対象になりません、術後に耳先カットあり)
 応募対象者:千葉市に住所を有し、市内に生息する飼い主のいない猫の餌やトイレなどを適正に管理している方
       または、これから適正に管理する方
 応募受付日:第1期 平成29年 4月26日(水)、27日(木)、28日(金)
       第2期 平成29年 10月2日(月)、3日(火)、4日(水)
 受付時間:午前9時 〜 午後5時
 応募方法:動物保護指導センター窓口で応募書類を提出
      *1人各期1回応募可
      *1回の応募につき1人3頭までの申請
      *同一の猫に、複数の方からの申請はできません。

 *応募書類等の詳細は動物保護指導センターへお問い合わせください。
 (千葉市のHPの動物保護指導センターのページからもダウンロードできます)

 *動物保護指導センター
   住所:千葉市稲毛区宮野木町445−1
   電話:043−258−7817

 *募集案内の用紙(応募用紙ではありません、詳細記載あり)は当院でもお配りしています。
                                                       




ノギ。。ってご存知ですか?

 芒(のぎ、「ぼう」とも)は、コメ、ムギなどイネ科の植物の小穂を構成する鱗片(穎)の先端にある棘状の突起のこと。(Wikipediaより引用)

だそうです。
 てっきりそういう植物があるのかと思いきや、トゲトゲみんながノギなんですねー。。。

 さて、そのノギなんですが、近頃近隣に増えているようなので気をつけましょう、というお知らせです。
草むら大好きなワンちゃんをお散歩させたことのあるかたはご存知かと思いますが、なかなかの『ひっつきむし』となって大量にワンちゃんの体についてしまいます。飼い主の方の目の届く場所であればまだ良いのですが、このノギ、肉球や肉球間に刺さってしまうこともちらほらあるんですね。
 しかもなにが厄介って、ちゃーんとくい込むような形をしていて、また、抜けにくくなるような『かえし』の刺があるんです。おそろしい。。

 すべてを避けて歩くことはできませんので、お散歩のあとは必ず足の裏まで見てあげてくださいね。また、肢をよく舐めているようなことがありましたら、一度獣医さんに診てもらうとよいかもしれません。もしかしたら単なる皮膚炎でないこともありますよ。

 写真は当院近くで見かけるノギを持つ植物です。

                             


エキノコックス症が発生しました。
 先月愛知県の山野で捕獲された犬の糞便から『エキノコックス』の虫卵が検出されたそうです。エキノコックス症は人獣共通の感染症ですが、適切に予防すれば人への感染の危険性はありません。そこで少しエキノコックスについて載せておきます。

 エキノコックスとは、もともと北海道のキタキツネに感染している寄生虫です。『多包条虫』とも呼ばれ、大きく分類すると、犬や猫に身近な瓜実条虫などの仲間です。条虫は一般的に中間宿主となる生物を介して、最終的に終宿主に感染するという感染経路をとります。エキノコックスの場合、中間宿主がエゾヤチネズミ(むかーし習った記憶によると。。)となり、終宿主がキタキツネや犬となります。

 で、何が問題になるのかというと。。。エキノコックスに感染したキツネや犬の糞便により汚染された食物、水などを人が偶発的に飲み込むことにより感染し、エキノコックスの中間宿主となるわけです。
 エキノコックスは、人の体内で主に肝臓や肺に寄生して、悪性腫瘍のように増殖し肝不全などの障害を引き起こすことがあります。一般的に症状が現れるのは感染してから10年ほど経ってからというおまけつき。毎年北海道で10〜20人程度の患者報告があるそうです。

 ただし、人から人への感染はありません。なお、適切に予防すれば人への感染を心配する必要はありません

 予防方法としては。。野山に出かけ帰ったときはよく手を洗う
           衣服や靴についた泥はよく落とす
           沢や川の生水は飲まない
           山菜や野菜、果物等はよく洗ってから食べる
           犬の放し飼いをしない
となっています。

 ワンちゃんと北海道に出かけ、『うちのワンコ、広大な大地を自由に駆け回ってきましたー!』という方は、糞便検査や先制駆虫等、一度獣医師にご相談ください。

                           



ノミやマダニの予防・駆虫薬      2016.04.16
そろそろフィラリアのお薬の開始時期が近いですよという投稿をしましたが、みなさんはノミ・マダニの予防薬は投薬されましたでしょうか?フィラリアのお薬は5月からですが、ノミ・マダニの予防薬は4月よりすでに開始時期となっております。
 ノミは13℃もあれば活発に活動することが知られており、また、先日まだ予防を始めていなかった患者様で、「うちのわんこにマダニがつきましたっ!!」という方のご来院もありました。

 最近では従来の皮膚に滴下するタイプの予防薬だけでなく、食べるタイプのノミ・マダニ予防薬も続々発売されその種類も増えてまいりました。
 中にはなんと3ヶ月効果の持続するタイプもあり、投薬回数が少なくて済むようになっています。新しい経口タイプの予防薬は以前のものよりも嗜好性が上がり、嘔吐などの副作用もかなり少なくなっているそうです。あまりに嫌がって皮膚につけるのが困難な場合や、小さなお子さんがいて滴下タイプを使用するのを控えたい場合などは経口タイプの予防薬がオススメです。
 このように飼い主さんのライフスタイル、ニーズに合った予防薬を選ぶことができますので、どの予防薬がよいかは遠慮なくご相談ください。
 
 <重要>
 すべてのノミ・マダニ予防薬に言えることですが、滴下タイプであれ経口タイプであれ、マダニに関しては投薬後期(例えば1ヶ月に1回投薬するタイプであれば、投薬後21〜30日頃)では100%の予防効果が得られません。体重、分泌線などの個体差やシャンプー回数などの生活スタイルなどいろんな要素があるかとは思いますが、製品に差はありますが投薬後30日には駆除率90数%に落ちてしまうものもあります。経口のノミ・マダニ予防薬をきちんと与えていたにも関わらず、実際にマダニがついてしまったという事例も当院では経験しております。そのあたりも予防薬選びの大切なところですので詳しくはスタッフまでご相談ください。
 ちなみにノミに関してはどの製品もほぼ100%の駆除効果が得られますのでご安心ください。

                                               



フィラリアのお薬を飲む前に。(再投稿)      2016.04.16
フィラリアのお薬は予防薬という呼ばれ方をしていますが、実際は駆虫薬なんですよ、というお話は以前させていただいたかとは思います。
そのフィラリアの予防薬ですが、そろそろ投薬の時期が近づいてきました。動物病院が一年の中で一番忙しくバタバタする時期でもありますね。皆様をお待たせしてしまう時期でもあり、申し訳ない気持ちになる時期でもあります。。。

 またフィラリアの予防薬は要指示薬で、投薬前にミクロフィラリアと呼ばれる子虫が血液中にいないことを確認しないといけないのことも以前お話しました。そして投薬の時期が近づいたということは、その事前の血液検査の時期ですよーということでもあります。
 当院では、昨年よりフィラリアの予防薬の開始時期を5月からというようにおすすめしておりますので、ちょうど今が検査の時期にあたります。5月も近くなりましてぞくぞくと来院され、毎日忙しくさせていただいております。

 当院で行う事前の検査はA、B、Cの3つのコースに分かれています。
  Aコース:ミクロフィラリア簡易検査
        毎年しっかり服用できているワンちゃん向けの簡単な検査です。
  Bコース:ミクロフィラリア簡易検査&フィラリア成虫抗原検査
        投薬を忘れてしまったり、お薬を嫌がるワンちゃん向けの検査セットです。
        2種類の検査をすることでより正確にフィラリアの感染を調べることができます。
  Cコース:ミクロフィラリア簡易検査&血液学検査&生化学検査
        健康診断としてフィラリア検査と同時に血液検査を行う、7歳以上のワンちゃんにおすすめのセットです。
        あるいは7歳前にその子の基準の数値を見ておくというのもありだと思います。

 昨年の投薬状況などをふりかえり、獣医さんと相談の上選んでいただけますとよろしいかと思います。
 フィラリアの予防薬の事前の検査は、5月の投薬前にお済ませいただくのがオススメです

                                       



狂犬病予防の重要性。
 今年も狂犬病ワクチンの接種が始まっています。

 狂犬病予防法とは、生後90日を超えるワンちゃんにワクチンの接種と登録を義務付けたものです。ご存じない方も多いと思いますが、登録接種を怠った場合、実は罰則があるんです。
 狂犬病は現在、日本では1957年の猫での感染を最後に発生のないウイルスですが、世界では十数カ国を除いたほとんどの国で発生が確認され、毎年何万人もの方が亡くなられているウイルス感染症です。2006年にはフィリピンで感染し、帰国後亡くなられた日本人の方もいらっしゃいます。
 ヒトを含む全ての哺乳類に感染し、発症すると死亡率ほぼ100%という本当に怖い感染症です。狂犬病にかかった動物(主に犬)に咬まれた部位から唾液に含まれるウイルスが侵入し(通常、ヒトからヒトに感染することはありません)、性格の変化や興奮、刺激への過敏などの症状から、麻痺、昏睡状態となることで死亡します(最後は呼吸困難)。残念ながら確立された治療法はありませんので、感染動物をもちこませない、万が一国内へ入り込んだとしても蔓延しないようにワンちゃんにワクチンを打つ等の方法がとられています。

 ヒトにはもちろんのこと、ワンちゃん・ネコちゃんにとっても大切なワクチンです。千葉市からのおハガキが届きましたら集合注射あるいは動物病院での接種をお勧めいたします。ただし家族になりたてで一度も狂犬病ワクチンを打ったことがないという子犬さんでは、当然未登録の状態ですから千葉市からのおハガキは届きませんのでご注意ください。
 なお、当院は千葉市獣医師会に所属した動物病院ですので、当院で狂犬病ワクチンを接種した場合千葉市に納める登録料や更新料をお預かりし、飼い主さんの代わりに手続きをすることができます。

                                 



フィラリアまとめ。
4月に入り日中は暖かいという日が続いております。それと同時に早くも蚊も「ぷ〜ん」と飛び始めましたね。そうです、蚊と言えば『フィラリア』っ!!今日はフィラリアのお話です。

 フィラリア(Dirofilaria immitis:犬糸状虫)とは心臓〜肺動脈(心臓から肺に向かう血管)に寄生する寄生虫のことです。親虫は体長約15〜30cmもあるので、大量に心臓に寄生することで血液の循環が悪くなりさまざまな循環器障害を引き起こします。そのまま放っておくと死に至る恐ろしい病気です。以前はこの病気による死亡が高率でしたが、現在は安全な駆虫薬が開発され広く使用されているため死亡率は大きく下がりました。

<予防のしくみ>
 フィラリア症は蚊が媒介するので、蚊を防げば問題ないと考えている方も少なからずいるかと思います。ですが蚊を100%防除することはできずに、散歩のときに、窓やドアから、ときには人が蚊を運ぶこともあります。
 フィラリア症は一般に予防という呼び名が通っていますが、これはフィラリアの感染子虫が成長して親虫になり心臓へ到達するのを予防するもので、正しくは体内に侵入したフィラリアの感染子虫の駆虫です。つまり皆さんが与えているのは、蚊に刺されないようにする薬ではなく、体内に侵入した虫を殺す駆虫薬なのです。この駆虫薬にはいくつかのお薬があり、投薬タイプとして、錠剤、外用、チュアブル、注射があります。それぞれ長所・短所がありますので、自分に合ったものを用いるのがよいでしょう。。

<投薬時期>
 注射タイプ以外のフィラリア薬は月に一度投薬するような形式をとっています。この薬は1ヶ月間効果が続くわけではなく、与えたその一度きり効果を発揮します。体内に侵入した子虫は当初組織内にいるため、1ヶ月かけてある程度成長させた虫を月に一度一挙に駆虫しているわけです。つまり「投薬する前の月に侵入した子虫を駆虫する」ということです。ですから最後の月の投薬は必要ないのではという方もおられるかと思いますが、必ず忘れずに薬を与えるようにしてください

 さて月に一度薬を与えるわけですが、いつからいつまで与えたらよいのでしょうか。それは蚊の体内でミクロフィラリアが感染子虫に成長するための温度と関係しています。その成長限界温度は14℃といわれ、これを下回る気温では感染子虫まで育たず体内に侵入できません。フィラリアの予防期間はその地域の最高気温と最低気温と成長限界温度により算出されています。地域により気温が違うわけですから、当然フィラリアの予防期間も変わってきます。千葉市のフィラリア感染可能期間は5月中旬〜11月上旬が一般的です。ですからフィラリア薬の投与回数としては6〜12月の計7回となります。ちなみに2012年のフィラリア感染可能期間を計算したところ5/16〜11/4でした。

<検査>
 予防薬を与えるときには事前に血液検査をする必要があります。それはもし昨年フィラリアに感染しても駆虫できていなかった場合、成長した親虫が子虫(ミクロフィラリア)を大量に産んでしまっているかもしれないからです。大量のミクロフィラリアが血液中に存在する状態で駆虫薬を与えた場合、大量のミクロフィラリアが死滅することで犬がショック症状を起こすことがあります。そのためこの駆虫薬は要指示薬として扱われ、事前に血液検査する必要があるのです。ですから、もし昨年の与え忘れた薬があったとしても血液検査をせずに与えるようなことはせずに、必ずかかりつけの獣医師に相談してください。

 左の写真は実際にむかーし当院で犬1匹から摘出されたフィラリア成虫です。

                             


重症熱性血小板減少症候群(SFTS
 遅ればせながら『重症熱性血小板減少症候群(SFTS)』についてです。厚生労働省HPより抜粋した文章を載せておきます。

 重症熱性血小板減少症候群とは2011年に初めて特定された、新しいウイルス(SFTSウイルス)に感染することによって引き起こされる病気です。

 感染はウイルスを保有している「マダニ」に咬まれることにより成立します。マダニとは、食品等に発生するコナダニや衣類や寝具に発生するヒョウヒダニなど、家屋内に生息するダニとは種類が異なり、主に森林や草地等の屋外に生息しており、市街地周辺でも見られるダニです。フタトゲチマダニやオウシマダニといったマダニ類が関係しており、日本全国に分布しています。
 他にもマダニに咬まれることにより感染する病気に、「日本紅斑熱」、「ライム病」などがありますのでマダニには充分注意が必要ですね。

 ヒトで話題のこの病気ですが、動物が発病するかどうかはまだ確認されていません。(ただし中国のSFTS流行地域では、ウイルスに感染している動物がいることは分かっているそうです。)
 しかしマダニが媒介するワンちゃんの病気というものがあることを忘れてはいませんか?

 マダニが媒介する病気で有名なのは『犬バベシア症』。赤血球を破壊し、貧血、発熱、食欲不振、黄疸などが見られ、急性の場合は命に関わることもある病気です。以前は九州方面での発生が多い病気でしたが、最近では関東以北でもバベシア症が診断されているようです。

 また、マダニは多くの病原体を媒介するだけでなく、咬まれた皮膚の炎症や大量のマダニの吸血による貧血などもあります。

 これから徐々に気温が上がりお散歩も楽しくなりますが、マダニが増え始める季節でもあります。楽しく健康な毎日のためにマダニはお薬で予防してくださいね。従来の「首のうしろにつける」タイプのお薬だけでなく、「のむ」タイプのお薬も発売されていますので、詳しくはスタッフまでお尋ねください。 

 左の写真は『左:吸血前のマダニ 右:吸血後のマダニ』です。ちょっとわかりにくいですが、とてつもなく大きくなっているのがおわかりかと・・正直気持ち悪いですねぇ・・

                           


予防のためのワクチン
先日、『風疹』のワクチンを打ちに病院へ行ってきました。もちろんヒトの病院へ。
 厚生労働省のHPによると、「昨年は2,353例の報告があり、過去5年間では最も多い報告数。昨年の報告によると、近畿地方や首都圏での報告が多く、患者の7割以上は男性で、うち20代〜40代が8割を占めた。今年も同様の傾向であり、特に首都圏での増加が顕著。」とのこと。
 接種したことのない方は一度打たれてはいかがでしょうか。

 ワンちゃん、ネコちゃんではいくつかの感染症が知られており、またその予防のためのワクチンがあります。すでに打たれている方が大半だと思いますが、ここでおさらい。
 ワンちゃんでは、@狂犬病 A犬ジステンパー B犬伝染性肝炎 C犬アデノウイルス2型感染症 D犬パラインフルエンザ E犬パルボウイルス感染症 F犬コロナウイルス感染症 G犬レプトスピラ感染症。
 ネコちゃんでは、@猫ウイルス性鼻気管炎 A猫カリシウイルス感染症 B猫汎白血球減少症 C猫白血病ウイルス感染症 D猫クラミジア感染症 E猫免疫不全ウイルス感染症。
 これらは、単味で打つものやいくつかの混合で打つものがあり、メーカーにより多少の違いがあります。それぞれの感染症に関して今回は記載しませんが、いずれ。
 
 ワクチンは病気を予防するものとしてありますが、実際にはウイルス等にまったく感染しなくなるわけではなく発症した際の症状を重症化させないためのものです。かといって接種せずに重症化すると感染症によっては死に至るものもありますので、積極的に接種することをおすすめします。
 ただしワクチンは免疫を賦与するものですので、接種前に健康な個体であることを確認したうえで打つことになります。逆に体への大きな負担となると獣医師が判断した場合は接種を見合わせることもあります。高齢の子でも散歩にでかけるようであれば接種をおすすめしますし、若齢の子でも大きなトラブルを抱えているようであれば見合わせることもあるわけです。
 ワクチンを打つ際に気になることがありましたら、遠慮せずにかかりつけの獣医さんに相談してみると安心してワクチンを打つことができるのではないでしょうか。