東流ニ絃琴とは 〜二絃琴をご存知ですか?〜

東流ニ絃琴の演奏長さ約110cm、幅約12cmの桐の胴に、2本の絹糸を張って、蘆管(ろかん)という象牙の爪で掻き鳴らします。東流二絃琴は江戸時代の終わり頃、初代家元藤舎蘆船(とうしゃろせん)が、八雲琴に改良を加えて考案しました。八雲琴は神前で演奏・奉納する楽器で、俗曲を演奏することは禁じられておりましたので、初代は、当時流行った長唄や端唄、小唄なども気軽に弾けるようにと東流二絃琴を考案し、100曲あまりの歌曲集も残しております。明治から大正、昭和にかけて大変流行し、夏目漱石の「我輩は猫である」、長谷川時雨の「旧聞日本橋」、沢村貞子の「私の浅草」などに、この「二絃琴」が登場します。このお琴を元に、簡単に弾けるようにと考案されたのが「大正琴」です。

蘆管(つめ)と譜面江戸で生まれ、東京で流行ったお琴なので、関東大震災と戦争という二度の災難の後にはお琴も多数が消失し、お琴を作る職人も、弾き手も大変少なくなってしまいました。(現在、弾き手は十数名ほど)八代目家元・藤舎蘆船(根岸喜久子)が再興に力を尽くしていたのですが、平成16年5月逝去いたしました。

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東流ニ絃琴東会 籐舎蘆柯(佐藤)
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