南アフリカ編−第8話 アフリカ最南西端の地、喜望峰
  慌ただしかった半日観光も終わり、車でホテルまで送ってもらう。次のピックアップが
 14時と時間があまりないので、そのまま部屋には戻らず、ショッピングセンターへ昼食に
 行く。今日は、ハンバーガーを食べることにする。日本とは違い、完成された形ではなく、
 皿の上にハンバーグがのったバンズ、レタス、トマト、たまねぎが乗せられて出てきた。
 みいのは、標準サイズのチーズバーガーだったので、そのまま重ねて食べることが出来た
 のだが、ぼくの方は、エッグ&チーズバーガーのダブルを頼んだため、ハンバーグが2枚
 ある上、卵が目玉焼きなので、重ねると黄味がつぶれて流れ出してくるわ、大きすぎて
 囓れないわで、結局、重ねずにそのままナイフとフォークで食べる羽目になった。これって
 ハンバーガー?

  一旦、ホテルの部屋へ戻り、14時にロビーへ降りる。今度のガイドはロイドさんと言い、
 アメリカ風の四角い顔をした兄ちゃんだ。車は、ぼく達2人だけを乗せ、ひたすら喜望峰を
 目指す。

電車

  途中、サイモンズ・タウンの先で昨日の道から右手に曲がり、違う道を進む。近道でも
 あるのかと思ったら、ここからの景色が良いんだよと言って、車を停めてくれた。そこは、
 港を見下ろす高台で、港には南アフリカ海軍の軍艦が停泊していた。
  ケープ・タウンから1時間ちょっと、自然保護区のゲートを抜け、昨日は直進した喜望峰
 への分岐を右に曲がる。坂道を下り、海岸近くを通る道を進むと、ダチョウの姿が見えて
 きた。この自然保護区には、いろんな野生動物が住んでいるとは聞いていたが、ダチョウ
 までいるとは驚きである。ケニアでは何回も見たダチョウだが、ここで見たダチョウには、
 なぜか新鮮な感じがした。

ケープ・ポイントへ行く道路から見た喜望峰

  そして、車はついに、喜望峰へ到着した。岩場の先には、大西洋とインド洋の接点が
 広がる。この広大な海の先にあるのは、南極大陸。まさに、アフリカ大陸の最南西端、
 端っこだ。

喜望峰の標識にて

  かつて、アフリカ大陸西岸をひたすら南下して来たバスコ・ダ・ガマは、ここで大陸の
 東側、つまりインド洋へ出る航路を発見したのだ。それから400年、この岬は、当時と同じ
 景色をぼく達に見せてくれている。ただ1つ、ちょっと不似合いなのは、カンプス・ベイで
 見た例の昆布、キャラップだ。海岸に大量に打ち上げられた昆布は異臭を放ち、フナ虫の
 ような小さな虫が、ところ狭しと這いまわっている。その上を乗り越え、ついに水際へ。

キャラップだらけの海岸

  手を海水に浸し、指先を舐めてみると、アフリカ最南西端の水は、あまりしょっぱくない
 ような気がした。一見、穏やかに見える海だが、岩にぶつかる波は激しく跳ね上がるって
 いる。油断していたら、思いっ切り波しぶきを被ってしまった。

波しぶき

  ただ、ぼーっと海を眺めているだけでの時間をしばらく過ごし、喜望峰を十分堪能した
 ところで、ケープタウンへ戻る。
  ホテルに着くと、まだ16時30分頃と早かったので、近くにある水族館へ行ってみた。
 当然、魚の名前や説明が英語で書かれているのでよくわからないが、雰囲気は日本と
 一緒だった。ちょっと違うと言えば、ペンギンさんの水槽と言うか場所が、通路と同じ高さで
 すぐ横にある上、たいした柵がないので、手を伸ばせば触れそうなところにペンギンさんが
 いる。ちょっと驚き。

イワトビペンギン(?)

  その後、おみやげ屋を色々見ながら、食事へ。なにか違ったものをと思ったが、特に
 これと言うのもないので、またまたステーキを食べる。大きな肉のかたまりに、今日も
 お腹いっぱい。また、肥えたんだろうな。



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