南アフリカ編−第3話 ペンギンさんと一緒に泳ぎた〜い

  今度は、グルート・コンスタンシアというワイナリーだ。この辺りはぶどうの産地で、昔から
 美味しいワインが作られていたらしい。1人、12ランドで12種類のワインの中から5種類の
 試飲ができると言うので、ぼくはワインが嫌いなのだが、せっかくなのでみいと一緒に試飲
 してみることにした。すると、やっぱり赤はダメだったが、フルーティで甘めの白やデザート
 ワインは、ぼくでも飲むことが出来た。
  しかし、試飲するのに12ランドも取るとは! デザートワインなど買っても21ランドしか
 しないと言うのに・・・

試飲出来たワイン
○DRY WHITE WINES
・CONSTANTIA BLANC 2000 ・SAUVIGNON BANC 1999
・CHARDONNAY 2000
○OFF-DRY AND SEMISWEET WINES
・BOUQUET BLANC 1999
○RED WINES
・CONSTANTIAROOD 1998 ・PINOTAGE 1999
・MERLOT 1998 ・SHIRAZ 1999
・MERLOT/SHIRAZ 1999 ・CABERNET SAUVIGNON 1998
○DESSERT WINES
・NATURAL SWEET WINE ・PORT

試飲中

スヌーク  ワインを飲んで酔ったところで、カーク・ベイに
移動して食事をとる。ちなみに、カーク(Kalk)とは、
英語のライムのことで、家の外壁に使う塗料に
使用するカルシウムの白い粉のことらしい。つまり
ここはライムの産地だと言うことだ。(確か、そんな
話だったと思う)
 入ったのは The Timeless Way というレストラン。
すぐ前に鉄道の駅があり、割と頻繁に電車が来る。
時折、車体の側面になにやらペイントしている
車両があるので、あれはなにを描いているのか
尋ねたら、イタズラで落書きされているものだと
言う。まるで、ニューヨークの地下鉄だ。
 ここは、フィッシュ・ホークという町の近くで、新鮮
な魚があがるらしい。ぼく達が食べている最中にも
スヌークという魚が店に持ちこまれた。この魚、
歯が鋭くて、噛まれると指がちぎれるほどらしい。
おじさんが持ち上げて見せてくれたが、大きいので
びっくりした。

  昼食を終え、続いてボルダーズ・ビーチへ。ここは、野生のアフリカンペンギン(ジャッカス
 ペンギン)が生息する海岸だ。ここでは、とても不思議な光景を見ることが出来る。それは
 人間とペンギンが一緒に泳いでいるのだ。ペンギンと言うと、氷ついた南極を思い浮か
 べるが、ここはとても暖かい。特に、このボルダーズ・ビーチのある半島の東側は、西側に
 比べて10度も高い時があるそうだ。そのため、海水浴には適しており、人間とペンギンが
 同じ海岸で泳ぐことが可能なのだ。出来ることなら、ぼくも一緒に泳ぎたいとこだったが、
 時間がないとのことで、あきらめて次の目的地へ向かう。



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