ケニア編−第23話 豪華ホテルにびっくり | |||||||||||
これから乗るのは、16時00分発のヨハネスブルグ行きSA183便だ。次の目的地は ジンバブエのビクトリアフォールズであるが、ここナイロビからの直行便がないため、一旦 南アフリカのヨハネスブルグを経由して行くことになる。 SA183便は早くも搭乗が完了したのか、15時50分には搭乗口を離れ、あっけなく 離陸した。26時間もかかってやって来たケニアであったが、去るときはあっと言う間だ。 来るときには、キリマンジャロの頂が見えたので、今回も見れるかと期待していたが、 航路が違うのか、残念ながら見ることは出来なかった。 18時50分、ヨハネスブルグ空港へ着陸。今晩は、ヨハネスブルグで一泊するので、 出迎えの係員(英語)と共に、ホテルへ移動する。 係員のおじさんについて空港内の駐車場へ歩いて行く。駐車料金は自動精算機で払う らしく、おじさんが列に並ぶのを離れた位置で待つ。5人ほどの列であったが、やっと おじさんの順番が来たと思ったら、機械の故障らしく精算出来ない。仕方なく、また別の 機械に並ぶのを待つことになった。う〜ん、なんだか幸先良くないなあ。 どうにか精算も終え、ホテルへ向けて走り出した車から見える景色は、まるで日本の 新興住宅地にそっくりだ。途中通った高級住宅街では、8時前だと言うのにまったく人気が ない。ガイドブックによれば、この辺りは危険地域ではないということなので、もう少し人が 出歩いているものかと思ったが、むちゃくちゃ淋しそうなところだ。それでも、ところどころの 店は営業中なのに驚いてしまう。こんな状態で客が来るのだろうか? 30分弱で、今晩の宿、パークハイアットへ到着。ここから先、ホテルの手続き(チェック イン・チェックアウト)は自分ですることになっており、明日の予定を確認しておじさんは 帰ってしまった。まあ、これくらいなんてことはないが、ここまで来たのだからやってくれ てもよさそうなものだが・・・ さて、このパークハイアット。名前を聞いても想像がつくと思うが、超豪華ホテルなのだ。 今まで泊まっていたロッジでさえ、いつも安いゲストハウスに泊まっているぼくからしたら 贅沢なものだが、ここはまさに夢の世界だ。安っぽいシャツにジーパンで来るようなところ ではなく、場違いな感じがして居心地が悪い。さっさと部屋に入ることにしよう。 さて、超豪華なロビーであったが、部屋もそれに負けていない。部屋の作りそのものも 素晴らしいが、バスルームがまたすごい。うちの風呂の4倍くらいありそうな空間に、倍 ほどありそうな浴槽。しかもジャグジー付き。さらにすごいのは、ガラスで仕切られた シャワールームは、なんとサウナになるのだ! うぉー、恐るべしパークハイアット! 生まれてこの方、こんな豪華な部屋に泊まったのは初めてである。ケニアのロッジも 良かったが、新婚旅行なので、たまにはこんな豪華な部屋も良いだろう。 しかし、豪華な割りには抜けているところもある。それは、歯ブラシとヒゲ剃りが置いて ないのだ。南アフリカでは、それが普通なのだろうか? 不思議である。
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