ケニア編−第18話 マサイ・マラで朝食を・・・ | |||||||
ぼく達の乗った気球が着陸したのを追いかけるように、もう1機の気球も少し離れたとこへ 着陸した。こちらも転ぶことなく静かに降りたようだ。そうこうしてる間に、ぼく達の乗った 気球は、片づけ作業が進んでいる。あの大きなバルーンが、あっと言う間に片づけられて いくのを見ていると、感心してしまう。なかなかの手際良さだ。 その時間を利用して、草原の中をぶらぶら歩いていると、草むらに隠れて動物の頭の骨が 落ちているのを見つけた。虫がいっぱいたかっているかなと恐る恐る持ち上げてみたが、 既に肉はすべて食べ尽くされていたらしく、虫は一匹もついていなかった。 気球に乗っての空の旅が終わった後は、シャンパンブレックファーストだ。なんだそれは? と思ってる人もいると思うけど、実は、弓も最初はなんのことだかよくわからなかった。まあ、 早い話がその名の通り、シャンパンを飲みながら優雅に朝食を食べようと言うものらしい。 弓は、シャンパンとかワインが苦手なので、そんな習慣があることさえ知らなかった。
また、他のロッジからの参加者達には色んな国の人達がいて、みんなで和気藹々とした 時間を過ごせた。下の写真は、フランスから来てた夫婦と一緒に撮ったものだ。メルシー!
楽しかった食事を終え、車に乗って、KEEKOROK LODGEへ移動。ここで、他のロッジ からの参加者達とはお別れ。再び、フリーウェイツーリストの5人だけになる・・・のかと 思っていたら、現地の女の子が一人乗ってきた。運ちゃんによると、彼女はこのロッジで 働いているそうで、16歳と言う。後で家まで送って行ってあげるらしいが、運ちゃん、送り 狼になるんじゃないよ〜(ならない、ならない・・・) そんなわけで、6人+運ちゃんの乗った車は、ぼく達が泊まっているマラ・シンバ・ロッジ へ向けて出発した。途中、サファリをしながらということだったが、このルート上にも動物が ぜんぜんいない。わずかに見たのは、イボイノシシとコーク・ハーテビーストくらいで、ここ までいないと感心してしまう。おまけに、みいの帽子が寝ている間に窓から飛んでいって しまったらしく、踏んだりけったりであった。 一つ良かったことと言えば、ソーセージ・ツリーという木を見れたことだ。この木には、その 名前の通り、ソーセージに似た実がなる。一見、くびれのないヘチマのような感じだ。実は たくさんなるのだが、残念ながら食べることは出来ないらしい。 この日、いつもと同じようにゲームドライブへ行ったKさん、Tさんの話によれば、ヒョウが 捕まえたシマウマが木に吊らされていたのを見たり、スタックした他の車を救出するなど、 なかなか充実していたようだ。 とは言え、バルーンサファリは貴重な体験であり、とても楽しいひとときだった。動物は あまり見れなかったけれど、雄大な景色や大自然の中で食べた食事、そして、他の色んな 国から来てた人達とのふれあいは、思い出をたくさん残してくれた。 [ケニア編−第17話へ戻る] [目次へ戻る] [ケニア編−第19話へ進む] |