準備編−第2話 ケニアビザと予防接種
  予約もばっちりだし、残るは予防注射くらいかと思って
 いたら、旅行社が、ケニアのビザを取るのでパスポートを
 送るようにと言ってきた。事前に駐日ケニア大使館の
 ホームページ(以下、HP)を見て、日本人はケニア入国に
 あたり30日以内の観光ならばビザは不要と書いてある
 のを見ていたので、その旨を尋ねると、なんと2001年
 2月1日から再度必要になったとのこと。確かに、ケニア
 情報を色々載せているHPを見ると、同じことが書いて
 あった。(その後、駐日ケニア大使館のHPでは、3月1日
 から必要になると記載) ついてないことだ。カンボジア
 などと同様に、空港で取ることも可能なようだが、時間が
 かかる場合があるようなので、旅行社は半強制的に
 事前に取ることにしたのだろう。そのためか、通常なら
 1万円だが、今回は7千円にするとのこと。ビザ代自体は
 6千円のようなので、良心的な値段と言えるかな。
  仕方がないので、パスポートを送ることにする。
ケニアビザ

  さて、今まで海外旅行には何回も行って来たが、そのための予防接種というのは、まだ1度も
 経験したことはなかった。今回は、行き先がアフリカ中南部ということで、黄熱病の危険地域だ。
 ケニアも、ジンバブエも、南アフリカも、それぞれの国だけなら必要条件とはなっていないのだが、
 一旦これらの国を経由してからの入国の場合はイエローカード(予防接種の証明書)の提示を
 求められるらしい。まあ、それが必要条件ではなくても、やばそうな病気なので、予防接種はして
 おくべきだろう。ちなみに、コレラは効果が50%程度と低く副作用もあるようなので、WHOでも
 薦めていないらしい。

イエローカード  そんなわけで、黄熱病の予防接種だけする
ことにし、2月8日、大阪港の大阪検疫所まで
はるばる出向いて、注射を打ってもらった。
不便なことに、黄熱病の予防接種は全国
14カ所の検疫所と日本検疫衛生協会でしか
実施していないらしい。
 料金は、イエローカードの発行料も含めて
2430円。高いような気がするが、検疫所の
先生の話によれば、A型肝炎などは8千円
以上もするらしい。黄熱病の予防接種が
比較的安く設定されているのは、入国の際に
イエローカードの提示を求める国が結構ある
ため、本人が望まなくてもしなければならない
からだと言う。なるほどなあと納得させられる。

  今回の旅行では、関空〜香港間を除いて、すべて南アフリカ航空利用だ。日本では、あまり
 馴染みのない航空会社だが、4年連続でイギリスの有名雑誌「エグゼクティブ・トラベル」のベスト
 エアラインに選ばれた実績を持つらしい。現在は廃止になったが、以前は、関空からも、バンコク
 経由でヨハネスブルグまでのフライトが週2便運行されていた。
  さて、この南アフリカ航空だが、弓がFFP(Frequent Flyer Program)の会員になっている
 タイ国際航空の提携航空会社であり、マイルを加算してもらえるらしい。ただし、航空会社に
 よっては、ツアーなどは対象外になっている場合もあるので、フリーウェイツーリストに確認して
 もらったところ、大丈夫とのこと。かなりの距離になるので、どのくらい貯まるか楽しみだ。

  3月に入り、最終決定の日程表や案内書が送付されてきた。あとは、3月17日の出発を待つ
 ばかりである。みいとは、初めての海外旅行。いったい、どんな旅になることやら。



 [準備編−第1話へ戻る]     [目次へ戻る]     [ケニア編−第1話へ進む]