スペイン旅行記 1991年

スペイン地図


1991年8月14日(水)

 目覚ましに起こされ、ようやく起きることができた。今日の2時過ぎに寝たので、少し寝不足である。今日一日はグラナダ観光の予定である。最大の目的地アルハンブラ 宮殿に開門前に行こうと準備を進めて、ホテルを出る。グラナダスの門を通り、チケット売り場がわからなかったが、EOSを持った男性に教えてもらって、 入場する(500pts)。
 とにかく写真を撮ろうと歩き回ったので、疲れてしまった。朝食、昼食も食べずに一応見終わったのは、午後も3時をまわった頃であった。

 最も印象的なのは、ライオンの宮殿にある三つの部屋であろう。柱や壁面、天井が素晴らしく、天井撮影には苦労した。アラヤネスの中庭は、なじみの深い有名な 場所なのであるが、観光客が多くて写真としては、今ひとつである。ライオンのパティオは面白い。しかし、これがライオン?という感じで、かわいいのであった。
 確かに、アルハンブラ宮殿といえば、これらの王宮部分がイメージとしてあるのだが、意外にヘネラリフェの別荘とその庭が落ち着いて、気持ちが良かった。 シャカリキに写真を撮らなかったということもあるだろうし、それほど多くの観光客がいないという面もあるだろう。
 アルハンブラ宮殿の印象は、外側から見ると大した事はないが、内側が物凄く美しいということで、感動してしまった。インドのタージマハルと対称的である。 タージマハルは墓なんだから当然でしょうけど。タージマハルは外のみ見てしまえば、済んでしまうが、アルハンブラ宮殿は内側にこそ観るべきものがある。
 アラベスク模様と水と花というイメージを持ったが、これだけ美しく、広いということで、全部を観てまわるのは、大変だと思った。違う時期に行ったら、違う面を 見せてくれる様に思える。それほど、奥の深い不思議な魅力を持った場所であると思う。それは、歴史が持つ複雑さかもしれない。

 アルハンブラの観光の最後の方は、雲が出てきて、雨が少しだけ降った。疲れと曇ってきたことで、一度ホテルへ戻り、フィルムの補給と休憩をすることにした。 途中、会社用のお土産を買い込む。これだけで、7000pts以上遣ってしまい、とほほなのであった。 ホテルでシャワーを浴び、洗濯をして、休んだ後、再度出かける。
 長い道のりを歩いて、サクロモンテの丘に行ったが、苦労した割りには、景色がそれほどでもなく、また疲れてしまった。しかし、ジプシーの穴をあけた住居を遠く に見て、また、フラメンコの練習をしているのか、かすかに音楽も聴こえて、まったくの無駄でもなかった。
 もう、ホテルに戻ろうかとも思ったが、せっかくここまで来たのだから、アルバイシンに向かった。あいにくの曇り空で、十分にアルバイシンを歩き回って楽しむ ことは出来なかったが、教会前の広場から見るアルハンブラ宮殿は、さすがに美しい。一息つける場所である。晴れて、夕日が差していれば、最高だろうと思った。

 ホテルの帰りにカフェに寄って、揚げた菓子とカフェを食べる(185pts)。この菓子は、油に原料を入れて、かとり線香の様に円を描いて、揚げる。 それをカットして、何本か出してくれた。こちらのひとは、この菓子とチョコカフェをセットにする様である。
 一度ホテルに戻って、夕食に近くのレストランに行った。定食は、サラダ、肉のフライ、ポテト、桃であり、セルベッサを2杯飲んで、満足した(955pts)。
 ホテルに戻って、シャワーを浴びて眠る。

アルハンブラ1
ライオンの宮殿。
王のハーレムである。
大理石柱のアーケードが素晴らしい。


アルハンブラ2
ライオンの宮殿。
見事な装飾が施されている。
見とれる。


アルハンブラ3
これらをモカラベス(鍾乳石飾り)というのだろうか。


アルハンブラ4
超有名なライオンの噴水。
とりあえず、入れてみました。

ヘネラリフェ
ヘネラリフェ。
アルハンブラ宮殿から少し離れている。
王の夏の別荘。
緑と水と花。とても落ち着くいい場所だ。

ヘネラリフェの赤い薔薇
ヘネラリフェの赤い薔薇。


アルバイシンの少年
アルバイシンにいた男の子。
カメラを向けるとなぜかファイティングポーズ。




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