スペイン旅行記 1991年

スペイン地図


1991年8月11日(日)

 昨夜は暑苦しいのと、夜騒ぐ人のために、よく眠れなかった。道に迷いながら、ホテルからアルカサルに到着した。今だに、ホテルの所在がよく判っていない。 アルカサル(300pts)は、その建築物も大変素晴らしいものであるが、庭園も広く気持ちが良い。空には雲一つなく、暑そうであるが、風が吹いているので心地良いのだった。 アルカサルでは、建物内や庭園をはじめ、かなりの距離を歩く。この旅では、三脚を持ってきたのは、正解であった。建物内では暗いので、かなり三脚を 使用して撮影を行った。フラッシュもあるが、広い場所では、遠くが光量不足で暗くなるのと、20mmの広角レンズでは、周りに光が拡散しない。

 昼はビール(セルベッサ)2杯とチーズサンドで軽く済ませた。そういえば、朝もコーヒーとトーストであり、質素な食事であった。 外のテーブルで食事をしたのだが、広場には音楽を演奏する芸人がいたので、100pts渡した。 食後、カテドラル(250pts)に向かうが、最初閉まっているのかと思ったが、入り口は別の所にあり、ちゃんと開いていた。カテドラル自体は、世界で3番目の教会ということで、 中はかなり広く、しかも暗い。
 ヒラルダの塔にも登ったが、スロープが長くかなりの高さまで上らなければならないので、疲れてしまった。しかし、塔の上では、風が強く、とても気持ちが良かった。 そして、何よりも見晴らしが最高であり、遠くにセビリア万博会場の工事現場が見えた。
 サンタクルス街を見て回った後、黄金の塔に行くが、塔といっても、正十二角形をしているのが面白い。塔は塔なのだが、全体のバランスが普通イメージする塔 とは、若干違う。

 バスターミナルに寄って、アルヘシラス行の時間を確かめた。ここで、素直にホテルに戻ればよかったのだが、別のルートから戻ろうとして、失敗してしまった。 道に迷って、日差しの強い中を歩き回って疲れてしまい、結局、タクシー(320pts)のお世話になってアルカサルまで戻った。
 アルカサルからホテルには、何とかたどりつけた。あまり良くホテルの場所を把握していないのに、思い込みで歩いたから無駄なことをしてしまった。 ホテルに戻って、洗濯とシャワーを浴びるが、シャワーが気持ち良い。

 少し休んでから、アルカサル方向に向かったが、やっとホテルまでの簡単なルートを発見した。思わず、ノートに略図を記入する。これで、絶対大丈夫。 突発性方向音痴化した私にとって、強い味方になる。少し、情けなし。 結局、ヒラルダの塔を見ながら、夕食にした。メニューに写真が出ていたので、注文しやすかった。適当に注文して、何が出てくるのか判らないのは、不安である。 ホテルに帰る前に、ミネラルウォーターを買ったのだが、冷えていなくて、がっかりしてしまった。

 今晩は、昨晩以上に暑苦しくて、眠れない。何度も顔を洗ったり、身体に水をかけたりしたが、だめであった。結局、夜半過ぎて、いくらか気温が下がってから、 ようやく眠ることができた。

ヒラルダの塔
セビリアのシンボルであるヒラルダの塔。
高さ97.5m。12世紀末に建造される。
頂上にヒラルダ(風見)のブロンズ像がある。


ヒラルダ
ヒラルダ(風見)のブロンズ像。
こちらが本物で頂上はダミー?。
間近でみると、巨大である。


アルカサル1
アルカサルの天井ドーム。
緻密な構造となっており、すごいの一言。


アルカサル2 アルカサル3
建内のアーチ.
よく見ると細かい文様がデザインされている。
紫の色がポイント高し。


アルカサル3
建物内の豪華な部屋。
大きな絵画が印象的。



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