ホームページは難しくない　　インターネットの基礎知識

インターネットが本格的に普及する前の通信手段として、パソコン通信という
ものがありました。10数年以上、パソコンとお付き合いしてる人にとっては、
おなじみのものだと思います。

パソコン通信の全盛期は、1980年代半ばから、1990年代半ばあたりでした。
大手のパソコン通信サービス業者としては、

　　ニフティサーブ（現在の＠ニフティ）
　　PC-VAN　　（現在のBIGLOBE)
　　アスキーネット（現在はサービス終了）

この３つの企業だけで、パソコン通信ユーザー全体の6割以上を占めていた
そうです。今では時代と共にその数も減少し、そのサービスもほとんど終了
しています。

パソコン通信は、１つのネットワークを　１つのサーバーが管理しているの
に対し　インターネットの場合は、世界中の至るところにサーバーがあり、
そのネットワーク自体を管理しているサーバーというのは存在しません。

ただ、１つのネットワークを　１つのサーバーが管理しているので、異なる
通信サービスを利用している人同士のデータ通信ができない　というのが、
大きな欠点でした。

交換できるデータも、画像や動画、音声などが扱えるインターネットに比べ、
パソコン通信で扱えるものは、文字情報が中心でした

そんなパソコン通信でも、メリットはありました

少々古いパソコンであっても、パソコン通信には、なんの問題もなく　利用
することができるのが、パソコン通信の良いところでした。でも、インター
ネットの場合は、そのメディア自体がどんどん進化していくため、その時代
にあわせて、最新のパソコンが必要になってしまいますね。

情報の信頼性に関して言えば、インターネットの場合は、ホームページ上で
公開されているすべての情報が、常に新しく　正確なものであるという保証
はありませんが、パソコン通信の場合は、 接続するユーザーの匿名的な要素
が少なかったためなのか（例えば　フリーメールを複数用意する行為とか、
別ＨＮを複数持つとか）情報の信頼性が高かったという事が言えます。

インターネットの世界では、結構、なんでもありなところがあり
犯罪や、予期せぬトラブルに巻き込まれることも、結構ありがちです。
ですから、パソコン初心者の中には、インターネット自体を　怖い物として
認識しているという人も、少なくはありません。
せっかく、こんな素晴らしい環境があるというのに、とても残念です。

インターネットを活用していくなら、「人としてのモラル」も大切です。
初心者にとって、安心して取り入れることのできる環境を、私たちみんなで
作っていくという努力も必要ですね。

参考になるホームページ

TEPIAデジタルプラザ