以下、本文に入る前の注意点です。てゆか私の妄想です。 ・エッジは熊と青いのの息子に違いない!(おい) ・でもお父さんのことを大切な人というのは変だから彼氏だな!(おい) ・てことは熊はせいしんけんのせいで年を取らなくて運の悪いフリックさんは息子を残して死んで(おい)以下子孫は代々熊の手にかかるんだな!(おおい) ・それならどうせならママはニナがいいなー!
ということのが前提条件になっています。 そういうわけでここまでの項目が納得できない方は読まないでください。 |
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bear can remember.
僕のうちにはたまにでっかい熊が来る。 お母さんは来るたんびに喧嘩してるけど、別に嫌いじゃないみたいだ。 熊が来るとお母さんがいっぱいごはんを作る。体もでっかいから熊がいっぱい食べるからだ。 今日も卓の上は皿でいっぱいになった。 「いつもすまねえなあ」 「どうせろくなもの食べてないんでしょ!」 「どうでもいいけどお前ふけたなあ」 「自分が相変わらず熊だからって人の悪口を言わないでちょうだい!」 うちのお母さんは美人だと思う。 少し(すごく)気が強そうに見えるけど。それでほんとにそうだけど。 だからお父さんは押し切られたんだ、とこの間熊がこっそり言った。 よくわからないけど母さんの悪口を言うのはよくない。 熊の足をけとばして、逃げようとしたらつかまった。
あんまりきかなかったみたいだ。 「気が強いのは母親似だなあ」 抱き上げられて膝に乗せられた。 「ほいで髪とか目とかは父親そっくりだな」 来るたびに言われる。それからでかくなったなあ、と言われてあたまをぐりぐりされる。たまに頬ずりとかされてひげが伸びてると痛い。 うちにはお父さんがいないけど、もしいたらこんな感じかなあ、と思う。 こないだお母さんにそう言ったら、あんな熊と一緒にしないでちょうだい、と怒られた。 お父さんはそりゃあもう剣も紋章もものすごく強くて、とにかくかっこよくてかっこよくてかっこよかったから、お母さんはまだ学校にいたときだったし戦争中だったけど、ひとめぼれしてくっついてずっと一緒にいたんだという。 熊はまだごはんを食べている。 ごはんが食べ終わったら剣を教えてもらうことになっている。 お父さんみたく強くなれるように、お母さんと約束したからだ。 僕は強くなったら自分の剣を持って、それに大事なものの名前をつけることになっている。 お父さんの村はそういうふうしゅうがあるそうだ。 でもなぜかお父さんの剣はお母さんの名前じゃなかったので、僕の剣にはお母さんの名前をつけてあげようかと思っている。 熊がごはんを食べ終わって黒くてでかい剣をつかんだ。この剣はたまにしゃべる。前は驚いたけどもうなれた。 来るたびに剣を教わってたから、この近所の子なら、すごく年上の子にでも僕にかなうやつはいない。 熊にそう言ったら、でも世界にはもっと強い奴がいっぱいいるから、油断しちゃだめだと言われた。 ふうん。 外に出ようとすると、お母さんが言った。 「剣を教えるのはいいけど怪我させたりおかしな言葉を教えたりしないでよ!」 「うるせえなあ」 熊が逃げるように外に出た。
昔お父さんと熊は、世界中を旅して歩いてたらしい、とお母さんに聞いた。 この村はいいとこだけど、この村の他にもいろんなところがあるんだと思うと、何となく楽しくなってくる。 僕も旅に出たい。 この間熊にそういったら、大きくなったら連れてってやる、と言われた。 嬉しそうだった。 どれくらい大きくなったら一緒に行けるだろう。熊くらいだとまだとうぶん先かもしれない。 だから今日もごはんをおかわりした。 でもこの熊は年をとらないみたいだから、僕が追いつくのもすぐだろう。 そしたらいろんなところに行ける。お母さんにはたくさんおみやげをもってきてあげよう。 でも砂漠とか越えるのはちょっとやだなあ、と思いながら、剣を教わるために外に出た。
了
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掲示板に書き殴ったのを再利用 (020702/020814)
その上樹林様から略奪ブツまで!
うちのありがたいカキコ及び私のラクガキが貢献しているモヨウです。えへへへ。
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"( '_')D → go! |
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