辞書
「へえ、珍しいな。何見てんだ?」
「…辞書だ。」
「辞書って…お前な…」
「んー?」
「俺には『懇切丁寧図解入!新説48手大辞典!!』て読めるんだがな…」
「ほお〜んなトコから読めるなんざ、お前目ぇいいんだなー」
「あのな…」
「ああ、辞書じゃなくって、辞典だったか?」
「……」
「……」
「ビクトール。」
「おう。」
「解ってるとは思うが…そんなもん俺相手に試そうとしてみやがれ…ただじゃおかねーからな。」
「なあに言ってやがる。お前以外の奴としようもんなら、それこそ怒るだろーがよ…」
「何か言ったかっっ?!!!」
「べーつにー」
結局は馬鹿ップルで事で!(笑)。
2003.09.20