俳句ノート

<冬(新年)9>

TOP     

更新日 2021,12,20

 NO  句  備考 輪  ちくわ シニア句会  その他
401 年金で 楽しむ農事 冬田 2020,12,02
403 装ひを すべて落して 大枯野 2020,12,04 2020,12,02
404 落葉踏む 音すれちがふ 切通し 2020,12,04
405 年の暮須可捨焉乎(すてつちまおか)故郷よ 2020,12,02
406 機関車に 手を振る子らの 息白し *2020,12,02 2020,12,20
407 冬の雨 出撃待つと 結ぶ遺書
408 木枯しや 空缶唄ふ ごみ置場 *2020,12,20
409

年の暮 朱書の墓碑の 色を剥ぐ

*2020,12,20
410 蜂蜜の 瓶の暖色 冬温し *2020,12,20
411 ほな!さいなら 河豚のづぼらや 店仕舞ひ *2020,12,20
412 なまはげも 距離を保つて 子ら安心 2020,12,20
413 風上へ 人の廻りぬ 焚火の輪 2021,01,15 *2021,01,06
414 里山に 雪来るころぞ 母回忌 2021,01,06
415 帰らぬと 子よりのメール 晦日蕎麦 2021,01,15 *2021,01,06 2021,01,20
416 裏戸より 人来る気配 日脚伸ぶ 2021,01,15 *2021,01,06
417 表紙の絵 惜しみつつ繰る 初暦 2021,01,06 2021,01,20
418 楪や 子供に残す 一句集 2021,01,15 *2021,01,06 2021,01,20
419 おばしまに 白鳩迎ふ 初社 2021,01,15 *2021,01,06 2021,01,20
420 日本酒の 香ほのかに 初電車 2021,01,06
421 ほな!さいなら 河豚のづぼらや 店仕舞い
422 なまはげも 距離を保つて  子ら泣かず 2021,01,21
423 スカイツリー 大き日時計 初御空 2021,01,21
424

三代の 女性華やぐ 女正月

2021,01,21 2021,01,15
425 御降や 観音口てふ 駅出口
426 累代の 藤兵衛継がず 初硯 2021,01,20
427

老農の 「すぐそこ」遠し 冬田道

2021,01,20
428 湖半ば まで初富士の 逆さ影 2021,01,20
430 蜂蜜の 硬さのゆるぶ 今日四温 2021,02,05
431 掌に 初富士のせて 賀正かな 2021,02,05
432 独語して 現に戻る 日向ぼこ 2021,02,05
433 靄々と 川面をのぼる 冬の靄 2021,02,05
434 神名備の 杉の秀にさす 初日影 2021,02,05
435 鈍色の 海を見てゐる 開戦日 2020,12,20
436 御手洗の 湧水けぶる 今朝の冬 2021,11,20
437 石蕗の花 騒ぎ高まる 波の音 2021,11,20
438 北壁へ 廻れば風も 土も冬 2021,11,20
439 本籍を 置く故郷や 雪便り 2021,11,20
440 冬日和 鳩スタジアム オープンず 2021,11,15
441 冬の朝 指に吸ひ付く ドアのノブ 2021,11,15
442 お賽銭 惜しむ気持も 留守の宮 2021,11,15 *2021,12,20
443 丹前を 着れば落着く 実家かな 2021,12,03 *2021,12,20
444 籍を置く だけの故郷 雪便り 2021,12,03 *2021,12,20
445 写経する 手休め開く 白障子 2021,12,03 2021,12,20
446 主芽副芽 花の芽葉の芽 冬芽どち 2021,12,03 2021,12,05 *2021,12,20
447 托鉢の 声明声の 息白し 2021,12,03
448 膝猫の 欠伸をもらふ 冬日向 2021,12,05
449 鎌倉駅西口広場 樟の樹の 名前「すくすく」 七五三 2021,12,05
450 煎餅に 寄り来る鹿の 息白し 2021,12,05