レポート 投稿 マスコミ
地域生活応援誌 Juntos [ふんとす] vol.34 連続掲載【5回目】 2007.02.01発行
発行:全国コミュニティライフサポートセンター(CLC) 

幸せで楽しい生活を「5」
第5回「私の夢〜だれ一人欠けることのないケアサポートの充実」

 今回がファミリーライフエジュケーション(FLE)紹介の最後となりました。読者のみなさんに、少しでもFLEが伝わればよいなあと、思っています。

 今から7年前、はじめてFLEに出会って依頼、日本に根付くことを目標にしてきました。自分に問うときがあります。「なぜ、私はそんなにFLEにこだわるの?」答えはひとつ。「だれ一人欠けることなく、幸せで楽しい生活を送る支援」のために必要と思うからです。

 みなさんは、どう思いますか?毎日の食事のこと、住まいの快適さ、親子、兄弟、人付き合いを無視して、心身共に快適な暮らしができると思いますか?私たちは、毎日の出来事に一喜一憂し暮らしています。日々の家族関係、社会での人間関係と衣食住の安定が私たち暮らしの平安を作り出しているのではないでしょうか。

 だから、FLEのように生活一般、人付き合いの知恵など、日々の生活の出来事を全て網羅した家族ケアが、今日の日本に必要だと思います。生活の土台を大切にしていくことが日々の生活の不安や不満を取り除いていくことになると思います。
地域生活応援誌
Juntos [ふんとす] vol.34
◆[地域の家族ケアサポートがこんなふうになったらいいなあ]

困った

どうしよう

わからない

聞いてくれる

わかってくれる

情報を提供してくれる

生活に不安・不満が
なくなった

生活の改善に繋がった

人を気遣う余裕がでてきた

◆[そのためには]

地域家族の心強いサポーター

家族相談員、青少年相談員、公民館で家庭教育を担当する人、子育てサポーター、家庭・社会教育に携わる人たちがFLEをいち早くとりいれることと、学校教育の家庭科、家政学を充実させていくこと。

◆今までFLEをお話したときの反応は
 今までFLEをお話したときの反応は、いろいろでしたが市民ニーズはあるものの、提供側に受け入れ体制が整っていないのようです。理解の仕方にも差があるのが特徴です。
表をご覧ください。
FLEについて説明をした人たち
反応
子どもの成長や人間関係で悩んでいる人たち FLEが身近にほしい
(分野を問わず)社会をよくしていこうと考えている人たち FLEが必要だと思う
(世代を問わず)教育に関心のある人たち FLEは必要だと思う
日常生活で不安・不満のない人たち FLEはよさそうだけど、
あまり自分ごとではない
日本家政学教師陣 日本版FLEを定着させたい
もう少し話をききたい
かかわりたくない
行政児童福祉関係者 FLEはよいと思う
FLEはよくわからない
公民館家庭教育担当者 FLEは必要だと思う
行政生涯学習関係者 FLEにとても興味をもった FLEを理解しなかった
スクールカウンセラー FLEを理解しなかった
行政教育委員会関係者 FLEの話を聞こうとしなかった
保育園関係者 FLEには興味をもったが、人材としては協力体制を拒んだ
 3年半の間、日本でFLEを推進してきて、少しずつ広がってきています。
これからの課題は、公共サービスの家族ケア担当者がFLEのスキルを研修することだと思います。そうすれば、地域の家族ケアがより一層充実し、良質なサービスを提供していけるでしょう。これからも熱心に子どもたちのこと、家族のこと、お年寄りことを考えている人たちと協力して、夢を叶えていきたいと思っています。
  お話をしたいことありましたら、気軽にご連絡ください。5回の連載お読みいただきありがとうございました。感謝!
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