題名通り、よりよいボルダリングをするための技術書です。 自然の岩でのボルダリングを扱っており、人工壁でのボルダリングの話はほとんど出てきません。 第1章から3章までの「GEAR」、「SAFETY」、「THE ART OF DYNAMIC MOVEMENT」の章は特に面白く、教えられることが多かった。

　自然の岩でのボルダリングが好きな人にお勧めの本です。

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　どうすれば早くクライミングが上達するかを述べた本です。 個々のムーブの話はまったく出てきません。

　第一章「Yes, You Can Climb 5.12!」では上達するための原則が述べられます。 例えば、「クライミングの技術や戦術のための最良のトレーニングはクライミング自身である」、「筋力強化トレーニングは持久力も養うけれど、筋持久力向上のトレーニングは最大筋力の向上にはつながらない」などです。

　第二章「Honing Your Skills─Fast!」では効果的に技術を向上させるためのポイントが解説されています。

　第三章「Welcome to Conditioning」ではトレーニングについて解説されます。 「The "4-3-2-1 Training Cycle"」や「HIT（Hypergravity Isolation Training）」は興味深いです。

　第四章「Winning the Head Games」は主にクライミングするさいの精神面の強化についてです。

　第五章「Climbing Your First 5.12 (& Beyond!)」では、どのようなルートを選ぶべきか、またルートをオンサイト／レッド・ポイントするさいの戦略について説明されます。ロビン＝アーベスフィールドも使っているというレスト方法「G-Tox」も紹介されています。

　日本語に訳されれば多くの読者を得そうな本です。 辞書を引き引き読む価値は十分にあります。

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