青葉

バラ色のエアメール 11b

 穴のある砂岩の岩場。 ルートは短いものが多い。 ルーフ、スラブ、穴といろんな種類のルートが楽しめる。 日当たりの良いエリアが多く、太陽が出ていれば冬でも東北とは思えないほど暖かい。 シーズンは秋から春にかけてで、春先にはしみだしが始まりポケットの中が濡れてくる。
 砂岩という岩質のため岩が削れやすいのでブラッシングは禁止という話です。


◆ ルートの紹介

 以下は私が登ったルートの印象です。 グレードは『日本100岩場@ 北海道・東北』のものを載せています。 星印は私の独断と偏見でつけています。

■ 広場エリア(2005年3月20日)

 かぶった短い穴のルートが多い。 下地は平らで日当たりもよく、風が通らなければ暖かくて居心地が良い。

ゴリラ 10b ★ 04/4/10 OSm
 核心はニ手か三手ほどだけど10bにしては難しく感じた。 よく写真に出ている右のアンダーは私は使わなかった。 10c程度に感じた。
ストリート・ダンサー 11c ★★★ 04/4/11RP
 最後の抜け口以外、ホールドは穴しかないという日本離れした(?)ルート。 ビュークスもこんな風なのだろうか?  ちょっと短いけど楽しい。
シェイクダウン 11b ★★ 04/4/10 OSm
 かぶったガバの短めのルート。 石灰岩のクライミングみたい。 このルートは終了点にクリップで終わり。

■ 展望台エリア(2005年12月11日)

 取り付きのルーフと、深い大きな穴のあいたルートが特徴のエリア。

青葉のドスラブ 5.8 05/4/10 FL
 名前の通りの短いルート。 終了点付近が少し汚い。
ヒラメの縁側 10b 05/4/10 OSm
 登っては休み、登っては休みの繰り返し。
鬼の首 10b ★ 05/3/19 OSm
 最後のボルトにクリップしてからがポイントでしょう。
カエルの喉チンコ 11c ★★★ 05/3/19 RP
 パワフルなルーフ越えから大穴を使って左上する。 最初のルーフがこなせれば、登りやすい素直なルート。
落ちこぼれ 10b 05/3/20 OSm
 でだしのハング越えがポイント。 身長のない人ほど難しくなる。 10cくらいに感じた。
丸中商店の大穴 11a 05/4/10 RP
 最後で大穴に立ちこみ上のホールドを取るのがポイント。 身長やリーチによってムーブが大きく違ってくるルート。
こだぬきポン 5.8 05/3/20 OSm
 最後のスラブっぽいところが少しだけ難しい。
モー君 5.9 05/12/11 FLm
 でだしを右から入って「こだぬきポン」に合流するラインらしい。 私はなるべく右を登ってみた。 最後はどうしても「こだぬきポン」と同じになる。
恐竜の背骨 11a 04/4/10 RP
 出だしが核心かと思ったけれど違うようだ。 背骨がだんだん欠けてきて難しくなっているのでは?  いずれにしろリーチがあるほど有利なルート。
大酷様 11a ★ 05/3/20 OSm
 パワフルなハング越えから最後はスラブになる。

■ 日だまりエリア(2005年12月11日)

 ボルト2本程度の短いルートが多い。 あまり登られていないようだ。

がんばれ受験生 10a 05/12/11 OSm
 ラインを間違えると登りにくいかも?  フェイス、カンテ、マントルと変化に富んでいる?  10c程度に感じてしまった。 終了点はスリングのみなので注意。

■ 南のエリア(2005年4月11日)

 青葉の中では比較的長いルートが多い。 日当たり良好。

ラッシュライン 10d ★ 05/4/11 OSm
 穴とカチの腕が張る垂壁。
バラ色のエアメール 11b ★★★ 04/4/11 RP
 穴、縦カチ、フレークと、多彩で楽しいかぶったルート。 持久力が勝負かも?
つかめば開運 11b/c ★★ 05/4/10 RP
 出だしは一本指。 上部のランジが核心。 トポでは壁の上に立ちこんで終了になっているけれど、無理そうなので、私は木の根をつかんで立ちこんで終わりにした。
サイドポケット 10c 05/4/11 OSm
 前半がポイントでしょう。 上部はそれほど難しくない。

■ 南のエリア2

 見晴らしがよく、岩場の前に広場があって居心地が良い。 午後を過ぎるとだんだんと日陰になってくる。

??? 5.6? 07/5/1 OSm
 傾斜のねた壁に新しいルートができていた。 ケミカルまで打ってあった。
晴れたらいいね 10a 04/4/10 OSm
 午前中は日陰のカンテライン。
菊のてんぷらレフト 5.9+ 05/4/11 OSm
 最初がポイント。 2本目からは「菊のてんぷらライト」と同じ。
菊のてんぷらライト 5.9+ 04/4/11 OSm
 砂岩のスラブという感じ。 ホールドが限られるのでリーチがあるほど有利?
春らんまん 5.9 ★ 04/4/10 OSm
 日当たり良好の見晴らしの良いフェイス。 ボルトはちょっと多すぎか?
チープスリル 10c 04/4/10 OSm
 登っては休み、登っては休み、という感じのルート。
ハマチ 5.9 04/4/10 OSm
 下部がポイントでしょう。 あとはやさしい。
アンモナイト 10c/d 07/5/1 RP
 上部がポイントだが、全体的にリーチが必要なルート。 背が低い人にはかなり難しいのでは?
カブトガニ・レフト 10d 04/4/10 OSm
 クラックは限定してフェイスの穴だけで登る。 人工壁っぽいクライミングになるが、限定が気にならない人には楽しめるかも?
カブトガニ・ライト 10c 05/12/12 OSm
 なんでもありで登って10c/d程度に感じた。 最後を直上すると 11b らしいけれど、よくわからない。
シーラカンス 10d ★ 05/3/19 OSm
 ガバが多く、10dにしては登りやすく感じた。
パコの指 11c ★ 05/4/11 RPm
 穴が多くホールドが限られるのでリーチがあるほど有利なルート。 核心はワンムーブ。
両手にヘビ 5.9+ 05/3/19 OSm
 出だしがポイントでしょう。 あとはフレークに沿って登る。
オヤジ返し 10d 07/5/1 RP
 出だしで思い切りが必要。 上部はリーチが必要?

◆ 役立ち情報

■ さはこの湯

 湯元の温泉街の中にある共同温泉浴場。 駐車場が3箇所ほどあるらしいが、たいてい満杯。 道路に駐車している人もいるけれど、国道のセブン・イレブンの広い駐車場から歩いても5分ほど。 源泉かけ流しの温泉だそうで220円だった。 混雑していることが多く、湯船は芋洗い状態だったりする。 (特に17時から18時頃の混雑がはげしいようだ。) それほど広くなく、の〜んびりできるような雰囲気ではないけれど、施設自体はきれい。

■ ら・ら・ミュウ

 車で30分ほどの小名浜にあるいわき市の観光物産センターでレストランなどがある。 ここでなくても、小名浜まで行けば色々なレストランがあるのでたいていなんでも食べられる。 ホームページはこちら


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