*正面墓石「横井家之墓」、裏面「昭和三年七月建之」。墓石左側に墓誌が建つ。墓誌は横井時敬の刻みから始まり「正三位 勲一等 農学博士」と刻む。妻は清子(-S4.8.9・享年64)。孫(利直の長女)の和泉(享年5)、時彦の次男の時康(享年3)、陸軍上等兵で戦死した横井孝之、時敬の長男の横井時彦(-S22.9.13・享年57)、さゆき(享年当)、時敬の次男の横井利直(時次)、利直の妻の友詩枝(-H16.7.30)が並んで刻む。下の段には時彦の妻の はな(-S54.9.23・享年77)のみ刻む。横井利直には「正四位 勲三等 農学博士」と刻み、(時次)も刻む。墓石右側に利直の長女の横井和泉(和光院知泉童女)を祀った地蔵が建つ。
*墓石左手前に五輪塔が建ち、正面「横井家先祖之墓」、裏面「平成十一年秋彼岸吉日 横井友詩枝 建之」。左に「横井家先祖霊名碑」と刻む墓誌も建つ。この墓誌には横井時敬、横井清子、利直の長女の横井和泉、横井利直(時次)、横井友詩枝の5名の戒名、没年月日、俗名が刻む。横井時敬の戒名は大覚院殿高誉時敬大居士。清子(S4.8.9寂)の戒名は大光院殿明誉敬室清大姉。和泉(S10.3.2寂)の戒名は和光院知泉童女。利直(時次)の戒名は大慈院顕誉利徳直道居士。友詩枝(H16.7.30寂)の戒名は瑞光院友誉詩仙明枝大姉。
*入口外柵の右側裏に「昭和三年 横井家建之」、左側裏に「平成三年 東京農大百周年 改修」と刻む。
*横井時敬と清子の間には2男2女。長男は時彦、二男は時次(利直)。長女の富子は前田松韻に嫁ぐ。二女の敬子は富沢友晴に嫁ぐ。横井時彦の子に時之、時康、時燁。時彦の三男の横井時燁は東京農業大学教授。利直の妻の横井友詩枝は「農の生け花」創案者。