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よこい としなお

横井利直

よこい としなお

1902.7.24(明治35)〜 1974.9.9(昭和49)

昭和期の農学博士、土壌学の権威

埋葬場所: 6区 1種 12側 12番

 東京出身。近代農学の祖と称された農学者の横井時敬、清子(共に同墓)の次男。本名は横井時次。兄は横井時彦(同墓)。甥に東京農業大学教授の横井時燁がいる。
 父が初代学長を務めた東京農業大学教授を務める。1958(S33)生産環境化学研究室(土壌学研究室)初代教授に就任。'71日本有機農業研究会旗揚げに参加。有機農業の探究、実践、普及啓発など、有機能研究に優れており、土壌学の権威と称された。『土壌のはなし』『土壌土のみかた考え方」など著書多数。『ハワ−ドの有機農業』などアルバート・ハワードの翻訳も行った。
 東京農業大学名誉教授。農学博士。享年72歳。

<著者略歴>
<人事興信録など>


*正面墓石「横井家之墓」、裏面「昭和三年七月建之」。墓石左側に墓誌が建つ。墓誌は横井時敬の刻みから始まり「正三位 勲一等 農学博士」と刻む。妻は清子(-S4.8.9・享年64)。孫(利直の長女)の和泉(享年5)、時彦の次男の時康(享年3)、陸軍上等兵で戦死した横井孝之、時敬の長男の横井時彦(-S22.9.13・享年57)、さゆき(享年当)、時敬の次男の横井利直(時次)、利直の妻の友詩枝(-H16.7.30)が並んで刻む。下の段には時彦の妻の はな(-S54.9.23・享年77)のみ刻む。横井利直には「正四位 勲三等 農学博士」と刻み、(時次)も刻む。墓石右側に利直の長女の横井和泉(和光院知泉童女)を祀った地蔵が建つ。

*墓石左手前に五輪塔が建ち、正面「横井家先祖之墓」、裏面「平成十一年秋彼岸吉日 横井友詩枝 建之」。左に「横井家先祖霊名碑」と刻む墓誌も建つ。この墓誌には横井時敬、横井清子、利直の長女の横井和泉、横井利直(時次)、横井友詩枝の5名の戒名、没年月日、俗名が刻む。横井時敬の戒名は大覚院殿高誉時敬大居士。清子(S4.8.9寂)の戒名は大光院殿明誉敬室清大姉。和泉(S10.3.2寂)の戒名は和光院知泉童女。利直(時次)の戒名は大慈院顕誉利徳直道居士。友詩枝(H16.7.30寂)の戒名は瑞光院友誉詩仙明枝大姉。

*入口外柵の右側裏に「昭和三年 横井家建之」、左側裏に「平成三年 東京農大百周年 改修」と刻む。

*横井時敬と清子の間には2男2女。長男は時彦、二男は時次(利直)。長女の富子は前田松韻に嫁ぐ。二女の敬子は富沢友晴に嫁ぐ。横井時彦の子に時之、時康、時燁。時彦の三男の横井時燁は東京農業大学教授。利直の妻の横井友詩枝は「農の生け花」創案者。



第468回 稲のことは稲に聞け 近代農学の祖 横井時敬 横井利直 お墓ツアー


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