山本悌二郎
やまもと ていじろう
明治・大正・昭和期の政治家、実業家
有田八郎(9-1-1-2)の兄。号を二峰。御料局給費生としてドイツに留学後、二高教授から実業界に転じ、勧業銀行鑑定課長をへて、1900(M33)台湾製糖の設立に参画、その常務となる。 04以来衆院議員当選11回、政友会代議士に属し、会総務、田中義一(6-1-16-14)・犬養各内閣の農相を歴任。 36(S11)衆院議員を辞し、政友会顧問、かたわら大東文化協会副会長をつとめて国体明徴運動に熱意を示す。この間、大正海上火災保険等、三井系諸会社の重役。
＜コンサイス日本人名事典＞