メイン » » » 諏訪 望
すわ のぞむ

諏訪 望

すわ のぞむ

1912.7.20(明治45)〜 1999.10.6(平成11)

昭和・平成期の精神科医学者

埋葬場所: 14区 1種 4側

 1938(S13)東京帝国大学医学部医学科卒。東京大学助手を経て、'45日本医科大学講師、'47教授、'49北海道大学教授(〜'76)。'51米国ハーバード大学留学。'66日本神経学会会長(7回目)。 '78埼玉医科大学教授、'89(H1)客員教授。北海道大学名誉教授。埼玉医科大学名誉教授。日本児童青年精神医学会などにも所属した。
 秀でた精神科医であり、また深い信仰に生きたキリスト者として、常に公平な広い視野をもって「真の意味での自由人」であった。著書に『急がずに休まずに ―精神医学とキリスト教 』 『最新精神医学』『精神科臨床の基本』『精神医学とともに60年』がある。 第45回日本精神神経学会森村賞受賞。東京都調布市調布東山病院において逝去。享年87歳。没後、2003に山下格と山内俊雄が『精神科医諏訪望のあゆみ』を出版した。
 父の諏訪幹雄(同墓)も医者であり、内村鑑三(8-1-16-29)の弟子として無教会に所属していた。また、キリスト教の恩師である塚本虎二も、内村鑑三の弟子であった。 更に、北海道大学精神科は内村鑑三の長男である内村祐之(8-1-16-29)により始められ、諏訪は4代目である。その内村祐之は東大の学生時代に精神科を学んだ恩師でもある。よって、医学でもキリスト教でも、一人経由する形で内村鑑三から薫陶を得たことになる。

<現代日本人名録 物故者編>
<森光俊様より情報提供>


*諏訪家の墓石は洋型であり、裏面が墓誌となっている。祖父の諏訪周咨(ちかとう)〔旧姓:瀧川〕が諏訪政三の娘婿となり、諏訪望の父の幹雄を生んでいる。代々医者である。


関連リンク:



| メイン | 著名人リスト・さ | 区別リスト |
このページに掲載されている文章および画像、その他全ての無許可転載を禁止します。