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もりた そうへい

森田草平

もりた そうへい

1881(明治14)〜 1949.12.14(昭和24)

明治・大正・昭和期の小説家

埋葬場所: 12区 2種 31側

 岐阜県出身。本名は米松。東京帝国大学卒。夏目漱石に師事。
 1909(M42)平塚らいてうとの恋愛事件に取材した長篇「煤煙」を発表、好評を博し、次いで長篇「自叙伝」「十字街」や、戯曲「袈裟御前」などを発表。 '23(T12)長篇「輪廻」を発表、自伝的告白小説に自然主義とは異なる境地を開いて注目された。 またイプセン・ダヌンツィオ・ゴーゴリ・ドストエフスキーなどの翻訳の仕事も多く、法政大学教授もつとめた。 昭和期には「吉良家の人々」などの歴史小説を多く書いたほか、漱石研究をまとめて「夏目漱石」「続夏目漱石」を出版。 戦後'48(S23)日本共産党に入党して話題となった。晩年に「細川ガラシャ夫人」(1949-50)がある。享年68歳。'63内田百聞が「実説草平記」を著した。

<コンサイス日本人名事典>
<森光俊様より情報提供>


*墓正面「きつ之墓」、裏面「千九百三十年夏/森田草平建之」墓誌に米松の名が刻む。

*森田草平の墓所は雑司ケ谷霊園1-東6-3にもある。


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