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まつだいら なおいち

松平直一

まつだいら なおいち

1903.11(明治36)〜 2000.9.21(平成12)

大正・昭和期の子爵、実業家

埋葬場所: 10区 2種 16側 8番の2

 東京出身。祖父は出雲母里藩10代目最後の藩主・子爵の松平直哉(同墓)。子爵で茶人として石州流不昧派を開祖する松平直敬(松平宗圓:同墓)と、出羽国長瀞藩5代藩主の米津政敏の長女である鉄子(後に離縁)の長男として生まれる。当家は雲州松江藩主の松平出羽守直政の男、左近大夫隆政の後なり。隆政は同国母里一万石が分興せられ別に一家をなす。それより八世を経て、松平直哉に至り、1884(M17)子爵を授けられる。
 '15.8.10(T4)東京帝国大学工学部在学中、父が隠居し宗圓と号して茶人に転じるにあたり分家したため、同.8.30 家督・子爵を襲爵した。'47(S22)華族制度廃止まで子爵。
 戦後、海上保安庁海事検査部長、財団法人日本舶用品検定協会会長などを務めた。従5位。享年96歳。

<人事興信録>


墓所 宝篋印塔

*墓石正面「松平家」、裏面「1998年7月吉日 松平直一 建之」。右側に松平代々の宝篋印塔が建つ。左側には墓誌があり、松平直哉から刻む。妻は安常三郎の子の千代子(1909-1997.11.3:同墓)。

*姉の初子は茂山鉄鉱開発株式会社専務取締役の津田利機に嫁ぎ、その子の津田真澂(1926-2005.9.2)は一橋大学名誉教授、経済学博士、労働学の権威である。長女の郁子(1934-)が龍彦(1928-)と結婚し婿養子とした。二女の翠は岡村廸夫に嫁ぐ。


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