メイン » » » 筧 正太郎
かけい しょうたろう

筧 正太郎

かけい しょうたろう

1882.1.19(明治15)〜 1974(昭和49)

明治・大正・昭和期の
逓信省-運輸局官僚、弁護士

埋葬場所: 2区 1種 11側

 鳥取県鳥取市出身。筧健五郎の長男として生まれる。1907(M40)東京帝国大学法科大学法律科卒業し、逓信省に入省。
 臨時鉄道国有準備局事務官として私鉄買収の事務に携わり、のち鉄道院参事。'12鉄道事業研究のため欧米に留学。 帰国後は、西部鉄運管理局運輸課長、運輸局貨物課長等を歴任した。'22.6(T11)門司鉄道局長、'23.10東京鉄道局長、'24.5本省監督局長、'26.6経理局長、'27.5(S2)鉄道運輸局長を歴任。'29.7退官。
 退官後は、'29.7〜'30.5東京市電気局長を務めた。'37〜'44京王電気軌道専務取締役に就任。のち、弁護士となり、東京地方裁判所調停委員なども務め、法曹界でも活躍。日本交通協会理事。享年92歳。

<鳥取県郷土人物辞典>
<交通今昔物語>


*正面墓石「筧家之墓」。手前左右に燈籠。墓誌はない。墓石の建之者として筧正太郎の名が刻む。墓石は昭和十七年九月建之。

*東京市電気局は現在の東京都交通局のことである。多磨霊園に眠る東京市電気局長を務めた人物は、'20(T9)から務めた長尾半平(6-1-5-8)、'41(S16)から務めた安井誠一郎(2-1-2-37)がいる。長尾は後藤新平が東京市長就任の際に抜擢された人物であり、安井誠一郎は戦後、初代東京都知事となる人物である。


関連リンク:



| メイン | 著名人リスト・か | 区別リスト |
このページに掲載されている文章および画像、その他全ての無許可転載を禁止します。