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おおむら じゅんしろう

大村潤四郎

おおむら じゅんしろう

1915(大正4)〜 1987.3.11(昭和62)

昭和期のリハビリテーション医学者

埋葬場所: 19区 1種 7側

 北海道出身。本籍は東京都渋谷区。父は満鉄総裁などを務めた大村卓一で、その四男として生まれる。兄に映画プロデューサー、社会運動家の大村英之助。植村甲午郎(8-1-13)とは親戚関係。
 東京大学医学部卒業後、無医村診療を経て厚生省入省。1954(S29)厚生省技官の時に、WHOフェローとしてイギリスの社会保障制度・施設を視察。 厚生省官房科学技術参事官、医務局国立療養所課長、社会保険審査会委員などを歴任。 '62(S37)潤四郎が舵取りを担ったリハビリテーション研究会が「医学的リハビリテーションに関する現状と対策」の中間報告書を出し、機能療法士(理学療法士)・作業療法士の養成所各10ヶ所、言語療法士養成所2ヶ所を5年間に新設する計画を提案。 養成計画の第一着手として機能療法士・作業療法士養成のための予算を大蔵省に対して請求し、4000万円が承認されるなど尽力した。 その後も、リハビリテーションの発展と充実や療法士の配備と教育に力を注いだ。享年72歳。 HEクラーマン著書の『保健と医療の経済学』の和訳共著(江間時彦)がある。


 


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