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ありしま たけし

有島 武

ありしま たけし

1842(天保13.2.4)〜 1916.12.4(大正5)

明治時代の官吏、実業家

埋葬場所: 10区 1種 3側 10番

 鹿児島藩士有島宇兵衛の長男に生れる。1860(萬延1)長崎に出で更に江戸に赴きて砲術、練兵並に英語を修む。 維新後藩務に係り1872(M5)租税寮に出仕、1878欧米に差遣せられ、帰朝後大蔵省少書記官に任じ、1882横濱税関長に進み関税局長となり国債局長となった。 1893官を退きて十五銀行に入り取締役に任じ、日本鉄道会社専務取締役、日本郵船会社監査役を兼ねて活躍した。享年75歳。 従三位勲一等に叙せらる。息子には作家の有島武郎(同墓)、有島生馬、里見とんがいる。なお、孫で俳優の森雅之も同墓に眠る。

<日本人名大事典1巻146頁>
<五輪塔様より情報提供>


ありしま たけし

*入口正面に「従三位 有島武 墓 / 室 幸子 墓」、裏面に生没年月日が刻み、薩摩国で生まれ、東京で没した地も刻む。行年は七十五。妻の幸子は安政元年一月二日に江戸で生まれ、昭和九年二月三日bに東京で逝、行年八十一。左側に蔵型納骨堂の正面「有嶋直行家累世之墓」と刻む。向かい合って有島武郎、妻の安子のレリーフ墓誌碑が建つ。裏面は生没年月日が刻む。

*有島武の妻は幸子。三回目の結婚であり、幸子も再婚。二人の間には5男2女を儲けている。長男・有島武郎、長女・愛(1880年 - 1970年。三笠ホテルの山本直良に嫁ぐ)、次男・有島生馬、次女・志摩(1884年 - 1989年。高木喜寛に嫁ぐ)、三男・隆三(1885年 - 1961年。父方の祖母・曾与の妹である佐藤府天の養子となる)、四男・里見弴、五男・行郎(1894年 - 1971年。プリンストン大学卒業。イリス商会、日本油脂などで働く。子に有島重武)。


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