森 雅之
もり まさゆき
昭和期の俳優
本名有島行光。有島武郎(同墓に眠る)の長男。初舞台は築地小劇場で、１９３７(S12)文学座結成に参加した。戦後、東京芸術劇場から劇団民芸に加わった。 ４７松竹映画「安城家の舞踏会」に出演、以後、映画界でも活躍、「我が生涯の輝ける日」「羅生門」などに出演して好評を博した。 この間フリーとなり、劇団新派や文学座などに出演。またテレビでも「樅の木は残った」などで活躍した。最後の舞台は７２民芸公演の「三人姉妹」のトウゼンバッハ男爵。
＜コンサイス日本人名事典＞
＊有島家の墓所は入り口正面に祖父の墓が建ち、その左隣りに有島家累世之墓と刻む納骨堂がある。それと向かい合って有島武郎の墓が建つ。
＊森雅之の墓は鎌倉市材木座2-12の材木座霊園Ｃ３区にも存在する。