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あなみ これひろ

阿南惟敬

あなみ これひろ

1921.3.8(大正10)〜 1975.11.17(昭和50)

昭和期の軍事史学者

埋葬場所: 13区 1種 25側 5番

 東京出身。祖父は政府軍警部などを務めた阿南尚(同墓)、父は陸軍大将の阿南惟幾、母は阿南綾子(共に同墓)、その次男として出生(長男は早世のため、事実上の長男)。
 陸軍士官学校(56期)。結核療養のため留年。 1945(S20)6月に陸軍士官学校(58期)を卒業したが、同年8月15日に終戦を迎える。戦後は防衛大学教授。 軍事史学界の中心人物として機関紙『軍事史学』を刊行するなど、軍事史学の研究で功績を残した。 著作に『清初軍事史論考』などがある。
 弟(次男)の阿南惟晟(同墓)は陸軍砲兵少尉として太平洋戦争に出陣したが、1943(S18)11月20日中支常徳作戦で戦死した。 弟(三男)の阿南惟正は富士製鉄勤務後、新日本製鐵副社長を経て、1995(H7)6月太平工業株式会社代表取締役社長に就任、 後会長(H11〜13)。日本柔道連盟理事など歴任した。 弟(六男)の阿南惟茂は戦後外務省に入り外交官として活躍。アジア局長などを歴任。 2001(H13)退官。妻の阿南ヴァージニア史代は歴史家として活躍。


墓地

*墓所内正面に三基の墓石が建ち、右から尚、惟幾、惟敬。


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