08年8月30日 | やるね!大田区シリーズ@ 六郷の七叉路を八百屋さんから見よう!! | ||||||||||||
ゲスト:ガダルカナル・タカ(進行)、江川達也、六角精児、劇団ひとり、平林夫人 | |||||||||||||
大田区には七辻と呼ばれる交差点があり、その名の通り七叉路になっている。町名区分でも南蒲田、萩中、東六郷、南六郷の結節点であり交通の要所。今回はこの一角に建つ八百屋の屋上から七叉路を眺めるという企画である。 まずは定点カメラによる七叉路のリアルタイム映像や航空写真から、七辻を大まかに捉える。航空写真に顕著に出ているが、七辻を中心に七本の道路が放射状に伸びている。また、大通りの裏通りとして使われることが多く、幅員のわりに交通量も多いとのことで、定点カメラのVTRを見てもその様子が見られる(ただし、事故はほとんどないらしい)。七本の道路にが便宜上番号を振って、その先の話を進めることになった。 各車両がどの道から入ってきてどの道へ抜けていくか、というのをVTRで眺めているうちに、次の車はどういうルートをとるか?という予想大会に。一つ目は比較的手堅いコースを選択した六角が正解。二つ目は穴狙いに行ったひとりが正解。三つ目はVTRではなくリアルタイムカメラから。一同の予想の上を行く結果で、正解はなしだった。 七辻は大正時代に実施された耕地整理によって完成したようだが、元々は一角に神社があった。そこがどこにあたるか確認しようと、八百屋の夫人である平林夫人を呼ぶのだが、彼女は神社があったことすら知らなかったらしい。代わりにというか何というか、七叉路にまつわるミステリーを聞くことに。彼女によれば、一日に5〜6人は遭難する、道を聞く人は既に疲れ果てている、自分が来た方向を尋ねる人が多い、なぜか教えた道を行かない、とのこと(あとオンエアではカットされていたが、番地で尋ねる人は再び迷う、というのもあった)。 続いて、七叉路を実際に通り抜ける映像から、どこからどこへ行ったかを当てる七叉路クイズへ。一問目はタモリのマジボケはあったものの基本的に簡単すぎる(江川が正解)とのことで、二問目以降は徐々に映像のスピードを上げてゆく。二問目(江川が正解)と三問目(六角が正解)もあっさり正解したが、四問目で初めてVTRを再度見るという事態になり、江川が何とか正解。しかし最終問題はついに正解者なしに終わり、一同悔しがっていた。最終問題は当てられなかったものの、ここでは賞品が出て、難しい四問目を当てた江川にバナナ7本が贈られた(みんなで食べたけど)。 最後は一同七辻に降り立って、定点カメラに向かって「また来週」をやって終了。実際に七辻に立ってみると、自分がどこから来たかわからなくなる感覚に襲われるようだ。 最初にタカも地味だと言っていたが、いやはやまさかここまで地味とは。屋内でもないのに基本的にモニタを眺めるだけという、地味な企画の多いこの番組の中にあっても近年屈指の地味企画だと思う。見た目のインパクトだけの半ば出オチ的な素材なのに、それを一本に仕立てたスタッフの力技には感服。自転車を借りて六角かひとりを派遣して実際に交差点を通り抜けてみれば面白そうだが、企画タイトルや危険性を勘案したのだろうか。こんな企画なので出演者たちはとくに見せ場なし。ここ一、二年うすうす感じていたけれど、「前回一緒だったゲストの組み合わせ」がだいぶ増えてきている気がする。ネタ切れかも。D。 なお、次回の中京は1時間にわたって放送とのこと。2週分まとめて放送の雰囲気! 全英OPと全英女子OPの間の一週が謎の放送休止だったのでその分だろうか。もう3週遅れになってるので、放送遅れが縮まるのはありがたい。その次の週が休みというオチになりませんよう。 安斎、SUMMER SONIC出演が決まって非難囂々らしい。また、賞品の基準がランク付けというよりはネタの雰囲気で決める、ということになった模様。来年のアワードの十大ニュースになりそう。
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08年8月23日 | どこでも酒場シリーズ最終章!? ついに台所で呑む!! | |||||||||
ゲスト:高橋克実、城咲仁、堂真理子、上宮菜々子、島本真衣 | ||||||||||
さまざまな場所で呑む企画を行ってきたこの番組だが、タモリが一番好んで呑むところは台所。立ち呑みに近い感覚が得られるのもポイントのようだ。ということで今回はその台所で、各々料理を作りながらガンガン呑む。女子アナ組は料理を作るというわけではなく、食材を持ち込んできただけで、その後は別室での食べ要員。 さっそく乾杯しての一発目は城咲の塩ポン酢を使ったシーフードマリネ。和の材料(ここでは塩ポン酢)を使って洋風の料理にするというのがキモで、タモリもその精神に賛同していた。できあがったのはさっぱりしたイタリアン。もう盛り付け前のボウルからつまむタモリたち、食って呑んでと序盤から飛ばす。続いて高橋が大好きなきんぴらごぼうを。店売りのきんぴらが甘すぎる、と自分で作るようになったらしい。ごま油とめんつゆのみという味付けに恐る恐るだったタモリや城咲も、思わず顔がほころぶ出来だった。 ここからタモリのターン、まずきゅうりの中華風漬物。浅漬けでも深漬けでもない、きゅうりの食感を活かしたシンプルな一品に城咲も高橋も大絶賛。続いてフルーツトマトとスナップエンドウのサラダ。バルサミコ酢とポン酢を合わせるというアイデアが際立つ一品。高橋はこのへんでもう酔っ払っている。勢いの止まらないタモリ、次は鯵のマリネ。既に真っ赤なタモリだが、それでも鯵をさばいて洋風のマリネを和風の味付けに。そして応用編として鯵のマリネのバゲット・サンドも披露した。 しばらくタモリにもてなされっぱなしだったゲスト陣も腕をふるう。城咲の2品目は白菜の塩昆布和え。あまりに簡単な料理だが白ごま油が実に効いてつまみに最適な加減になったようだ。そしてまたしてもタモリ、今度は豚のしょうが焼き。しょうが焼きは漬け込んではいけない、という持論のもと、料理上手の城咲も驚く工程で作り上げるタモリ。出来上がりはみんなびっくりの絶品料理に。 最後は高橋の豚バラと白菜の土鍋蒸し。スタッフからもくだらないと言われながらも不屈の精神で次から次へとネタを仕込む高橋。トークはともかくとして料理は当然のごとくうまく、女子アナ別室に持っていっても両手を合わせての歓声。しかし高橋は、持っていった時点で自分のきんぴらがまだ残っていたことにいたくがっかりしたようだ。なお今回作られた料理のレシピ(分量は示されていないが)はこちら。 井筒監督も浅草キッドも出ない呑み企画が実現するとは思わなかった。中核はポン酢の時と同じメンバー、たぶん同じスタジオなので和気藹々と進んでいい感じ。高橋の女日照りをネタにしたツッコミが容赦なくてよかった。城咲は料理の腕もさることながら「うふっまっ」という実に美味しそうに食べて、この番組に出てからというもの私的好感度がうなぎ上り。タモリに「仁くん」、高橋にも「仁さん」(なぜさん付け?)と呼ばれていたし、先輩の受けもいいのだろう。女子アナ組(新人でもないのに上宮さんも島本さんも初めて見たよ…)は別室だったので華という位置付けでもなかったし、何のためにいたのかよくわからなかった。高橋のモチベーション対策だろうか? 敢えてマイクで拾っているのか、スタジオを撮っているときも別室の文字通りかしましい声が聞こえてきていて、失礼な言い方になるけどリアクションもあたまわるそう…。この内容ではあまり視聴者の好感度は上がらないのではなかろうか。登場時に「なぜ松尾ちゃんを出さない!」と思っていたが、これなら出なくてもよかったか。C。 安斎、勝手に観光協会で石垣に行った折にみうらと取っ組み合いの大喧嘩をしたらしい。
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08年8月16日 | 文具を超えた文具たち! 超文具大百科!! | ||||||||||||
ゲスト:山田五郎、勝田和宏(進行)、きだてたく、ふかわりょう、松尾諭 | |||||||||||||
消しポンのヒットに代表されるように、文具の世界にもさまざまな流行りもの、ヒット作が存在する。そんな中から、今回は常識を超えた文具(要らない機能がすごい)の世界を見ていく。 超文具のひとつめは9枚刃ハサミ。ただ紹介するのも何なのか、ふかわと松尾によるドラマ仕立てで機能を紹介するのだが、場の空気を察したふかわがドラマから戻るのを拒むくらいグダグダ。さてこのハサミだが、シュレッダーのように紙を細く裁断できるもの。当然クロスカットも可能で、個人情報保護グッズとしてバカ売れしたらしい。子供用のミニタイプ、ロングタイプも存在し、タモリなどは面白がって切りまくり、ふかわや松尾に渡そうとすらしなかった。で、ドラマによる紹介もこのグッズだけ、ということに。 きだての分類によれば、文具は大別して機能特化種、形態異常種、文具合成種、付加価値種、玩具合成種の5つになるようで、9枚刃ハサミは機能特化種にあたるが、次は形態異常種の多ファスナー筆入れ。筆入れ全体をファスナーで覆っており、一つ一つ違うポケットかと思いきやさにあらず、すべて同じポケットのファスナーという意味不明の代物。全部開けると中身がボロボロこぼれ落ちる、革命的な一品だった。同じく形態異常のレーダーS-10000は、かなり大きな消しゴム。値段もビッグで、10000円のものは両手でなければとても持てない大きさだ。リヴィング・デッド・シャープナーはホラー人形の目に鉛筆を突っ込む悪趣味な鉛筆削り。削りくずは口から出てくるというグロテスクさ。 文具合成種からははさみとカッターが融合したおもしろはさみカッターを。見るからに使いづらいダメな文具だが、意外にも人気らしい。また、ここで出演者の使っている筆箱をチェック。ふかわはプーマのビニール被覆のポーチ、松尾はニンテンドーDSのケース、教授はカルティエの葉巻入れ。ふかわや松尾の筆箱はあまり見ようとしなかったが、教授のときは芸名「山田五郎」の由来になったシャープペンシルが出てきたので、ネーミングの由来が語られていた。 超文具の付加価値種としてはナンバーロックペンがある。ナンバーを合わせないとノックできないボールペン、それでいて芯の交換ができないというもの。また、定規にキーボードがくっついたMelody Rulerも紹介。和音は出ないもののきちんと音が出て、演奏の録音、デモ演奏も可能という無駄な機能満載の一品。玩具合成種からはロケット発射台がついて実際に飛ばせるロケットペン、仕掛けで長さが伸びる、伸びるボールペン。伸びるボールペンは「伸びろ」というとかなり伸びるというギミックがついていたが、これは何のことはない、撮影用の創作ギミックで、スイッチが付いているだけだった模様。 最後はいろいろ機能をつけてもかえって使いづらくなると結論付けつつ、ふと目に入った文具であそぶ一同。蟹のハサミがくっついた文具(ペン?)や大人の匂いのするサボテン型ボールペンを手にエヘエヘ笑いながらあそぶいい大人二人(タモリと教授)だった。 「ある程度リアクションすると話すことがなくなる」という出オチ的なところのある文具がほとんどだが、その実用性のなさがかえってよくて、よくもまあこんなものを作るなあと感心。多ファスナー筆入れがなかなか衝撃的だった。この筆入れや鉛筆削りを見るに、もっとやばそうな文具がいろいろとあるんじゃないかと思えるが、バランスを考えると仕方ないのかも。久々の出演になるふかわはドラマこそグダグダだったものの、超文具に対するツッコミは的確で、教授が後からそれに乗っかってくるほど。対物に強いのだろうか。「山田五郎」の由来はあまり語られることがないような気がする(そもそも由来を語れる場がほとんどないのだけど)だけに、今回話を聞けたのはよかった。C。 関連リンク:イロブン 1本目のテロップ、ミュージシャン名と曲名の表示が逆になってた。
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08年8月9日 | 江戸の海岸物語 | ||||||||||||
ゲスト:ほんこん、竹山隆範、菅井康郎(解説)、鴻上尚史、松岡清隆 | |||||||||||||
江戸時代の海岸線は現在と大きく異なり、旧東海道がすぐそばまで波が来る海岸通りになっていた。そこから東京湾まではほぼすべてが埋め立て。今回はそんな旧東海道を散策し、今なお残る海の跡をめぐってゆく。 「東海道五拾三次之内 品川 日之出」に描かれた大凡の場所から、旧東海道を南下する形でスタート。海側へ抜ける道はいずれも緩やかな下りの坂道になっており、一方で山側への道はさらに緩やかな上り。また、河岸の碑も存在することから、早くも昔の海岸線があったことを偲ばせる。ここで鴻上も合流して、旧東海道を左折。旧目黒川の河口へ向けて海の名残を訪ねる。 たどり着いたのは品川浦舟溜まり。現在の目黒川は東京湾へまっすぐに流れ込むが、当時は大きく蛇行してこの舟溜まりへと出ていた。かつては浮世絵にも描かれたほどの江戸有数の港で、現在は屋形船や釣り船が係留されている。古地図と現在の地図とを見比べるとその違いは一目瞭然で、鴻上もようやく今回の企画の趣旨を理解した様子。また、およそ50年前の写真に現在も存在する光景が写っており、一同面白がっていた。 旧目黒川沿いを歩いてゆくと、大きな鯨のモニュメントが。そのほど近くには、区の文化財にもなった鯨塚がある。鯨塚は1798年に漂着した鯨に由来してできたとのこと。時の将軍に見せるために浜御殿(現在の浜離宮)までも運んだらしい。そうしているうちに鯨も腐るわけだが、骨など利用可能なところは利用し、利用されずに残った部分をまとめて現在の鯨塚にしたということだ。 続いて品川橋へ。旧東海道が目黒川と重なるポイントで、目黒川が流れを変えてもなお同じ場所に架かっている。再び古地図を見ながら、品川港周辺がいかにすぐれた港であったか(東京湾の潮流が強い影響で目黒川が蛇行し、それによって目黒川〜港が台風の影響を受けない、係留適地となった)を確認。と、ここでほんこんがしばらく黙っていた竹山に向って「ダジャレでも言いたいんじゃないか」と無茶振り。竹山はただただ戸惑うばかり。 さらに下って南品川2丁目付近を歩くと土留が。海側への傾斜を土留によってフラットにし、家屋を建てたというわけだ。旧東海道近辺ではもうほとんど残っていないというこの土留、これがあるところが以前はかなり海に近いところだったと見てよく、その近くにある通りに後世付けられた名前が「元なぎさ通り」とのこと。そのような情報で一同が海へ思いを馳せている時、ちょうどいいタイミングでほんこんが波の音を鳴らして場を盛り上げた。 青物横丁にも海の名残。創業200年以上、築100年の畳屋の建物が中二階になっており、これは以前の立地が海岸沿いで、強風に煽られないようにしたための措置(浜造り)らしい。そこから畳屋の松岡の話を聞きながら畳用の包丁を見せてもらったり実際にい草を裁断してみたりして、タモリはえらく懐かしがっていた。何でも子供の頃からの50年来の夢が叶ったのだとか。 最後は鮫洲の勝島運河へ。かつては漁師町だったというこの一帯、勝島自体も以前は島だったが、現在は埋め立てにより地続きになり、水は汽水に。少し前にボラ騒動が起きたのもこことのこと。勝島は戦中に埋め立てられたためにそのような名前になっており、一方で平和島は戦後に作られたのでそのような名前になったという話も披露され、一同また感心。 ということで一同の感想戦。ほんこんも鴻上も本当は興味がないはずなのになかなかいいことを言っている中、竹山は芸人としての限界を感じてしまったようだ。 3週間の休止を挟んでも放送カットはされていないようでまずは一安心。ただ、全体的に淡々とした流れで少々退屈。菅井が痒いところに手の届くかなりしっかりした解説をしていたため、普通のお勉強番組になった感じがする。これにより、タモリの暴走もほとんどなかった。そんな中、図らずも芸人としての経験値の差が如実に出てしまう場面が随所にあって竹山には辛い回になったが、これをきっかけにして、より羽ばたいてゆけばよいのではなかろうか。途中のほんこんの「この番組の不思議なところはやっているうちに興味が出てくるところ。で、終わったら全部忘れる」という発言が本質ズバリで、さすがよく出ているだけあるなあという感じ。もっとも、出演者には残らなくても視聴者にはひとつひとつ積み重なっていくのだけど。D。 安斎のパンクバンド、サマソニに出られそうとのこと。本当に? そのバンド活動、初練習日に安斎は早速遅刻したらしく、バンドマンは遅刻しないと感心したそうだが、タモリに言わしめればバンドマンに限らずみんな時計を持っているから遅刻などしない、とのこと。
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08年8月2日…放送なし
08年7月26日…放送なし
08年7月19日…放送なし
08年7月12日 | 手に入らないからこそ愛おしい! 公共物マニアのススメ | ||||||||||||
ゲスト:マギー、半田健人、泉麻人、石井正則(進行)、川柳五七、四釜裕子、前川ヤス | |||||||||||||
タモリは船舶、鉄道、古地図、料理、オーディオ等言わずと知れた多趣味人。泉もバスや昆虫、半田も鉄道、歌謡曲、高層ビルなど、それぞれ趣味を持っている。対してマギーは一切の趣味がない無趣味人で、マニアックな趣味を持ちたいらしい。今回はそんなマギーにマニアの道を教えようという企画。街中でも見つけられる公共物のマニアから話を聞く。本来はフィールドワークに同行して魅力に迫る予定だったが、生憎の天候のため、室内で写真を見ていくことになったとのこと。 まずは電柱マニアの川柳から。きっかけは、子供の頃に碍子工事の現場を見たこと。写真は電柱というか碍子に焦点を当てて見ていく。東京電力の基本形(クランプ碍子)、関西電力の基本形(ピン碍子)、東京電力管内(関東では稀少な耐塩皿碍子)、東京電力管内(特別高圧線が引いてあり碍子も長い)、中国電力管内(中電オリジナルの複導体支持碍子)、東京電力管内(東電の電柱に江ノ電の架線が引いてある)、東京電力模擬訓練電柱、トランス保管所と見ていった。自分の質問に対して軽くぼやかしながら受け流す川柳に、泉はマニアの神髄を見た様子。全編通してモニタを挟んで石井・マギー・マニア、タモリ・半田・泉という並びなのだが、タモリ側がどんどん食いつくのに対してマギーは取り残されっぱなし。いろいろ説明を受けたにもかかわらずギブアップした。 次は高架水槽マニアの四釜。団地が好きな半田がかなり食いついてきたネタだ。きっかけは何気なく見た時のシルエットがよかったこと。現在もすべてフィルムで撮っているという写真は効果水槽の形状別に見ていく。一口に高架水槽といってもいろいろなタイプがあり、球形、円筒形(スタンダードタイプと鈴タイプ、ドラム缶タイプ)、箱形、カネゴン型などとある。また、特撰写真として、近代的な高層ビルを挟むように高架水槽がぽつんとあるものや看板が撤去されて本来隠されていた高架水槽が見えるもの、シェーに見えるもの、熊手を持って潮干狩りに行くように見えるもの、ロボット・カミィのように見えるものと見た。一同、喋る間をくれているのになかなか食い付けないマギー。ロボット・カミィでようやく食い付けるきっかけがあったかと思いきや、タモリたちにあっさり流されてしまった。 最後は換気口マニアの前川。きっかけは電車の車窓から見えたことであったらしい。おすすめスポットは中層くらいのマンションが多くある場所、コインパーキングが多くある場所、水まわり関係の建物がある場所なんだとか。換気口の形状としては丸型、U型、平型、ボタン型(一部前川独自の呼称のようだが)があり、特に密集しているのが新横浜。新横浜のおすすめスポットの写真を見た。また、配列にも注目して、タテ直列型、ヨコ直列型、タテヨコ直列型、花火型、花型、ワイド型、宇宙型と見ていき、前川が入手した換気口の現物もまじまじと観察。マギーは換気口だけ大写しになった画像に最初どうしていいかわからない様子の表情だったが、映画的な構図が出てきてからは徐々に乗ってきた。 結局、換気口になかなかぐっときたマギー。換気口の場合は実際に見るより写真で見るからこその面白さ、美しさもあることもあって、タモリや半田にまず写真を始めることを勧められた。マギーも、カメラを持って新横浜に行く、と決心した模様。 こういうことに興味を持っている人もいるんだなあとはさすがに思うが、インターネットがこれだけ普及した今となっては(むしろこういう時代だからこそ、か)、狭い分野への興味を披露することもさほど珍しくないので、まあいてもおかしくないわな、という思いもある。タモリ倶楽部を扱うサイトだって昔はほとんどなかったし…。ここで真に驚くべきはタモリ・半田・泉の異様な対応力ではなかろうか。深いところではさすがに敵わないとしても、テレビ的な深さであるなら、マニアたちに全く引けをとらないその姿勢・知識はもはやアタマおかしいんじゃないかとすら思わせるレベル。そんな中に運悪く入ってしまったマギーが不憫。ちょっと同情せんでもない。本当にこのあとマギーが写真の道に入っていくのかはわからんが、せっかくなので彼の成果を見る企画がいずれあってもよいのでは、と思った。B。 なお次回は8月9日に放送とのこと。えらい先だな…。全英ゴルフと全英女子ゴルフを挟むにしても一週余計なような。ちゃんと欠番なく放送されるんだろうか。 関連リンク:たわたわのぺーじ;book bar 4;換気口鑑賞団 後ろにジャンパーが飾られておらず、トーク中にビギンが持ってきた。さらにオブジェも回っておらず、2本目のあとからようやく回り始めた。
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