07年10月30日 | 今夜OPEN! 酎ハイ専門酒場(ただし炭酸は20種類ありマス) | ||||||||||||
ゲスト:マギー(進行)、竹山隆範、六角精児(オーナー)、田中要次、藤原法仁(炭酸ソムリエ) | |||||||||||||
赤坂にイケメン俳優が呑み屋を出したらしく、今回はそこで呑みながら一本。と思って行ってみたら、イケメン俳優などどこにも居ず、居たのは六角。もちろん実際に出したわけではなく(出していたことはあるらしいが)仮想の店だが、店の売りは炭酸。さまざまな業務用炭酸水で焼酎を割って呑もうという企画だ。使うのが甲類焼酎ということで一同萎え気味だが、ともあれ呑み始める。 はじめに試すのはヤングホープ(宮岡商店)だが、これを使って藤原から下町の注ぎ方を教わる。ジュースを注ぐようにするのではなく、180度反転させ、垂直にした状態で注ぐのだそうだ。これを180度反転注ぎと呼ぶとのこと。一見こぼれてしまいそうだが、これが意外とこぼれないうえ、炭酸が抜けない、あふれないといった利点もあるのだそうだ。さてヤングホープは炭酸がやや弱め。通は「キック」「パンチ」といった語彙で強弱を表すのだそう。炭酸の弱さに加え、最初は氷も入れずに呑んでいたので不評だ。ただ、氷を入れて反転注ぎをした仕切り直しの一杯はなかなかのもの。 続いてトーイン(東京飲料合資会社)。ヤングホープよりは強い炭酸のようだ。ドリンクニッポン(野中食品工業)は圧倒的な炭酸力が自慢ということでその強さが好評。コダマサワー(コダマ飲料)は呑む順番もあってか、やや弱め。呑んでいる酒が甲類焼酎だけに、炭酸の強さでごまかさないとダメな模様。さらに、レモンが入っていて色がついているのが特徴の関西の炭酸水、ヌノビキダイヤサワー(布引鉱泉所)とノセミネラル(能勢酒造)をそのままで賞味。レモンスカッシュのようだとなかなか好評。 引き続いてのキクスイ炭酸(野中食品工業)は粗い泡が好評。フジカサワー(静水社)は微炭酸気味ということで、やや物足りなかった模様。男のちょい割る強ソーダ(木村飲料)は泡が粗くないながらも強力でなかなかの評判だった。最後のアズマ炭酸(興水舍)は辛口の泡でほどよい強さ。これも好評。 オンエアでは呑まれなかったものの、他に紹介された炭酸水はKagetsu(野中食品工業)、コクカドリンク(ホッピービバレッジ)、オリオン(オリオン飲料)、パレード(川崎飲料)。企画の途中では「炭酸水ができるまで」と称して炭酸水製造の工程を追った。また、下町流の炭酸水の楽しみ方として、藤原が安い白ワインを割って飲むのを提案。シャンパンのような味わいになるのだそうで、みんな(酔っているのもあるのだろうが)納得のデキ。居酒屋のメニューにしてもよいのでは、との声もあがった。 つまるところ炭酸の強弱の差でしかなかった今回だが、甲類焼酎は1.8リットルボトルが2本目に突入しそうなほど飲んだし、初登場の田中も「まさかタモリさんと仕事で呑めるとは」とベロベロになりながらも大満足だったようだ。 浅草キッドも井筒監督も出てこない呑み企画は珍しいような気がする。「きょうすごい楽しい」という田中のコメントに象徴されるように、笑いの絶えない穏やかな呑み会といった趣。周りがどんどん酔っ払っていく中、自らも酔いながらも随所でいいコメントを出して竹山がいい仕事。もっとも、六角の中途半端なコメントやあまり喋らずに真っ赤な田中も、それはそれで愛すべきものであるとは思う。マギーと六角の共演はもう何度目だ。同じような面子で何回も回すので、ゲストのローテも見えてくるようだ。酒はほとんどダメで酎ハイ事情はわからないので、メインテーマの炭酸水そのものについては「へえ、そうなんだ」くらいの感想でしかないが、レモンの入った関西の炭酸水は一度飲んでみたい。出している居酒屋はないかしら。C。 安斎、酒臭さを漂わせて今回も遅刻。「一回遅刻するたびに確実に仕事が一つ減る」らしい。
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07年10月23日 | タモリ電車クラブ 超先行潜入!鉄道博物館 後編 | ||||||||||||
ゲスト:原田芳雄、岸田繁、南田裕介、松尾貴史(進行)、岸由一郎(解説)、岩田紳也(ミニ列車)、向谷実、岡安章介、豊岡真澄 | |||||||||||||
先週に引き続き、鉄道博物館先行潜入。 余計なおさらいもなく、早速前回中断した日本最大のHOゲージジオラマから。年単位で作られたというジオラマは、200m2ものスペースに合計400両の列車が走り、朝昼晩の変化もある見ていて飽きない作品。一時期Nゲージにハマっていた原田の思い出話とともに、刻々と起こる微細な変化を楽しむ一同だが、いつまでもいても視聴者が面白くない、と次のスポットへ。 次は屋外でミニ列車を運転。子供用サイズながら、信号システムが本格的。当然みんな乗りたがるが定員は3名。年齢順で決めるということで、本来はタモリ・原田・南田が乗るはずなのだが、岸田が「45歳くらい」とあからさまなサバ読みをした結果、3番目の椅子には岸田が滑り込んだ。運転はタモリが行った。レールの上を走る感触は楽しんだようだが、「死ぬほど遅い」とのこと。 続いてスピード感を味わえる鉄道シミュレータへ移動。実車を使った撮影映像により、新幹線や京浜東北線、山手線などを運転している気分が味わえる。なぜかキッチュが山手線シミュレータを体験するが、映像もさることながら振動もかなりリアルなようで、あまり興味がないはずの彼も「面白いなあ」。タモリらはかぶりつきの位置で車窓を楽しむ。「共同で一台買おうか」という発言まで飛び出した。また、鉄博にはSLシミュレータもある。運転のみならず圧力計や投炭まで行える本格派。これを監修したのが他ならぬ向谷で、本人が出迎え実演してみる。リアルさに一同笑顔。向谷に代わって運転してみたタモリも「SLはまた違う」と興奮。 次に向かったのは持ち込んだ弁当などが客車内で楽しめるフレンドリートレイン。ここで、タモリに「いつ出てくるのかなあと思ってた」と言われていた岡安と豊岡が大宮駅で人気の弁当を持参して、各自思い思いの弁当で旅情気分を満喫した。食事のあとは子供たちが鉄道システムを学べるラーニングゾーンへ。みどりの窓口での発券業務体験コーナーがあり、南田やタモリが駅員となったミニコントが展開された。また、ドアの開閉体験コーナーでもちょっとした小芝居が。ラーニングゾーン周遊はなお続き、ポイントのエリアではポイント好きたちが一斉に食いついていた。 最後は先週はじめに言い渡されていたベストショット写真の発表会。タモリは車両を下から覗き込む岸田の写真。原田は南田やタモリが油断しているところや駆動機関を披露。岸田はイグアナのようにかがみこむタモリで、ちょうどタモリの写真とリンク。南田はナハネフ22の表示板だった。みんなしみじみ本日の思い出を語ったところで終了。なお、先週に引き続き「オカッキー&真澄の鉄博WALKER」もあり、ラーニングゾーンでのパンタグラフの開閉ゾーンを紹介した。 ジオラマの中からニョキッと出てくるという意表を突くオープニングはあったが、基本的に先週からの流れを引き継いでいるのでとくに先週と印象が変わることはない。先週より駆け足で回っていった感じで、やや慌しかった。個人的にはジオラマをもう少しじっくり見たかった。行くことはないと思うけど、もしも鉄博に行くならばジオラマに張り付くことだろう。C。 関連リンク:鉄道博物館 チョコベビーズが2度目の解散ライブの際に記念品として作った手ぬぐいが、空耳の手ぬぐいと全く同じ(ロゴが違うだけ)だったらしい。なお、業者の取り扱い商品の中では最も安い手ぬぐいとのこと。
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07年10月16日 | タモリ電車クラブ 超先行潜入!鉄道博物館 | ||||||||||||
ゲスト:原田芳雄、岸田繁、南田裕介、松尾貴史(進行)、岸由一郎(解説)、岡安章介、豊岡真澄 | |||||||||||||
昨年惜しまれつつ閉館した交通博物館の後を受け、10月14日にオープンする鉄道博物館。今回はタモリ電車クラブが食いつかないはずがないこの建物に、オープンの1ヶ月半も前に先行潜入。某公共放送のロケにも先駆けるという迅速さだ。京浜急行の回は4時起きだったという原田は、今回興奮のあまり一睡もせずに参戦という素晴らしい意気込み。なお、先行潜入とともに、各人にデジタルカメラを配布して写真を撮ってもらい、最後にベストショットを発表するという企画もある。 入場券だけではなくSuicaでも入場可能という改札口風のエントランスを通ると目の前に広がるのは35両もの実物車両の展示ブース。クラブのみんなは一斉に散らばろうとする。統率する役割を担うキッチュも一苦労する一同の自由人ぶりだ。キッチュは次へ次へと急き立てるが、じっくり見たいタモリはやや不満な様子。しかし、じっくり見ると数日かかること、公共放送のロケハンが始まること、再訪のための下見と割り切ること等で納得したようだ。 さて、オンエアで見ているのはED40形式(下から見上げることも可能)、150形式、ナデ6110形式、開拓使号、クモハ40形式、クハ481形式、222形式、レムフ10000形式、クモハ101形式、ナハネフ22形式。道中、アプト式の仕組みに感心したり、唐突に口電車セッションがスタートしたり、運転席に乗って警笛まで鳴らしたり、新幹線での大便話に花を咲かせたり、一番のお目当てであるレムフを見た南田が挙動不審になったり、ドアの開閉操作をはじめとする運転操作体験で声を上ずったり、タモリが上京当時に思いを馳せたりと、興奮しっぱなしの一同。各々が印象に残った車両は、原田がED40、タモリがナハネフ22、岸田がクモハ101、南田がレムフ10000とのこと。また、随所には別撮りで岡安と豊岡による「オカッキー&真澄の鉄博WALKER」も流れた。電車クラブがフォローしきれないスポット(キッズスペース、初代1号御料車)を二人が子供番組のお兄さんとお姉さん風に紹介した。 車両をさんざん堪能した後に向かったのは、日本最大のHOゲージのジオラマ。その大きさたるや、目に入った瞬間に驚嘆の声があがるほどだ。ただ、じっくり見る前に今回の分はここで締め。当然ながら次週に続くとのこと。最後に10月13日・14日の日比谷公園での鉄道フェスティバルの告知がなされていた。 京急のときとほぼ同メンバーで展開された今回は、テンションの上がるメンバーをキッチュがたしなめたしなめ進んでゆくという予想通りの展開。岸田がだいぶ番組に馴染んできた風で、ぼそぼそといい発言をしていたり、急制動を試して喜んだり、大胆な姿勢をとったりと、ファンにはなかなかいい姿かも。別撮りながら岡安と豊岡の使い方にもあまり無理はなく、盤石の体勢。ただ、個人的には京急のはしゃぎっぷりの方が見ていて楽しかったような気がするし、間隔を詰めて電車企画を流すのもこの番組らしくないような。もちろん、面白くないってわけではないけれど。C。 関連リンク:鉄道博物館
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07年10月9日 | 祝!国重要文化財指定 勝鬨橋に潜入!!他一編 | ||||||||||||
ゲスト:堀部圭亮(進行)、糸井重里、池田鉄洋、半田健人、増山一成(解説) | |||||||||||||
日露戦争の戦勝を祝してできた勝鬨の渡しに由来する由緒正しき橋、勝鬨橋。今年に入って重要文化財に指定されたこの橋、可動橋であり、竣工当時は一日5回も開閉していたものの、現在は動いていない。しかし、動力部はまだそっくりそのまま残っているということで、今回は勝鬨橋に潜入して中の様子を見る。併せて、のちのち明らかになることだが、関連する文化も芋づる式に見ていく。 勝鬨橋の運転室は古い計器でいっぱい。昭和15年に竣工しただけあって、操作盤も古めかしい。橋の開閉自体はレバーひとつで、70秒かけて70度まで開いたということだ。さらに、運転室から実際に橋が動く様子が見られる(というか、かつては見られた)橋脚内部、機械室へ移動。勝鬨橋の開閉は、軸を中心に筐体を回転させるというもので、機械室はバランスをとるためのカウンターウェイトなる錘に面している。とここで、そもそもの勝鬨橋の建設経緯の話へ。元々は太平洋戦争の影響で延期となった万博のメインゲートとして作られたらしい。となると、その構想を見たくなるもの。そこで、「緊急企画 幻の万国博覧会に迫る!!」として、万博資料を求めに出ることになった。 万博会場予定地は晴海と豊洲を中心にしていたため、まさに勝鬨橋がメインゲート。資料として見たのは当時の公募ポスター、記念絵はがき(鳥瞰図の大家・吉田初三郎画)、当時のVTR、実際に発売された入場券、当時の地図、準備の進捗を報告した会報「萬博」。ポスターはなぜか上位入選でなかったものがよく使われていたらしい。株券のような入場券は回数券になっており当籤金つき。事業費のおよそ1/4を入場料収入で賄おうとしたようで、だいぶ捌いたとのこと。結局中止になるわけだが、のちの大阪万博でも使用することができるようになり、3,000枚ほどが使われたとのこと。驚くべきは愛知万博でも使えたということで、90枚くらい出たらしい。「萬博」では行進曲の歌詞公募結果や当時の流行歌手がこぞって行進曲を吹き込んだということ、入江たか子、水ノ江瀧子らの人気女優が入場券を買ったということ、横綱による地鎮祭、パビリオンのデザインが紹介された。併せて、キングレコード版、永田絃次郎が唄う万博行進曲や彼の歌唱による「朝」を聴いた。 そして幻の万博の名残を求め、晴海へ移動。関連施設として唯一建造された万博事務局棟の跡地を訪れ、面影がないことを残念がった。最後に訪れたのは2016年五輪のオリンピックスタジアム予定地。「予定地の墓場」と評された晴海にて、月島名物のレバカツを食べながら終了した。 愛知万博には全く興味が湧かずに名古屋市在住なのにとうとう行かなかったわけだが、今回の万博の話は面白かった。いきなり万博の話題、というのは理由付けが難しいのだろうけど、勝鬨橋の話はなくてもよかったんじゃないかと思えるくらい。「萬博」は掘り下げればもっといろいろ話題が出てきそうだし。話の中では入場券の話が強烈で、なんていい話としみじみ思った。勝鬨橋のほうは方式や潜入自体が画期的に思えたが、あまり感動はなかった。ゲストの人選がよくわからない。糸井なんて超久々のはずなのにこの企画でよかったのだろうか。池田を呼んだのは最近の小劇場俳優招聘の一環だろうか。糸井にしても池田にしてもあまり喋れていなかったのがもったいない。一方で半田は本当に物怖じしなくなってきた。前からしてないか。いまや若手ゲストのエース格だな。C。 安斎、愛知万博会場の横でTシャツ展を開いたらバカ売れしたらしい。
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07年10月2日 | 酒と電車とつまみと風景電車クラブオフ会 | ||||||||||||
ゲスト:ほんこん、南田裕介、ダーリンハニー、豊岡真澄、芦沢教授、ビビる大木 | |||||||||||||
石見銀山が世界遺産に登録されてタモリも興味を持っているようだが、生憎と忙しい彼のこと、なかなか行くことはかなわない。そんな彼のために、南田が車窓からの風景を撮ったDVDを多数持参してきた。今回はこれを見ながら駄弁るとともに酒を呑む、電車クラブ初のオフ会だ。南田らの私物に囲まれた会場で出発進行。 まずは長崎本線の白いかもめ。見始めようかというところでビビる大木が乱入し、そのまま上映会へ雪崩れ込む。南田がリモコン操作を誤って大ブーイングを受けるシーンもあったが総体的には盛り上がる。テレビに近い電車好きの面々はひとつひとつの動きに盛り上がるが、テレビから遠いほんこんと大木はやや引き気味。特に電車クラブの会合初参加の大木は、どうやって入っていくかからが手探りだ。興味なし組の長嶋はご当地おつまみを持参、旅情に彩を添えた。 続いて釧網本線の快速しれとこ。ヤマダD?に振られて大木が北浜駅に行ったことがあることが判明、彼も輪に加わり始めた。吉川は実際にこの列車に乗ったことがあり、途中で鹿が出てきた体験談を話していたが、ちょうどいいタイミングでDVDでも鹿が出てきて電車が減速。会場は大盛り上がりだ。 さらに次へ進もうとするが、視聴者を置き去りにしているのでは、とほんこんが警鐘。各人持ち込みの鉄道パーティゲームで遊ぶことになった。これにはつまみを持ってくるだけだった長嶋も参加。はじめは南田持ち込みの駅名しりとりだが、みんな呆気に取られて全然乗り気になっていない。タモリによりあっさり却下された。続いて吉川による山手線なゲーム。せんだみつおゲームの亜流で、「JR」「山手線」で、両隣が「モハ」「クハ」。これにタモリが乗ってやってみることに。それなりに流れて、南田が失敗。彼とともに「モハ」「クハ」をやることになっていたほんこんがペナルティーとして山手線に関する下ネタの思い出を語った(南田の分はカット?)。さらに南田の鉄道ものまね。コンプレッサーを数種と京浜急行をやった。興味なし組は何が面白いのかさっぱりだが、タモリや吉川らには大ウケ。とくに京浜急行では各人がそれなりに役割を弁えた自然発生的な一大セッションになった。盛り上がった南田がジョッキを倒す粗相も。 車窓に戻り、山陰本線の想い出のあまるべ号へ。今回は屋根の架線付近からのアングルで、それだけで一同は盛り上がる。ディーゼル運転への切り替わり、余部鉄橋横断の様子など随所に盛り上がりポイントがあったが、後ろのほんこんと大木はやや対立気味だった。さらに次を見ようとする一同だったが、もううんざりの興味なし組により、ここで一度解散ということに。なお出てきたおつまみは長崎「ちくわの孫」、秋田「はたはたパイ」、茨城「水戸なっとうスナック」、静岡「うなぎボーン」、岐阜「平成椎茸スナック」、兵庫「珍味こんにゃく」、広島「せんじ肉」、徳島「うつぼちんみ」だった。 普段からクラブ活動で顔を合わせているのにオフ会と呼んでいいかは疑問。結局いつものクラブ活動に酒が加わっただけじゃん、という気がして仕方ない。若手芸人がネタを披露しないからオフってことなのかしらん。電車に乗っても本を読むか寝ているかくらいの自分には車窓の楽しさはよくわからないけど、わりとレアな映像も流れていたようなので、車窓好きにはいいのかも。南田は自分が主導的な立場になると決まってテンパるな。番組を見ているとすっかりタレントのように錯覚してしまうが、やっぱり素人なのだなと実感する。ビビる大木を呼んだ意図がいまいちわからない。見渡してみると吉本興業・ホリプロ・太田プロと揃っているので、ワタナベエンターテインメントからも呼んどくかということ? この中にあってはあまりフィットしていた気もせず、最後まで疑問が残った。D。 タモリが「誰が言ったか知らないが」で絶句。大丈夫か。チョコベビーズの2ndが完成。BOX仕様になった。
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07年9月25日 | 納涼! ミクロホラー大賞!! | ||||||||||||
ゲスト:やくみつる、五月女ケイ子、渡辺祐(進行)、阿達直樹(解説) | |||||||||||||
ロケ日はまだ暑く、蝉の声も聞こえるくらい。そんなときはぐっと涼しくなる企画で一本、ということで心霊企画、ではなく、電子顕微鏡を使って肉眼では見ることのできない世界を見よう、というのが今回の企画。「グロテスクで身の毛もよだつ恐怖の世界」を表現するフレーズと結びつけて観察する。 まずは「戦慄! 地獄の咆哮」。イエバエの口器がその正体。「恐怖! 死神の墓標」は秋刀魚の内臓に寄生するラジノリンクス。人間に害はないものの、どの秋刀魚にもほぼ必ず入っているそうで、「知らないほうがいい知識もある」と言わしめた。「震撼! 非情の牙」はウロコアリ。「怪奇! 深海の紋章」はマダコの歯舌。実際に食べてみた。「猟奇! 闇に光る八つの目」はハエトリグモの頭。独創的な五種の毛を持つのも特徴的だ。「妖艶! パックリモンスター」はシクラメンの気孔。写真を「縦にしなかったのが良識」と言われた。「戦慄! 星型エイリアン」はウツギの星状毛。「恐怖! 晩秋の鎮魂歌」は鈴虫の羽根。 「震撼! フライング・ハニー・トラップ」は蜜蜂の眼に花粉がひっかかっているところ。このへんからキャッチフレーズがいいかげんになってくる。眼が汚れるのを防ぐためにとがった毛が生えているとのこと。「怪奇! 無数のクレーター」はクワガタの幼虫の肢。突起をこすり合わせて音を出し、自分の位置を知らせるらしい。これに伴い、阿達のクワガタ標本コレクションも見たが、フリップの改行が誤っているというハプニングがあった。「驚愕! 吸盤地獄の激しい吸いつき」はゲンゴロウの前足。「猟奇! 魚の餌食」はミミズの体毛。体毛で歩くらしい。阿達はミミズは得意ではないようだが…。 最後は一番恐かったものを見てお別れ、ということになったが、恐かったものがとくにない。そこで阿達のオススメであるハエトリグモの頭を見て終わった。 電子顕微鏡はかなり高価なようで阿達すら持っていない(所有者に使わせてもらっている)代物らしいが、その難易度の割にはインパクトが薄い。その分(?)雰囲気作りは凝っていて、ウルトラQ風に渦を巻かせて映したり、絶叫のSEを入れたりして「作りこんでるな〜」と言われていた。エンディングで恐いものがないとなったように、納涼というにはどうかというラインナップだが、少々グロテスクなところはあるので、食事中に見るには向かないかもしれない。食卓の秋刀魚を見て「これがラジノリンクスか」と思いながら食えるようになったのは収穫か。阿達の純朴そうなキャラクターは好感。下ネタに照れながら反応するところは和む。などなどあるが、今回は何といってもタモリの名言「苦情は受け付けない。それによって反省することもなければ、番組を変更することもない」がいい。番組のいいかげんな姿勢を象徴するようでいい。ただ、去年お蔵になったエレベーター企画はどうなんだとも言いたくなるけど。D。ところでロケ地は先週と一緒じゃないか? 先週はロケ地表示なしだったけど、蝉の鳴き方とか緑の具合とか、そっくりのように思える。部屋は違うのだけど。 タモリ、「言われてみればたしきゃに」と噛んだ。
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07年9月18日 | 家康もビックリ! 庶民はお盛んだった!! 江戸人の夜のしきたり | ||||||||||||
ゲスト:浅草キッド(博士が進行)、江川達也、鴻上尚史、白倉敬彦(解説) | |||||||||||||
近年江戸時代の文化が注目を集めているようだが、江戸時代といえば夜の文化も花開いたエロ時代でもある。性愛術を説いた色道指南書も春画とともに出版されていたくらいだ。今回はそうした指南書を読み解き、エロ時代のハウトゥーセックスを学ぶ。春画の基礎知識(貴重なものは数千万の値がついた)を聞いたりうなぎ(うなぎ屋の2階がデートスポットだったこともある)を食べて精をつけたのち、いよいよ夜のしきたりへ。 まずは「色道禁秘抄」より、「交接の時睾丸の触るを悦ぶの説」。これは睾丸で会陰を打ち付けるのがイイという話。続いて「男女狂訓 華のあり香」より「夜這の技法」。家の中の夜這いが多かった当時において、音を立てずに寝所に行く技を示したもの。ここでは、もう夜這い云々以前に、江戸の性文化から現代の性文化にシフトチェンジした原因について、江川と鴻上との間で真面目な?議論がなされた。 「あらばち(処女)」「まらめだま(鈴口)」といった当時の色単語をクイズ形式で学びつつ、「好色旅枕」より「射精を止める秘術」。睾丸の下の部分を押すと出ないというものだ。実際、博士が番組で何度か話しており、江川も独自に編み出した技法だという。達成感はあるものの出ないのだそうだ。「射精時の技法」も載っていたが、これは眉唾物という結論だった。 最後はプロの指南書、「おさめかまいじょう」より「凍りこんにゃくや高野豆腐を使う秘法」。凍りこんにゃくや高野豆腐を半分入れた上で挿入するときつく締め付けるという話。いわゆる遊女の裏技だろうという推測がなされた。ということで、これらの江戸人の夜のしきたりを是非お役立て下さい、とのことだったが。 家康もビックリとか言ってるけど、偉いさんはもっとお盛んだったんじゃないかなあ…。さて、ちょっとあやしげなセットで展開される今回の話は、原文を読んでさらに訳して、という流れになっていたので、ひとつひとつが多少冗長で、もう少ししきたりの数を増やしてほしかったという印象。もっとも、そうしたしきたりが実際に使えるかというと微妙なものが多く、強いて言うなら射精を止める技術なのだろうが、これはこれでやりすぎると良くないようで、せいぜい当時の文化を学ぶという程度か。結局今も昔もやるこたほとんど変わってないのね、という結論でいいのかしらん。使い方は違えど、こんにゃくが当時から愛用されていたというのは何やら感動的。江川は持論を展開させると少々うっとうしいので、エロ企画でもアタマを空っぽにして臨めるような企画に呼ぶのがいいように思った。D。
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07年9月11日 | 今、地盤がアツイ! 学生対抗ソイルタワーコンテスト | ||||||||||||
ゲスト:松尾貴史(進行)、竹山隆範、勝村政信、片田敏行(解説)、各大学参加者、峰岸国夫、規矩大義、西川泰子 | |||||||||||||
近年土木系の企画を多く採り入れているこの番組だが、ついにあらゆるものを支える地盤、地盤工学へと目を向けるに至った。今回は地盤の基となる土を使って塔(ソイルタワー)をつくり、その強度を競うという企画。競技は3人一チームの大学対抗で行い、タモリらもチームを組んでオープン参加する。 ソイルタワーはどんなものを作ってもいいわけではなく、きちんとルールが設定されている。材料として使っていいのは珪砂4号、珪砂7号、山砂、関東ローム、砕石(割合は自由)。高さは45cm以上としなければならず、また、頭部の直径、一辺の長さを10cm以上にする必要がある。さらに、電気工具は用いてはならない。こうしたルールを確認したのち、各大学の施工状況を確認する。 日本大学は理工学部社会交通工学科からの参戦。締固め試験の供試体を積み上げようという作戦だ。武蔵工業大学は工学部都市工学科から。あえて土同士を混ぜず、それぞれの長所で短所を補う多層構造で作成。ただ、モールドの取り外しに失敗し、作り直すことになった。関東学院大学工学部社会環境システム学科は全員女子。大きさの異なる角柱を三段重ね、荷重を広い面積で分散させようというアイディア。中央大学理工学部土木工学科は基本的に締固め試験の供試体風のものを積み上げるのだが、締固めには廃棄物を使い、また、竹をモチーフにしているのがポイント。横浜国立大学工学府社会空間システム学専攻のチームは繋ぎ目や角をなくし、かつ一体化させた構造を作った。これには片田も「強そうだなぁ」と印象を漏らす。タモリチームは全員素人なので、地盤工学分野の教員である峰岸と規矩を監修に迎え、というか彼らの設計で世田谷の一般的な地盤を再現した。 さて、競技は至って簡単。タワーの上に錘を載せて荷重をかけるというだけだ。載荷台の自重である5kgからスタートし、10秒持ちこたえたら次の段階へ進む。最初の日大はいきなり記録を順調に伸ばす。あっさり100kgを突破し、175kgをマークした。続いて関東学院大。目標という40kgはクリアしたがそこまで。角柱は角に荷重がかかってしまい崩れやすいのだそうだ。中央大は載荷台を載せる前からタワーが曲がっており不安視されたが、少しずつ刻みながら95kgを達成。片田も意外という健闘だった。横浜国立大は安定感抜群。用意していた錘がなくなるほどで、205kgで打ち止めになった。ここでオープン参加のタモリチームもやってみる。勝村は「棄権します」と弱気だったが、教員監修だけあってあっさり205kgをクリア。最後に作り直しがあった武蔵工業大。載荷台を難なくクリアしたと思ったら次であっという間に崩壊。記録5kgと、バラエティー的には最高のオチとなった。 ということで優勝は横浜国立大。賞品としてスコップ型のトロフィーとコンテストの非公式イメージソングであるソイルワーク「スタッビング・ザ・ドラマ」のCDが西川から贈られた。 土木系もここまできたか、という地盤ネタ。懐かしさに書棚の「土の試験実習書」を取り出してきてしまった。とくに危険性はなさそうな企画だったが、番組で作ったヘルメットをしっかりかぶっているところがちゃんとしてるなあと思った。武蔵工業大チームが強烈なオチを作ったのがよかったが、今回解説をしていた片田も同大学教員なので助言をしていないとは考えづらく、テレビ的な効果を狙ってわざと弱いのを作ったのかしら、という気もしてきた。何にしてもオチは良い。勝村と竹山はあまり活躍できず。極端な話、誰でもいいという感じだったので、眞鍋かをりあたりを呼んでもよかったのでは。って理系企画に堪えうるゲストが彼女くらいしかいないのでいつも発想が同じになってしまうけど。C。 安斎、今度射的展をやるらしい。
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07年9月4日 | もっとお麩を食べようキャンペーン トップ・お麩・ザ・ワールド | ||||||||||||
ゲスト:伊集院光(進行)、浅野和之、山崎樹範、中村親平(解説)、石澤勝敏、中村千秋、中村茂、中村敬子 | |||||||||||||
もう今年も2/3が終わろうとしているのに、ここへ来て浅野と山崎が麩の2007年キャンペーンボーイに選出された。これを仕掛けたのが創業70年の老舗、平野食品工業株式会社。タモリも今世紀に入ってから食べていないというくらいの目立たない食材である麩のイメージアップを図ろうというのだ。今回はその平野食品(先代の名前の「平」と出身地の長「野」で「平野」)を訪ね、キャンペーンを通して麩の基本から未来までを考えてゆく。 麩は全国で80種類くらいもあるという。それぞれ形も大きさも異なるのだが、実のところ中身はほぼ全部同じなのだと。例として小町麩、うず麩、ちくわ麩、豆麩が出てきたが、味も変わらない(というか味がない)し用途も変わらない。ただ、味がないところは麩のいいところで、好きなように味付けができるのがよいのだそうだ。 続いて麩を作る工程を見学。小麦粉をグルテンと澱粉とに分離し、分離したグルテンに新しい小麦粉を加え練り込むと生地が完成する。生地を焼く前に細長くするのだが、これをやってみることに。一見大層な作業だが、実際は大したことなく、みんなあっさりできてしまった。あとは長さを整え焼くだけ。焼きたての麩は出来合いのものより旨いようで、みな黙々と食っていた。 さて、今回の本題はキャンペーンであるからして、その一環としてコマーシャルを撮ることになった。アピールポイントは高タンパクで健康食であること、毎月2日がお麩の日であることであり、これを踏まえて浅野と山崎が小芝居を交えたCM「ゴッド麩ァーザー 教育編」「ゴッド麩ァーザー 愛情編」の2本を演じた。決め台詞の「しかも、味がない!」にタモリが難色を示すも、そもそも中村が言っていることなので問題ない、と押し切られた。ただ、そうしたアピールポイントが商品パッケージに記載されていないことも判明。一応その場では記載する、ということになった。 最後は社長夫人、息子の専務夫婦を交えて彼らや同業の製麩工業会による創作お麩料理をいただく。出てきたのはお麩カナッペ、お麩のなめ茸おろし和え、お麩スナック、お麩グラタン、お麩の玉子とじ、お麩の角煮風、麩カツ。最初のカナッペの評判がいまいちだったが、その後は高評価連発。とくに角煮風は肉好きの伊集院をも唸らせる一品だった。ただ、最後の麩カツでまたいまいちの評価になるというオチが待っていた。カナッペと麩カツを持ってきたのがいずれも専務夫人だったというのがまた… 以上、イメージアップに尽力した浅野と山崎には賞品として麩が3kg贈られた。 その地味さから決して楽な業界ではないのだろうけど、それでも社長が常にニコニコしていて社内に明るさが感じられる平野食品工業には好感が持てる。味がないことを売りにするというところも型破りでいい。作業が想像以上に楽で、伊集院の空気読めというたしなめに対して「そういうセオリーは通用しない」とタモリが言い切るところもなかなか。なぜここへきて浅野なのだろう…?と思わんでもないが、CMのために大仰な演技ができる人、かつマギーや六角精児あたりを避けた人選ということかしら。CMでの演技は悪くなかったと思う。C。なお今回は、タモリが珍しくOPのいつもの文句を「毎度おなじみ流浪の倶楽部…」と間違えた。 安斎が企画ゲストじゃないのに全員で送るという珍しいパターン。10時からの収録だったため、保険のため出演者全員を押さえたらしい。そうしたら安斎もちゃんと来た、と。
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