07年2月27日 | 空耳アワード2007 後編 |
ゲスト:マーティ・フリードマン、クリス・ペプラー(進行)、木村カエラ、近田春夫、安斎肇 | |
先週に引き続き空耳アワード。 昨年の事件を振り返る空耳10大ニュースは先週6位まで発表したため、5位から。5位は「新景品! ソラミミかき完成!!」。出演者にあげないという吝嗇っぷり。安斎やタモリも持っていないらしい。4位は「ハウススタジオピアのポイント貯まる!!」。またしても呆れ顔のタモリだが、タモリの手元にあるスタンプカードで5万円分割引と聞いてはその価値の大きさも納得の様子。スタジオピアで収録した空耳も見た。3位「新川ディレクター班 耕地ネタ撮影に成功!!」。合成ではなく白馬岳の頂上で撮ったという話。最初は富士山へアタックしたらしいが、10時東京出発とやる気なし。2位は「番組25年目にして初NG出る!!」。厳密には空耳内での出来事ではないが、ソラミミかきの回で「毎度おなじみ〜」のくだりを「誰が言ったか知らないが〜」と言ってしまったという話。関連して空耳で「どこの誰だか知らないが〜」と言った話も。1位「ビギンブーム到来! Tシャツ連発!!」。ビギンこと山元D(ADからDに昇格)が出るネタはTシャツが出やすいという話。出演ネタを見た。 オンエアされた空耳は下記の通り。
前回と同じくらいの空耳オンエア数で、その点はよし。スタジオピアとかビギンとか、今までにない切り口で紹介してたのも良かった。だけどビギンの1位はないだろ。先週も含め、ランキングの中で目を引いたのは新川D班の話か。意味不明な無計画富士山アタックがたまらない。木村カエラは人の話を聞いてるのか聞いてないのか笑。「楽しかった」と言いつつも、やる気があまり出ている感じではなかった。そういうところが魅力なのかしら? いやでもsaku sakuはもう少し覇気があったような…お疲れ? グランプリは賛否両論あろうが、年間の中では上位の作品ではあろうし、それなりのところに落ち着いたのかな、と思う。保存版。B。 なし |
07年2月20日 | 空耳アワード2007 |
ゲスト:安斎肇、マーティ・フリードマン、木村カエラ、近田春夫、クリス・ペプラー(進行) | |
すっかり年始恒例企画となった空耳アワード。安斎がマーティのギターをバックに息を切らしつつ絶叫して登場という一風変わった趣向のOPだが、面子自体は去年とあまりかわりばえせず(萩原健太が木村カエラになったのみ)淡々とスタート。 今回の空耳以外の企画は、昨年の事件を振り返る空耳10大ニュース。カウントダウン形式で振り返る。10位は「ソラミミスト作 なんちゃって神社大盛況!」。年始のドームイベントの神社が好評だった(?)という話。9位は「奇跡!サッチモ『ポルトガルの4月』3度目のエントリー」。そのまんま。8位「高橋力から年賀状来る!」。普通の年賀状が来たという話。関連して、採用率が下がっているという話も。7位は「美術制作に大打撃! 新宿ロフト閉店」。「これが7位!?」と呆れ顔のタモリだが、美術班の根城だった新宿ロフトが閉店して大変なのだと。6位「ジャンパー作品無し4年目に突入!」。ジャンパーが出ない期間があまりに長いので、基準を思い出すために、と過去のジャンパー作品を見た。 オンエアされた空耳は下記の通り。
何と言っても今回は木村カエラが異色なわけだが、あまり喋らず。下ネタも大好きみたいなのは良いことだけど。それはともかく、過去作品も含めれば、例年に比べオンエア本数が増えていたのはよい傾向だと思う。耳かきの登場で一層遠くなった感のあるジャンパーが賞品として意識されていることが判明したことも良かった。ただ、10大ニュースはカウントダウンじゃなくて順不同にしたほうがよかったかも。いやいかにもそのつもりっぽい順番だけど、タモリが納得していないようだったので。あと、高橋力だけじゃなくて、来年あたりそろそろシャルム鈴木のことも扱ってもいいんじゃないかと思った。保存版。B。 なし |
07年2月13日 | 歴史の裏道を行く(第一回) 江戸市中引廻し | ||||||||||||
ゲスト:ガダルカナル・タカ(進行)、やくみつる、江川達也、阿南愛(解説)、マーティ・フリードマン(空耳のみ) | |||||||||||||
江戸時代の刑罰のひとつに市中引廻しがある。いまの東京で言うなら23区ほぼ全域をぐるりと周るコースで、その行程は25kmにも及ぶ。今回はそのコースをたどってゆくのだが、古地図頼みでは道の特定が難しい。そこで何とヤフーの協力を得て、古地図情報満載の特集ページを参照しながら進むことになった。形から入るこの番組のこと、引廻される罪人もやくと江川の2人を揃えてきた。ただ、解説のはずの阿南が方向音痴だと言うので罪人が地図を見ながら道を探ってゆくことに。 スタートは実際の出発点にあたる伝馬町牢屋敷跡。すぐ大通りに出ることになり、安っぽい馬を首から提げた白装束の罪人2人は恥ずかしそう。タモリはタモリで25kmを歩くのか不安がっているが、ともかくも歩く。小伝馬町からかつて問屋街があった大伝馬町、堀の船着場が多かった小舟町へと歩いていく。小舟町の交差点付近は地形が変わっており、渡るべき江戸橋も多少動いているため、やむなく現在の江戸橋を渡り日本橋方面へ移動する。首都高江戸橋入口の下をくぐると烏の鳴き声が。引廻しの本来の意味合いも相俟って情緒が膨らむ。ほどなく日本橋に到着。当時は最も人が集まるところだっただけではなく、晒し場でもあったため、ここで記念撮影。 日本橋からはツアーオプションとなるバスで快適に引廻される。永代通りから与力の住まいが多かった八丁堀を通って銀座へ。札の辻までまっすぐ進んでから折り返し江戸城方面へ向かう。赤坂を抜け外堀通りを通り四ッ谷へ。途中、タモリの披露した豆知識がヤフー特集ページにも載っていたなんてことも。豆知識といえば、市中引廻しは死罪に付加される重い刑罰で、幟旗持ち、捨札持ち、槍持ち、同心ら50〜60名が周りを固める一大イベントだったということや、八百屋お七、鼠小僧次郎吉のような引廻された囚人も紹介されていた。 市谷までやってきて再び徒歩に。浄瑠璃坂を上ったところでおよそ行程の半分だが、日もとっぷり暮れてひとまず終了の構え。しかしタモリは個人的に引き続きツアーを続行。小伝馬町まで戻ってきた…のだろうか? 罪人を無理して設定する必要はないように感じたが、普段したり顔で話す人が辱めを受ける様はなかなかいいし、やくの罪状が「将軍様を挑発した」というのが某ワイドショーの出来事についてであろうことを想像させてくれるのでよしとする。途中からバス、というのはまあ既定路線なんだろうけど、どうせなら番組の枠内で歩けるだけ歩いてほしかった気も。バスで通った主な通りが大通りということで混乱が避けられない、という判断ではあろうけど。古地図ものというか歴史ものというか、こうしたインテリ企画は久しぶりなので何だか新鮮ではあるが、如何せん面子が小粒なのが…。可もなく不可もなしか。C。 関連リンク:古地図で東京めぐり 07年の初収録だというのに安斎が遅刻のため、来週登場のマーティ・フリードマンと。「スムーズだなあ」とタモリも感心。安斎は3本目で登場し、椅子に座る二人の横で正座した。
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07年2月6日 | 赤い電車に乗って京急久里浜車両工場へ行こう!! 後編 | ||||||||||||
ゲスト:原田芳雄、岸田繁、南田裕介、松尾貴史、ほんこん(進行)、長嶋修一、臼井和也、渡辺昇、朝倉俊行、ダーリンハニー、芦沢教授、ななめ45°、豊岡真澄、粕谷健志、松竹和則 | |||||||||||||
先週に引き続き、京急久里浜車両工場の見学。変わらぬ面子で、変わらぬ濃さで進んでゆく。 前回は入出場検査場で車両を上から下から中からと舐め回すように見たところで終わったが、今回はその続き、トラバーサ(車両を移動させる装置)から。これがリモコンで動くということでやりたがる向きもあったが、何せ難しい作業なのでおとなしく見学。匠の技を堪能したあとは塗装工場へ。静電気を使って塗料を貼り付ける、といった感じの静電塗装の関係で室内は真っ赤。ただただ「赤いですねえ」という感想が漏れた。 続いて屋外の保線用車両基地へ移動し、架線の点検を行う。乾くと絶縁性を持つ竹の梯子を架線に直接架けて点検するのだが、ロケ日は生憎の雨。したがって、通電していない架線で模擬的に点検を行う。折れないかどうか、荷重試験を行ってから梯子を架け、架線の締め付け等を確認するのが作業内容だが、さすがにこれは率先してやろうという者がおらず、電車クラブの若手3人に任せることに。天候も相俟ってか、グダグダな点検になった。一方タモリらは架線作業車に乗り込み、目の前に架線を見て大興奮。 そしていよいよタモリの好むレールの点検、すなわち保線へ。朝から降っている雨がここへ来て悪化し、ほんこんが「もうバラエティじゃなくてほ報道だ」と言うくらいの風雨になっていたが、タモリすらやめようと言わずロケ続行。さて保線には大きな作業は4種類の車、レール洗浄車、マルチプルタイタンパー、バラストフィニッシャー、軌道検測車を使う。また、レールをつなぐためにレールの継目板の取付も行った。継目板でレールを挟み、4本のボルトで固定。その後、レール締結装置でレールと枕木とを固定する。他のやり方としては、ゴールドサミット溶接なる方法もある。これについては、タモリがバーナーに火種を投げ込む役となった。嬉しそう。 ここでようやく屋内に戻り、電車クラブの芸人による京急寄席へ。京急のネタで京急の人を笑わせる京急のための寄席、というくらいなので完全に内輪受けのネタ披露会だ。出演者だけでなく、工場勤務の社員にも披露した。ネタは芦沢教授「英会話〜京急編」、ななめ45°「京急のレコーディング」、ダーリンハニー「京 急太郎」で、いずれも「他でやったらエラいことになる」大ネタばかりだったが、観衆が観衆だけにすべて大ウケだった。 最後は中枢部、久里浜信号所へ。車両の位置、ルート確保の状況を操作パネルに映し出し、久里浜線の信号やポイントの切り替えを手動で行う非常に重要なところだ。自分たちも工場へ来るときにしっかり管理されていたのだ、と実感したところで終了。エンディングはくるり「赤い電車」に乗せての簡易総集編だった。 あれだけの雨で誰も「帰ろう」と言わないその根性に脱帽するしかない。どれだけみんな好きなんだって話だ。工場見学は前回に引き続きファン垂涎のところばかりだったのだろうけど、ちょっとグダグダな感があったり、一方で随分端折った部分もあったりと、やや流れが悪かった感じ。タモリは架線を「見たかった」とか言ってるけど、地下鉄で見たはず…。それとも地上と地下とは違うということだろうか。電車コントはどこまで面白いかいまいちわからず。雰囲気で笑ってしまうという感じ。ダーリンハニーのネタは見ている回数が他よりやや多いせいかなんだかワンパターンに感じられたので、普通の人+電車に詳しい挙動不審な人、以外の設定でも見てみたい。C。 先週と同じメンバー。いつもより前目、京急寄席の前にあったのだが、豊岡はここで本日最初の出番。耳かきが初めて出た。
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07年1月30日 | 赤い電車に乗って京急久里浜車両工場へ行こう!! | ||||||||||||
ゲスト:原田芳雄、岸田繁、松尾貴史(電車進行)、南田裕介、ほんこん(工場進行)、豊岡真澄、吉川正洋、芦沢教授、岡安章介、臼井重男、佐藤重行、渡辺昇 | |||||||||||||
きょうのタモリは初っ端から興奮気味。それもそのはず、京急の厚意により、貸切の新1000形京急に乗って久里浜工場を見学しに行くというのだ。「一大プロジェクト」というだけあって、キッチュ曰く「『田』のつく4人」とキッチュという鉄壁の出演者陣。岸田にタモリ電車クラブ(まだあるんだ…)のゴールド会員証が手渡され、いざ車両へ。発車のモーター音で早速色めき立つ一同。 久里浜工場までは南田作成?の「旅のしおり」を基に進む。最初は席に座っているのだが、見逃せないポイント続々で誰も座らなくなった。複雑なポイントだとか車輪の空転とか乗務員用ホームとか橋の上のポイントとかいちいちはしゃぐ一行にキッチュは置いてかれ気味だ。ほとんどの電車が停まる京急蒲田駅通過で盛り上がり、通過待ちで停車した京急川崎駅でのおさらいでも大盛り上がり。各停に抜かれるなんて体験もして再出発。 その後も「いいですね〜」「最高ですね」の連発。せっかく配られた弁当も景色を見るのに手一杯で、開けることすらできない状態だ。そうこうしているうちに上大岡駅通過という快挙(通常運行では上大岡に停まらない電車はないため)を達成。弁当を食べ終わったところで、岸田が一度やってみたかったこととして床に耳をあてる。恍惚とした表情。それを見て、一時停車後は一同同じように床に耳をあてる。もはやキッチュも呆れるしかなく、ツッコミも投げやりに。その後も落ち着かない一同だが、そんなこんなで90分程の旅は終了。京急ファインテック久里浜事業所に着いた。 出迎えるのがほんこん、豊岡に電車クラブの若手芸人たち。作業着を手渡され、着替えて(豊岡と芸人たちとはここでお別れ)ほんこんの先導で最初に向かった先は主工場。方向幕検査の模様を見学する。方向幕が操作どおりに作動するかのチェックだが、一同にも体験のチャンスが。当然キッチュ以外はやりたがるわけで、メンバーを絞り込むのにオリジナルの京急カードを使った。駅名が書かれており、当たりを引いた人(当たり目はその時々により異なる)が作業できるというもの。ここではタモリが権利を獲得した。続いてパンタグラフの動作確認。上げ下げの権利が3人に与えられ、原田、南田、ほんこんが権利を獲得。しかし「司会が獲得しちゃダメだ」との鶴の一声でタモリが権利を強奪した。この上げ下げ、歓声があがるくらいに見事な動きで、カメラ小僧大喜び。子供のような純真な笑顔だ。 輪軸の説明を受けたあと、入出場検査場へ。車両の下を歩くというまずない機会をもらった一同、凝視しまくり写真撮りまくりで全く前に進まない。下と来れば次は上で、屋根の上に乗る権利を京急カードで2人に与える。キッチュと岸田がゲットし、興奮気味。中にも入るが、床を一部抜いており、下が見える状況でタモリは大興奮。そのまま撮影会に雪崩れ込んで終了、次週に続くとのこと。 鉄板電車ネタで鉄壁の布陣で臨んできただけに、相当に濃い内容。みんなはしゃぎすぎだ。そんな中、南田は大御所を前にして弁えたのか、いつもより控えた感じで、かといって引きすぎず出るところは出てくるって感じでよかった。この中にあっては常識人となるキッチュやほんこんの適度なツッコミもいい。原田に突っ込めるのはタモリとキッチュくらいだからなあ。個人的には工場云々よりも移動中の昂揚感が気に入ったので、もう少しそちらを放送してほしかった気もする。フルに回しても90分だからあのくらいが限度なんだろうけど。豊岡はじめ若手芸人の出番が酷いことになっているが、あれでいいんだろうか笑。B。 関連リンク:京浜急行電鉄 安斎が企画ゲストではないのだが、大規模ロケだからか、原田、キッチュ、ほんこん、岸田、豊岡と一緒に見る。先週作られたソラミミかきも紹介された。ホントに賞品になったんだな…。
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07年1月23日 | ソラミミアワーの新景品 『ソラミミかき』を作ろう!! | ||||||||||||
ゲスト:渡辺祐(進行)、安斎肇、ノリ&ノリ、上野玲(解説) | |||||||||||||
空耳アワー15年目で初めて明らかになった真実。空耳アワーの景品である手ぬぐい・Tシャツ・ジャンパーにはいずれも空耳に関するロゴがなかったのだ。そこで思い出されるのは安斎がイベントで作ったソラミミかき。これをオリジナルデザインで作って空耳アワーの景品にしてしまえ、というのが今回の企画。 まずは耳かきに詳しい上野を交えて耳かきの基本的なところから。出演者の私物耳かきも登場した。ノリ&ノリ竹山は一般的な梵天耳かき、ノリ&ノリ山崎はスス竹耳かき、タモリは角度がついたものを使っているようだ。また、耳かきの種類としては、へら型、スパイラル型、コイル型、ワイヤー型があるのだが、いざオリジナル耳かきを作るという段でどれをベースにするかということに関しては、予算的なこともあってへら型の梵天耳かきということになった。 上野からは耳かきに関する研究成果も聞く。現存する最古の耳かきは鎌倉後期のものだとか、江戸時代には耳かき屋がいたとか、昭和時代には理髪店に耳かき職人がいたとか、そういう話。中国へ耳かき取材に行ったこともあるらしく、かの地では今でも耳かき職人がいるのだとか。上野の耳かきコレクション鑑賞も実施。梵天がその地域の名物になっているものをいろいろ見た。 さて、ここで上野は退場していよいよ耳かき製作へ。まずはデザインを決めるのだが、ここは三せん運動家の安斎がばっちり案をいくつも仕込んできていた。実際はいずれも反応が薄めだったが、梵天を耳のオブジェにした案が採用されることに。そこで、出演者の中から耳のモデルを選ぶことになった。改めて見ると各人全く違うものだが、タモリの耳が綺麗な形になっていたため、これが採用された。そして紙粘土を使って耳かきにつける耳をつくる。竹山や山崎の出来はイマイチも、安斎は何だかんだでさすがイラストレーター、タモリはさすが芸能界有数の小器用といったところでふたりの出来が群を抜いていた。空耳アワーを支えるふたりがつくったもので、と綺麗にまとまる。 と、ここで番組おなじみの予算調整問題発覚。立体の造型をつけるよう業者に発注するには2万本からでないとダメらしく、捌くのは実質不可能。平面の板状のものであれば100本から製造可能ということで、平面でデザインしなおし。一同苦戦しながらも、タモリの左耳、安斎の右耳が採用された。最後は、耳を描く練習をやめないタモリを横目に、安斎が袋の中の台紙をデザイン。以上でソラミミかきの試作品が完成した。 賞品の位置付けとしては手ぬぐい<耳かき<Tシャツということになった。右と左があるが、どちらが贈られるかはわからないらしい。しかし本当に賞品として採用なのだろうか? ますますジャンパーが遠くなるような…。 本気かどうかはともかく、今まで空耳で新しい賞品など出たことがなかったので(単発で特殊なケースはあったけど)、新賞品には期待したいところ。前段の部分が長かったのはいかがなものか。解説の上野自体気のないふうだったし、ノリ&ノリも焦れていた感じがするし、もう少し製作に時間を割いてもよかったように思う。まあ、工程自体がほとんどないので仕方ないのかもしれないけど。それにしても山崎があそこまで絵心がないとは…。自分も人のことは言えたもんじゃないけど、あの実力なら「『ぷっ』すま」に出ても好勝負なように思う。C。
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07年1月16日 | ポール・モーリア追悼記念 イージー・リスニング鼻歌文字起こしリサイタル | ||||||||||||
ゲスト:ガダルカナル・タカ(進行)、劇団ひとり、近田春夫、萩原健太 | |||||||||||||
イージーリスニング好きのみならずともその名を知っている斯界の巨匠、ポール・モーリアが11月に逝去。その死を悼むとともに、歌詞のないイージーリスニングの名曲を文字起こしして後世に残す試みを今回実施する。ひとりはイージーリスニング自体知らないという意外なことになっているが、そこはオッサン3人が熱弁。説明もそこそこに自分たちにとって懐かしい話題で大いに盛り上がり、ひとりは身動きすらできない。 ともあれ文字起こし。文字起こしは全員が取り組むわけではなく、曲ごとに担当を設定。近田→萩原→ひとりのローテで文字起こしをし、それが何の曲か当ててから微修正、最後にみんなで唄う(PVとして撮影)というシステムだ。例題の「オリーブの首飾り」を経て、第1問は近田の「エーゲ海の真珠」。書いた近田でも文字だけではわかるかどうか、という問題で、みんなあれこれ手探りで唄っているうちにひょいと答えが。いつ正解が出たかわかりづらい結果になった。ただ、実際にPV撮影に入るとみんな手応えをつかんだ様子で、一様に表情が華やいだ。その手応えは、以後の撮影で入れられた歓声に応えるフリに表れていた。 余勢を駆っての第2問は萩原の「涙のトッカータ」。やはり出題者が「わかるわけねえよな」と言うくらいで正解は出なかったが、答え合わせではみんな納得の文字起こし。次はひとりの「恋はみずいろ」。最終的には正解が出たが、その前段階で適当に言っているだけでも正解に近づいているようで、ひとりは「ほぼそのまんまです」を連呼。実際は合ってなかったのだけど。また、PVではタモリがはしってNGを出すハプニングもあった。4問目は近田に戻って「シバの女王」。やはり書いた本人は手探り状態の発言でも「モロ、モロ」と言うのだが、解答者たちは何が合ってるのかさっぱりわからず。萩原「ミスター・ロンリー」は意外とあっさり答えが出て、ひとりの「夏の日の恋」ではこの回で最も綺麗に正解が導かれた。 最後はイージーリスニング以外の曲からタカが出題。一目でわかるよしもと新喜劇のテーマ(正式曲名「サムバディ・ストール・マイ・ギャル」)だ。これを唄いながら終了した。 音楽ネタに近田と萩原とくればもう鉄板であるが、年明けに空耳アワードをやるならここでこのふたりを配するのは妥当だったのだろうか。ひとりが出ているのだからふかわりょうあたりをくっつける手もあったのでは、と。ともかく業界ではかなり有名な近田や萩原がこういうバカなことを真剣にやっているのは見ていて本当に楽しい。目を細めて温かく見守りたい気分になる。ひとりもイージーリスニング素人で話題にはついていけないながらも、唄うときはいちばん熱唱している風で、歌謡曲歌手によくある口だけ「ありがとうございました」をちゃっかりやるあたりなかなか。まとまりよく、普通に楽しめる回だと思う。B。 安斎はでたらめな歌を歌いながら大暴れすることがあるというし、タモリはクラシックを聴きながら指揮者の気持ちで全曲指揮することがあるという。
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07年1月9日 | 一生に一度の買い物シリーズ 脚立 | ||||||||||||
ゲスト:眞鍋かをり、インパルス、伊集院光(進行)、パラダイス山元、土井靖彦(解説) | |||||||||||||
庭でバドミントンをしていた眞鍋とインパルス、誤ってシャトルを高い木に引っ掛けてしまった。そういう時こそ脚立の出番、と現れたのが日本脚立愛好家連盟(パラダイスがその場で思いついた創作設定)の伊集院とパラダイス。脚立は便利だが使用頻度がさほど多くなく、なかなか買い替えることはないため、間違いのない買い物が必要でもある。そこで今回は、そんな脚立の買い物ガイド。 まず、もっとも一般的なRD-15で、堤下を生贄にして実際の使い方を学ぶ。ヘルメットを着用して、いざ。普通に一番上までいく堤下だが、これがダメなようで、天板は乗ってはいけない、これをまたぐため一段下も乗ってはいけないとのこと。したがって上っていいのは上から二段目まで、作業対象の真下まで脚立を運ぶのが正しいらしい。しまうときも、ゆっくりたたまなければならない。 これらを踏まえて実践作業。まずは電球交換。作業に適したものをということで、RS-21を持ち出して実践する。まずはタモリが電車コント風の作業でほぼ完璧な手順を踏んで交換。続いて脚立初体験らしい眞鍋が挑戦。眞鍋の衣装がホットパンツだったせいで男子一同は目を細め、中嶋ちゃんも思いっきり下からなめる奮闘ぶり。次は伊集院だが、RS-21は伊集院の体重に耐えられないため、代わってパラダイスが自ら持参のアメリカ製脚立(サンタクロース用に送られてきた)で交換した。脚立に乗れないという、体型の思わぬ弱点が出た格好で落ち込む伊集院だが、土井が耐荷重の大きいRAX-21を示し、これで実践。 次はロケを行った屋敷ホールのカーテンの取りつけ。仮設階段としても利用される4m超の巨大脚立、FAM-420を使う。一番身軽な者を、ということで板倉が作業に臨むことになったが、何しろ4mあるので、パッと見ではタレントと思われない風になってしまった。さらに、踏み台での作業も行う。踏み台は天板に乗ってもいい脚立のなかま。SJ-5やDE-90、SRC-8でいちばん上にあるものを取るという作業を堤下が実践するが、板倉がボソッと言ったことで堤下がなぜか蝋燭を食べるキャラに変貌していた。 座布団を棚に入れる作業も行うが、これは棚に横幅がある、かといって脚立をいちいち動かすのは面倒ということで、ここは足場台の出番。脚立や梯子にもなる足場台、KAD-38や天板や脚部が伸びるDXS-1510が紹介されたが、DXS-1510を使って眞鍋が作業。みんな眞鍋を見たがって座布団を手渡す人がいない、なんてこともあったが、眞鍋の作業自体はすいすい完了し、意味なくイリュージョニストのポーズをとっていた。 電球交換は階段のものも行う。使う脚立は、伸縮可能で段差のあるところでも水平を保てるKXE-18A(通称ラビット)。これも眞鍋が行ったが、危険なのでタモリが補助した。最後は伸縮梯子のHP-38で2Fに移動する。これは眞鍋が怖気づき(?)、堤下が上ることになった。たわんだ梯子が見た目にも恐ろしいが、さすがに丈夫なもので無事2Fへ。堤下を気にせず梯子をたたんでしまい、降りられないというオチもついた。 さて、そもそもの目的はバドミントンのシャトルを取ることであり、このためにスパイクもついた三脚タイプのN-270が用意され、堤下が取ることになった。あっさり取れて、戻ってきたら扉に鍵が、堤下は入れずはいめでたし、という設定のはずだったのだけど、鍵がかかっておらず間の抜けた締めに。 一応使い方の勉強になるし、後半に進むにつれ単純にいろいろと感心できる型式が出てくるのが楽しい。途中からチラリズムというか微エロ世界になってるというのがなんとも。こうして見ると眞鍋も魅力的に見えてくるから不思議だな。パラダイスはアドリブがことごとく空振りしていたが、「ラビット」がすっと出てくるところやマイ脚立を持参してくるあたり、本当に脚立好き?なんだなと思わせる。影の解説者。インパルスは実力を出し切ってない印象。ツッコミがひどすぎる。別な企画で見たいところだが、どうも番組内では堤下は豚キャラ、ということになりそうなので、浮上の機会はないかもしれない。C。 関連リンク:長谷川工業 安斎、ドームのイベントで空耳かきを作りたいと思っているらしい。タモリも「ビッグビジネスの予感がする」と乗り気だ。なお1本目には電チラの駅寝が登場。タモリ「望月かあれ」って、ちゃんと名前知ってるんだな・・・。
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