00年4月26日 | 恐怖!爆笑? アンビリーバボー心霊写真大喜利!! | |||||||||
ゲスト:バカルディ、ひさうちみちお、大槻ケンヂ、梶原しげる(進行)、佐藤江梨子 | ||||||||||
近年はホラーブーム。テレビ・小説などにはホラーものがあふれ、番組でも「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を取り上げたことがあった(ホラーかどうかは微妙だが、まあホラーということにしておく)。ところで、ホラーの定番には心霊写真がある。番組関係者の写った写真に最近心霊写真が多いらしく、多数の心霊写真が集まってきた。写真に写る霊は、現世に心残りがあるから写ると言われている。写る霊は真剣に何か訴えたいのかもしれない、くだらないことを考えているのかもしれない。 そこで今回はその霊が何を考えているのか、霊の気持ちを代弁しようという企画。ついでに霊の供養も狙っている。気持ちを代弁するといってもタイトルから察せられるように、いかに面白い回答をするかが全てである。写真を見て一言、というシステムそのものでいうとダウンタウン松本の得意とする手法とほぼ一緒である。バカルディ、ひさうち、大槻の4人が回答者となって誰が一番霊の気持ちに近かったかを佐藤が判断。霊にちなんでレイをその都度与える流れだ。 第1問を取ったのは「撲殺」ならぬ「撲死」という変な言葉でウケを取った三村。第2問は写真に後付けされた丸を扱ったひさうち。第3問は傍観者として茶々を入れただけの発言が採用されてタモリのものとなった。このへんから徐々におかしくなってくる。第4問も駄洒落が佐藤に受け入れられたようでタモリ。 さらに第5問に入ると佐藤までが回答に参加。一番のオヤジ発言で物議をかもし、レイを獲得したうえ以降をオヤジ発言大会になってしまう。第6問もオヤジ発言に火をつけた佐藤が獲得。回答者を置き去りにしたタモリと佐藤の争い、という様相を呈したまま最終問題に突入。この問の判断は佐藤に委ねられたが(前2問で佐藤にレイを与えたのは梶原)、あろうことか自分にレイを与えてこの問題も彼女のものに。 結局レイを一番獲得したのは佐藤だった。誰もが出だしでは予想していなかった意外な結末。賞品におばけせんべい。 今回は、というか今回も、か?たいして面白くなかったような。三村が主役級としてよく映っているが、彼が痛々しくて(芸風?)ぱっとしない。梶原に「そのまんまツッコミ」と表現されたツッコミが苦しかった。心霊写真そのものについては、さすがに番組視聴者であれを本物の心霊写真と思った人はいないだろうしそのへんはスタッフも織り込み済みだろうから、スタッフ結集でよく作ったねとしか言いようがない。もう少し自然な写り込みだとよかったと思うんだが。一番面白かったのが提供ジングルの「ドラマティック・レイン」だったのはちょっとさみしい。でも「ドラーマティーーーックレイン」まで流す必要はなかったと思った。D。 空耳アワーの結果 井上陽水の名言「お元気ですか」のネタ元(ただし番組の独自解釈)が判明した。
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00年4月19日 | 倦怠期コンビ芸人 仲良くなりまSHOW!!(仮題) | |||||||||
ゲスト:YOU、BOOMER、ジョーダンズ、辻義就(進行)、ファンキーモンキークリニック、やるせなす | ||||||||||
コンビ芸人が仲が悪いというのはよく聞く話。四六時中顔を合わせることになるから関係が煮詰まったり倦怠期に陥ったりすることもあるのだろう。今回はそんな倦怠期に突入した中堅芸人を迎え、互いに不満をぶちまけてもらう。そして仲がよかった頃に戻ってもらおうという意図だ。不満があらかた出尽くしたところで果たしてどちらが悪いのか、YOUが自身の主観で判定。悪かった方が謝ることになっている。今回のタモリは傍観者でたまに茶々を入れる程度。 まず登場するのがジョーダンズ。「借りた金は返せ」「酒グセが悪い」といった不満から始まってキャバクラ問題などが噴出するが、三又の隠れた行為が明るみになったあたりから形勢は山崎有利に傾き、山崎の勝利。 続いてファンキーモンキークリニック。「女グセが悪い」「遅刻グセがひどい」からスタート。藤本は高橋の女グセを追及しようとするが、タモリに「芸能界に入りたてのしゃべり」と酷評されるほど要領を得ない説明で墓穴掘り続け。学生時代の恥ずかしい話も暴露されてしまい判決前から謝る始末。もちろん「ほとんど不戦勝」で高橋の勝利。 次にBOOMER。「いいかげん風俗を卒業しろ」「後輩芸人をアゴで使うな」という不満があるらしいが、伊勢のキャラクターがいつもと違う。妙にキザ。「芝居をしている」と指摘されるほどでタモリには「昔の伊勢がかわいかった」と言われてしまう。ほとんどの時間伊勢のキャラクター問題に終始して形勢不利か、と思われたが伊勢の勝利。不満の話云々ではなく髪型の問題で。 トリで出てくるのがやるせなす。「不潔すぎる」「説教グセがひどい」というあたりから始まるが、中村の正論に石井は押されっぱなし。というか、石井の私生活がだらしない印象。しかし中村が石井の兄夫婦に説教したというあたりから雲行きが怪しくなり、中村が女の子を試しているという事実が明らかになったことで一気に形勢逆転。石井が勝利。苦々しげに謝る中村。 これで終わりかと思いきや、最後に「どれだけ仲直りしたか」をはかるイベントが行われた。コンビが口でゴムをくわえ、共にひっぱって伸ばすというもの。いちばん長く伸びたコンビが優勝、ということだ。ジョーダンズが長持ちしたのだが、全然伸びていないということで伸びが一番大きかったBOOMERが一番仲直りしたと判定された。賞品はペアルックのトレーナー。ペアルックというか、まったく同じ。同じの場合もペアルックというのだろうか? さて。新聞の見出しで見たときはすごく期待したのだが、見てみるとそうでもなかったというのが実感。話の信憑性はわりと高そう。指摘を受けた人間のうろたえ方とか目の泳ぎ、「実話じゃないか」という本気の反応を見るに全部が本当でなくても半分以上は実話だろう。でも実際に倦怠期を迎えていなかったとしても話が生々しいだけにあまり笑えるものではなかった。冒頭のYOUの「責任を持って解散させます」というのがいちばんよかったかも。C。 空耳アワーの結果
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00年4月12日 | めざせ杉作J太郎! 文化系スター誕生!! | |||||||||
ゲスト:佐藤正宏(進行)、パイレーツ(審査員)、井上満嘉、河井克夫、白根ゆたんぽ、細谷隆広 | ||||||||||
山田五郎、安齋肇、井筒和幸のような非芸能人の人気者、すなわち文化系スターをタモリ倶楽部は世に送り込んできた。その中でも、番組発の最も旬な文化系スターはもちろん杉J、杉作J太郎である。そんな彼の活躍に刺激されてか、番組出演を希望する文化人が急増中とのこと。そこで今回はその中から新たな文化系スターを発掘しようというオーディション企画を決行。井上以下4名が明日のスターを夢見てオーディションに臨む。 今回のテーマは「フレッシュな情けない人」。「情けない」といったあたり、まさに杉J路線の継承者を求めている格好だ。それにそぐう人材を見出すべく3つの審査を行うことに。 まずは素のキャラクターの観察。出場者を控え室で待たせ、その時の行動を別室で見る。素を探るという点では「エロ雑誌トトカルチョ」の趣旨と一緒だ。あとで水着審査と共にポーズをとってもらうと伝えてあるらしく、みんなその準備に余念がない。カメラの存在には気付かないうえ控え室には誰もいないということで、放送では映せないものが映ってしまったりもするが、それは仕方ないな。 続いて水着で情けない話の披露。「母親の尿を飲んでしまった」とか「1日2回射精すると具合が悪くなる」とか「歯の詰め物を誤って飲んでしまい排泄物から取り出した」とか、「妻を寝取られた」といったディープなエピソードが次々に飛び出した。 最後に特技披露とリアクション。特技を披露してもらいながらリアクションの面白さを見る。リアクション試験機となるのは、そう、杉作をスターたらしめた逸品、低周波レーザーガン。みんな特技を披露できなくなるくらいの過剰すぎるくらいの反応をするかと思いきや…あれ、河井は平気。しかも健康になった雰囲気すらある。無反応というのはかえって面白い。 以上を経て結果発表。優勝は順当なところで河井。知名度とかガロ出身であることを考えると、彼に行き着くしかないのではなかろうか。よく見ると番組を通して彼のエピソードばかりだったし。ガロ系文化人への期待を込めて、といったところか。賞品は杉作J太郎著の「ヤボテンとマシュマロ」10冊セット。「あんまり嬉しくない…」と素直な反応の河井。ガロ人脈ということで持っている可能性もあるし、ごもっとも。よしんば持っていなかったとしても、同じものを10冊渡されてもね…。でも総額18,900円という豪華賞品ではある。 今回は、あまり面白くなかった。ゲストのキャラからして弱かった。実質テレビ初出演であろう文化人たちに多くを求めるのは無理なのだけど。耳についたのがパイレーツの素直すぎる反応。「やだーっ」「きもちわるーい」を連発。そうかもしれないけど、やっぱり失礼だ。そういう反応をスタッフ側が望んだとしても、失礼だ。なお、河井に再び出演の機会があるかどうかはわからない。彼は一度生で見たことがあるけれど、ずいぶん印象が変わって見えた…テレビのせいか?あと、せっかくこういう機会があったのならばポスト杉Jと一部で目されている東陽片岡が見たかった。似すぎるとダメなんだろうか。とにもかくにもDです。 なお、今回のタイトルテロップは「文化系スター誕生!!」だけだったが武田氏もコールしているので「めざせ...」も付けた。 空耳アワーの結果 安齋、伊勢海老キャッチャーで見事海老をゲットしたとか。
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00年4月5日 | 大物プロデューサーが風俗嬢をプロデュース(タイトル提示なし) | |||||||||
ゲスト:板尾創路、細野晴臣、白石有杏、樹里、青山麗子 | ||||||||||
こういうのも今更だが、音楽業界はプロデューサーの時代。そんな中、大御所・細野晴臣も久しぶりにユニットプロデュースに乗り出した。プロデュースするのは「身近にいる女の子」をコンセプトにした人気風俗嬢3名のユニット「ヘルシー・ヌッキーズ」。この人たち、カラオケの持ち歌と思しき曲を歌いながら登場するが妙に不安定。つい微笑んでしまうような感じ。タモリの表情も明らかに呆れた風。テロップによると仕事帰りで顎が疲れて歌が乱れているとのこと。ともあれプロジェクトが始動。タモリ・板尾もプロデュースに参加する。 曲は既にできていた。ちょっと古風な曲調。GS期前後にありそうなギターだ。全てのトラックを御大自ら入れたかもしれないと思うと興奮。ただ、デモの段階なので詞ができていない。そこで彼女らの声・日常を聞きながら曲に合わせた詞をタモリが中心になって作る。細野からも「すばらしいですよ」と絶賛のキーワードが続々飛び出す。ヌッキーズの3人の仕事部屋の様子を織り交ぜながら、挙がった言葉をまとめた歌詞ができた。仮歌段階でさらに調整して完成。細野も「音楽生活30年、初めて傑作ができた。代表作」と意欲満々。 プロジェクト、続いて振り付けへ。振り付けも細野。形態模写を披露してそれを取り入れようとするが、それは却下。しかし基本的には「得意」というだけあってだいたい彼の意見が通る。振り付けの見本演技までやってくれた。まあ、単純なものなのだけれど。 以上の決定を踏まえつつ特訓を経て曲「癒しのルンルンアイドル」披露。単調なだけに「美乳大作戦・メスパイ」の主題歌「ドキがムネムネ」のような、耳から離れない曲になった。仕上がりを見て「感動した」と感慨深げの細野。さすがに「HOSONO BOX」には入らないようだけど。曲ができる以前にBOXは完成していたしな。ていうかこの曲、CD発売はされないの?「4月1日発売」だなんて冗談言ってる場合じゃないって。出たらタモリ倶楽部ファンも細野マニアも買うって。いや、どうかな…少なくともわたしは買う。 今回はやはり超大物・細野の出演に尽きる。彼が出たからかさすがにゲストも少なく小ぢんまりとした作りになった。その細野、普段こういう番組(むしろテレビ自体?)に出ないだけに独特の間を作り出し、ぼそっとした一言も併せ独自キャラとして屹立していた。踊る細野・坂本龍一の真似をする細野など、滅多に見られない彼が見られます。また、提供ジングルに敏いとうとハッピー&ブルー「よせばいいのに」を使用。なんて失礼な!大笑いしたけど。さらに言うなれば、ロケ地がわたしの憧れの聖地・音響ハウス。なんて豪華なロケ地!C。しかし細野さんの出演により保存版。 なお今回から関西は放送日が水曜日に移ったので日付も水曜日のものとなります。 追記:後で気付いたがこの回は850回だった。850回記念ということで大物ゲストを呼んだのかもしれない。 空耳アワーの結果 安齋、髪が元に戻っていた。若干緑がかった色だけど。
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00年3月28日 | 芸能人がお世話になった芸能人大賞!! | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ゲスト:プリンプリン、浅草キッド(進行)、松尾貴史、松村邦洋、桜樹ルイ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今回はタイトルそのままの企画。あらかじめアンケートを依頼しておいた各界著名人(回答者一覧はこちら)がお世話になった芸能人をランキング形式で発表、大賞を選出する。 ここで気をつけなくてはならないのが「お世話になった」の意味である。もちろん番組のことだから、一般的な意味ではない。隠語といっていいような意味の「お世話になる」である。ややぼかすとオカズ、露骨に言うとズリネタですな。したがってアンケート回答者も全て男性。35歳をボーダーラインとしてアダルト部門とヤング部門に分類、各部門のトップ10を見る。結果は以下の通り。
ご覧の通りの納得のランキング。「ああ、そういえば!」と思い出す人ばかりで、タモリも「いいとこ突いてるねえ」と感心。ランキングを見ながら推薦者のコメントも発表されたり、出演者のその人に対する思いなどが語られて終始和やか。 空耳アワーの結果 安齋が「お世話になった」のも名も無き人らしい。
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00年3月21日 | タモリ倶楽部 相席恋愛術 | |||||||||
ゲスト:バカルディ、羽賀研二(講師)、杉作J太郎、井筒和幸、パラダイス山元 | ||||||||||
春だ。春は別れの季節であるとともに出会いの季節でもあり、新たな出会いに胸を膨らます人も多いだろう。ところで出会いの一つの形として、喫茶店などでの相席がある。相席する人がもしもときめきを覚える人だったら?…今回はそこに目をつけて、相席を利用して恋愛チャンスをものにしようという企画。そのテクニックを一流講師から伝授してもらう。タモリも言っているように、「早い話が相席でナンパする」企画である。講師は羽賀。 彼によるとポイントは「話題を豊富に」「安心感を与える」「上から見下ろしながらも低姿勢で」「精神的な余裕を」「相手から質問が来たら勝ち」といったあたり。これをもとに杉作以下3名が変装して実戦に臨む。実際はここからが本題。テクニックを実践中の各人の振る舞いがどれだけ面白いかを別室のモニターで観察する。実践者は一応レシーバーをつけているようで、タモリらが発言を指示することもできる。 まずは杉作。可愛らしい女性を迎えて早速興奮気味。会話はたどたどしく噛み合わず、引かせてしまう。惨敗。しかしこの一連の所作に会場はバカ受け。本人にそのつもりがなくてもギャラリーの期待に応える杉作はさすがだ。続いて井筒。こちらは女性2人組相手に上手い導入でなかなかのもの。会話の広げ方も上手で携帯の電話番号を入れさせるところまで行く。実際は入れるフリをされただけだったけど。最後にパラダイス。入り方は非常にスムーズでギャラリーも感心するが、途中からぎこちなくなり身構えられて尻すぼみ。最後の締めは上手かったが、失敗の部類。 これで終わるかと思いきや、杉作がリターンマッチを懇願。「怒り王決定戦」の時みたい。「最初だったし、忘れてたことが…」と無理を言ってやらせてもらうが、相席したのはヤマンバギャル2人組。わりと杉作好みらしいが、ただただ惨めな目に遭うばかり。 今回は、意外に面白い。悪銭苦闘ぶり、引かれぶりが滑稽。それがひどくて見ていられない、痛々しい構図になることもあるけれど。そして出ました、杉作・井筒コンビ(コンビを組んでるわけではないけど)。「生徒さんです」と言われて出てきた3人の顔触れ、それを見ただけで大受けのわたし。冷静に考えると相席せざるを得ないほどの混雑ぶりで、かつ相席するのがみんな女性というのは出来過ぎっぽいが、まあよしとしよう。B。 なお、前回に続いてデスクの本郷さんがテロップ付きで出てきた。 空耳アワーの結果 安齋、今週から金髪。金髪の謎も明らかに。何でも奥田民夫のアルバム「GOLDBREND」発売に伴うツアーパンフの撮影で、スタッフ全員金髪だったら面白いという発想により染めたらしい。トミー・リーの新プロジェクトのPV撮影の発想と一緒だ。
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00年3月14日 | ご当地カップ麺花盛り 殺された螢原は何を食べようとしていたのか!? | ||||||
ゲスト:雨上がり決死隊、北野誠、辻義就(進行)、立石憲司 | |||||||
雨上がり蛍原(今回は螢原とテロップされてたが)がカップ麺を作っている最中に殺された。この犯人を探し出すべく、タモリ刑事長はじめミヤサコ刑事、キタノ刑事が立ち上がる。と、ドラマめいたOP(もちろんタモリはやる気なし)の今回。ご当地ラーメン花盛りの昨今、カップ麺にもその波が押し寄せてきているからそこから1本という企画である。蛍原の残したスープを唯一の手がかりに、彼が何ラーメンを食べようとしていたかを当てるのが趣旨。「それがわかれば事件は全て解決」らしい。んなはずないって。 それはともかく、一同はラーメンを当てるために10種類のご当地カップ麺を試食、味の特徴をたたきこむことに。名付けて「ご当地ラーメンローラー作戦」。食べるのは和歌山ラーメン、白河ラーメン、博多ラーメン、神戸ラーメン、天理ラーメン、徳島ラーメン、横浜ラーメン、八王子ラーメン、札幌ラーメン、尾道ラーメン。特別捜査官としてラーメン王の立石を迎える。 序盤は彼のプロファイリングの実力も存分に発揮されるが、間違いも発生してラーメン王の称号を剥奪される事態に。代わって立石が間違ったラーメンの銘柄をずばり当てたタモリが新ラーメン王に。もっとも立石はともかく、タモリがメーカーや商品名まで当てたというのには胡散臭さがある。 さて、10食試食し終えていよいよ蛍原の残したスープを試飲。実際には原液のまま残っていたので一なめ、か。3人の刑事が「これ」と挙げたのは北野が神戸、宮迫が徳島、タモリが天理。結果的に当たったのは宮迫。これによって宮迫が新新ラーメン王(笑)に。素で喜ぶミヤサコ刑事。外れたのが口惜しいのか、タモリは「天理だろ!」と正解を明かした蛍原に強要。これで終わるのだが…犯人は?事件はこれで解決したのか?まあいいけど。 今回は企画はだるいめなのだが、死体役なのに瞬きしまくる蛍原とか蛍原に厳しすぎるツッコミをしまくる宮迫など、粒はそれなりに揃っている。タモリはタモリでやる気がないはずなのにやっぱり着替えはするし、当てる段になっていきなり丹波哲郎の真似を始める(最近、物真似が多いですね)しでそれなりに乗ってる。北野はぱっとしない。ただ、今回の主役は音楽ではなかろうか。気合入りまくり。かかった曲数はいつもの数倍。駄洒落系の選曲が多かったので、その意図を探るという楽しみ方もできよう。C。 なお、デスクの本郷さんがテロップ付きで出てきた(婦警の衣装で)。 空耳アワーの結果 1本のみ。「捜査が難航しているため一ネタで…」なんて出てきたが…なんだそりゃ!
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00年3月7日 | めざせノリヤス! 路上から魂のメッセージ あなたの人生癒します | |||||||||
ゲスト:蔵野孝洋(進行)、ダンカン、ひさうちみちお、大隈いちろう、れな、秋葉未賀、永字八法、宝生奈々、夏海、冬海 | ||||||||||
ストリート産業が隆盛を誇る中、自身の癒しの言葉を道行く人に路上で送りつづける元・チーム0の軌保博光。たとえがまずくなるけど、路上の相田みつを・ナカムラミツルといったところか。いまや彼の詩を求める人は後を絶たず、フォロワーまで現れているとか。今回はそんな彼をめざしてダンカン以下3名が悩める現代の若者に癒しの言葉を送る。 基本的には相談者の悩みを聞いた上でダンカン・ひさうち・大隈それぞれが言葉を送り、相談者にその中から一つ選んでもらうしくみである。選んでもらう回数が多かったからといって賞品が出るわけではないけれど。システムというか、番組構成は「快傑熟女!ゴムも不要」に似ている。 出てくる悩みはれなさんの「店と同じプレイを要求される、彼がパックン好き」(選ばれたのはのダンカンの言葉)、秋葉の「足が臭い」(大隈)、永字の「真面目な仕事がしたいがキワモノ系の仕事ばかり」(大隈)、宝生の「他の仕事をしたいのだが先行きが不安」(ひさうち)、夏海・冬海の「何をするにもいつも一緒で、そろそろ自立したい」。夏海・冬海が何も選んでいないのは、タモリが3人のボケを殺しまくった結果ダンカンがタモリに送った言葉が採用されてしまったからである。つまり夏海・冬海は癒されずタモリが癒されたという結末。 今回は秋葉嬢のパートと夏海・冬海のパートがポイントか。夏海・冬海については上記の通りだが、秋葉は秋葉で突然冷たい対応をして出演者陣を怒らせる。ひさうちすら怒り、タモリに「この人がむかっとしたのを見たの、はじめてだよ」と言わしめる。なお今回の趣旨について、OPで蔵野は「ある意味大喜利」と言ってウケを求めたようだが、結果的にはウケ狙いなのか真剣に答えているのかよくわからなかった。また、意外と大隈が可愛がられているような印象。ひさうちのボードがほしいなあ。C。 空耳アワーの結果 地味に、スーパーの活字が変わった。
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