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2000年度 中学3年4組―1学期

中学生活最後の学年をステキな思い出でいっぱいに

2000年度 1枚目 2000/04/08

昨日、今年度最初の職員会議がありました。そこで、三月いっぱいで京女を退職された先生方の挨拶がありました。その先生方が異口同音におっしゃったのは、「一人ではどうしようもない事があったとき、周りのみなさんが支えてくださった。京女のあたたかさがあったからこそ、今日まで勤められました」と言う言葉でした。

毎日生きていれば、シンドイことやツライ事もきっとあると思います。だからこそ、一日一つでも何か楽しい事をいっしょに造っていきませんか?

いっしょに暮らしてみんなで何かをしようとすれば、ケンカやモメゴトもおきるでしょう。でもそれは、人と人とが関わりあっている証拠です。自分の思いをちゃんと伝えて、人の思いをちゃんと聞く。そこから「新しい何か」が生まれると信じたくはありませんか。

一ヶ月前の卒業式の日、みんなが送辞で歌った「贈る言葉」の歌詞を覚えていますか?「…信じられぬと なげくよりも 人を信じて 傷つく方がいい…」とっても厳しく、とっても温かい言葉です。

今日からスタートする中学生活最後の学年を、この三年四組の四〇人でいっしょに過ごします。卒業の日まで、残り三四〇日。過ぎ去った日々は取り戻しようがない。だからこそ、今、この場のこの瞬間を、精一杯生きてみたいと思いませんか?

保護者の皆様も、三年四組の生徒一人一人(と私)を支えてくださいますよう、心よりお願い申し上げます。

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2000年度 中学3年4組―1学期

新しい環境に、ちょっとは慣れて

2000年度 2枚目 2000/04/11

三年四組の生活も今日で三日過ぎました。クラスの役員を決めたり、研究旅行の準備をしたりする中で、話せる人も増えてきたかな?誰にも「安心できる居場所」っていうものが必要なもんだよね。と同時に、自分の感性を磨いてくれたり、やる気を出させてくれる刺激的な場所も。

春休みには、安らぎと刺激の両方を求めて「旅」に出ようと思っていたのですが、思いよらない仕事が入って来たり、、ひどい風邪をひいてしまった上に、熱でふらふらしたまま買い物に行って階段を踏み外して足首ををくじいてしまって万事休す。

 この前の日曜日は、春の陽気に誘われて、ヨメさんとどっかブラブラしに行こうかということになり、買い物ついでに伏見の大手筋に行きました。納屋町通りに入ってトロトロいくと、突然「創業三百有余年 おしゃれ呉服」っていう看板がかかった一軒のお店の勝手口から、突然京女のセーラーを着た美少女が出てきました。(それは、この教室の誰かさんでした)

その後入った「きあっそ」って言うイタリアレストランのジェノバ風ソースのスパゲッティはけっこう風味がよかったし、ホッコリしたりハットしたり、なんか得した気分になった春の休日でした。

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2000年度 中学3年4組―1学期

年とともに育っていく人々と……

2000年度 3枚目 2000/04/12

京女のスロープの桜も、今が満開です。でも、あのソメイヨシノっていう種類の桜は決して実をつけることはないそうです。つまりは枝を切って挿し木しない限り、一代限り。花の散り際だけでなく、木そのものの存在自体までがはかないからこそ、桜は人の心を揺さぶるのかもしれないね。死ぬまでに、あと何回桜を見ることができるんだろうね。

 昨日の身体測定でまたグンと背や座高が伸びたり、体重が増えた人もいっぱいいるようですが、中には去年よりサイズが小さくなってしまって、どうしたんだろうって人も居るようです。僕は二十歳を過ぎても年間数ミリずつですが伸びてましたが、女の子は、十五・六歳で身長の伸びが止まる人が多いようです。これからは、外側の「サイズ」よりも内側の「密度」を重視していく時期なのかもしれません。

四月二日の中山さん、四日の村木さん、五日の湯浅さん、七日の津島さん。四組の中で、もう十五歳のお誕生日を迎えた人が四人います。年とともにカラダを成長させていける時期は、人生の中でも限られていて、みんなは今の時期まで。アタマの方は二十代から三十代にかけてがピークだそうです。でも、ココロの成長は、この世を去る日まで続けていくことができます。一人一人、それぞれに、自分を成長させていけるといいね。僕もそのお手伝いができたらと思っています。

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2000年度 中学3年4組―1学期

みるみるみちるこひごころ

2000年度 4枚目 2000/04/13

我が家は朝日新聞なので、朝刊に載ってるコラム『天声人語』を読んでます。今朝載っていた桜の話を下に紹介します。京女の桜は散りぞめで、音もなくハラハラと散っていますが、ひょっとすると、みんなで研究旅行に行ったときサロマ湖の桜は満開かもしれません。

下のコラムにあるように、詩人の草野心平は花の散る様子をハラハラでもヒラヒラでもなく「ちるちるおちるまひおちる /死よりもしずかにまひおちる」と歌いました。同じことでも、表現の仕方・言い方を代えると違って感じられます。もっと言えば、同じことを伝えているつもりでも、「言い方」が違うと「伝わる中身」まで変わってしまうのです。

 「言い方」って言うのはただの言葉のスタイルってことだけでなく、、話す中身に対する自分の感情と、話す相手に対する自分の感情までもが含まれているんだよね。

自分が何気なく使っている言葉が、相手にどう受け止められるのかってことを考えると、それは、自分がそのことやその相手に対してどう思っているのかってことを考えることになるんだよね。家でも学校でも、言葉を通して、自分って言うものを見つめ直してみるのもいいかもしれないね。

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2000年度 中学3年4組―1学期

うるおいとあたたかさ

2000年度 5枚目 2000/04/15

久しぶりに朝から雨が降ってます。でも、一月前の雨と違って、何だか雨も春めいて、やわらかに感じられない?我が家の庭では、昨日ぐらいから山吹の花が咲き始めました。白いユキヤナギと黄色いレンギョウも雨にしっとり濡れてつややかです。アジサイやナツツバキやヤマボウシの新芽も膨らんできました。

木や花はかってに生えて伸びているようだけど、光や熱や水がなければ命を閉じてしまいます。「生きていく条件」を手に入れた種や胞子だけが、その命を開いていくことができるわけだね。でも、その植物も、水が少なければ、かすかな水でも吸い上げられるよう根を張ろうとし、少しでも光を受けられるように枝をのばします。

 動物は、より進化して自分の生きて生きていきやすい条件を求めて移動する力を手に入れました。そして、人間は、その条件を自分たちの頭と手で作り上げていく力を育ててきました。僕らは、そうした力を身につけていくために勉強しているんだと思わない?人間になるための勉強。

一雨ごとに春は深まっていきます。木々を育てる恵みの雨のようなうるおいとあたたかさを、みんなが大切にしていくことで、みんなで人間になっていくんだと思わない?

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2000年度 中学3年4組―1学期

時代も季節も動いてる

2000年度 6枚目 2000/04/17

時代の歯車は少しずつですが確実に回っています。昨日の熊本県知事選挙で、日本史上二人目の女性知事が誕生しました。数年前、というよりついこの前まで女性が知事になるなんて、多くの人は思ってなかったし、今でも次の総理大臣が女性になると思っている人は少ないだろうね。みんなも「女性向」っていう言葉にとらわれないで、「自分らしさ」を探していってほしいと思います。

この土日は冷え込んでいて、体調が不安定になっている人もチラホラ。我が家でも、ストーブの灯油を買うか買わないかって話していたほどです。今朝も結構ひんやりしていましたが、朝早くからウグイスの鳴き声が届いて来たり、カーテンを開けて眺める空の青さにもわずかながらも、初夏の兆しが感じられました。

中3ノートを見ていると、仲良しと離れ離れになったり、しゃべったことがある人が少なかったりで、「スタートは不安だったけど、しゃべってみればみんないい人でよかった。いろんな人と友達になっていきたい」って言う思いがたくさん綴られていました。まずは、スポーツ大会をきっかけに、いろんな「発見」ができるといいね。そう言えば、僕も、今朝新たな発見がありました。学校に出かける時、斜め向かいの家から京女のセーラーを着た子が出てきて、こっちを見てお辞儀をしたのです。エッと思って、学校で確かめると、一年ニ組の子でした!

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2000年度 中学3年4組―1学期

やわらかに 若葉萌えたる かえでかな

2000年度 7枚目 2000/04/19

昨日の晩は、家に帰ったのは9時過ぎで、子供たちはもうとっくに食事を済ませていて、嫁さんはくたびれ果てて寝てしまっていたので、一人で晩御飯をあっためなおして食べることになりました。どうせ一人ならと思って、食事を庭のテーブルに運んで出ると、新芽がついたかえでの木の上に、まんまるおっ月様がぼんやり空に浮かんでいて、春の宵をしみじみ照らしてくれました。お月さんといっしょに、グラスに注いだ日本酒をグビリとやりながらの夕食も、また味わい深いものです。

みんなは、カエデ(もみじ)の花が咲いているのをじっくり見たことがありますか?ちょうど今、芽吹いて広がり始めた若葉といっしょに、赤い小さなつぼみが、いくつかずつ房になって枝についてます。初夏の新緑や秋の紅葉もいいけれど、僕は、枝から小さな炎がちろちろ燃え出しているような、今の季節のもみじの新芽と花が一番好きです。

これから大きく成長していくいろんな可能性が、みんな一人一人萌出てきているように思います。クラスやクラブの仲間同士、それを発見し合えて行けたら素敵だよね。

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2000年度 中学3年4組―1学期

芽をつむ・助長する

2000年度 8枚目 2000/04/20

我が家のすぐ裏は宇治カントリークラブというゴルフ場なので、雷雲がやってくると雷が落ちまくります。今日の明け方にかけての雷もドシャンバシャンとにぎやかでした。夜が明けて外を見ると雨も風も収まっていて、開きかけたハナミズキのつぼみがゆらゆらゆれて爽やかでした。。

僕は、毎朝学校に出かける時、玄関の鉢植えのパンジーやビオラやジュリアンの花ガラを摘んでいます。しおれた花をそのままにしておくと腐ってカビが生えたり、新しい花の芽がつきにくくなったりするので、こまめに摘んでやることが長く花を咲かせるコツなのです。でも、慌てているときは、うっかりこれから花を咲かせる芽をを摘んでしまうこともあります。ゆとりがなくなると、育てるつもりでやってることが芽を摘むことになってしまうんだよね。

故事成語に「助長」って言う言葉があるけど、なかなか伸びない芽にいらだって、早く芽を出せ茎を出せと、出かかった芽を引っ張って結局植物を枯らしてしまう愚かさが元々の意味です。何かが育っていくのには、それぞれに必要な「時間」っていうものがあるんだよね。育てるために手間隙かけるっていうことと同じぐらい、ゆったり待つっていう事が大切な時もあるって思わない?

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2000年度 中学3年4組―1学期

道に迷っているばかり

2000年度 9枚目 2000/04/22

今日で,三年生の生活が始まって二週間。あっという間だった?それとも長かった?今日で、卒業までの日数は三百三十日。たったそれだけ?それとも、まだそんななにあるのか〜か。

最近,昔よく聞いたいろんな歌や曲のメロディーがふっと思い出されます。今日の朝は,森田公一とトップギャランっていう人々が歌っていた「青春時代」って言う歌。

「卒業までの,半年で,
答えを出すというけれど、
二人で過ごした年月を
何ではかればいいのだろ。

青春時代が夢なんて、
後から、ほのぼの、思うもの。

青春時代のまん中は,
道に迷っているばかり」

青春時代だけじゃなくって,中年時代も,結構道に迷ってばかりなんだよね。道を照らす明かりと,闇の中でつないでくれる手を、お互い見つけていきたいもんです。

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2000年度 中学3年4組―1学期

ステキな表情

2000年度 12枚目 2000/04/26

昨日のスポーツ大会での、みんなのボールを追う目の表情。仲間を応援する声の表情。駆け抜け逃げ回り受け止め投げる体の表情。見ているだけでとってもうれしくなってきました。今朝の朝礼。昨日の疲れも感じさせぬ元気な声、わずかに残った筋肉痛が心地よさそうな猫背、どっと出た疲れにくたばってる人の空席。出せる力をそれぞれに出し切った表情って、見ていて気持ちがいいものです。

体育委員の二人の挨拶もよかったし、審判でがんばってくれた人、しんどい体をひきずりながらゲームの後でグランド整備してくれていた人、ご苦労様でした。僕は,高平先生から「少年野球のガラの悪いオッサンコーチみたいや」と冷やかされ、今日も声が枯れたままですが、声張り上げて応援させてもらえたことを,みんなに感謝しています。


 表情といえば,おとといの参観日に来て下さったお母さん方の表情っていうか、物腰や雰囲気もステキでした。クラス懇談会にはニ四人が参加して下さいましたが、はじめてお話する方も多く,ちょっとドキドキ胸ときめかせてしまいました。

こんな言い方をすると「変」かもしれませんが、甘酸っぱくてふわふわしたラズベリームースのような女性、香り高いブランデーケーキのような女性、ほろ苦さが楽しいガトーショコラのような女性。しょっぱさと甘さが絶妙な桜餅のような女性。ステキな方々とめぐり合えて、とっても新鮮。次の懇談会も楽しみです。

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2000年度 中学3年4組―1学期

可愛さと武骨さ

2000年度 13枚目 2000/04/28

日々の暮らしの中では、頭や胃の痛くなることがあれこれある一方で、心がウキウキしたり、ゆったりする事にも出会います。先日イズミヤでみつけた瓶詰め塩漬けのラディッシュ(二十日大根)は可愛いという以外にどう形容してよいかわからないほどかわいいものでした.。頭の鮮やかな緑、首から肩にかけての赤紫、腰から足にかけての純白……見つめているだけで、ため息が出てしまいました.。

かわいさとは対極をなす言葉に、武骨(ぶこつ)さという言葉があります。我が家では、月曜日はたいていカレーやシチューなどの煮込み料理を日曜日のうちからしこんで食べることにしているのですが、そのとき活躍するのは、厚みが5ミリほどある無水ナベ。ヨメさんのおばあちゃんから代々伝わり、もう四十年以上使われてきたナベです。元は何色だったのかもわからないほど使い込まれていますが、どんなに手荒に扱ってもびくともせず、武骨そのもの。でも、このナベで料理をしていると、とても心が落ち着きゆったりした気分になります。

さて、いよいよ明日からゴールデンウイーク。僕はヨメさんと二人で一泊ぐらいはどこかに行って、後はレポート書きや、床のワックスがけやら、デッキのペイントの塗り直しやら庭いじりやらで終わりそうです。みんなの休みがどんなだったか、また中3ノートにでも書いて教えて下さい。

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2000年度 中学3年4組―1学期

その時、自分に何ができるか が優しさの目盛

2000年度 14枚目 2000/05/08

連休と行事の十日間の間に、京都には初夏がやってきて、春は北海道へと向かっていきました。四日後の研究旅行には、一人も欠けることなく、みんなで元気に行きたいよね。

まぶしい光と目に鮮やかな緑の季節なのに、人間の世界では、なんとも憂鬱なことが続いています。この春から初夏にかけて、見知らぬ人を殺し、何千万円ものお金を脅し取った少年達が犯した罪は許しがたいものですが、少年達の心の傷やねじれや暴力を「育ててきた社会」は、今、僕らが生きている社会そのもので、僕らは、彼らと同じ時代の空気を吸って生きているっていうことを忘れてはいけないんだろうね。

昨日、ヨメさんが伏見のイズミヤから帰ってきて、ひどく落ち込んでいました。買い物客の五十代の女性が、突然店内で倒れ、顔を打って血を口から吐きながら、声も出せずに痙攣していたそうです。何十人もの客は人垣を作って倒れた女性を眺めているだけ。横に転がっているバッグの中を確かめれば連絡先がわかるかもしれないのに店員はウロウロするばかり。店では何十枚もの毛布やシーツを売っているのに、彼女には布切れ一枚掛けられることなく痙攣による寒気や乱れた衣服もそのまま。

ヨメさんは、仕事がら簡単な救急法の心得もあるので、意識があるかどうかを確かめて気道が確保できるようにしようとしたのですが、店員に「お知り合いですか」とたずねられ、違うと答えると「動かさないで下さい」と言われたそうです。店内放送で、医者か看護婦の協力を呼び出すこともできるはずなのに、スピーカーから流れているのは陽気なテーマソングと本日のお買い得商品の宣伝。救急車が到着したのは、二十分以上もたった後だったそうです。

もし、そこに倒れていたのが自分の母親や祖母だったら。もし自分や自分の家族がたくさんの人の前でとんでもないことに出遭っても、「たくさんの目に見つめられているだけ」かもしれない。そこに居たたくさんの人は、悪意の人々ではなく、恐らく善良な人々だったに違いない。、でも、ただそこに居るだけでは何の力にもなれない。ヨメさんは、助けを求めて苦しんでいる人に対して、為すすべなく「見守る群衆の一人でしかありえなかった」という無力感と罪悪感、そして世の中に対する若干の虚無感を引きずって買い物から帰ってきたようです。

誰かを救うことなどできなくとも、その瞬間、その場で自分は何ができるか考え、実行する。自分に言い訳しないで済む人生を送ろうとすることが、めぐりめぐって自分自身をも救うことになるのかもしれないね。

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2000年度 中学3年4組―1学期

空の青さに染まりませんか

2000年度 枚目 2000/05/10

昨日は京都は三十℃を超える「真夏日」になり、教室の扇風機もブンブン回っていました。授業中、そよぐ風を受けて心地よさげに突っ伏している人も居たようですが、寝冷えをしないよう気を付けて下さい。

初夏の風と光を身体いっぱいに受けていると、思わず腕を空に向かって開いて、背伸びしたくなるってことないかな?身体にあたった風の圧力が、自分をぐんと上に引き上げて、空の青さに吸い込んでくれるような感覚。空に浮かんでいるものは、どんなものでも、どこか頼りなげでありながらも何やら楽しそうに見えます。

「地に足がついていない」というのは、あまりよくないことのようではあります。でも、しっかりと根を張った大木のすばらしさとは全然違う魅力を、タンポポの綿毛や、くるりと輪を書くトンビや、見る間に姿を変えながら漂う白い雲の姿に感じませんか?変わらぬものの美しさ、堅固なもののたくましさと同時に、時間と空間を自在に行き来しうつろうもののはかなさ、重力や圧力との微妙なバランスのあやうさも楽しみたくはありませんか?

研究旅行から帰ったら、減量に努めて、梅雨明けにはパラグライダーを再開したいと思っています。みんなのお母さんやお父さんで、パラやハングをやってる人、スカイダイビングが趣味の人が居たら、ぜひ教えてください。是非ごいっしょしたいと思います。

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2000年度 中学3年4組―1学期

見える成長 見えない成長

2000年度 16枚目 2000/05/17

今日はお休みも三人いて、まだ研究旅行のお疲れが取れないままの人も多かったようです。みんなにとっての研究旅行はどんなものだったでしょうか。四日間の旅行で、僕はへとへとになりましたが、家に帰ってみると、旅行前に蕾だったバラもクレマチスもシンビジュームも満開。ハギやモミジアオイの茎は倍ほども伸びていて、ブドウのツルはトレリスに巻き上がり、ハーブの葉は鉢からあふれてました。すごい成長です。

植物ほどにはっきりとは目に見えないけど、この四日間で、みんなも確実に成長したんじゃないかな。見たことのない自然や文化に触れ、今までと違った何かが一人ひとりの中に芽生えたかもしれません。いつもと違った環境で、寝食をともにして、身近に居ながらいつもは気付かなかった、いろんな人の存在や人柄を発見できたのではないでしょうか。違うものとの出会い、違った形での付き合いが、みんなの「世界」を一回り大きく広げたはずです

我が家では、昨日からヨメさんが修学旅行の引率に出かけてしまい、金曜日まで男三人のぶっきらぼうな生活です。いつもの家事分担に加え、息子達は朝晩の皿洗い、僕は洗濯と三人分の弁当作りが増えて面倒です。でも、去年の冬に買い替えた洗濯機を、昨日まで一度も使っていなかったことを考えれば、、これもまた自分の世界を広げるチャンスの一つかなって思えます。日ごろほっておいた湯呑やティーカップの茶渋とりや、ナベ磨きを、一人で心行くまで時間を掛けてやるのも、たまにはいいもんです。

さて、明後日からはクラブも停止。来週の金曜日からは三年生最初の定期考査です。みんなも、落ち着いてじっくり勉強に取り組んで行けるといいね。

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2000年度 中学3年4組―1学期

陰の持つ優しさ

2000年度 17枚目 2000/05/19

今日もまた、お休みの人が二人。疲れが取れないままの人々は、この週末の♪ Happy birth-day dear Shinran ♪のお誕生会と日曜の連休を仏の恵みと受け止めて、ゆっくり身体を休めてください。でも、陸上部は日曜日に試合があったんだっけ?いい結果が出せるといいね。

さて、みんなは食堂裏のテラスのクスノキの枝が、今日ばっさり切られて片面ハゲになっているのを見たかな。あれで理科室の採光や通風はずいぶんよくなっただろうとは思うけど、夏の強い日差しの下の涼しげな木陰がなくなってしまったのは残念です。

我が家の南側には龍神宮と言うお宮の松林があって、冬になると庭はすこぶる日当たりが悪いのです。でも、今の季節は松の新芽が青々していて、眺めているだけで気分が涼やかになります。「緑陰」」と言う言葉がありますが、「明るさ」ばかりを求めるのではなく、「陰の持つ優しさ」を、僕らはもっと認めてもいいのではないでしょうか。

緑にあふれた休日。どこにも誰とも行くあてのない人は、明日午前九時半からの「国Aテスト前勉強会」に、気晴らしのつもりで参加してください。

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2000年度 中学3年4組―1学期

「望み」があらわす人格

2000年度 18枚目 2000/05/21

人の世界も荒れていて、訳わからんことがそこここで起きてますが、先週は地震がグラグラ来たり、雷がバシャバシャ落ちて停電したり、そろそろ何かありそうって感じだねえ。総理大臣によれば、日本は「神の国」だそうだから、次は神風が吹いて日本は太平洋のど真ん中に流されてくのかもしれません。

どうせ思いがけないことが起こるなら、当たってほしいドリームジャンボ。ヨメさんと僕は、それぞれ別々に十枚ずつ買ってしまいました。

そういえば、ちょうど一年前、今は我がクラスのある少女に、「宝くじ当たったら好きなもん買ってあげよう。何がいい?」って聞いたら「お祭りに着ていく浴衣がほしい」って言う答えが返ってきました。なんと言うかわいらしい答えか!その「意外性」に、心底ほのぼのしました。何の計算もなく出た答えなら、一生幸せにすごせると思います。もし、計算し尽くして出した答えなら、将来凄い大人になると思います。いずれにせよ、「三億円が手に入ったら、まずは家のローンを精算して……」なんて考えている僕は、一生救われないんだろうね。

何はともあれ、後三日で中間考査。テストは「運試し」じゃないってことだけはお忘れなく。

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2000年度 中学3年4組―1学期

不細工なのは反抗じゃなくって創造の産物

2000年度 19枚目 2000/05/24

昨日も今日も気温がぐんぐん上がって、「夏が来た!」って感じだね。でも、4組では、今日も風邪でお休みの人があっちにもこちにも。旅行の疲れが尾を引いている人もいるようです。テスト前ぐらい夜中まで勉強するのもいいけど、「食べる・寝る・起きる・片付ける」っていう生活の基本を崩さないよう生活していきたいもんです。

ところで、みんなの「生活習慣」は、どんなふうに作られてきたんだろうね。「学校でもらったプリントはその日のうちに渡して!」「お弁当箱をいつまでほったらかしにしてあるの?」「脱いだ服はちゃん洗濯カゴに入れて!」「床は足の踏み場もないし机の上はぐちゃぐちゃだし、こんなんでちゃんと勉強できるはずないでしょ!」これは、毎日のように我が家で繰り返されているヨメさんの叫び声です。そして、その後決まって続く「何でこんな風になっちゃったんだろう、そんな風に育てたつもりないのに」のつぶやき。子供が母親を落ち込ませたり自信を失わせたりするのは、本当にたやすいことのようです。

「反抗期」っていう言葉がるけど、きっとみんなもうちの子供も親に反抗してるつもりはないんだよね。親とは違う自分って言うものを探したり、他人と違う自分って言うものを作ったり、そう言う仕事は、大人でも難しいものです。ましてや不器用な子供がそれをするんですから、いろいろ摩擦や不具合が起きても、それで当たり前なのかもしれないね。

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2000年度 中学3年4組―1学期

後悔は忘却の彼方へ、思い出は胸のうちに

2000年度 20枚目 2000/05/25

明日から試験で結構しんどいね。そんなときに励みになるのはステキな思い出。そして未来へのの夢。結構うまく表情がが撮れた乗馬のスナップを紹介します。みんな生き生きしてるよね。
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2000年度 中学3年4組―1学期

今日から水無月、紫陽花の月

2000年度 21枚目 2000/06/01

僕も先日はダウンして迷惑を掛けてしまいましたが、このところ体調崩している人が増えてきて、どこのクラスでも欠席者が目立ちます。原因の一つは、京女名物「効かせ過ぎクーラー」ではないでしょうか?具合悪くなる人が出るのが分かっているのに、なんで温度設定を十五℃とかにする人がいるんでしょうね。

冬、むっとするほど暑いのがおかしいように、夏にひんやしするほど寒かったらおかしいよね。あったかかったり涼しかったりするのは居心地のいいものですが、人工的に作られた居心地の良さは、どこかに・誰かに無理を強いているはずです。それに気付くことができるのが優しさの一つかもしれないね。

今日の昼休み、ベランダで一服していると、食堂のテラスの端で、壁に向かって携帯を掛けている一人の少女の後姿が目に入りました。まぶしいほど透き通った六月の日の光を受けて、携帯のアンテナがきらきら光り、ポニーテールの髪がさざなみの様に揺れていました。そして、話の内容は何一つ聞こえてきませんが、ざわめくお喋りや笑い声、壁の向こうの車のエンジン音を貫いて、その少女の嗚咽と鼻をすする音が聞こえてきたのです。彼女は泣きながら電話していたのです。

いろんなものを抱えながら、いろんなこととかかわりながら、人知れず一人一人生きているんだよな。紫陽花のつぼみがもうすぐ開きます。

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2000年度 中学3年4組―1学期

見えないことへの苛立ち

2000年度 23枚目 2000/06/03

今日から九州は梅雨入りのようです。我が家の次男は、今朝五時起きで、その北九州への修学旅行に出かけていきました。ハウステンボスやら原爆資料館やらを巡る旅のようですが、つまらぬ喧嘩をせずに楽しんできてもらいたいと願って見送りました。

さて、今日は脱力感を引き出すように、どんより雨雲が垂れ込めているうえに、朝礼のときにはずいぶん空席が目立って、掃除用具箱の上には食堂の食器やトレイがそのまま。なんともしまらない週末の朝でした。ここらでちょっと気持ちも身体も引き締め直すきっかけがいりそうだね。そのためには、刺激がいるのか、逆にリラックスできる何かがいるのか。見た目はダレッとしていても、実は心も身体も全然柔らかくなくって、こわばっているって言うこともあるよね。

僕がこのところ調子悪いのは、どうも「目」に原因がありそうです。こうしてパソコンの文字を見ていても目が疲れるし、この前は、本を読んでいるときあんまり字がぼやけるので眼鏡をはずしてみたら倍ほどの大きさでくっきり読めた顔と思えば、次の日は、眼鏡を掛けてもはずしても新聞の字がにじんだりちらついたり。近視に乱視が少し混じっていたところへ、どうやら老眼まで忍び寄ってきて、そのアンバランスが頭痛やめまいや吐き気や肩こりや腰痛や下痢まで誘っているのでは、と思っています。誰かいいお医者を紹介して下さい。

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2000年度 中学3年4組―1学期

生きてる実感どこで感じる?

2000年度 24枚目 2000/06/06

今年の梅雨は、もうないのか?と思ってしまうような「夏」の陽射しが降り注いでいます。みんなは光に重さを感じたことある?赤外線がたっぷりの暖かで柔らかいんだけど、何だかずっしりくる光。紫外線がまっすぐ突き刺さり、明るさだけが満ち溢れ、何だか空虚な光の空間。

目にも見えて、そこにあるのは間違いないけど、そこに在ることを実感できない光。「そこに在る」ってどういうことなんだろうって考えてしまうことない?仏さんのことを「無量(限りない)光」とも言いますが、極楽って言うのは、どんな物質も存在しない、ただひたすら、光(ひょっとしたらこれをタマシイと言うのかも)だけが満ち溢れている世界なんでしょうかね。みんなはそこに行ってみたい?

我が家の裏手の松林では、夜明けからウグイスがホーケキョケキョキョと鳴き続け、向かいの家の軒先では、ツバメの子供がジュクジュク騒いで餌をねだっています。バラの新芽には小さなアブラムシが肩を寄せ合い、植木鉢の底には団子虫がウロウロうごめく。みんなしっかりした「目的」にしたがって生きてます。子孫を残すと言うこと以外に、生きる目的を見つけなければならなくなった人間はしんどいね。

さて、四組の教室が匂うのは、クーラーのホコリのせいではなくて、みんなの体操服の汗の匂いだそうです。これも、みんなが生きてることを実感できる瞬間なんでしょうかね。

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2000年度 中学3年4組―1学期

文化祭まであと正味八○日

2000年度 25枚目 2000/06/07

今日も外は暑かったけど、教室の中は寒かったねえ。クーラーの効かせ過ぎで、体調崩しかけてる人がいること、後ろの方の席はそれほど冷えてなくても、前のほうは足元がぞくぞくするほど冷えてることがあるってことを知り、、夏は暑いのが自然だってことを思い出してください。「はやりもの」が好きな人は、今一番の世界的な流行は「人にも自然にも優しい暮らし」だってことに、もっと敏感になってもいいんじゃない?

テキスト ボックス:   卒業式まであと 283日
  文化祭まであと 128日
  体育祭まであと 104日
  期末テまであと  30日
  クラ発まであと   9日
四組の文化祭の出し物は、昨日の話しでは「時代劇」に傾きつつある様だけど、一万二千円の予算で、しかも「あの舞台」でやることを考えると、よっぽど「時代」や「地域」を考えないとうまく実現できないね。教室発表にせよ、舞台発表にせよ中学最後の文化祭のクラス発表です。みんなで納得いくもの、やりがいを持って、最後までとことんやりぬけるものを企画していけるといいね。

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2000年度 中学3年4組―1学期

嘘を見破り、嘘を受け止める力

2000年度 26枚目 2000/06/08

みんなは毎週代わる法語板の言葉見てる?昨日の二組の学級通信に、今週の言葉(北門と南のスロープと同じ言葉かどうか知りませんが)が紹介されていました。

「子供はいつしか嘘泣きを覚える/大人はいつしか嘘笑いを覚える/人間って嘘ばっかりだね 」

相田みつを風の言葉ですが、この言葉を見て、みんなは何を思いますか?僕は、子供の嘘泣きも大人の嘘笑いも、優れて「文化的な表現行動」だと思います。

辛いから、悲しいから泣くんじゃなくって、甘えたいから泣く。優しくしてほしいから泣く。自分に気持ちを向けてほしいから泣く。泣き事を言った時に、厳しく突っぱねられ、励まされるのも悪くはないけど、やっぱり、優しく抱きしめ、慰めてほしいのは大人も子供も一緒じゃないかな。

楽しいから、うれしいから笑うんじゃなくって、相手を傷つけたくないから笑う。無視だけはしたくないから笑う。お愛想や、その場を丸く治めることがいいとは思わない。ただ、これ以上踏み込みたくも踏み込まれたくもない「距離」の取り方を学んでいくのが直ちに悪いこととは言えない。本音を包む文化、嘘は文化の本質かもしれない。ならば、「嘘」を翻訳する技術=言葉の力を磨いていくことが必要なんだろうね。

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2000年度 中学3年4組―1学期

どこに 夢見る

2000年度 27枚目 2000/06/10

京都もやっと梅雨入りとなりました。湿った空気がモンヤリ(ぼんやりむわっと)空間を満たしているようで、その気だるさがなんとも言えません。その上そこにクーラーの冷気がどろりと流れ込んで来ると、自分が冷蔵庫で冷やされてるナメクジかカタツムリになったような気がしてきます。

さて、来週はいよいよクラブ発表会。ステージの光の中で輝くクラスの人々の姿を見るのは楽しみです。みんなは「ライムライト」っていうチャップリンの映画を見たことがあるでしょうか?そこでのチャップリンはいつものおどけたメイキャップをしておらず、落ちぶれ掛けた老優として登場し、若く美しい女優を見守っています。そこにあの切ないテーマ音楽の調べ。タマンナイネ。クラ発前の週末、是非レンタルビデオで見てください。

夢をみる。自分自身の将来に夢を見る。自分の未来が見えなくなったとき、自分自身の未来が見えてしまったとき、人は誰かの上に自分の夢を見始めるのかもしれません。みんなお父さんやお母さんは自分自身か子供の上にか、どっちに夢を見ているのでしょう?それとも、もうどこにも夢など見ないのでしょうか?僕は、差し当たり明後日発表のドリームジャンボを夢見てます。

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2000年度 中学3年4組―1学期

自分たちの今と未来を見つめることから

2000年度 28枚目 2000/06/12

中山4-2、村木4-4、湯浅4-5、津島4-7、西塚5-19、松木5-23、中塚5-25、鈴木5-26、多田5-27、谷口6-4、そして荒木6-13、内藤6-25、山崎6-26……。明日で四組の中の十五歳は十一人。四捨五入で二十歳になる人が四分の一を超えます。四組はどんどん「大人のクラス」になっていくんだね。

さて、今日の朝礼で文化祭実行委員の中山さんと西山マさんからアンケートが配られました。文化祭のクラス発表を「時代劇」でやろうと言う話になってはいるものの、実際「何」をやるのか、明日のHRから掘り下げていくことになります。コミカルなものにせよシリアスなものにせよ、そこに「訴えたい何か」がないと、お芝居は見る人の心を打ちません。それにも増して、これからの四ヶ月間、忙しい合間を縫ってみんなでいいもの作ろう!ってことになりにくいでしょう。

一人一人が違った人生を歩み始めている今こそ、自分たちが共通して考えたい「何か」。どうせみんなでやるなら苦労してでも形にして、見る人に感じてもらえいたい「何か」。『時代劇』にも、劇場発表か教室発表かにもとらわれず、その[何か]を見つけていくことが大切なんだと思うよ。

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2000年度 中学3年4組―1学期

「企画力」が試される時代

2000年度 29枚目 2000/06/14


季節がら、TVではビールの新CMが目に付きますが、中でも一九六○年代に流行った植木等主演の「無責任シリーズ」の映画を使ったCMが印象的です。

優柔不断、付和雷同、長いものには巻かれろ、寄らば大樹の下、出る杭は打たれる、暖簾に腕押し、糠に釘、言わぬが花、沈黙は金etc.今も昔もこんな人がどこの社会にもいます。


  「文化祭企画案」制作グループ

松木グループ:吉見・山崎・西塚・林
多田グループ:勝岡・浦辻
村下グループ:播磨・白井・津島
増田グループ:菊川・坂田
中塚グループ:谷口・鈴木
柏井グループ:宇野・上田・白山
中山グループ:西山マ・重田・長谷川・村木
大石グループ:西山カ・内藤・大八木・笹本
福地グループ:加茂・湯浅

みんなで何かを決めて作り上げようとする時、自分は特に意見も言わず「その場の結論」に任せてしまう。いかにも奥ゆかしい姿の様ですが、そうした人ほど、何か問題が起こった時に「実は自分は良いとは思っていなかった」「自分に責任はない」と積極的に主張しがちです。こう言うのをズルイって言うんだろうね。

文化祭のクラス発表をどうするか、時代劇の方向で話を進めて来ましたが、一番多かったのは「現代」で、平安時代から未来まで「時代」に対する思いは様々。そこで、話しやすいグループで「企画」を作ってみることになりましたが、進み具合はどうでしょう。責任持って企画を練り上げ、納得行くまで話しましょう。
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2000年度 中学3年4組―1学期

どんな山を乗り越える?

2000年度 31枚目 2000/06/19

気が付いたら、期末テストまで二週間ちょっとしかないなんて、あらどうしましょうの世界だけど、夏休みまで、あと三十日だと思えば、もう一がんばり。みんなにとっての中学生活最後の夏休みは、どんなものにしたいんでしょう?

  卒業式まであと 271日

  文化祭まであと 116日

  体育祭まであと  92日

  夏休みまであと  30日

  期末テまであと  19日

前にもちょっと話したと思うけど、公立の中学生は、いよいよ受験の山場(と言っても、受験雑誌や塾のビラにはいつでも「今が山場」って書いてあるけどね)。ならば、受験のないみんなは、必要にせまられたり、誰かに決められるんじゃなくって、自分自身でどんな「山場」にするのかが問われていることになるよね。

「ねばならない」世界は、ウンザリしたりムカツイたりアセッたりはするけども、案外「楽」な世界かもしれない。本当に大変なのは、誰もそれをしろと言わないのに、また誰かに反対されようと、「私は今、これが大切だと思うからなんとしてでもやる」って言うものを自分で見つけて、自分の責任でやりとおすってことなんだろうね。そんな「夏の計画」を、今から立ててみるのも悪くはないね。

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2000年度 中学3年4組―1学期

一つ一つの最後

2000年度 32枚目 2000/06/20

中学生活最後のクラブ発表会が終わったとたんに、中学生活最後の体育祭の応援団(白組応援団三役の宇野、白山、村下さん期待してます)リーダーの会議が始まって、中学生活最後の文化祭のクラス発表の討議(明日の昼休みに議長班長会でこれからどう進めるのか相談してもらうことになりました。文実の中山、西山マさんと議長の坂田、菊川さんごくろうさま)が進んでいます。

どんな応援演技にするにせよ、どんなクラス発表にするにせよ、そこに関わるすべての人が、めんどくささやしんどさを乗り越えて、充実感や達成感をたっぷり味わえるようにしていってほしいものです。けなすことや水を差すのは簡単。励ましの声や手を差し伸べ合える力と関係を作っていきたいね。

僕でも手伝えることがあれば、なんでもします。言ってください。

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2000年度 中学3年4組―1学期

ほっといて!…でも、わかって

2000年度 33枚目 2000/06/22

今朝の朝刊一面に、またしても「十七歳の犯罪」が大きく報じられていました。「金属バットでクラブの仲間を殴って大怪我させたあと、母親を殴り殺してしまった疑い」が一人の少年にかけられています。見出しを見ているだけで、何やら胸が苦しくなってきます。

この三年ほどの間、「少年犯罪」が起こるたびに、新聞もテレビも雑誌も、少年達の「こころの分析」(というよりワイドショーでは明らかなノゾキ)をしようとしています。でも、いつも一緒に暮らしている家族や、同じ教室やクラブで過ごしている隣の友達の心ですら良くわからないのに、どうして彼(彼女)らの心がそう簡単にわかるのでしょう。マスコミをはじめとする大人達は、本当は彼らのことを分かろうとしているのではなく、自分達が納得できる理由をほしがっているのに過ぎないのかもしれません。

そうしたことは、日常の僕らの生活の中にもあるんだろうね。「相手を支えるために分かりたい」のではなく、自分の興味を満足させたくて知ろうとする。自分のもやもやをすっきりしたいから説明をつけようとする。そうした人を前にして、しんどさを抱えた人は「勝手なことを言わないでほっといて」と言う苛立ちと、「なんで誰も自分のことをちゃんと受け止めてくれないの」と言う切なさに、胸が張り裂けそうなのかもしれないよね。

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2000年度 中学3年4組―1学期

じめじめせずにしっとりと

2000年度 34枚目 2000/06/24

蒸し暑い日が続いていますが、夜の窓(そう言えば昔、木屋町にこう言う名前の喫茶店があったけど、もうなくなっているかな)からしっとりと漂ってくるクチナシの香を吸い込むと、何やら気持ちも落ち着いてきます。

朝、濡れた玄関に、いくつもこぼれているサラ(夏ツバキ)の花をみつけると、濁った心が少し清められたような気がします。ツンと伸びた茎の先に細かな紫の穂を開き始めたラベンダー。赤紫と青紫のグラディエーションが涼しげな紫陽花。夜の間しぼませていた真っ赤な花びらを、ゆったり開かせるハイビスカス。鉛色の雨雲から漏れる薄日が、そうした花々の姿を浮き立たせます。晴れには晴れの、雨には雨の、梅雨には梅雨の楽しみ方があるものです。

昨日のクラス懇談会には、二一名の方が参加して下さいました。村下さんには司会のお世話を頂きありがとうございました。話題は類型選択や高校の様子など、お姉ちゃんのいる保護者の方からもあれこれお話を頂き有意義な時間となりました。親子ともども悩みも多いかと思いますが、じめじめせずに、しっとり心に潤いを含ませて、ゆっくり落ち着いてこれからのことを考えていってほしいと思います。

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2000年度 中学3年4組―1学期

無題

2000年度 36枚目 2000/06/30

座っているだけでもジト〜ッと汗が噴出してきそうな梅雨真っ只中ですが、下手にクーラーをかけると、いっぺんでのどがいたくなったり体がだるくなったりします。試験前で寝不足になりがちな人も多いようなので、せめてしっかり食べて体力を維持したいもんです。体がへばってくると、頭の回りも悪くなり、心も意地悪くなったりするものです。

そんな湿り(腐り)がちの頭と心を少しでもリフレッシュさせようと、昨日は下京区の青少年活動センターで開かれているセミナーに行って来ました。テーマは「子供と大人の関係」団士郎と言う児童相談所で長く努め、今はフリーで活動している方のお話です。今度みんなが文化祭のテーマ(題材)に含んでいる「少年犯罪」のことも話題の一つでしたが、その話の中で特に印象的だったことを二つ紹介します。

一つ目は、怒りと暴力について。大人が子供に対して行う児童虐待であろうと、少年犯罪であろうと、子供同士のいじめであろうと、そこに怒りがある。誰か(何か)に対する「怒り」は自然な感情の一つだが、怒りが行動となって現れる「暴力は常に弱い者に向かい、同じところで繰り返される。つまり、暴力は、見さかいのない行動ではないく、コントロールされた行動」である。

もう一つは、自殺遺児について。以前から交通遺児(親を交通事故で失った子供)に対する社会的援助はあったが、最近「自殺遺児」(親を自殺で失ったた子供)に対する取り組みが始まった。交通遺児は毎年三千人ほど(交通事故死者は毎年一万ニ千人ほど)であるのに対して、自殺遺児は一万二千人ほど(自殺者は毎年三万人近く)もいる。自殺する子供のことばかりがテレビなどでは取り上げられるが、実数から言えば、親に自殺された子供の心のケアにも目を向けるべきだ。

「コントロールされた暴力」と立ち向かい、「無視されている傷」に手を差し伸べる力を、僕らはどうやって育てていったらいいんだろうね。

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F

2000年度 中学3年4組―1学期

支えがあるから自分を守れる

2000年度 37枚目 2000/07/03

今日は朝から「プール日和」でした。こんなギンギンの日には、海に浮き輪を浮かべてユラユラ漂っていたいもんです。四組のみんなで海水浴に行きたくない?

さて、国Aの授業で扱っている「女子高校生のための文章図鑑」では、性にまつわる話がいろいろ出てきています。普段の会話ではあまり口にしたりしにくいような問題も出てきて、まいったなと思っている人も居ると思いますが、人が生きていく上で、食べること(死なない様に自分の命を維持すること)と同じぐらい性(人と関わり新しい命を生み出すこと)は大切な問題です。しっかり文章を読みこなすと共に、自分自身のあり方についても見つめ直してくれたら幸いです。

僕もいろんな面で「性」については関心があるので、「女性大学」の講座に参加してますが、先週の土曜日は「“人間と性”教育研究協議会京都サークル」の例会に行ってきました。その日のテーマは「スクール・セクハラ」についてで、いろんな学校の実態が報告されていました。

特に印象に残ったのは、「人権感覚」がもともと希薄な学校では、セクハラ自体が問題にされない=意識されないこともあるということでした。親分子分のような(面倒見てやってるんだから言うこときけ=お世話になってるから文句は言えない)関係、おかしいと思うことをおかしいと言えないような教師同士や生徒同士の関係、生徒を人格のある人間としてみることができずに、自分の思い通りになるものと勘違いしている教師と生徒の関係etc.

こう言う関係が当たり前になっている社会では「強い者が正しい者」になってしまいます。立場の弱い者は、心の底では自分は悪くないと感じているのに、あたかも自分に間違いがあったかのように思い込もうとしてしまい、そのように振舞ってしまいがちです。その「泥沼から抜け出す=やめてほしいと言える(思える)ようになるには、自分を本気で守ってくれる人がいるという心の支えが必要だ」と言うことが、研究会で話されました。性のことを考えることは、人が人としてどう生きるかってことを考えることなんだよね。

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