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考えるヒントのお蔵  生と性と聖の棚  第3番
二人のマリア

ユダヤ教・キリスト教・イスラム教……エルサレムに象徴される宗教対立の根深さが多くの犠牲者を出し続けている中、ローマ法王ヨハネ・パウロU世は2001年5月4日、聖パウロの足跡=十字軍の略奪の道をたどり、1054年のキリスト教会分裂後初めてギリシャの首都アテネを訪れ、ギリシャ正教への謝罪を行いました。

さらに5月6日には、ローマ法王として初めてシリアの首都ダマスカスのイスラム教の礼拝所(モスク)を訪れました。

こうしたカトリックの融和政策が、この世の緊張緩和に大きな力となってくれる事を願わずにはいられません。

さて、仏教も含め、多くの宗教は女性差別の歴史を抱えていますが、宗教界といえどもこの世の流れと無縁ではいられません。仏教界でもキリスト教界でも、教義の解釈や教団の制度改革を通して新たな女性の位置付けが行われようとしています。

そうした折だからこそ、聖書に戻ってそこで何が語られていたかを学ぶのはどうでしょうか。とはいうものの、聖書をひも解くのは一苦労という方は、「興味本位」であろうとも、聖書の中の女性に目をむけてみてはどうでしょう?その核となるのは、やはり聖母マリアとマグダラのマリアでしょうね。

このサイトでは、特に宗教と女性との関りを取り上げた図書紹介を数多くしていますので、カチカチご覧ください。

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