紹介記事目録 |
2014年
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記事紹介の留意事項 |
朝日 |
2014/02/28 |
刊 | 面 | No .N971a140228xxx |
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オーストラリア/シドニー |
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シリーズ・特集;http://digital.asahi.com/articles/ASG2S4W4HG2SUHBI02L.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG2S4W4HG2SUHBI02L | ||||||||||
見出し: カンガルー肉も?エキゾチックな食材 |
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メモ : シドニーの自宅近くにあるスーパーマーケットで週末、買い物をしていたときのこと。安くておいしい牛肉かラムチョップでも買おうかと、広い肉売り場をうろうろしていて、突然、固まってしまった。 南十字星の下で 赤身肉のパックに「カンガルー」と書いてあるではないか。いやいや、そんなはずがない。日本の捕鯨に強く反対するほど動物好きのオーストラリア人が、国家のシンボル的存在であるカンガルーを食べるなんて。しかも、それがスーパーでパック詰めになっているなんて! でも、それは、まぎれもないカンガルー肉だった。すぐに研究者に問い合わせたところ、「許可さえ得ていれば、カンガルーの捕獲は問題ない」という。「実は、カンガルーにはほとんど天敵がいないので増えすぎて困っているのです。大切な農地を荒らすこともある。一部の動物愛護団体は反対していますが、食用の捕獲は望ましいのです」と研究者は力説した。低脂肪で栄養的にも優れているので、肥満が気になる人には特にお勧めだという。 その後、メルボルンのレストランでは、カンガルーの仲間のワラビーも食べた。ダチョウのように大きな鳥、エミューのジャーキーも食べた。まだ食べたことはないが、ワニのステーキなんかもあるらしい。 食い意地が張っているので、知らない土地でエキゾチックな食材を口にするのは楽しい。これまで世界中でさまざまなものを食べてきたが、おなかを壊したことは一度もないのが自慢である。 最近、はまっているのは、先住民アボリジニーが食材としてきた伝統的な地物野菜だ。少し苦みが強いが、さっとゆでてオリーブオイルとニンニクであえたり、おひたしにしたりするとおいしい。 伝統野菜の取材で南オーストラリア州の奥地、リーディークリークにある農家を訪ねた時の夕食は、忘れられない。地元で捕れるザリガニのスープに、ザリガニのすり身を伝統野菜で巻いた前菜。自家製のパンと一緒に平らげ、かなりおなかが膨れてきたところへ、伝統食材のハーブをまぶした巨大なステーキが運ばれてきた。なんとか食べ終えたら、今度はアイスクリーム添えの大きなケーキが。 この国の食取材で苦労するのは、「何」を食べるかより、かなり多めの「量」かもしれない。(郷富佐子@南オーストラリア州リーディークリーク) |
朝日 |
2013/05/16 |
刊 | 面 | No .N971a130516xxx |
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国連食糧農業機関 |
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シリーズ・特集;http://www.asahi.com/international/update/0515/TKY201305150453.html | ||||||||||
見出し: 食糧危機克服へ「虫を食べよう」 国連専門機関が報告 |
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メモ : 人口爆発に対応し、世界の食糧危機を克服するための一手は「虫を食べること」だ――。国連食糧農業機関(FAO、本部ローマ)は2013年5月15日までに、「昆虫食」の将来性に関する初の報告書をまとめた。 「食べられる昆虫――食糧安全保障のための未来の資源」と題された報告書は、昆虫を「たんぱく質や脂肪、ビタミン、食物繊維などが豊富で、健康的な食用資源」と高く評価した。アジアやアフリカなど、いま世界では20億人以上が虫を食べており、1900種以上が食用とされているという。内訳はカブトムシなどの甲虫(こうちゅう、31%)、イモムシ(18%)、アリやハチ(14%)、バッタやコオロギ(13%)などだ。 いま食べられている虫はほとんどが野生で捕られたものだが、報告書は虫を育てる「畜虫業」の可能性に言及。虫1キロを得るには平均で2キロのえさで済み、1キロの牛肉を得るのに必要なえさ8キロに対し、4分の1で済むという。 畜産業は、大豆やトウモロコシなど大量のえさを必要とし、水や広い土地も欠かせない。家畜の呼気に含まれるメタンも、環境破壊の要因と懸念されている。これに対し、「畜虫業」はより環境に優しい産業になる。小規模で経営できるので、新興国の貧困層にとっては食糧不足を防ぐだけでなく、家計収入にもなるとみている。 報告書は課題として、虫を食べる文化のない西洋各国などで「抵抗感」を打ち消す広報や教育の必要性を挙げた。また法整備も必要だと指摘した。衛生環境向上のため、食べ物をつくったり調理したりする場では虫を駆除するよう、多くの国で定められているためだ。 |
朝日 |
2012/08/5 |
刊 | 面 | No .N971a120805xxx |
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東京都/杉並区 |
昆虫料理研究家 |
虫菓子を食べる女子会 |
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シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/0805/TKY201208040708.html | ||||||||||
見出し: 昆虫食女子の時代? 見た目ちょっと…でもサクサク |
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メモ : 「みんなちがって、みんないい」。金子みすゞの詩にあるように、いろんな人がいるから世の中はおもしろい。人間の営みは多様なものだ。そう言ってはみたものの、「昆虫食」が人気だと聞くと、さすがに驚いた。女子会まで開かれたという。愛好家の話を聞き、実際に食べてみた。 「夏はセミがいちばん。秋にはバッタが旬を迎えます」。昆虫料理研究家を名乗る内山昭一さん(61)はこともなげに言う。都内で昆虫を食べるイベントを続けて14年。愛好家は徐々に広がっているという。 内山さんは出版会社員。47歳のとき、都内で開かれた「食用昆虫展」で、世界では昆虫を食用にしている実態を知り、興味をもった。翌年、友人と多摩川でトノサマバッタを捕り、その場で揚げて食べたところ、虫取りの楽しさと、エビのような香ばしいおいしさにはまったという。 それ以来、杉並区の飲食店で虫を食べる会を主宰している。2008年には虫料理の本も出版。200種のレシピを持つ。 このほど、「虫菓子を食べる女子会」を催したところ、20〜30代の女性15人が集まった。 パティシエが用意したのは、雷おこしの落花生の代わりにセミの幼虫を使った「セミ鳴りおこし」、孵化直後に乾燥させたカマキリをちりばめた「綿菓子のカマキリちらし」など5種類。メニューを見るだけで、一抹の不安を覚える。 参加者の約半数が虫を食べるのは初体験。参加した会社員(34)は「内心、食べるのは嫌だと思っていたけど、これも経験と思って」。サクラケムシの桜葉巻きを口に運んだ。 それ、毛虫の姿そのまんまですね……。 「口の中でプチプチ感とチクチク感が広がる。『あ、虫だ』って感触」 1度食べたら自信がついたといい、ほかの菓子にも手をのばした。 隣では、子連れの会社員(29)が「コガネムシの砂糖がけがおいしい。キャラメルナッツタルトとかも虫の香ばしさに合いそう」。 笑顔でそう言われても……。聞けば、虫食い歴10年という。「最初は自分の中の固定観念をとろうと参加したんです。ええ、夫も理解してくれています」 管理人:内田昭一さんの著書紹介はこちらから |