記事紹介の留意事項 |
朝日 |
2015/01/15 |
刊 | 面 | No .N162a150115xxx |
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福岡県/福岡市 |
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シリーズ・特集;http://digital.asahi.com/articles/ASH1F56Q3H1FTIPE024.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASH1F56Q3H1FTIPE024 | ||||||||||
見出し: 小1の黄色い帽子、男女統一 性同一性障害に配慮 福岡 |
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メモ : 福岡市は新年度から、登下校時の交通安全のため、市立小学校などの1年生に配っている黄色い帽子について、形を男女で統一し、前につばがあるキャップ型にする。これまでは男子はキャップ型、女子はつばが横や後ろまである帽子だった。性同一性障害などの子どもに配慮して男女の違いをなくすと同時に、サイズも1種類にして配布業務を合理化するのが狙い。 市によると、帽子は1960年代後半ごろから配り始めたようだ。男女で別の形にした理由はわからないという。費用は市が負担し、2014年度は約500万円で予備を含め1万4160個を用意した。 市議会の委員会では昨年、男女別の帽子を疑問視する意見が複数出た。また、市が事務局を務める「市七区男女共同参画協議会」も帽子の形の統一を求める要望書を提出。性同一性障害の市民の「(男女別の帽子が)苦痛だった」との声も盛り込まれていた。 こうした動きなどを踏まえ、市は統一を決定。これまでは男女で形が違い、サイズも3種類あったが、フリーサイズの1種類にし、配布作業の負担も軽減する。購入費用は今年度とおおむね変わらないという。 1974年度から黄色い帽子を導入した北九州市では、新年度もこれまで通り、男女別の帽子を配る |
朝日 |
2014/06/14 |
刊 | 面 | No .N162a140614xxx |
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文部科学省/日本性同一性障害と共に生きる人々の会 |
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シリーズ・特集;http://digital.asahi.com/articles/DA3S11188995.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11188995 | ||||||||||
見出し: 性同一性障害、小中高に600人 学校が配慮6割 文科省全国調査 |
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メモ : 心の性と、体の性が一致しない性同一性障害とみられる児童・生徒は全国の小中高校で少なくとも606人にのぼり、そのうち学校が特別な配慮をしているのは約6割の377人。そんな調査結果を文部科学省が2014年6月13日付で発表した。 性同一性障害の子どもへの対応の充実を目指し、現状を把握するため初めて調べた。2013年4〜12月に国公私立の小中高校と特別支援学校に在籍した約1370万人を対象に実施。学校が把握する事例に限られ、本人が望まない場合は回答を求めなかったため、文科省は「性同一性障害とみられる子の一部と考えている」としている。 606人の内訳は、小学校93人、中学校110人、高校403人。戸籍上の性別では、女性366人、男性が237人、無回答が3人。医療機関を受診したのは257人で、そのうち性同一性障害と診断された子どもは165人いた。 学校が特別な配慮をしている377人の戸籍上の性別は、女性が243人、男性133人、無回答1人。学校の配慮として多かったのは服装に関するものだ。制服がある学校の場合、戸籍上の女性の99人が、男子用の制服の着用や体操着での登校を認められるなどしていた。逆に戸籍上は男性の場合、同様の配慮を受けているのは17人だった。 このほか、職員トイレや多目的トイレの使用を認める▽保健室や多目的トイレを更衣室として利用▽宿泊研修の際に1人部屋にしたり、入浴時間をずらしたりする▽性別がはっきり分かる戸籍上の名前ではなく、通称で呼ぶ、などの対応がみられた。 「日本性同一性障害と共に生きる人々の会」の山本蘭代表(56)は「顕在化していない子どもたちにどう目を向けるか。学校は話を聞く用意がある、という雰囲気づくりをする必要がある」と話す。同会には「学校に制服やトイレについて相談しても何もしてくれない」といった相談も寄せられるという。 文科省は今後、専門家の意見も踏まえて学校の対応方法などの参考資料を作成し、今年度中に配ることにしている。 |
京都 |
2014/04/01 |
刊 | 面 | No .N162k140401xxx |
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山口県/岩国市 |
29 |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20140401000080 | ||||||||||
見出し: 山口、うつで自殺は労災と提訴 性同一性障害女性の遺族 |
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メモ : 山口県岩国市の性同一性障害の女性=当時(29)=がうつ病で自殺したのは職場での嫌がらせや退職強要が原因の労災として、遺族が2014年4月1日、国に、遺族補償年金を不支給とした労働基準監督署の処分取り消しを求める訴訟を広島地裁に起こした。 訴状によると、女性は2008年11月、勤務先の中古車販売会社の同僚に、性同一性障害であることや、その苦しみからリストカットした経験を告白。同僚から「一緒に働けない」などと嫌がらせを受け、上司から退職を迫られ解雇された。その後、うつ病になり、2009年1月に自殺。 遺族は2011年に労災として遺族補償年金を請求したが、労基署が不支給処分とした。 |
朝日 |
2014/03/23 |
刊 | 面 | No .N162a140323xxx |
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岐阜県/岐阜市 | 小学校6年 |
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シリーズ・特集;http://digital.asahi.com/articles/ASG3Q6SZ8G3QOIPE017.html?_requesturl=articles/ASG3Q6SZ8G3QOIPE017.html&iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG3Q6SZ8G3QOIPE017 | ||||||||||
見出し: 春から私はセーラー服 12歳、性同一性障害明かし進学 |
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メモ : この春、岐阜市に住む12歳の小学6年生が門出を迎える。心は女性だが、体は男性という性同一性障害(GID)。中学校への進学を機に、自分らしく生きたい――。不安な気持ちを抱えながらも、両親や学校、友だちに支えられ、大きな一歩を踏み出そうとしている。これからはこう呼んでほしいと、「あおい」という名前を自分でつけた。4月から、セーラー服に袖を通す。 「パパ、見て。似合うでしょ」 2014年3月22日、岐阜市の自宅の居間で、あおいさん(12)はこの日買った黒いブレザーと赤いスカートを着て、父(46)と母(49)に披露した。25日の卒業式に着る洋服。「卒業式はやっぱり黒と赤でしょ」と目を輝かせた。 幼いころから、ピンク色やリボンのついた服がお気に入り。女の子と遊ぶことが多かった。 ニュースなどで性同一性障害(GID)を知っていた両親は「すんなりと受けとめられた」というが、いじめられるのではと、女の子のような格好で通学することには慎重だった。 高学年で転居すると、あおいさんは髪を伸ばし、キュロットなど女の子のような服装に。昨春、「中学校はセーラー服で通いたい」と両親に打ち明けた。 誰も知らない中学校で新たなスタートを切った方がいいのではないか。でも、話せば助けてくれる人も出てくるかもしれない。両親は悩んだ末、地元の中学校へ進ませることを決めた。小学校に、あおいさんの思いも伝えた。 学校や岐阜市教育委員会にとって初めてのケースだった。市教委や進学先の教員らを交えた会議を1年間続けた。あおいさんは昨年9月にGIDと診断され、病院とも情報を共有した。 あおいさんの同級生にどう伝えるか。それが課題だった。 学校側は2013年12月に2回、「人間と性」教育研究協議会の中村一恵さん(62)を講師に招いた。中村さんは言った。性別は男と女だけで切り分けられず、人の数だけ性がある、と。 卒業を前に、両親は同級生に向けて手紙を書いた。あおいさんがGIDだということ、本人の思いを最大限応援したいこと、個性の一つとして障害を見てほしいことなどをA4判2枚につづった。 3月10日の授業。6年生の担任がそれぞれの教室でこの手紙を読み上げた。同級生は感想を書いた。 「生き方を応援したい」「バカにされたり笑われたりしてたら守りたい」。陰で悪口を言っていたことを告白し「あんなことを言わなければ良かったし、ばかげている。これからは絶対しない」という子もいた。 校長(58)は「あおいさんが壁にぶつかる時は必ずある。周りの子たちは、そのときに何らかのアクションを起こせるようになってほしい」と願う。 中学への進学は「すっごい心配」とあおいさん。同級生だけでなく、ほかの学年の生徒がどうみるか。いじめられないか。ただ、両親の手紙を読んでもらい、同級生の反応も知り、「ほんのちょこーーっとだけ」安心したという。 「あおい」という名前は、「セーラー服を着るなら、いままでの名前はヤダ」と自分で考えた。テレビで見た女優の姿や、言葉の響きにひかれた。 両親の手紙で初めて明かした。あくまで通称で、戸籍名は変わらない。卒業証書に書かれた名前はそのままでも、式では「あおい」と呼んでもらい、証書を受け取る予定だ。 ◇ 〈両親から同級生への手紙(要約)〉 同学年の皆さんへ 私たちの子は性同一性障害を持って生まれ、生きてきました。親として、本人がしたいことを、最大限応援していこうと思います。 人間は誰もが個性を持っています。背が高い、低い。運動が得意、苦手。そういう個性と同じように、障害のことを見てもらえたらと思います。 名前も男の子らしい名前をやめて、「あおい」という名を名乗っていきたいと言っています。私たちは生まれてきたときに名付けた呼び方に今も愛着がありますが、本人が決めたなら認めてあげたいと思っています。これからは「あおい」と呼んでもらえませんか。 あおいはきっと、障害のことで傷つき、壁にぶち当たるときが何度もあると思います。そのときに支えになるのが、今の皆さんの姿だと思います。くじけそうになったとき、きっと皆さんのことを思い出すと思うんです。「一緒に学んで、自分のことを自然に分かってくれた人もたくさんいるんだ」。そう思って、もう一度立ち直って歩み始めてくれると信じています。 ■専門家「学校全体での対応が重要」 GID学会理事長で岡山大大学院の中塚幹也教授によると、GIDは数千人に1人の割合でいるとされる。岡山大が受診者に実施した調査では、性別に違和感を抱いた時期は小学校入学前が約6割、中学入学前が約8割だった。 中塚教授は「成長が進むほど、心と体が一致せず、苦しむようになる。まずは医療機関につなぎ、本人がどうしたいかを考えることが大切」と話す。 文部科学省が、2010年にGIDの子どもに配慮するよう通知を出し、教育現場での理解は徐々に進んでいるという。中塚教授は「チームをつくって学校全体で対応することが大切。ほかの子どもたちに打ち明ける場合は、事前に性についての正確な知識を伝えておく必要がある」と話す。 岐阜経済大(岐阜県大垣市)は2010年度から、健康診断の証明書に性別を記載することをやめた。GIDの学生が就職活動で不利にならないようにするためだ。大学側は「性別をめぐる社会状況は変化している。当事者の気持ちを尊重した」と説明する。(塩入彩) |
朝日 |
2013/12/12 |
刊 | 面 | No .N162a131212xxx |
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シリーズ・特集;http://digital.asahi.com/articles/TKY201312120003.html?_requesturl=articles/TKY201312120003.html&ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201312120003 | ||||||||||
見出し: 「お父さんは僕しかおらん」 性別変更の男性、闘い4年 |
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メモ : 「親子を結ぶのは、血のつながりだけではない」。そんな訴えが、最高裁に認められた。性同一性障害で女性から性別を変更した男性に、第三者からの精子提供で生まれた子との親子関係を認める決定が示された。2013年12月11日、男性に届いた知らせは、家族に笑顔とうれし涙をもたらした。 「父親として認められたということですか?」 2013年12月11日、仕事中に最高裁の決定を電話で知らされた自営業の男性(31)=兵庫県宍粟市=は、弁護士に思わず聞き返した。「よかった。その一言に尽きる」 妻(31)に報告し、ハイタッチをして喜び合った。 「ママ、なんで泣いているの?」。長男(4)が尋ねた。「お父さんは、お父さんしかおらんやろ。それが裁判で認められたってことや」。そう男性が説明すると、うれしいことがあったのだと理解し、満面の笑みで跳びはねた。 「本当に長かったな」。自分も涙がこみ上げてきた。2009年に長男が生まれ、出生届を出した日から始まった闘い。「おかしいと思ったことを訴え続け、あきらめなければ、願いが実現できると子どもたちにも証明できた」 幼稚園の頃から自分の体に違和感を持ち、中学・高校では制服のスカートがたまらなく嫌だった。男子生徒のように髪を短く刈り込み、周囲からは「オトコオンナ」とからかわれた。女性である自分の体を憎み、ひとり悩み続けた。 妻との交際を機に、2004年に性別適合手術を受けた。「やっと男に戻った」。心の底からそう思った。 2008年に結婚。「寂しい思いをしてほしくない。女性が子を産む喜びを奪いたくない」と、妻に生殖補助医療の利用を相談した。第三者の精子を使う、非配偶者間人工授精によって長男が生まれた。 嫡出子(婚内子)として出生届を出したが、宍粟市が受け付けず、本籍地の東京都新宿区に改めて提出。しかし、区は夫婦の子ではない非嫡出子(婚外子)として、父の欄を空白とした長男の戸籍を作った。 2012年には次男(1)が誕生。毎日3人で仲良く湯船につかる。外見上は、どこにでもいる家族だ。 「お父さんなぁ、神様が間違えて、おちんちんがつかんで生まれてきたんやで」。何度か子らに話した。いつか必ず、自分たちは普通の生まれ方ではないと気付くはずだ。その時、それを引け目に感じないよう育ってほしいと思う。 男性は、次男についても親子関係の確認を求めて争っている。2013年9月、一審の大阪家裁は「棄却」の判決を言い渡した。「現行民法は、人工授精などによる父子関係を想定していない」との理由だった。 この判決後、2人の息子とともに記者会見に臨み、嘆いた。「愛情を持って育て、家族を作ろうとしている僕たちを、どこも救ってくれない」。だが、ようやく司法が手がさしのべた。 「親のエゴだ」「子どもがかわいそう」との批判があることも知っている。男性は言う。「子どもに重いものを負わせているのはわかっている。だから、僕らの子に生まれたのを後悔しないよう、妻と2人、精いっぱい愛情を注いでいる」 ◇ ■認めない方が不自然 《立命館大の二宮周平教授(家族法)の話》 性同一性障害(GID)の人への差別をなくした歓迎すべき決定だ。性別変更の審判を受けたGIDの人は、法律によって変更後の性で扱われ、結婚も認められている。結婚を認めておきながら、子どもを持つことを認めない方が不自然だった。現に、GIDではない夫婦には、第三者の精子を使う非配偶者間人工授精(AID)が認められている。日本は、生殖補助医療に関する法律がないまま、AIDを実施している。今回の決定を機に、法整備を進めるべきだ。 ■子に苦悩与えないで 東北大の水野紀子教授(民法・家族法)の話 これまでも第三者の精子を使う非配偶者間人工授精によって生まれた子がその事実を知り、自分の戸籍上の父が生物学的には父ではないとわかると、非常に苦しんできた。性同一性障害の人であれば、戸籍に元女性と明記されているため、子どもは確実に生物学上の父は別人とわかってしまう。そういう苦悩を、子どもに与えるべきではない。性同一性障害の人が非配偶者間人工授精を受けることに対し、決定がお墨付きを与えたというメッセージになることを懸念する。 |
朝日 |
2013/12/11 |
刊 | 面 | No .N162a131211xxx |
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最高裁第三小法廷 | ||||||||||
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/articles/TKY201312110293.html | ||||||||||
見出し: 性別変更した男性と、精子提供の子は父子 最高裁初判断 |
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メモ : 「性同一性障害」で性別を女性から変更した男性について、最高裁第三小法廷(大谷剛彦裁判長)は、第三者から提供された精子で妻との間にもうけた子を、法律上の子と初めて認めた。「妻が婚姻中に妊娠した子は夫の子と推定する」という民法772条を厳格に適用。血縁よりも、夫婦の実態の有無という婚姻関係を重視し、親子関係の存在を推定すべきだと判断した。2013年12月10日付の決定。 性別を変更した人が、非配偶者間の人工授精で子をもうけても、法務省は「血縁がないのは明らか」として、「嫡出子」(結婚している夫婦の子)として認めてこなかった。だが、生まれながらの男女の夫婦が非配偶者間の人工授精による不妊治療で子をもうけた時は嫡出子として受理される実態があり、その差が問題になっていた。 最高裁は今回、血縁関係にないことが明白な男性と子を戸籍上の「親子」と認定。従来の「血縁重視」の考えにとらわれず、「生まれながらの男性と同じように『父親』と認めてほしい」という訴えに応えた。 非配偶者間の人工授精による子は、だれを父にするかを定めた法律がない。今回の決定で法務省は対応の見直しを迫られ、議論が立ち遅れている国会にも、早急な法整備が求められる。 裁判を起こしていたのは、女性から男性に性別変更した兵庫県宍粟(しそう)市の夫(31)とその妻(31)。非配偶者間の人工授精で妻が産んだ長男(4)について東京都新宿区に出生届を出したが、夫の戸籍の記載から、以前は女性だったとわかり、区は戸籍上で「非嫡出子」扱いとし、子の父親欄を空欄にした。夫婦は、結婚した夫婦の子である「嫡出子」として記載するよう訂正を申し立てたが、東京家裁と東京高裁は申し立てを退け、夫婦が特別抗告していた。 |
朝日 |
2013/12/11 |
刊 | 面 | No .N162a131211xxx |
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最高裁第三小法廷 | ||||||||||
シリーズ・特集;http://digital.asahi.com/articles/TKY201312110450.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201312110450 | ||||||||||
見出し: 性別変更の夫と人工授精の子、父子認定の最高裁決定要旨 |
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メモ : ●多数意見 性同一性障害特例法4条は、「性別変更の審判を受けた者は、民法その他の法令の規定の適用について、法律に特段の定めがある場合を除き、他の性別に変わったものとみなす」旨を定めている。 従って、特例法3条1項の規定に基づき、男性への性別変更の審判を受けた者は、以後、法令の規定の適用について男性と見なされるため、民法の規定に基づき夫として婚姻することができるのみならず、婚姻中に妻が子を懐胎したときは、民法772条の規定により、当該子は当該夫の子と推定されるというべきである。 もっとも、772条2項所定の期間内(婚姻成立から200日経過後、または婚姻解消から300日以内)に妻が出産した子について、妻がその子を懐胎すべき時期に、既に夫婦が事実上の離婚をして夫婦の実態が失われ、または遠隔地に居住して、夫婦間に性的関係をもつ機会がなかったことが明らかであるなどの事情が存在する場合は、その子は実質的には772条の推定を受けないことは、これまでの最高裁判例の通りである。 だが、性別変更の審判を受けた者については、妻との性的関係によって子をもうけることはおよそ想定できないが、一方、そのような者に婚姻することを認めながら、他方で、婚姻の主要な効果である772条による嫡出(ちゃくしゅつ)の推定についての規定の適用を、妻との性的関係の結果もうけた子でありえないことを理由に認めないのは相当ではない。 そうすると、妻が夫との婚姻中に懐胎した子につき嫡出子であるとの出生届が出された場合、戸籍事務管掌者が、戸籍の記載から夫が性別変更の審判を受けた者であり、当該夫と当該子との間の血縁関係が存在しないことが明らかであるとして、当該子が民法772条による嫡出の推定を受けないと判断し、それを理由に父の欄を空欄とするなどの戸籍の記載をすることは法律上許されない。 これを本件についてみると、A(長男)は、妻が婚姻中に懐胎した子であるから、夫が性別変更の審判を受けた者であるとしても、民法772条の規定により夫の子と推定される。 また、Aが実質的に同条の推定を受けない事情、すなわち夫婦の実態が失われていたことが明らかといった事情もうかがわれない。 従って、Aについて民法772条の規定に従い嫡出子としての戸籍の届け出をすることは認められるべきで、Aが同条による嫡出の推定を受けないことを理由とする本件戸籍記載は法律上許されない。戸籍の訂正を許可すべきである。 寺田逸郎(裁判官出身)、大橋正春(弁護士出身)、木内道祥(同)の各裁判官の多数意見。岡部喜代子(学者出身)、大谷剛彦(裁判官出身)の両裁判官は多数意見に反対した。 ●寺田裁判官の補足意見 戸籍上、女性だった性同一性障害者が男性に性別変更することが認められ、夫となる資格を得ても、その夫の直接の血縁関係により妻との間で子をもうけることは、望むべくもない。 そのような立場の者にも、あえて夫としての婚姻を認めるということは、血縁関係とは切り離された形で嫡出子をもうけ、家族を形成することを封じないこととしたと考えるほかない。 ●木内裁判官の補足意見 民法についていえば、高度化する生殖補助医療など、立法当時に想定しない事象が生じていることは言うまでもない。それに備えて最善の工夫を盛り込むことが可能なのは立法による解決だ。しかし、そのような解決の工程が予測できない現状では、特例法と民法について、解釈上可能な限り、そのような事象も現行制度の枠組みに組み込んで、より妥当な解決を図るべきだ。 ●岡部裁判官の反対意見 嫡出推定が及ばない場合として最高裁判例が従来から認めているのは、事実上の離婚、夫婦が遠隔地に居住しているなど夫婦間に性的関係をもつ機会のなかったことが明らかな事情のある場合。本件もまた、性的関係をもつ機会がなかったことが明らかな場合だ。 嫡出推定は、妻が夫によって懐胎する機会があることを根拠としている。その機会のないことが生物学上明らかな者については、推定が及ぶ根拠は存在しないと言わざるを得ない。 ●大谷裁判官の反対意見 岡部裁判官の意見に賛同する。女性から男性に性別変更した人の妻が、夫以外の精子を提供される生殖補助医療によって出産した子について、法律上の父子関係を認めることは、本来的には立法で解決されるべき生殖補助医療による子とその父の法律上の親子関係の形成の問題に、その手当てや制度整備もないまま踏み込むことになる。 多数意見の見解は、性別変更した者の願望に応えうるものとして理解できるが、(性別変更をした者が遺伝的な子をもうけることが想定されていない)特例法の制度設計の下で、子に法律上の実親子関係を認めることにつながることが懸念され、多数意見のような解釈をとることにためらいを覚える。民法772条をめぐるさらなる議論と、生殖補助医療についての法整備の進展に期待したい。 |
朝日 |
2013/10/26 |
刊 | 面 | No .N162a131026xxx |
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シリーズ・特集;http://digital.asahi.com/articles/OSK201310260007.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_OSK201310260007 | ||||||||||
見出し: LGBT、取り上げた教員1割 「必要」は7割 |
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メモ : 教員の過半数が性同一性障害や同性愛を教える必要を感じているのに、授業で取り上げたのは1割――。そんな実情が宝塚大学看護学部の日高庸晴准教授(社会疫学)による全国の教員約6千人への調査で明らかになった。 レズビアンやゲイ、性同一性障害などLGBT(性的少数者)に関する教員の意識などを調べようと、協力の得られた自治体で2011〜13年、幼稚園、小中学校、高校の教員らを対象に調査した。 性同一性障害について「教育現場で教える必要がある」という回答は73%、同性愛も63%に上った。一方でLGBTを授業で取り上げた教員は14%にとどまった。理由は「機会がなかった」(42%)と「よく知らない」(26%)が目立ち、「教科書にない」「教えにくい」も共に19%を占めた(複数回答)。 「同性愛か異性愛かは本人が選択できる」(39%)との誤解や「同性愛は理解できない」(26%)という本音も表れた。 政府が昨年見直した自殺総合対策大綱には、LGBTについて「教職員の理解を促進する」と盛り込まれた。日高准教授は「LGBTの子どもはいじめられるケースも多い。教員の理解を深めるため、自治体を挙げての取り組みが必要だ」と話す。 調査は厚生労働省のエイズ対策研究事業の一環。結果をまとめた冊子を希望者に送る。問い合わせはメール(hidaka-office@takara-univ.ac.jp)で。 |
朝日 |
2013/09/13 |
刊 | 面 | No .N162a130913xxx |
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大阪家裁 |
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シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/0913/OSK201309130005.html | ||||||||||
見出し: 性別変更の男性と人工授精の子、親子と認めず 大阪家裁 |
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メモ : 心と体の性が一致しない障害で、女から男に性別を変えた兵庫県宍粟市の男性(31)が、第三者の精子を使った人工授精で妻(31)が産んだ次男(1)との親子関係の確認を求めた訴訟の判決が2016年9月13日、大阪家裁であった。久保井恵子裁判官は「民法の実子の規定は血縁関係の存在が前提だが、性別変更した男性との性的交渉により妻が次男を生んだのでないことは明らかだ」と述べ、男性の請求を棄却した。男性は控訴する方針。 トピックス「性同一性障害」 判決は「現行民法は人工授精などによる父子関係を想定していない」と指摘。さらに、「夫の同意があれば父子関係を認めることは立法論として十分考えられるが、そのような立法がない以上、法律上の親子関係を認めることはできない」と結論づけた。 男性側は「性別変更を理由に認めないのは、法の下の平等を定める憲法に違反する」と主張したが、判決は「民法の適用に差別はない」と退けた。 判決などによると、男性は2008年3月、性別を変え、翌月妻と結婚。精子提供を受けて2012年5月に次男をもうけ、本籍地の東京都新宿区に嫡出子(婚内子)として出生届を出した。だが、男性の戸籍を確認した新宿区は「血縁関係は認められない」と判断。次男を非嫡出子として扱い、戸籍の父の欄を空欄にしていた。男性は、同様に戸籍の父の欄を空欄にされた長男(3)についても別の訴訟で争っている。 ◇ 〈性同一性障害特例法〉 心と体の性別が一致しない人の性別変更について定めた法律で、2004年7月に施行。複数の専門医が診断▽20歳以上▽性別適合手術を受けた▽未成年の子がいない――などの条件を満たせば、家裁に性別変更を申し立てられる。2012年末までに3584人が認められた。法務省によると、性別変更した男性が結婚後、妻が第三者の精子でもうけた子の出生届を出した例は9月現在で33人。 |
京都 |
2013/04/23 |
刊 | 面 | No .N162k130423xxx |
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東京都 |
日本性同一性障害と共に生きる人々の会 |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20130423000117 | ||||||||||
見出し: 性別適合手術に保険適用を 性同一性障害で要望 |
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メモ : 心と体の性が一致しない性同一性障害の人たちでつくる「日本性同一性障害と共に生きる人々の会」(東京)が2013年4月23日、性別適合手術を健康保険の対象とすることを求める要望書を厚生労働省に提出した。 同会によると、性別適合手術の費用は男性から女性で150万〜200万円、女性から男性で300万〜440万円とされ経済的負担が大きい。社会的な性と戸籍上の性別が違うことで就職に影響し、アルバイトや派遣など不安定な仕事をしている人も多いという。 要望書では保険適用のほか、適合手術を受けた人については健康保険証に記載される性別を適合後のものに合わせることなども求めた。 |
京都 |
2012/11/21 |
刊 | 面 | No .N162k121121xxx |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20121121000073 | ||||||||||
見出し: 性別変更で入会拒否は不当と提訴 ゴルフクラブ相手に女性 |
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メモ : 性同一性障害で戸籍の性別を男性から女性に変えたのを理由に入会を拒否されたのは不当として、静岡県の女性が同県湖西市のゴルフクラブなどに約790万円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁浜松支部に起こしていたことが2012年11月21日、分かった。 20日に第1回口頭弁論が開かれ、クラブ側は請求棄却を求めた。 訴状によると、女性はゴルフクラブの法人会員になるため株を購入し、6月に入会を申し込んだが、性別変更などを理由に入会を断られた。その後、抗議したが認められず、この時は拒否理由も示されなかったという。 女性は2010年12月、法律に基づき性別を変更した。 |
朝日 |
2012/10/02 |
刊 | 面 | No .N162a121002xxx |
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島根県/松江市 |
男 |
54 |
上田地優/厚生労働省 |
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シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/1002/OSK201210010178.html | ||||||||||
見出し: 性同一性障害に配慮した保険証交付 松江市の上田さんに |
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メモ : 心と体の性が一致しない「性同一性障害」と診断され、戸籍上は男性だが女性として生活をしている松江市の上田地優さん(54)に対し市は2012年10月1日、表面の性別記載欄に「裏面参照」、裏面に戸籍上の性別を印刷した国民健康保険証を交付した。 上田さんは5年前から「女性」と表記するよう厚生労働省や市に求め、市は2012年7月、厚労省の了承を得て性別欄に「裏面記載」、裏面の備考欄に「戸籍上の性別男(性同一性障がいのため)」と手書きした保険証を交付した。 厚労省は各都道府県や健康保険組合に出した9月21日付通知で、戸籍以外の性別表記は認めない一方、保険者がやむをえない理由があると判断した場合、「裏面参照」といった表記で配慮をしてもよいとした。記者会見した上田さんは「新たな記載方法が制度化されたことは大きな進歩」と一定の評価をした。 |
京都 |
2012/09/21 |
刊 | 面 | No .N162k120921xxx |
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島根県/松江市 |
男 |
54 |
上田地優/厚生労働省 |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/country/article/20120921000120 | ||||||||||
見出し: 戸籍と違う性の記載、一転認めず 保険証、病気見逃す恐れ |
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メモ : 厚生労働省は2012年9月21日、心と体の性が一致しない性同一性障害と診断された松江市の市民団体代表上田地優さん(54)が国民健康保険証の表面の性別欄に戸籍と異なる「女」と記載するよう求めていたことについて、一転して容認しない方針を決め、松江市に回答した。 厚労省は、いったんは保険証の裏面に戸籍上の性別を記載することなどを条件に、性別欄に「女」と記載することを容認する方向だった。 しかし、性別欄に書かれた性別をそのままカルテに記入する可能性が否定できないと判断。その場合、男女それぞれに特有の病気を見逃す恐れがあるとして、容認しないことにした。 |
京都 |
2012/07/02 |
刊 | 面 | No .N162k120702xxx |
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島根県/松江市 |
男 |
54 |
上田地優 |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/country/article/20120702000110 | ||||||||||
見出し: 性同一性障害、保険証裏面に性別 松江、要望に応じ変更 |
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メモ : 松江市は2012年7月2日、性同一性障害と診断されている同市の市民団体代表上田地優さん(54)の国民健康保険証の性別表記について、上田さんの要望に応じて本来の表面ではなく、裏面に記載するよう変更し、本人に交付した。上田さんは戸籍上は男性。 厚生労働省によると、国民健康保険証で同様の措置は取ったのは全国初とみられる。 上田さんや松江市によると、松江市の国民健康保険証が4月から折りたたみ式からカード式に変更され、表面に戸籍上の性別である「男性」と記載されるようになった。上田さんから申し出を受けた松江市は厚労省に裏面に移すことを提案、厚労省は暫定的措置として「差し支えない」と回答した。 |
No .N162a120521xxx |
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カナダ/トロント |
女 |
23 |
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シリーズ・特集;http://www.asahi.com/showbiz/enews/RTR201205210034.html | ||||||||||
見出し: 性転換したミス・カナダ出場者、優勝逃すも「好感度賞」 |
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メモ : ミス・ユニバースのカナダ大会に出場した性転換者ジェンナ・タラコバさん(23)が、優勝の栄冠は逃したものの、最も好感度の高かった人に与えられる「ミス・コンジニアリティ」に輝いた。 19歳の時に性転換手術を受けたタラコバさんは、「女性として生まれなかった」という理由でいったんは失格になったものの、ミス・ユニバース機構の代表を務める米富豪ドナルド・トランプ氏の意向で一転参加が認められるなど、メディアの注目を集めていた。 ミス・カナダ決勝大会は2012年5月19日にトロントで開催され、タラコバさんは最終選考の12人に残った。優勝は逃したものの、出場者同士の投票で決まるミス・コンジニアリティの1人に選ばれた。 |
朝日 |
2012/03/21 |
刊 | 面 | No .N162a120321xxx |
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大阪府 |
男 |
29 |
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シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/0321/TKY201203210492.html | ||||||||||
見出し: 性同一性障害の夫ら申し立て「人工授精でも嫡出子に」 |
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メモ : 心と体の性が一致しない性同一性障害のため、女性から男性に性別を変えた夫(29)とその妻(30)=大阪府東大阪市=が2012年3月21日、第三者の精子を使った人工授精で妻が産んだ男児(2)を嫡出子(ちゃくしゅつし=婚内子)と認めるべきだとして、戸籍訂正の審判を東京家裁に申し立てた。 民法772条を根拠とする嫡出子は、「結婚した男女間に生まれた子」と解釈されている。 男児は2009年11月に誕生。夫妻は当時住んでいた兵庫県宍粟市に出した出生届を取り下げ、2012年1月に夫の本籍がある東京都新宿区に、男児を嫡出子として改めて出生届を出した。 しかし、区は非嫡出子(婚外子)として扱ったため、3月2日、父の欄が空白となった男児の戸籍が作られた。夫と男児に血縁関係がなければ、嫡出子には当てはまらないという立場を国がとっているためだ。 管理人:関連記事は「嫡出子認定を」不服申し立てへ 性同一性障害の夫 2012/01/28 |
京都 |
2012/03/03 |
刊 | 面 | No .N162k120303xxx |
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法務省 |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20120303000085 | ||||||||||
見出し: 受刑者に長髪、女性服を許可 法務省が性同一性障害に配慮 |
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メモ : 性同一性障害で心は女性なのに、男として刑務所に収容された受刑者が不満を訴えるケースが相次ぎ、法務省は2012年3月3日までに、刑事施設の処遇方針をあらため、全国の刑務所などで障害に配慮した対応を始めた。収容者の要望に応じて服装や髪形、入浴に配慮し処遇の改善を進める。 新指針は、性同一性障害の収容者に対して(1)診療と居室(2)入浴や身体検査時の対応(3)衣類・髪形など―について配慮するよう規定。 収容先の刑務所は、従来通り戸籍上の性別に従うが、居室は希望によって単独室とし、個別での入浴も許可。戸籍上は男性でも長髪や女性用下着、シャンプーなどの所持を新たに認めた。 |
朝日 |
2012/02/24 |
刊 | 面 | No .N162a120224xxx |
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兵庫県 |
受刑者 |
男 |
39 |
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シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/0224/OSK201202240092.html | ||||||||||
見出し: 手術で「女性」…刑務所も女性施設に 兵庫弁護士会勧告 |
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メモ : 戸籍上は男性だが性同一性障害があり、手術で女性の体になった受刑者が、「男性用施設に収容されているのは人権侵害」として、兵庫県弁護士会は2012年2月24日、女性用施設に移すよう法務省などに勧告したと発表した。性別適合手術を受けた収容者の移送を求める勧告は全国初という。 弁護士会によると、2007年から兵庫県の加古川刑務所に収容されている受刑者(39)は、成人前から自分を女性と自覚し、20歳前後にシンガポールで性別適合手術を受けた。戸籍の性別は家庭裁判所の審判で変えられるが、手続きの煩雑さなどから変更しないまま刑務所に入ったという。 刑事収容施設の男女別は戸籍で判断されている。刑務所側は女性看守を配置するなどの配慮をしているが、頭髪は丸刈りで女性用下着を着けられず、入浴時は男性刑務官が監視しているという。白承豪)弁護士は「収容施設の区別は、変更のハードルの高い戸籍でなく、収容者の性自認によるべきだ」と話している。 |
朝日 |
2012/01/28 |
刊 | 面 | No .N162a120128xxx |
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大阪府 |
男 |
29 |
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シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/0128/OSK201201270252.html | ||||||||||
見出し: 「嫡出子認定を」不服申し立てへ 性同一性障害の夫 |
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メモ : 心と体の性別が一致しない性同一性障害のため、女性から男性に性別を変えた大阪府在住の夫(29)が2012年1月27日、第三者の精子を使った人工授精で妻との間にもうけた男児(2)を法律上の夫婦の子である嫡出子(婚内子)と認めないのは差別だとして、3月にも東京家裁に不服を申し立てることを決めた。 夫は2008年3月に性別を変更して翌月結婚。男児が生まれた2009年11月、当時住んでいた兵庫県の宍粟市役所に嫡出子として出生届を出したが認められなかった。男児には今も戸籍がない。夫妻は「広く問題を考えてほしい」と東京に本籍を移し、27日に改めて新宿区役所に届けを出したが、非嫡出子(婚外子)に訂正するよう求められたため、司法の場で争うことにした。 法務省は今回のようなケースについて、戸籍の記載内容から以前は女性だったことがわかるため「血縁関係がないのは明らか」として、父子関係は認めないとの立場だ。 だが、生来の男性が他人の精子を使う非配偶者間人工授精(AID)で妻との間に子をもうけた場合は、役所の窓口では分からず実際には嫡出子として受理されており、夫妻の代理人の山下敏雅弁護士は「明らかな差別」と主張。「民法は父子関係に必ずしも血縁関係を求めていない」として、嫡出子と認めるよう求める。 |
京都 |
2012/01/13 |
刊 | 面 | No .N162k120113xxx |
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日本精神神経学会 |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20120113000006 | ||||||||||
見出し: 性同一性障害治療に新基準 思春期の体の変化抑制 |
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メモ : 心の性と体の性が一致しない性同一性障害について、日本精神神経学会は2012年1月12日、思春期に訪れる「第2次性徴」で生じる体の変化を抗ホルモン剤で抑える治療を可能にするなどの新たなガイドラインをまとめた。 これとは別に、体の性別と反対の性ホルモンを投与する治療では開始年齢を18歳から15歳に引き下げた。学会によると、こうした改定は男女の体の特徴が顕著になる前に治療を始め、心と体の違和感による苦痛を緩和するのが狙い。 いずれも適用を見極めるため、患者は性同一性障害を専門的に治療するジェンダークリニックで2年以上診療を受けているのが条件となる。 |
朝日 |
2012/01/06 |
刊 | 面 | No .N162a120106xxx |
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奈良県/生駒市 |
高校1年生 |
男 |
16 |
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シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 「女性になりたい」少年に未承認剤販売 容疑の男逮捕 |
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メモ : 高校1年の男子生徒(16)に未承認の女性ホルモン剤を販売したとして、奈良県警生駒署は2012年1月6日、無職の男(33)を薬事法違反(未承認医薬品の販売)の疑いで逮捕し発表した。2人は昨年5月ごろ、性同一性障害の人が集まる携帯電話のコミュニティーサイトで知り合ったという。 生駒署によると、逮捕されたのは川崎市高津区***丁目、i****容疑者。2011年8月31日、厚生労働相が承認していない2種類の女性ホルモン剤計1250錠を1万1050円で奈良県生駒市の男子生徒に販売した疑いがある。 ホルモン剤はいったん生徒の同級生宅に郵送されていた。生徒は「女性になりたかった。薬のことは親に知られたくなかった」と話しているという。 |
朝日 |
2011/06/30 |
刊 | 面 | No .N162a110630xxx |
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愛知県/名古屋市 |
無職 |
女 |
35 |
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シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201106300092.html | ||||||||||
見出し: 性転換の韓国人女を逮捕=警官と知らず売春誘う―愛知県警 |
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メモ : 私服警官と知らずに売春相手となるよう勧誘したとして、愛知県警中署などは2011年6月30日までに、売春防止法違反容疑で、自称名古屋市東区**町、韓国籍の無職k**容疑者(38)を現行犯逮捕した。容疑を認め、「生活費を稼ぐためだった」と供述しているという。 同署によると、金容疑者は男性だったが、2007年ごろタイで性転換手術を受け、韓国で戸籍上の性別も女性に変更。同年10月に来日し、日本人男性と結婚、2011年1月に日本の在留資格を取得した。昨年夏ごろから名古屋市内で1日に1〜2人の客を相手に売春していたという。 外国人登録証の性別欄に女性と記載されていたため、同署などは同法違反容疑で逮捕したが、性転換者には適用できない可能性があり、女装した男性の売春類似行為にも適用できる県迷惑防止条例違反の疑いでも調べを進める。 |
京都 |
2011/03/03 |
刊 | 面 | No .N162k110303xxx |
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京都市/下京区 |
柳原銀行記念資料館、QWRC |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20110303000033 | ||||||||||
見出し: 性同一性障害、当事者の声などパネルで紹介 下京 |
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メモ : 性同一性障害と多様な性の在り方をテーマにした企画展が、京都市下京区の柳原銀行記念資料館で開かれている。障害のある当事者の声に加え、関連する法律や医療の現状をパネルで紹介しており、同館は「誰もが生きやすい社会について考えるきっかけにしたい」としている。 人権について考えようと同館が企画し、性をめぐる問題に取り組む団体「QWRC」(大阪市)の協力で約70点を並べた。性同一性障害の当事者へのインタビューや写真、国内での性別適合手術の歴史を紹介したパネルなどを展示した。 同館の山本崇記さん(31)は「身近に存在するテーマであることと、その一方で制度に縛られてトラブルになったり、声を上げられなかったりする人がいることを知ってほしい」と話している。 2011年4月9日まで。無料。3月4日午後6時半から、下京区上之町の崇仁コミュニティセンターでシンポジウム「『性同一性障害』とトランスジェンダーの間を考える」がある。 |
京都 |
2011/02/27 |
刊 | 面 | No .N162k110227xxx |
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大阪府/東大阪市 |
男 |
28 |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20110227000104 | ||||||||||
見出し: 性同一性障害男性が方針撤回要求 産科学会に |
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メモ : 性同一性障害で性別を男性に変え、非配偶者間人工授精(AID)で妻との間に男児をもうけた大阪府東大阪市の男性(28)が2011年2月27日、男児と同ケースの出産について、日本産科婦人科学会が決めた方針の撤回を学会に求めるコメントを出した。 学会は26日、子どもとの法的な親子関係は認められないと夫に説明し、同意を得ることが重要と、会員の医療機関に注意喚起することを決めた。 男性は「不妊治療など、一般の人がAIDで子どもをつくった時は血縁関係があると推定されているのに、性同一性障害者だけ差別されるのはおかしい」としている。 AIDは第三者から精子の提供を受ける方法で、男性は実弟から提供を受け2009年に長男が生まれた。地元市役所が嫡出子としての出生届を受理せず、現在も戸籍がない状態が続いている。 |
朝日 |
2011/01/20 |
刊 | 面 | No .N162a110120xxx |
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兵庫県 |
小学6年 |
男 |
12 |
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シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201101200051.html | ||||||||||
見出し: 小6男児に抗ホルモン剤=性同一性障害、小児で初―大阪医科大 |
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メモ : 心と体の性が一致しない性同一性障害(GID)と診断された兵庫県内の小学校6年の男児(12)に対し、大阪医科大ジェンダークリニック(大阪府高槻市)が、思春期の第2次性徴を一時止めるため抗ホルモン剤を用いた治療を始めることが2011年1月20日、分かった。GIDの治療で小児に抗ホルモン剤を投与するのは国内初とみられる。 男児の主治医で同クリニックの康純准教授によると、男児は来月から月に1回、抗ホルモン剤「LHRHアゴニスト」を注射する治療を受ける。ホルモンの分泌を抑制する薬剤で、第2次性徴が早い思春期早発症の小児に投与されることもあり、重い副作用の例は少ないという。 GID学会理事長の中塚幹也岡山大教授によると、GID治療では数年前に岡山大が当時16歳の女子高生に投与した例があるが、中学生以下では国内初とみられる。 男児は2010年8月以降、男性ホルモンが増加し、第2次性徴が始まった。大阪医科大は10月から抗ホルモン剤の投与について学内で審議を重ね、最終的に倫理委員会で承認され決定した |
京都 |
2011/01/19 |
刊 | 面 | No .N162k110119xxx |
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兵庫県 |
小学6年 |
男 |
12 |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/country/article/20110119000072 | ||||||||||
見出し: 性同一性障害治療に抗ホルモン剤 小6男児、国内初 |
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メモ : 性同一性障害(GID)のため女児として生活している兵庫県在住の小学6年の男児(12)について、大阪医科大病院(大阪府高槻市)が抗ホルモン剤を投与して思春期の体の変化を抑える治療を始めることが2011年1月19日、病院関係者への取材でわかった。 GID学会顧問の大島俊之九州国際大教授(民法)によると、GID治療での抗ホルモン剤投与は中学生以下では国内初とみられる。 病院関係者によると、治療は2月にも始まる見込みで、男性ホルモンと女性ホルモンの分泌を抑える抗ホルモン剤「LHRHアゴニスト」を月1回注射する。健康保険の適用外で、費用は1回につき約3万5千円。 |
京都 |
2010/12/01 |
刊 | 面 | No .N162k101201xxx |
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兵庫県 |
小学6年 |
男 |
11 |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/country/article/20101201000074 | ||||||||||
見出し: 進学中学が「女子」扱い 兵庫、性同一性障害の男児 |
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メモ : 性同一性障害のため女児として生活している兵庫県在住の小学6年の男児(11)が来年春に中学校に進学する際、中学校が女子生徒として扱い、女子の制服やトイレの使用を認めることが2010年12月1日、地元教育委員会への取材で分かった。 教委によると、男児はこれまで、周囲に本来の性が男であることは打ち明けていないが、声変わりするなどの「第2次性徴」が現れている。周囲に本来の性を知らせないまま学校がこうした配慮をするケースは珍しいとみられる。 教委はこの男児に限らず、性同一性障害の児童や生徒を支援するチームを発足させた。 教委によると、男児は小学校入学前からスカートやぬいぐるみを好むなど心と体の性の不一致を保護者に訴え、入学前に病院で性同一性障害との診断を受けた。 保護者と教委などが話し合い、入学当初から女児として身体測定を受けたり、水泳の授業に女児用の水着で参加したりしていた。 |
京都 |
2010/09/08 |
刊 | 面 | No .N162k100908xxx |
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山口県/周南市 |
男 |
42 |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20100908000136 | ||||||||||
見出し: “女装免許”で男起訴 「性別変更したかった」 |
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メモ : 性同一性障害と診断された山口県周南市の男(42)が、女装した自分の写真を運転免許証に張り、氏名欄を女性の名前に書き換えたとして、山口地検に有印公文書偽造罪などで起訴されていたことが2010年9月8日、分かった。男は裁判で「将来家裁に性別変更を申し立てるために、女性名義の貯金通帳がほしかった」としている。 起訴状などによると、男は1月に自宅のパソコンを使い、運転免許証に女装の写真を転写。女性の名前や、実際より約5年「若い」生年月日を印刷した紙を張り、郵便局で口座を開設しようとした、としている。 8日に山口地裁(向野剛裁判長)で開かれた初公判で、男は免許証偽造を認めた上で「女性として日常生活を送っていることを証明できるよう、公共料金の引き落とし口座を女性名義で作ろうと思った」などと説明。弁護側は「思い付きで偽造しており、反省している」と執行猶予付きの判決を求めた。 検察側は「免許証の信用性にかかわる」として懲役2年を求刑。判決は24日に言い渡される。 |
京都 |
2010/05/13 |
刊 | 面 | No .N162k100513xxx |
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文部科学省 |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100513000088&genre=H1&area=Z10 | ||||||||||
見出し: 性同一性障害、医療機関と連携を 文科省が対応を通知 |
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メモ : 心と体の性が一致しない性同一性障害の児童や生徒への対応について、文部科学省は2010年5月13日までに、教育相談を徹底することや医療機関との連携を求める通知を都道府県教育委員会などに出した。 性同一性障害の子どもをめぐっては、埼玉県の公立小で男児に女児としての通学を認めたり、鹿児島県の公立中が女子生徒に男子制服の着用を認めたりした例がある。 通知では、個別の事案に応じたきめ細やかな対応が必要と指摘。教育相談で悩みや不安を受け止め、教職員やスクールカウンセラーらが医療機関とも連携して、児童らの気持ちに配慮した対応をするよう求めている。 |
京都 |
2010/03/16 |
刊 | 面 | No .N162k100326xxx |
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山梨県/甲府市 |
山梨県立大学 |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100326000172&genre=C4&area=Z10 | ||||||||||
見出し: 男性の名前で卒業証書 性同一性障害の女子学生に |
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メモ : 山梨県立大学(甲府市)が、性同一性障害と診断された20代の女子学生2人に、本人の希望通り男性の名前が書かれた卒業証書を授与したことが26日、大学側への取材で分かった。2人は2010年3月25日に行われた卒業式に男性用スーツを着て出席、卒業生の名前が呼ばれる際にも男性名だった。 大学によると、1人が2009年11月、大学の保健師に「(本来の)女性の名前が書かれた卒業証書はいらない。卒業式に出ない」と話し、もう1人も保健師に「可能であれば男性の名前で卒業証書がほしい」という意向を示した。 こうした意向を受けて学長らが協議、男性名で授与することを決めた。2人は日ごろから、男性用の服で学生生活を送り、教員が使う名簿にも男性名で記載されていた。 伊藤洋学長(70)は「2人とも喜んでいた。本人たちの悩みは深刻で、日本社会が(性同一性障害者の)受容の幅を広げてほしい」と話した。 |
京都 |
2010/03/16 |
刊 | 面 | No .N162k100316xxx |
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福岡県/福岡市 |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100316000109&genre=C4&area=Z10 | ||||||||||
見出し: 比のニューハーフ3人逮捕 不法入国容疑、福岡県警 |
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メモ : 福岡県警は2010年3月16日までに、性別適合手術を受け女性名義のパスポートで不法入国したとして、入管難民法違反の疑いで福岡市博多区に住むフィリピン人の男3人を逮捕した。全員が日本人男性と正式に結婚していた。 告発した福岡入国管理局によると、フィリピンでは法的に性別を変更できず「女として生きて、好きな人と結婚して長く生活したかった」と容疑を認めているという。 3人の逮捕容疑は、ブローカーに手数料を支払って他人名義のパスポートを入手し、不法に入国した疑い。 福岡入管によると、3人は30歳、43歳、44歳。フィリピンで性別適合手術を受け、1人は約15年前、ほかの2人は約3年前に不法入国した。 それぞれ以前に日本のニューハーフパブでダンサーとして働いていた当時、男性客と恋愛関係になり、他人名義のパスポートで再入国し婚姻届を提出。日本人配偶者などの在留資格を得ていた。 3人と顔見知りのフィリピン人が不法入国で摘発され、3人のことを供述し発覚した。 |
朝日 |
2010/02/26 |
刊 | 面 | No .N162a100226xxx |
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鹿児島件/鹿児島市 | 中学校1年生 |
女 |
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シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/0226/SEB201002260006.html | ||||||||||
見出し: 性同一性障害の女子中学生、男子制服で通学へ 鹿児島 |
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メモ : 心と体の性が一致しない「性同一性障害」と診断された鹿児島市内の公立中学校1年の女子生徒に対し、中学校側は2010年4月から男子の制服を着て通学することを認めた。 中学校などの説明によると、この生徒は入学後、「セーラー服を着ると気分が悪くなる」と教諭や両親に訴えていた。2、3歳ごろからままごとやスカートをはくことを嫌がっていたという。 両親は2009年7月、中学校に「男子制服で登校することはできないか」と相談。同校はスクールカウンセラーや市教委と対応を協議し、「学校教育相談の範疇を超えている」などの理由で体操服で通学することを認めたうえで、専門家の判断を待っていた。 生徒は2009年9月から体操服で通学していたが、2010年2月20日に専門医療機関から「性同一性障害」の診断が出た。このため、同校は22日、生徒が4月から男子制服で通学することを認めた。在校生には3月16日の卒業式終了後、説明するという。 校長は「課題はこれからたくさん出てくるだろうが、生徒には有意義に学校生活を送らせてやりたい」と話した。生徒の母親(41)は「同じように悩んでいる人はたくさんいる。今回は制服一枚で済むこと。相談機関の充実など市はできる対策をとってほしい」と話した。 |
京都 |
2010/02/26 |
刊 | 面 | No .N162k100226xxx |
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鹿児島件/鹿児島市 | 中学校1年生 |
女 |
13 | |||||||
シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100226000183&genre=C4&area=Z10 | ||||||||||
見出し: 中1女子に男子制服認める 鹿児島、性同一性障害で |
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メモ : 心と体の性が一致しない性同一性障害と診断された鹿児島県内の公立中学1年の女子生徒(13)について、学校側が2010年4月から男子制服で通学するのを認めたことが2010年2月26日、学校と地元教育委員会への取材で分かった。 名簿上の性別の扱いや、体育の授業をどうするかなどは今後、生徒や両親の希望を聞きながら対応を検討する。 学校と教委によると、生徒は「セーラー服を着ると頭が痛くなる」と女子の制服を嫌がり、2009年7月に両親が「男子の制服で登校できないか」と相談。学校側は教委と協議した上で「前例がない」「診断が出ていない」として認めなかった。 このため、生徒は同9月から体操服で通学。2月20日に医療機関で性同一性障害と診断されたのを受け、学校側が男子の制服着用を認めた。 校長は「生徒と両親が男子の通称名での通学を望むなら、名簿も通称にすることを考えている。生徒が楽しく登校できる状態をつくっていきたい」と話した。 |
京都 |
2010/02/25 |
刊 | 面 | No .N162k100225xxx |
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埼玉県 |
埼玉県教育委員会 |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100225000082&genre=C4&area=Z10 | ||||||||||
見出し: 性同一性の悩み相談十数件 埼玉県教委、対応を検討へ |
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メモ : 心と体の性が一致しない性同一性障害について、埼玉県内の公立小中高校などに、児童や生徒から十数件の相談が寄せられていたことが2010年2月25日、県教育委員会による聞き取り調査で分かった。高校生からの相談が最も多かったという。 県教委は、相談の具体的な内容や児童らが学校側にどのような対応を求めるのかなどを調査し、学識経験者や医師を交えて対応策を検討する方針。 学校現場での性同一性障害をめぐる問題は、国にも指針がなく、県教委による検討は珍しいという。 県教委は、県内の公立小学校が性同一性障害と診断された2年の男児(8)について、女児としての通学を認めたことを受け、さいたま市立を除く公立小中高校と特別支援学校を対象に相談の有無を調べた。 |
朝日 |
2010/01/15 |
刊 | 面 | No .N162a100115xxx |
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鹿児島件/鹿児島市 | 鹿児島放送 | |||||||||
シリーズ・特集;http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001001150002 | ||||||||||
見出し: 性同一性障害夫婦の物語 17日KKBで |
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メモ : 心と体の性が一致しない性同一性障害の鹿児島市の夫妻を追ったドキュメンタリー番組「本当の性で生きていきたい」が、2010年1月17日午前6時からKKB鹿児島放送で放映される。2004年に戸籍上の性別変更を認める性同一性障害特例法が施行されたのを機に、互いの性を変えて結婚した夫妻の「ありのまま」の様子を伝える。 2人は若松慎さん(36)と麗奈さん(37)。慎さんは物心付いた時から自分は男と思っていたが体は女。麗奈さんは体は男だったが、幼稚園の時から好きになるのは男の子だった。 2人とも自分の本心を押し隠し、悩んできた時期もあった。だが、今は多くのメディアに出てすべてをさらけ出すよう心掛けている。最初は抵抗を感じたという慎さんだが「自分でも伝えられることがある」と考え、吹っ切れたという。「性同一性障害で悩んでいる人たちに『こういう生き方もあるんだ』と思ってもらいたい。悩まず、自分らしく生きていけばいいんだよって伝えたい」 麗奈さんは「怪しい目で見たり、差別したりすることが障害。別にそれは変なことではないと周りが感じるようになれば障害ではなくなる」と話す。 |
京都 |
2010/01/12 |
刊 | 面 | No .N162k100112xxx |
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千葉景子法相 |
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シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2010011200181&genre=A1&area=Z10 | ||||||||||
見出し: 「性同一性障害者の子」救済検討 千葉法相が指示 |
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メモ : 性同一性障害で戸籍の性別を女性から変えた兵庫県の男性(27)が、弟の精子の提供を受け非配偶者間人工授精(AID)で妻(28)との間に生まれた子どもを「非嫡出子(婚外子)」とされた問題で、千葉景子法相は2010年1月12日、救済策の検討を省内に指示したことを明らかにした。 生来の男性と女性の夫婦間にAIDで生まれた子どもの場合は、生物学的な父子関係がなくても、その事実が分からないため、夫の子どもと推定され、「嫡出子」として出生届を受理されているのが実態。 この日の閣議後の記者会見で千葉法相は「(生物学的な父子関係がなくても)認めているケースがあるのに、片方だけ駄目とするのは、差別というか無理がある。改善すべき点がある」と表明。その上で「法整備が必要なのか運用で可能なのか、できるだけ早く議論を進めたい」と語った。 |
朝日 |
2010/01/12 |
刊 | 面 | No .N162a100112xxx |
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千葉景子法相 | ||||||||||
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/0112/TKY201001120341.html | ||||||||||
見出し: 性同一性障害の夫の子「嫡出子」認定へ 法相見直す方針 |
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メモ : 性同一性障害で女性から男性に戸籍上の性別を変更した夫が、妻との間に人工授精でもうけた子を法務省が「嫡出子」と認めなかった問題で、千葉景子法相は2010年1月12日の閣議後会見で、「このままでは問題。早急に検討したい」と述べ、現行の取り扱いを見直す方針を明らかにした。「嫡出子」として認める方向で、検討を始める。 |