>> 草食系マフィアの晩餐。
エナジーパック。
一度使うと、24時間は使えないという制約はあるが、体力を一気に回復させるという驚異的な効果を持つアイテムである。
だが使用条件は厳しく、他のファミリーたちから貰わないと使えないのだった……。
バラクーダ東吾(アニキ) : 「とはいえ、俺はいまファミリーが増えたから、エナジーパックを貰えなくて困る。という事は殆どないな! 一人班だった頃は、誰もエナジーパックなんてくれなかったが……」
舎弟 : 「アニキー。風火さんから エナジーパック が届いてますよ!」
アニキ : 「あぁ、助かるなぁ! ありがたいッ……中には何が入ってる?」
舎弟 : 「? エナジーパックって中身が違うんですか?」
アニキ : 「あぁ、違うんだよ。俺も最初は、危険なおくすりしか入ってないと思っていたんだが……」
舎弟 : 「だ、だめですよアニキ! そんな、おくすり関係の話題は!」
アニキ : 「ん。ともかく、俺も中身が違うのは知らなかったんだがな……この前、ガイちんがくれたエナジーパックと、俺が皆に配っているエナジーパックで、全然中身が違ったんだよ」
舎弟 : 「へぇ……風火さんのエナジーパックの中身は、お酒みたいですよ。紹興酒」
アニキ : 「なるほど……酒好きの風火らしいなっ!」
舎弟 : 「………………というか、少し密造酒的な香りさえ感じるのが気になる所ですけど」
アニキ : 「おお、風火のオリジナルブレンドか、そりゃ元気が出そうだ!」
舎弟 : 「…………ま、アニキが気にしてないから、俺も気にしない事にしておきますよ……っと、あれ。ここにもエナジーパックがありますけど、コレは?」
アニキ : 「あぁ、それはヒデヨシからだな……」
舎弟 : 「中身は何ですか」 (ぱか)
アニキ : 「あぁ、中身は……ガソプラだ」
舎弟 : 「ガソプラ!?」
アニキ : 「しかも、塗装、組み立て済み」
舎弟 : 「しかも塗装組み立て済みって、もう完成しているガソプラじゃないっすか、何でそんなものをっ!」
アニキ : 「いや……だが、ヒデヨシが一生懸命作ったガソプラの渾身の作品を俺におくってくれたのだと思うと、ほら、こう……心が和むだろ! 俺、それで結構頑張れるんだよね……」
舎弟 : 「アニキ、メンタルが癒されると身体が動くタイプのマフィアなんですね、そうなんすね……」
アニキ : 「という訳で、仲間にたっぷり癒しをもらったから、今日もはりきって仕事してくるぜ!」
舎弟 : 「はい、いってらっしゃい、気をつけて! …………って、仕事より先にもっと、抗争とか頑張ってくださいよ、アニキ! マフィアなんだから!」
アニキ : 「おろ?」
何と言われても、抗争頑張る気はない。
バラクーダ東吾は、心底草食系のマフィアです。
蛇足>
舎弟 : 「で、ガイさんのエナジーパックにはいつも何がはいってるんですか?」
アニキ : 「ん?」
舎弟 : 「アニキが配っているエナジーパックと、中身が違うって言ってましたよね?」
アニキ : 「あぁ……ガイちんのは、何か、肌の露出部分が多い本的な……あの、18才以上の人は見ちゃ駄目的な、登場人物は皆18才的な……」
舎弟 : 「そうですかちょっといってきます、ガイさんところに!」 (ジャキキキキーン!)
アニキ : 「落ち着け、冗談だ舎弟! その武装、仲間の所にちょっと遊びに行く武装じゃないぞおまえッ!」
※このサイトはちびっこにも見られる、紳士のサイトです。
蛇足:2 >
舎弟 : 「それじゃぁ、アニキが皆に配っているエナジーパックには、何が入っているんですか?」
アニキ : 「おくすり」
舎弟 : 「デンジャラスな予感!」
アニキ : 「ばか! 違うよ、正義のマフィアがデンジャラスな薬を出す訳あるまい! ……Q&Pコー○ゴールドだよ!」
舎弟 : 「え……あ! 確かにそれは元気になれるけどッ!」
アニキ : 「この錠剤をリポDで飲み下せば、もう一回くらい戦えるッ!」
舎弟 : 「そこまでして闘おうとするなんて……やっぱりアニキは、ジャパニーズ・ビジネスマンッスよ……」
Q&Pコー○ゴールドをリポDで飲み下すと徹夜出来るのは本当だよ!
おじさんは最近の夜勤は、全部それで乗り切っているからね! (虚ろなジャパニーズビジネスマンの目で)
> メンテナンスで退屈編
モブストライクは、定期的に鯖のメンテナンスがある。
その為、全くマフィア活動が出来ない日もあるのだった……。
舎弟 : 「とはいえ、マフィア活動取り締まり強化月間(メンテナンス中)だと活動が出来なくて退屈ですね」
アニキ : 「そうか? まぁ、たまには休暇をもらったと思って、のんびりするのがいいんじゃないかな。 こたつも出した事だし……」
舎弟 : 「ですねぇ……ふぅ。さて、久しぶりにのんびり出来そうだけど、ローズは何かする予定あるのか?」
ローズ : 「ワタクシですの? そうですわね……ネイルサロンに出かけて、久しぶりに新しいネイルに挑戦するのもいいですわ? それとも、ブティックに出かけて新しいドレスを誂えてもらおうかしら、それとも……」
アニキ : 「ローズ、みかんむいてやったけど、食べる?」
ローズ : 「…………そのような庶民の食べ物、ワタクシの口にあいますかしら?」
アニキ : 「食べてみればいいんじゃね?」
ローズ : 「……仕方ないわね。(ぱく) ん……甘酸っぱいですわ。庶民の食べ物……でも……もう一つだけ、頂こうかしら?」
アニキ : 「うぃ、じゃ、もーいっこむいてやるからな」
舎弟 : 「…………ネイルやらショッピングと洒落こむんじゃなかったのか、ローズ?」
ローズ : 「た、た、たまには、おじさまと、こうやって過ごすのも悪くないと思いましたの、いけなくて?」
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舎弟 : 「まだ、外に出られないんスかねぇ……」
ローズ : 「昨日の昼頃には出られるって聞いていたけど、ずれ込んでるようね……」
アニキ : 「まぁ、気にするな。それより、おじさんとグランド・セフト・オートであそぼうぜ! これ、マフィアを体験できるゲームらしいぞ、面白そうだろ!」
ローズ : 「本物のマフィアの口から出る言葉とは思えませんわね」
舎弟 : 「まぁ、アニキは従来のマフィアのイメージとは大幅に違う人だからね……」
ローズ : 「そうですわね……」
舎弟 : 「しかし、この時間他のマフィアの皆さんはどうしているのかな……」
ローズ : 「他の……どなたの事を言ってらして?」
舎弟 : 「ガイさんとか……うん。ガイさんはきっと、自己鍛錬とかしているんだろうな。抗争好きだし」
アニキ : 「んー、そうかねぇ?」
舎弟 : 「そうですよ、ガイさんはアニキと違って、もっとマフィアらしいマフィアっすから、アニキみたいにゲームばっかりして遊んでなんかいませ……」
カラミティ・ガイ(ガイちん) : 「よー、ゴンちゃん居るか! 外が取り締まり強化月間(メンテナンス)終わらなくて退屈だから、ゲームもってきた。一緒にマリオカートやろうぜ!」
舎弟 : 「え、ガイさん!?」
ガイちん : 「あ! ……ふん、今宵は抗争に明け暮れる事も出来ず、つまらんな。そう思わないか、お前ら?」
ローズ : 「……急に取り繕っても、遅いですわよ。ガイお兄さま?」
舎弟 : 「ガイさん、ゲームとかやるんだ……」
ガイちん : 「う、うるさい! 俺だってゲームくらいやるわッ!」
※結局似た所があるから友達でいられる、アニキとガイちんは幼馴染み。
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舎弟 : 「まだ外に出られないんスね……はぁ……外に出られないのはつまんないッスねぇ……」
ドドドドドドドドド……。
がちゃむ、ばたん!
ヒデヨシ : 「ちわぁーっす! アクセル! 一緒に遊ぶっスよー!」
舎弟(本名:アクセル・ガンズ) : 「あ、ヒデヨシ! 外、出ても大丈夫なのか?」
ヒデヨシ : 「マフィア活動は出来ないッスけど、普通に遊びに行く分には問題ないみたいっすよ?」
舎弟 : 「あ、そうなんだ。アニキ、ヒデヨシと遊びに行っていいっすか?」
アニキ : 「んー、いいよー、気をつけてなー」
ヒデヨシ : 「何なら、アニキも一緒に遊びましょうよ! 俺、ボールもってきたから、外で野球でもやりましょう!」
アニキ : 「んー、いいねー。野球久しぶりだ、極東に居た頃以来だ」
舎弟 : 「あ、じゃぁ俺、何処からか木材ひろってくるよ!」
アニキ : 「木材? 何にするんだ」
ヒデヨシ : 「バットの代わりッスよ!」
アニキ : 「バット? バットならヒデヨシ。お前、いつももってるだろ?」
ヒデヨシ : 「あぁ、あれは野球用じゃないッスから………………」
アニキ : 「ば、バットは普通、全てが野球用だろーが! ヒデヨシ、お前黒い! お前案外黒いな!」
※ 休みの最中、仲間の黒い面を見て戦々恐々とする、アニキであった。
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アニキ : 「くかー、くかー」
舎弟 : 「すぴー、すぴー」
ローズ : 「すぅ……すぅ……」
風火 : 「失礼するぞ」
アニキ : 「んー、だれー?」
風火 : 「風火だ。と……ヒデヨシに、アニキなら取り締まり強化月間(メンテナンス)が終わっても気付かず、こたつで寝ているかもしれないから出かける前に様子を見てきてくれ、と頼まれて、まさかそんなマフィア居まいと思いつつ承ったが……」
アニキ : 「あふぅ……」
風火 : 「まさか、本当に寝ているとはな……バラクーダ東吾。お前、よもや取り締まり強化月間(メンテナンス)中はずっと、こたつで寝ていたのか?」
アニキ : 「まさか、外で野球したり、ガイちんとマリオカートして遊んだりって、結構忙しかったんだぜ!」
風火 : 「忙しさがみじんもかいま見る事が出来ないのは、この私の心が汚れているからだろうか?」
アニキ : 「そう言うが、外に出る事が出来なければ寝てるかゲームするか、ここでは言えない大人のナニかをするかしか、やる事なんて無ぇだろうが……」
風火 : 「もっと他にやるべき事があるだろう! 自己鍛錬など、な……」
アニキ : 「うー……そう言う風火は、何やってたんだよ?」
風火 : 「私か? 私は……久しぶりの休暇という事もあってな、武術の鍛錬に勤しんでいた」
アニキ : 「む。流石に勤勉なマフィアだな、風火は……」
風火 : 「己の命を守る為だ、当然だろう?」
アニキ : 「でも、そんな真面目ばっかりだと疲れねぇ?」
風火 : 「はは、私とて真面目一辺倒のモノではないさ。きちんと息抜きも心得ている。武術の合間には、酒を楽しんでいたよ」
アニキ : 「ふーん」
風火 : 「……ただ、今回は外出出来ぬ期間が長かった故な、つい飲み過ぎてしまい……売り物にすべき密造酒、全ての樽が空になってしまったのは、我ながら失態であったよ……」
アニキ : 「は?」
風火 : 「しかしまだ飲み足りんな。バラクーダ東吾。確かお前は酒場を経営していただろう。少し、飲んでいってもいいか?」
アニキ : 「そ、その話を聞いた後、お前に酒を提供するのは凄く躊躇われるのだがッ!」
風火 : 「安心しろ。仲間のよしみだ。樽一つ開けたら勘弁してやる!」
アニキ : 「じょ、冗談じゃねぇっての!」
そんなこんなで。
退屈なメンテナンス中でも、アニキはわりと楽しそうですというハナシです。
> 気付いたら記念日編
草食系の弱小マフィアであるバラクーダ東吾も、こつこつ仕事を続けているうちに色々な記念を達成する訳で……。
アニキ : (あ、俺の仕事達成数が、1000越えてる!)
舎弟 : 「〜♪ 〜〜♪♪」
アニキ : (よく見れば舎弟もご機嫌だし。これはひょっとして、俺の仕事達成1000回越え記念のパーティとか主催してくれるとか、とか!?)
舎弟 : 「〜♪」
アニキ : (舎弟はこういうのマメだからな、期待していいかもな……もしそうなら、俺、PSPをかってもらおう!)
舎弟 : 「あ、アニキ!」
アニキ : 「ん、何だ?」 (パーティの準備か、パーティ、パーティ……)
舎弟 : 「今日の晩ご飯、牛丼にするんでソイソースかってきてくれませんか? きらしちゃったんで……」
アニキ : 「は?」
舎弟 : 「だから、ソイソースですよ。えーと、アニキの国で何ていうんでしたっけ、これ? お、お、おそーす?」
アニキ : 「いやそれだと醤油だかソースだかわかんなくなるから……」
舎弟 : 「そうそう、おそうゆ買ってきてください、おそうゆ! アニキの運営する店に置いてありますから」
アニキ : 「え、あれ。今日、牛丼? ……あの、パーティの準備的なものとかは、してないのかな? ケーキとかチキンとか」
舎弟 : 「パーティ? いえ、別に……何かりましたっけ? クリスマスにははやいですし……アニキの誕生日でも、ないし……」
アニキ : 「あ、いや……何でもない。醤油だな、かってくる……」
舎弟 : 「いってらっしゃーい」
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アニキ : 「…………いかん、舎弟の奴完全に忘れてやがる。いや、気付いてないだけかもしんねぇけど……」
ガイちん : 「ん、ゴンちゃん。ゴンちゃんじゃないか?」
アニキ : 「んぁ……あ! ガイちん、久しぶりだなぁ、元気だったか!?」
ガイちん : 「あぁ、おかげさまでなッ……それより、ゴンちゃん……今ヒマか?」
アニキ : 「え? 舎弟に買い物頼まれてる、途中っちゃ途中だけど……」
ガイちん : 「あ、そっかー。ヒマなら、ちょっと一緒に飯でも食いに行こうと思ったンだけどな……」
アニキ : 「めし!?」
ガイちん : 「そ、飯」
アニキ : (これはひょっとして、ガイちん……俺が仕事数1000達成した記念として、飯に誘ってくれてる的なものか!? おごってくれる的なお誘い!?)
ガイちん : 「どうする、俺のお気に入りの店に案内してやるけど」
アニキ : 「いくいく、すぐいく! 何処にでも行くよー、ついてくついてく!」
ガイちん : 「あぁ……向こうの店だ……」
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アニキ : 「って、ここ」
ガイちん : 「あ、俺生卵もつけてね」
アニキ : 「吉野ya! 吉野yaじゃないかっ!!!」
ガイちん : 「ニューヨークに支店があるんだよ、知らなかったか?」
アニキ : 「いや、知ってたよ! 俺もたまに来るから! でも……ここまで来てヨシ○ヤってガイちん!」
ガイちん : 「飲み物はコーヒーでいいや」
アニキ : 「しかも牛丼にコーヒーってガイちん!」
ガイちん : 「いいだろ別に何で牛丼流し込もうがよ……ほら、ゴンちゃん頼まねぇの」
アニキ : 「あ、俺も牛丼にコーヒーで。出来ればみそ汁と生卵つけて」
ガイちん : 「お前も結局一緒じゃないかよっ! お前もコーヒーで牛丼流し込むタイプじゃないかよ!」
アニキ : 「だってこの国で緑茶って何か独特なアレンジがされてそうで怖くて頼めないんだよ……」
ガイちん : 「確かになぁ……いや、俺も最初はコーヒーってどうかと思ったけど、こっちで慣れてるうちに……あ、ゴンちゃん七味とってくれね?」
アニキ : 「なぁ……肉の味も違うかなぁと思ったけど……あ、ガイちん紅生姜いる?」
ガイちん : 「いるいる……てか、肉の味は大差無ぇよ、向こうのだってコッチの肉だしさ……ただ、米がなぁ」
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アニキ : 「ふぃー、喰ったくった。ごちそーさま!」
ガイちん : 「あぁ……それじゃ、俺もうそろそろ行くわ……腹ごしらえもしたし、久々に抗争と明け暮れてくる」
アニキ : 「うぃー、頑張れ!」
ガイちん : 「あぁ、まぁ適当にやってくるわ」
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アニキ : 「そうか、ガイちんはまだ抗争メインで頑張ってんだ……って……何だろうな、この気持ち。久しぶりに幼馴染みと会って! 何となくダラ ダラした会話も満遍なく楽しくて! それなりに充実したんだけど……お祝いしてもらえるかもしれない、という俺の微かな期待のせいで、何となくガッカリし た気分になってる! 何となくガッカリした気分になってるぞ!」
ローズ : 「……何、独り言呟いておりますの、おじさま?」
アニキ : 「ウボェェッ! って、ろ、ろ、ローズ!?」
ローズ : 「こんな時間に徘徊しながらブツブツ呟いているなんて、危ない人ですわよ?」
アニキ : 「あ、あ、危なくないよ! むしろ比較的安全な部類に入るよ俺は、動物でいうとマタタビでゴロゴロしている状態の牙も爪もないアムール虎くらいの安全性だよ!」
ローズ : 「マフィアがそんなに安全なのは、いい事ではありません事よ?」
アニキ : 「いいだろう、マフィアだって非番の日くらいあるんだから……というか、ローズ、何してんだこんな所で。駄目だろ、女の子一人でブラブラしたら……」
ローズ : 「ワタクシ、そんな安全マフィアのおじさまが一人でソイソースをもってウロウロしている事の方が心配ですけれども……私は、買い物に来た所ですわよ」
アニキ : 「かいもの?」
ローズ : 「そうですわ。おじさまも、少し付き合ってくださらない?」
アニキ : (これは、今度こそ 買い物 → 「実はおじさまにプレゼントを買いたいんですわ!」 フラグ!?)
ローズ : 「ご一緒して下さらないかしら?」
アニキ : 「私は一向にかまわん!」
ローズ : 「ありがとうですわ、おじさま。では、行きましてよ?」
・
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ローズ : 「助かりましたわ、おじさま。荷物持ちだけでなく、くまのぬいぐるみまで買って頂いて……嬉しいですわ」
アニキ : 「いやいやいやいや、ローズのためならおじさん、頑張っちゃうよ!」
ローズ : 「ありがとう、おじさま。では、ごきげんよう」
アニキ : 「ごきげんよう……」
ローズさんが去っていきました。
アニキ : 「って、また俺何もしてない! というか、ローズの荷物もってプレゼントかっただけ! 俺がお祝いされる側じゃなくて、完全俺が与える側だったよ、ガッテーム!」
ローズ : 「♪」
アニキ : 「でも、ローズの笑顔が見れたから全然嬉しい自分がいる! 全然嬉しい自分がいるよガッテム! ……はぁ。考えてみれば、仕事なんて毎
日してるし……別に、1000回記念じゃなくて、1000回突破しただけの話だし……誰も気付いてくれる訳ないよな……わざわざ祝う事でもないし……」
とぼ、とぼ。
お家にかえる事にしました。
アニキ : 「ただいま……あれ、舎弟? おーい、舎弟?」
舎弟 : 「……遅いッスよ、アニキ」
アニキ : 「あー、悪い悪い。途中でガイちんに会ったりローズに付き合ったりして……はい、これソイソース。でも、今日牛丼なんだよな。俺、もう牛丼喰ってきちゃったから夕食はいらな……あれ?」
舎弟 : 「……」
アニキ : 「あれ、牛丼じゃない? てか、何すかこのケーキ! 何すかこのチキン! まるでパーティみたいな……」
舎弟 : 「アニキが仕事、1000回突破した記念のパーティやりたくて準備しようにも、アニキ普段家から出ずにネットで資金運営ばっかりやってるから、何とか外に出そうと思って買い物頼んだら、なかなか帰ってこないし……」
アニキ : 「あ……」
舎弟 : 「料理もすっかり冷めた上、飯まで食ってくるって、どういう事ッスか! もぅ、俺、しらなっ……」
アニキ : 「あくせるぅううぅ〜」 (がばっ!)
舎弟 : 「!! ちょ、アニキ!?」
アニキ : 「わぁぁああん、アクセルぅー」 (ぎゅむ)
舎弟 : 「なぁ、何泣いてるんですか! 大の大人がっ!」
アニキ : 「寂しかったんじゃー! 誰も忘れられてるよーな気がして、寂しかったんじゃぁあぁ、うわぁああん!」
舎弟 : 「……はぁ。もぅっ……仕方ないッスね。料理、暖め治しますから。遅くなったけど、お祝いしましょう。ね?」
アニキ : 「ぐずっ、ぐずっ……」
舎弟 : 「もぅっ……泣かないで下さいってば……それじゃ、アニキ。おめでとうございます!」
アニキ : 「あ、あぁ! ありがとうっ……ありがとう……」
そんなこんなで、こっそり仕事の達成数が1000越えました。
> モブストライク日記 〜年末編
年末になっても、マフィアはマフィアであるように。
年末になっても、草食系マフィアは草食系マフィアです。
アニキ : 「よーし、大掃除終了ー、ギリギリになっちまったけど何とか正月の準備が終わったぜー」
ローズ : 「おじさま、外に得体の知れない松の化け物が置いてありましてよ? これは、何でらっしゃいますの?」 (ひょい)
アニキ : 「ぎゃぁ! 駄目だローズ、それ門松! それ門松だよ、ガイちんに頼んで男二人がかりで作ったモノッ!」
ローズ : 「もってきちゃいけませんでしたの?」
アニキ : 「もってきちゃ駄目だっ、それは玄関に鎮座させておいてくださーい!」
ローズ : 「わかりましたわ……せっかく、可愛いのが鎮座していたと思って収穫してきましたのに……」
アニキ : 「ニューヨークに松竹生えたりしない! とにかくお返ししてきなさい!」
ローズ : 「はーい」 (しぶしぶ……)
アニキ : 「ふぅ……」
舎弟 : 「アニキ、今戻りました」
アニキ : 「ん? あぁ、ありがとう舎弟……買ってきてくれたか?」
舎弟 : 「はい……アニキのジャパニーズフード専門のスーパーから、残りのソバ、全部買ってきましたよ!」
アニキ : 「ベネ!(良し!)」
ローズ : 「何ですの、この黒いパスタ?」
アニキ : 「あぁ、俺の国では年越しにこの黒いパスタ……ソバを食べるのが風習なのさ!」
ローズ : 「ソバですの?」
アニキ : 「あぁ、細く長く達者でくらせる事を願って、年越しに食べる訳だ!」
舎弟 : (マフィアが細く長く達者で暮らせる事を願うのってどうかと思うけど……)
ローズ : 「それにしても、多くありませんこと?」
アニキ : 「あぁ! 他の仲間たちにも振る舞おうと思ってな……」
舎弟 : 「他の……って、アニキの仲間も呼んでるんですか?」
アニキ : 「あぁ! よし、皆が来る前にじゃんじゃん天ぷらをあげるぞ、ローズ!」
ローズ : 「はーい、お料理ですのね! 手伝いますわー」 (ぽてぽてぽて)
舎弟 : 「ローズ大丈夫か、料理なんて出来るのか!?」
ローズ : 「で、出来ますわ! で、できますの。ねぇ、おじさま。私できましてよね?」
アニキ : 「あぁ、出来る出来る! という訳で、俺も手伝うから天ぷら、あげようぜ」
ローズ : 「はい、ですの!」
舎弟 : (ローズが台所に立っている所なんて見た事ないぞ……心配だ……)
アニキ : 「……違う、ローズそれ天ぷら粉じゃない、セメントだ!」
ローズ : 「違うですの?」
アニキ : 「あ、ローズ駄目駄目、今エビをいれたら……というか、それ海老じゃない! 海老じゃないぞ!」
ローズ : 「ですの? きゃー、きゃー! 猛烈にエビがはねますの! 猛烈にエビがはねますのー!」
舎弟 : (喰えるモノが出来るのだろうか大丈夫だろうか……心配だ……)
ピンポーン♪
舎弟 : (ん、誰かきた?) 「あ、はい」
ズワッ。
と、大量のバラが舎弟の鼻先に広がる。
舎弟 : 「うぁ! な、何だこれっ、バラ? バラ……?」
ガイちん : 「待たせたな、ゴンちゃん! カラミティ・ガイ、今参上した!」
舎弟 : 「うぁ……な、何だと思ったらガイさんじゃ、無いですか……」
ガイちん : 「ん。ゴンちゃんが出迎えるかと思ったら、アクセルか……?」
舎弟(本名:アクセル) : 「は、はぁ……というか、どうしたんですか。バラなんてもって……」
ガイちん : 「いや、ゴンちゃん(バラクーダ東吾の小学校の頃のあだ名)に呼ばれてな、すぐはせ参じたという訳だ!」
舎弟 : 「そうなんスか? いや、バラまでもって……すいません」 (ただソバご馳走するだけなのに?)
ガイちん : 「当然だろう! ゴンちゃんの呼び出しだし……それにな」
舎弟 : 「それに?」
ガイちん : 「ゴンちゃんが俺に 『喰わせてくれる』 って言うんだぞ! ゴンちゃん自らの、ご馳走のお誘いッ……これは受けない訳にはいくまい、なぁ、アクセル!」
舎弟 : 「ソバじゃないモノ喰う気満々だー!」
ガイちん : 「だって年越しだろ、呼ばれだぞ、ソバ以外のモノも召し上がりたくなるじゃぁないか! なぁ!」
舎弟 : 「だから、バラ……?」
ガイちん : 「あぁ……少し気障だったかな?」
舎弟 : 「気障というか…………」 (ジャキン)
ガイちん : 「…………何だ、アクセル? 急に武装するなんて、年の瀬に物騒だな?」
舎弟 : 「アニキに手ぇ出そうってんなら、排除するだけです……いくら貴方でも、容赦しませんよ?」
ガイちん : 「ははは! 面白い……少し見ないうちに、いい目をするようになったじゃないか。なぁ、アクセル? いいだろう……少し、遊んでやるとするよ」
舎弟 : 「ここでは……まずい、外でいいな?」
ガイちん : 「……あぁ、40秒で支度しろ」
・
・
・
アニキ : 「あれ、今ガイちんの声が聞こえた気がしたけど……」
ローズ : 「誰も居ませんですわね?」
アニキ : 「あぁ……ま、いいや。とっとと天ぷらあげちゃおうぜ!」
ローズ : 「了解しましたわ、すぐ完成させますの!」
ピンポーン♪
ローズ : 「? だれか来ましたわよ」
アニキ : 「誰だろう……」 (ガチャ)
ヒデヨシ : 「アニキー、お久しぶりッスー!」
アニキ : 「!! ヒデヨシ、ヒデヨシか」
ヒデヨシ : 「はい! ご招待に預かり、ご馳走になりに来たッス!」
アニキ : 「あぁ、まってたぜ……ま、あがれよ」
ヒデヨシ : 「失礼します! ……あ、天ぷらソバッスか?」
アニキ : 「あぁ」
ヒデヨシ : 「嬉しいッスね、まさかコッチでもソバが喰えるなんて……」
ローズ : 「ヒデヨシ様? 来てくださったのね。いらっしゃいませ、ですわ」
ヒデヨシ : 「あ! ろ、ローズさん。ど、ども。久しぶりッス」
ローズ : 「いらっしゃいませ、ご機嫌麗しゅう」(ぺこり)
アニキ : 「天ぷらはもう有る程度揚がってるぜ。今ソバゆでるから、好きな天ぷら乗せて喰えよー」
ヒデヨシ : 「好きな天ぷらですね、はーい……んっ!?」
アニキ : 「どうした?」
ヒデヨシ : (いっこ、明らかに色が違う……というか、これ、セメントなんじゃないか。って天ぷらが居る……というか、セメント? これ、喰えるのか、罰ゲームか……?)
ローズ : 「その天ぷらは、わたくしが作りましたのよ!」
ヒデヨシ : 「え!? って、このセメント……天ぷら、ローズさんが!?」
ローズ : 「はいですわ! 初めて作ったのでうまく出来たかわかりませんけど……食べて、くれますの?」
ヒデヨシ : 「う…………」 (いや、でもこれ明らかにセメント……喰ったら駄目だろこれ……)
ローズ : 「……食べて、くれませんこと?」 (上目遣い)
ヒデヨシ : 「…………い、頂きます!」
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アニキ : 「あれ、ヒデヨシ来てたと思ったけど?」
ローズ : 「何か急にもんどり打って倒れたので、救急車呼びましたわ。何で倒れたのかしら……?」
アニキ : 「……ヒデヨシ、今年はお年玉奮発するぜ……ん?」
ピンポーン♪
アニキ : 「お、誰か来た……はいはい、今出ますよー」
風火 : 「……失礼する」
アニキ : 「あぁ、風火か! 今年一年お世話になりまったー」
風火 : 「いや、こちらこそ……来年もよろしくな」
アニキ : 「いやいやいや、じゃ、今ソバ作るよ……って、風火、今日は凄い荷物だけど……何それ?」
風火 : 「ん。いや、ただ食事をご馳走になるのは悪いと思ってな、プレゼントを準備した。受け取ってくれ」
アニキ : 「あぁ、ありがとう……でも何だこれ、中にガサガサ言うな……」
風火 : 「……あぁ、好きに料理してくれ」
アニキ : 「料理、食材か……ん?」
風火の荷物 : 『く、るしぃ……助けてくれ、お、れが……わるか、った……』
アニキ : 「…………何かしゃべってる! 何かしゃべってるよ風火!」
風火 : 「……去年お前も辛酸をなめさせられた相手がいるだろう。死力を尽くして探してきたぞ。ま、好きに料理しろ」
アニキ : 「ぎゃぁ! だ、大丈夫ですか敵対マフィアのひとー! 今出しますよー!」
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ローズ : 「ごちそうさま、でしたわ」
アニキ : 「ん、ごちそうさま」
舎弟 : 「ただいまっす、アニキ」
アニキ : 「お、おかえり舎弟。何処いってた……」
舎弟 : 「い、いえ。ちょっと、軽い運動ッスよ……ふぅ、今年も終わりです、ね」
アニキ : 「そうだな……」
舎弟 : 「…………」
ローズ : 「…………」
アニキ : 「アクセル、ローズ」
舎弟 : 「はい!」
ローズ : 「何ですの?」
アニキ : 「いや、俺ぁ……マフィアにしちゃ、不甲斐ないだろうけど……それでも、お前たちは精一杯守ってくつもりだから……」
舎弟 : 「アニキ……」
ローズ : 「おじさま……」
アニキ : 「来年も、よろしくな?」
ローズ : 「来年だけじゃなくてよ?」
アニキ : 「……?」
舎弟 : 「はい。来年だけじゃなく、その次も。その次の年も……俺たちは、アニキの部下、ですよ」
アニキ : 「!! あぁ……よろしく、な!」
こんな風に年の瀬を過ごした彼ら。
しかし、まさかあんな事になるなんて、その時は誰も思っていなかったのです…………。
> モブストライク日記 〜 みなさんと、新年編
気付いたら新年あけてまして。
アニキ : 「年始にちょっとゴチャゴチャしていて、気付いたらもうこんな時期か……遅くなったけど、新年っぽい事したいよな」
舎弟 : 「新年っぽい事ですか?」
アニキ : 「あぁ、お雑煮喰ったりタコあげたり、コマまわしたり……」
舎弟 : 「ぞうに?」
ローズ : 「ナウマン象を煮るのかしら?」
アニキ : 「……まぁ、そういうモノをニューヨークで望むのは高望みだろうからさ。せめておせち料理をつくって、仲間たちに振る舞いたいと思ってんだよね。俺。 風火は違うけど、ガイちんとヒデヨシは同じ国出身だし」
ローズ : 「オセチ……?」
アニキ : 「という訳で、おせち料理を振る舞うぞ! おい、舎弟。とりあえず、俺の経営する日本食専門のデパートで、伊達巻きを買ってきてくれないか?」
舎弟 : 「ダテマキ? ですか?」
アニキ : 「あぁ。くるくるっと巻いていて、やや黄色くて、甘い食べ物だ。頼むぞ!」
舎弟 : 「は、はい。買ってきます……」
ローズ : 「おじさまー、おじさまー、ローズもお買い物行きたいですわ! ローズもおかいものしたいですわー!」
アニキ : 「あ、あぁ。そうか……それなら、ローズはなますの材料をかってきてもらおうかな?」
ローズ : 「なますですのね?」
アニキ : 「あぁ、おせちには酢の物もあるといいからね……さて、その間に栗きんとんでも作るかな」
ローズ : 「わかりましたわー、いってきますのよー」
…………5分後。
舎弟 : 「アニキ、買ってきましたよ。伊達巻き!」
アニキ : 「あ! ありがとう舎弟、早かったな……って、コレ」
舎弟 : 「甘くてくるくる巻いているモノです、どーぞ」
アニキ : 「ってこれ、ロールケーキ! いや、確かに甘くてくるくる巻いているけど、これそのままロールケーキだよ!」
舎弟 : 「あれ?」
アニキ : 「まぁいいや……じゃ、かまぼこと、数の子を買ってきてくれないか?」
舎弟 : 「カマボコ? カズノコ?」
アニキ : 「かまぼこは紅白二色にわかれてる食べ物で、カズノコはプチプチとした食感の黄色い食べ物だ」
舎弟 : 「は、はぁ……わかりました」
10分後。
アニキ : 「……で、プッチンプリンをかってきた、と?」
舎弟 : 「はい……二色でプッチンする、って言ったから……」
アニキ : 「まぁいいや、それじゃぁな……」
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ガイちん : 「なるほど、だからお前のおせち料理は、こんなに甘い物に満ちあふれている訳か!」
ヒデヨシ : 「伊達巻きの替わりにロールケーキで、かまぼことカズノコはプッチンプリン、黒豆は全部甘納豆ッスよ!」
アニキ : 「栗きんとんは自分で作ったんだが、これも甘いしなぁ!」(笑)
風火 : 「我々の体型をどうしたいんだ、っていうおせちだな」
舎弟 : 「ううう……面目無いッす……」
アニキ : 「まーまー、一年の始まりに細かい事はどーだっていーだろ、皆。折角集まったんだから祝おうぜー」
ガイちん : 「そうだな……って、ヒデヨシ、もう喰ってるのか?」
ヒデヨシ : 「甘い物、結構好きなんすよ俺。へへー、ガイさん、食べないんならプリンもーらい」
ガイちん : 「こらっ、別に食べないとは言ってないだろーが、俺は好物は最後までとって……クソッ!」
風火 : 「大の男がその程度で涙目は情けないぞ、カラミティ・ガイ? 殺し屋だろお前は」
ガイちん : 「だったら風火、お前のプリンをよこせっ!」
風火 : 「それとこれとは別問題、だな……」
ガイちん : 「っ! ……ゴンちゃーん」
アニキ : 「仕方ないなっ、一口だけだぞ、ガイちん……俺だってプリンは大好物だからな……」
ガイちん : 「さっすがゴンちゃん!」 (ぱく)
アニキ : 「あ! 一口以上っ、ガイちん一口以上喰ったっ! ガイちーん!」(泣)
ガイちん : 「大の男がその程度で涙目は情けないぞ、バラクーダ東吾?」
風火 : (私の台詞……)
アニキ : 「くそー、ガイちんはいつもそーなんだ……」
舎弟 : 「あはは……」
アニキ : 「ん、どうした、舎弟?」
舎弟 : 「いえ……何だかんだいっても、ヒデヨシも……ガイさんも、風火さんも、皆、いい人だと思って……」
アニキ : 「だよな!」
舎弟 : 「……俺、またこんな生活が出来ると思わなかった……ガキの頃、家族としてたみたいな生活が……」
アニキ : (ぽんむ)
舎弟 : 「!? あ、アニキ?」
アニキ : 「……また、来年も。一緒に、いような?」
舎弟 : 「…………はい」
かくして、無事にお正月を乗り切ったバラクーダ東吾と親切な仲間達。
だがその影には着々と、終焉の時が近づいていた……。
次回、モブストライク日記いよいよ最終回。
新鯖に移行したモブストライクに何がおこるのか、キミは期待してもしなくてもいい!
(何故か世界樹風)
舎弟 : 「あれ、そういえばローズは来なかったな……」
ローズ : 「ただいまですわー!」
舎弟 : 「ローズ?」
ローズ : 「なますの材料、つれてきましたわ、おじさま!」
ローズの荷物から、呻き声がする……。
舎弟 : 「お、お返ししてきなさい! ローズ、アニキの なます はそういう意味じゃない!」
ローズ : 「ですわ?」
※なますに叩く → 慣用句。 人を大勢で滅多打ちにする事。
心がマフィアなローズさんは、どうやら何かと危険な解釈をしてしまうようです、はい。