>> 真・女神転生プレイ日記 : その7 〜 大団円だよ!
ガイア教とメシア教。
この二つの宗教が。思想が、今の東京を支配する二大勢力です。
現在この東京を安全に歩くには、どちらかの勢力に荷担していないといけません。
それだというのに主人公さん。
不可抗力(重要)でその二大勢力、両方の要人をぶち殺してしまいました。
仕方なかったんだ! それしかなかったんだよ!
仕方なく、行くあてもない放浪の旅に出る羽目になりました。
わーい、ここが東京タワーだよ!
ここは不忍池。汚染されているから近づきたくないけどね。
ここは東京ドームだよ。ミサイルが落ちても屋根に穴は空かなかったんだね!
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飽きた。
というか、何処に行ってもイベントがありません。
品川に行っても、縛りプレイに会える訳でも無く。
池袋に行っても、踏まれプレイに会えません。
一応、ハニエルを倒した後東京タワーに行ったら、
謎の天使が「お覚悟ー!」といいながら襲いかかって来ますが。
それを返り討ちにしたらもう、イベントらしいイベントは殆ど根絶します。
※他にも一応、宝バコをくれる謎の親父が現れたりします。
まぁ、縛りも踏まれも東京湾に浮かぶ謎の島「カテドラル」なる場所に。
縛りプレイは神を光臨させる為。
踏まれプレイはそのカテドラルを占領する為。
それぞれ明確な電波の啓示を受け、カテドラルに向かっているはず。
当然、カオスでもロウでも無い主人公さんは置いてけぼりです。
ガッデーム、主人公なのに!
しかし、カテドラルは海の上に浮かぶ島。
船も無ければ超能力も無い主人公さんの力では、行く手段がありません。
仕方無いのでぶらぶらしていると、偶然。
偶然、銀座地下三階に居た謎の老人が。
この時期が来るために用意されていたカテドラルへの通路を教えてくれました。
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そんな偶然あるか!
(自分ツッコミ)
というか、ここまで来て「カテドラルに行けない!」「じゃあ銀座の地下三階に行こう!」
なんてノーヒントで思える人、果たして日本に何人くらいいるのでしょう?
多分MSTYをクリアした人数くらいしかいないのでは無いでしょうか?
人民よ、これは策略だ。
我々に攻略本を買わせようという、アトラスの策略に違いない!
畜生、資本主義め!
とまぁ、被害妄想はこのくらいにして。
かくして主人公の直感的なひらめきにより。
そして、「銀座の地下からカテドラルに行けるよう通路を確保していた謎の老人の善意」により、隠し通路からカテドラルへと乗り込むことに成功した主人公さん。
こっそりとカテドラルに乗り込み、長い通路を進むと左右から聞き覚えのある声が……。
縛られてそうな謎の男:「キミには神の素晴らしさがわからないのか、このオカマ野郎! 踏むぞ!」
踏まれていそうな謎の男:「お前こそ、神に操れているんだこのホモ野郎! それに踏むのは我々の業界ではご褒美だ!」
こ、この声はまさか……。
そう思ってちらっと左右を見てみると、そこに居たのは懐かしい友。
そう、縛りプレイと踏まれプレイです。
何故こんな所にこいつらが?
というかご老公。
何故一番会いたくない奴らが居る場所へ通じている道をわざわざ用意しますか!
はっきりいって今のボク、こいつらと友達だって事を一番忘れたいのに!
しかし、出会ってしまったら仕方ありません。
おそるおそる話しかけてみます。
主人公 : 「あ、あの、もしもし……」
縛りプレイ : 「やぁ、キミか久しぶり。どうしたの。僕ら神の教義に目覚めたのかい?」
主人公 : 「いや、別にそうじゃなくてな。あのな」
踏まれプレイ : 「何言ってるんだ、己の腕一本だけで生きてみたくなった。違うか!?」
主人公 : 「いや……」
縛り : 「何言ってるんですか!彼がキミみたいな野蛮人に心動かされる訳無いでしょう!?彼にはボクのような、体の線が細い耽美な青年がお似合いなんですよ!」
踏まれ : 「何言ってやがる!こいつには俺みてぇな、ちょっとニヒルでワイルドな男の包容力が似合いなんだよ!」
縛り : 「包容力?そんなちんちくりんな衣装が、何言ってるんだ?」
踏まれ : 「お前も似たり寄ったりだろーが!大体テメェの神は同性とのニャンニャン禁止だろう!こいつの事は諦めるんだな。」
縛り : 「そういうキミこそ、自然に任せるのであれば自然の摂理とは違う行為を認めはしないのでは?大体、我等が教徒は神との結婚が認められている。神とはね、男でも女でも囲ってくれるんだよ。よって、神はなんでもあり!だからこれも許される!違うか?」
踏まれ : 「なんだとー、だったら意中の彼に決めて貰おうじゃないか! な!」
縛り : 「望むところだ!キミはこんな無鉄砲野郎よりボクのような耽美少年がいいよな? な?」
踏まれ : 「違う!俺のようなワイルドな包容力に憧れているんだ!違うか!?」
主人公 : 「俺は……」
縛り・踏まれ : 「どっち!」
主人公:「俺は、俺は……アリスが好きだ!」
縛り・踏まれ:「……」
主人公:「…………」
縛り・踏まれ:「だからお前は嘘でもヒロインの名前を言って置けって言ってるだろ!」
ってな理由で、かくして最後までロウにもカオスにも下らなかった主人公。
そんな主人公を嘆く縛りプレイと、そんな主人公に憤りを感じる踏まれプレイ。
振ったら泣き落としに入るタイプと、逆ギレするタイプといった所でしょうか?
彼等との会話の直後、突如カテドラルに大地震が!
縛りプレイ:「ボクのモノにならないから、神が怒ってます……。今頃東京には、神の怒りが……」
縛りプレイの未練がましい呪いの言葉を聞き、まさかと思ったのは踏まれプレイでした。
踏まれ:「何、まさか……。おい、お前! ちょっと外をみてきてくれ!」
そんなん、てめぇで行け!
そうつっこむ隙も与えず、再び縛りプレイと口喧嘩を始める踏まれプレイ。
そしてそれに応じる縛りプレイ。
なんだかんだいって、こいつら結構お似合いです。
なんて、思ったり思わなかったりしながらやむを得ず、外を目指す主人公さん。
何故か来た道は封鎖されているので、新しい通路を探さなければいけません。
ガイア教徒の自称アサシンやメシア教狂信者。
さらには、念力で空を飛んでいる謎のハゲ坊主なんかを叩きつぶし外に出てみると。
なな、なんと!
東京が水没しているじゃありませんか!
……。
……。
まぁ、一度はミサイルで崩壊した東京です。
今更水没しようが沈没しようがさらさら気になりませんが。
それにしても、一度ならず二度まで東京を壊滅させるとは。
真・女神転生のシナリオは、関西人が書いたに相違ありません。(断言)
たたた、たいへんだ。
とうきょうが沈んじゃったよ〜。
ここは思いきって、大阪遷都だ!
と、取り合えず慌てたふりをして報告に行くと。
縛りプレイ:「それは神の罰です。という訳で、都庁で闘っているヴィシュヌ神に加勢してください」
踏まれプレイ:「だから言っただろ、神に慈悲なんてねぇ。という訳で、都庁で闘っているインドラ様に加勢してこい」
前から言おうと思ってたけど、お前ら主人公さんをパシリくらいにしか思ってないだろ?
そう思いつつも気弱な主人公さん。
結局逆らう事も出来ず、大人しく都庁に向かいます。
しかも気弱な主人公さん。
結局どっちの勢力に加勢したらいいか解らず。
両方の神を倒してしまいました。
これぞ平等。
これぞサーチ&デストロイ。
そう思いつつ意気揚々と縛り&踏まれの前に戻ってきた主人公。
すると、双方の神を倒された事を知った二人は、烈火の如く怒り出します。
縛り&踏まれ:「テメェ、結婚式する時神父が居なくてどうやって近いの言葉を交わすんだ!? バカヤロウ、式を滅茶苦茶にしやがって。もう絶好だ! 離婚だ! 協議離婚だ!」
といい、怒って何処かにいってしまいました。
あぁ、これでやっと腐れ縁が切れる……。
そう思ったのもつかの間。
主人公の前に、謎の声が聞こえてきます。
こっちだ、来い……。
そのまま、真っ直ぐに進め……。
主人公君。
一度、脳内に女性の声が聞こえたときはついに自分にも電波が!?
と、思い悩みました。
しかしそれは、超能力少女であるヒロインさんが主人公に助けを求めた一種のテレパシーた。
そう、あの時の電波は主人公の天然物ではなく。
ヒロインという外付け電波発生装置により垂れ流された電波を。
偶然波長があっていた主人公さんが受けてしまっただけという。
一種の不可抗力です。
でも今回のは、本気で電波っぽいです。
あぁ、ついに自分も電波を!
そう思いつつ、恐る恐る前に進むとそこにいたのは……。
主人公さんをカテドラルに案内してくれた謎のご老公でした。
うわっほぅ!
ジイさんハッスルしすぎ!
ちなみにこの爺さん今までなにをしていたかというと。
井の頭公園で座り込み通路を通せんぼしたり。
主人公と出会ったと思ったら主人公を妄想の世界に連れて行ったり。
銀座で座り込みをして通せんぼをしたり。
時期が来たと言って主人公をカテドラルに連れて行ったりと。
まぁ、ろくな事をしていません。
そのご老公。
あぐらをかいたまま主人公を見据えると何故か主人公にこう語り始めます。
「取り合えず、カテドラルの最上階と最下階に居る奴を倒せ」(大意)
あぁ、こいつも。
こいつも主人公の事、パシリくらいにしか思って無いんだね!
しかし、断る事を知らない主人公さん。
とくに文句も言わず、カテドラル内部へと乗り込むのでした。
主人公さん。
拒むことも憶えてください。
しかしまぁ。
神の法による完全なる統治により世界平和を目指す、
十字架に全裸で縛られる事が快感になっているであろう男が統治している
メシア教。
力あるモノはより高みに。力無きモノは支配されるべし。
弱肉強食とも取れるが、最も自然の摂理に近い状態にある事を理想とする、
人の足蹴にされるのが快感になっているであろう男が統治している
ガイア教。
こんな変態集団のどちらに世界を統治されてもマズイでしょう。
ロープにより、変な格好で縛られて無理な体位を強要されるのも、
一方的な正義による統治にも、
鋭い革靴で体中踏みつけられるのも、
力だけが全てという無慈悲な支配にも、共感しかねた主人公さん。
自分は縛られるのも踏まれるのもごめん被りたいと
このままどちらに傾いても、世界は上手くいかないだろう。
そう思い、単身 サドの屋敷に カテドラルへと乗り込み、
サドの お互いの神を地上に降ろし一気に決着をつけようとするメシア教・ガイア教。
それを止めるべく、双方の サド 指導者を倒す為。
主人公さんは、影の薄いヒロインを連れ立ち地下へと向かいます。
そう。
縛りプレイ・踏まれプレイといったあまり友人になりたく無い方々との腐れ縁を絶ち切る為に
全てに決着をつける為に。
という訳で、先ずはカテドラル地下へ急ぐ主人公さん。
この サドの館 カテドラル。
地上8階、地下8階。上下足して16階と。
完全な浮島にあるにも関わらず、ビックな作りになっています。
※ある意味違法住宅です。
しかも上下複雑に入り組んだ、かなり気合いの入った作りです。
まさに最後のダンジョンに相応しいといった所でしょうか……。
それにしても限度があるような気もしますが。
※僕はこの最終ダンジョンで挫折した友人を、2人ほど知ってます。
ですが、最終ダンジョン。
これさえモグリきれば、このゲームから。
如いては縛りプレイや踏まれプレイから解放されます!
もう背後から屈強な男に襲われる心配もありません!
良かったよ……キミは最高だ。と、ベットの上で煙草を吹かしながら言われる事もありません!
いや、こんな心配をしながらプレイしているのは、
地球広しといえどもウチの主人公さん位のモノかもしれませんが。
ともあれ、地下へ。
途中、行く手を阻むボスが何匹か居ましたが、どいつもこいつも。
何故かわざわざ出向かないと倒せないようになっているのは、一体どういう事でしょうかね?
※全然行く手を阻んでいません。
まぁ、幸いな事に行く先々に居るボスを倒さないとラスボスへの扉が開かない仕様になっているので、
一応ボスとしての機能は果たしているようですが。
しかしうっかり、ボスを素通りすると戻らなくちゃ行けないから注意だヨ!
よし、最後の闘いだ!
と、アイテムもHPもMPも万全という状態で扉が開かないとなると、
格好悪いとか情けないとか通り越して、惨めな気持ちになるからネ!
僕はそんな惨めな気持ちにはなりたくないので、ここは慎重に1フロアずつ制覇です。
アイテムや魔法を気にしながら、エストマをかけつつ先を急ぎます。
※エストマ→ドラクエで言う所のトヘロス。自分よりレベルの低い敵の出現を抑える事が出来る。
このゲームでは、自分のレベルより低い敵が本当に全く、一匹も出なくなるので、
主人公のレベルさえ高ければ楽に進めるようになる。
反面、雑魚戦が一切無くなるので、レベル上げも不可能となる。
そして行く先々で主人公を待つ、スルト・アスタロト・アリオクといった名だたる強敵達を倒し。
※待つだけで、特に主人公を妨害しようとしない所で好感度大。
主人公さん。
ついに最後のボスが待つ部屋の前に行きます。
すると、そこには……。
どこかで踏まれていたような男の声:「……待っていたぜ」
主人公さん:「……やっぱり、そこに居たのか」
そう。
オザワの元恋人(曲解)踏まれプレイさんが待っていました。
踏まれプレイ:「とうとうここまで来たか……この先には、魔族の王。アスラ様が居るんだ」
主人公さん:「知っているさ。それが、お前の大切な人だっていうのもな」
踏まれ:「いや、人では無いけど」
主人公:「そうだっけ?」
踏まれ:「まぁいいや……お前、この先に行って、どうするつもりだ?」
主人公:「勿論、これ以上お前のように魔族に足蹴にされて喜ぶ奴を増やす訳にはいかない。俺は、これ以上お前みたいな可愛そうな人間を増やしたくは無いんだ!」
踏まれ:「待て、俺可愛そうな人間かよ!」
主人公:「うん。少なくても羨ましくはない」
踏まれ:「即答かよ! お前は踏まれる事に喜びは憶えなかったってのか?」
主人公:「あぁ。背後挿入にもな」
踏まれ:「……全く。お前とは上手くやっていけそうだったんだけど、仕方ない……死にな!」
かくして、恋に破れた踏まれプレイ。(一部脚色)
鬼の形相で主人公を犯そうと必死に迫ってくる所を主人公さん。
今までの恨みも込めて、速やかにブチ殺してやります。
すると踏まれプレイさん。
「お前に会えて楽しかった……いい夢だった……。」(大意)
と宣い、息を引き取ります。
これでようやく腐れ縁が切れた……。
喜ぶのもつかの間、
彼の後ろに待機していた、彼の本来のパートナーである、りえ。
彼女はまるで汚物でも見るように主人公さんを見据えると、突如「リリス」に変身します。
リリス、ことゆりこ……。
今までことある事に主人公を邪魔し、ヒロインを強奪したり主人公が持っていたツボを強奪したり、主人公から縛りプレイを強奪したり、と。
居るモノから入らないモノまで強奪している印象しか無い強奪娘です。
初めて主人公と出会ってから30年。
少しも年齢が変わっていないという、化け物という印象しか無いので化け物娘と呼ぶのもいいでしょう。
全く、しばらく見ないと思ったらまさか踏まれプレイと付き合っていたとは。
まぁ、確かに人を足蹴にするのが好きそうな女だったから、お似合いだったカモしれないけどネ!
さて、そのリリス事ゆりこ嬢。
主人公の事を人でなしと罵り、襲いかかってきます。
しかし、すでに人外の力を身に着けた主人公さんの敵ではありません。
なんなく撃退し、ついに最後の闘い。
ラスボスとの決戦です。
……激しい闘いを制したのは、勿論主人公さんでした。
長い闘い終わりました。
ついに……ついに。
ついにエンディングです! やったぁ!
最後の扉をあけると、そこにはあの井の頭公園に居た老人が。
もう、このオヤジが何者だろうってのはどうでもいいんです。
ただ今は、少し、休ませて……。
老人:
「あれ、まだ上にいるミカエルって奴倒してないジャン。
あいつ倒さないとエンディングじゃねぇよ。
とっとと行って来い!」(大意)
……。
…………。
あ〜〜〜〜、わ、忘れてた!
そう、このダンジョンは地下8階。地上8階。
まだ自分は、地下にしか行ってませんでした!
大慌てで地上を目指し進んでいく主人公愚連隊。(仮名)
途中、中ボスらしい天使が三匹くらい居たような居なかったような気がして、
それを適当に倒してついに今度こそ。
本当のラスボス戦!
と、思ったら……。
縛られていた事があるような男の声:「ついたみたいですね……」
主人公さん:「こ、この展開はまさか……」
そう。
今度は縛りプレイさんの登場です。
縛りプレイ:「ついに来てしまいましたね……この先には、天使の長。ミカエル様が居るのです」
主人公さん:「知っているさ。それがお前の……」
縛り:「まさか、踏まれプレイと同じ台詞でごまかそうとしてないですよね?」
主人公:「ばれた?」
縛り:「そこまで露骨に文章をコピー&ペーストされるとね。で、キミはこの先に行って、どうするつもり?」
主人公:「勿論、これ以上お前のように神に縛られて喜ぶ奴を増やす訳にはいかない。俺は、これ以上お前みたいな(以下略)」
縛り:「……そうか、良くわかったよ」
主人公:「あれ、お前は物わかりがいいなぁ」
縛り:「しかしこの先に進ませる訳にはいかない!どうしてもと言うのなら、僕との関係を進めてくれ!」
主人公:「待て、流石にソコまで無茶な事は言ってないだろ!」
縛り:「まぁいいだろ、世界平和のために、僕とランデブーしない?」
主人公:「うっせぇ!死ね!」
そんな愛憎があったり無かったり、有ったか無かったかでいえば無かったの方向で展開され。
主人公さん。
長年の友、踏まれプレイさんに続き縛りプレイさんも撃破いたします。
これで。
これで本当に、今までの腐れ縁が全部ふっきれた!
思えば、あんな得体の知れない夢を見た時から全ての間違いは生じていたのです!
あの夢が原因で彼は、縛られている男から無理難題を押しつけられたり。
別のモノを後背部に押しつけられたりするんです!(※していません)
喜びむせび泣く主人公さん。
そのノリで、次に出てきた天使っぽいのも倒しましたが、
腐れ縁が吹っ切れた喜びで憶えていませんでした。
かくして。
かくして、主人公の旅は終わりました。
運命により、地球の平和を担い。
全ての人の救世主になるべく、闘い続けた主人公さん。
しかしその胸にあった思いは、たった一つでした。
僕は縛られたくも踏まれたくもありません。
僕は、僕は。
ノーマルですッッッ……。
そして彼は闘う事により証明しました。
自らの性癖は正常であるという事を。
そして手に入れました。
自らの性癖が、正常である事の証明を。
主人公さんは勝ったのです、運命に、勝ったのですッッ……。
これにて真・女神転生のプレイは終了致します。
なお。
この真・女神転生像は多大なフィクションを交えて書かれております。
実際の真・女神転生の内容とは、大きく異なりますのでご注意下さい。
というか。
こんなの真・女神転生じゃ無いので。
あしからず、と。