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裂け谷の主エルロンドです。
シルマリルをめぐる者たちの、伝説の血脈の流れを一身にあつめて、今もなお生きる、たただひとりの半エルフ。伝説のすべてをその身に集約する存在、たったひとりの稀有な存在。
なんとなく、もっともこの世界を愛しいとおしみ、そして厭っているひとかもしれないと勝手に思いつつ描いていたらこんな絵に。
ええとこれは世界を象っただけのただの工芸品…(汗)。
「中つ国歴史地図」の序章にどきどきしつつ描きました。まだ世界がまるくもあり、平たくもあったころのアルダ。アルダ(世界)が完全にまるく閉じて中つ国から西方が分かたれてしまったあとに、平たかった世界に在ったころをなつかしむエルロンド様…かな…。
エルロンドという存在は、果てしなく巨きいのだと思います。その身にながれている血、その血に受け継がれた歴史、魂、呪い、誓言、戦い、世界、選択、宿命…。ただ在るだけで、ものすごく巨きい存在なのだとおもいます、彼がそう望まなかったとしても。