ゆっくりと踏み出した足が、やがてまろびでる様な駆け足へと変わる。 二年間、一度も流さなかった涙が留まることを知らず溢れて、視界が霞んで。 蜃気楼の様に揺らぐ彼の姿が消えてしまわないように祈りながら伸ばした手が、確かな感触に触れた。 「ルー、クっ……!」 倒れ込む様に、縋り付く様に、ぶつかる様に。 体裁を整える余裕もなく、ただ彼にしがみつくティアの剥き出しの両肩に、抱き止めるようにルークの手が触れる。 ―――― 温かい。 (………………還って、来てくれた) たくさん、言いたいことがあったはずなのに、言葉は上手く形にならなくて。 「……ティ、ティア? お、おい泣くなよ!」 ただしゃくりあげるティアの頭上で焦った様な声が上がった。 その声に……幾分低くなったような気はするものの、記憶と変わらぬ調子の声に……ようやく、じんわりと安堵が広がっていくのがわかる。 ―――― 何も変わらない、彼だ。 それが嬉しくて、涙が止まらなかった。 「……っ……ふっ……」 「……………ティ、ア……」 そんな彼女を抱き止めたまま、ルークは軽くパニック状態に陥っていた。 何故なら、彼女が泣くところを見るのは初めてだったから。 あの旅の間、随分と辛いことも悲しいこともあったはずなのに彼女は一度も涙を見せたことがなくて。 かわいくねー女、なんて思ったこともあって、でもそれさえも彼女らしいと思っていた。 ―――― そのティアが、泣いている。 どうすればいいのかわからなくて、触れていることがいけないことの様な気がして咄嗟に手が浮いた。 けれどその手をどこに持っていけばいいかわからない。 袖のない上着から覗く肩はほっそりとしていて、眩しいみたいに白くて、なんだかやけに小さく見えた。 こんな風に震えているところなんて見たことがないから、そう見えるのだろうか。 ………良く知っているはずなのに、なんだか少し違って見えて。 顔を上げて欲しくて、その表情を確かめたくて。 (……………怒られない、よな?) ルークは恐る恐る、自分の胸に顔を伏せたまま小さく肩を震わせているティアの頬に手を伸ばした。 紗のカーテンの様に柔らかく顔を覆ってその表情を隠してしまっている長い髪を掻き分けて。 濡れた白い頬に触れるまで、あと、少し。 「………………」 けれどその指先が彼女の頬に触れることはなかった。 「……ルークっ!!」 「うわっ!?」 横合いからタックルしてきたアニスに思い切り横っ腹をどつかれたからだ。 予想外の攻撃に体勢を崩しかけたところを、今度は上から首に回された腕に支えられてぐいと引き上げられて、ぐぇと小さく呻く。 「このヤロウ、心配させやがって!!」 「っ、苦しッ……!!」 もがきながら視線を上げれば、頬擦りせんばかりの距離に眼を潤ませたガイの満面の笑顔があった。 「ホントだよ! んっとに寝ぼすけなんだから!!」 腰の辺りにしがみついたままの見上げてくるアニスの榛色の瞳も僅かに潤んでいる。 「ガイ、アニス……」 「……お帰りなさい、ルーク」 落ち着いた気品のある声に視線を向ければ、記憶にあるより幾分大人びた表情をしたナタリアが微笑んでいた。 「まったく、貴方は本当に予想外のことをしてくれますねぇ」 常と変わらぬ物言いで、けれどどこか嬉しそうに告げたジェイドが眼鏡のブリッジを中指の腹で押し上げる。 「ナタリア……ジェイド……」 あまりにも変わらなくて、懐かしくて、嬉しくて。 (ああ、ヤバイ、なんか今度は俺が泣きそうだ……) けれど泣いてしまうのはあまりにみっともない。 だから胸の奥から競り上がってきた熱いものを無理やり飲み下して、ルークは笑った。 「ただいま」 「……おかえりなさい」 暫くして、指先で涙を拭いながらようやく顔を上げてくれたティアが柔らかく微笑むのを見て、ルークは小さく眼を瞬いた。 (やっぱりそう、だよな………) 滅多に見せてくれない柔らかな表情で笑った彼女は、触れた肩の感じといい、その雰囲気といい。 全体的に細く……小さく、そして柔らかくなったような気がする。 「………なんかティア、小さく、なった?」 思わずそんな風に尋ねると、何故かナタリアに溜息を吐かれた。 「……………確かに心労で体重が減ったようですけれど」 そう言う問題でもないですわよねぇ、と呆れた様な声を漏らしながら、彼女はルークの頭の先から足の先へと視線を走らせる。 何がなんだかわからず首を傾げていると、ガイに笑いながら頭を小突かれた。 「……お前が大きくなったんだろーが」 「へ?」 言われて見れば、追い越すまではいかないものの以前は見上げていたはずのガイの顔が随分と近いところにある……殆ど身長が変わらなかったはずのナタリアを、見下ろしている。 「うわホントだ!? ええ!?」 ウソ、マジ!?と一通り騒いで自分の手足を矯めつ眇めつして、それからふとある点に思い至ってルークははたと動きを止めた。 「……アレ……ってことは、あれからかなり……経ってんのか?」 「…………2年よ。貴方が消えてから、2年経ったわ」 渓谷を渡る風にセレニアの花が揺れる。 「………………ええ!?」 静かな夜更けに不釣合いな、素っ頓狂な声が上がった。 「……貴方はルーク、ですね?」 「そーだよ、アッシュと俺の区別もつかないぐらいモウロクしたか?」 まだその驚きも冷めないうちにそんな声をかけられて、ルークはぶっきらぼうにそう言って手を振った。 ジェイドの姿は記憶にあるものと全く変わっていなかったけれど、あれから2年が経っていると言うのならそろそろ40近いはずだ。 (詐欺くせー……) 「…………アッシュの記憶はありますか?」 「へ? なんで?」 アッシュの名前に一瞬、ナタリアがなんとも言えない曖昧な表情を浮かべる。 それに気づかず、何故急にそんなことを言い出すのだろうと目を瞬く仕草に言葉よりも明確な答えを得て、ジェイドは無言のまま眼鏡のブリッジを押し上げた。 「……ただの確認です。さて、ナタリア。貴方はアルビオールで着ましたか?」 訳がわからないといった様子のルークを放置して、ナタリアに向き直る……その表情は既に何時ものどこか人を食ったような飄々としたものに戻っている。 「え、えぇ……昼間は……その、成人の儀に参加しておりましたし、その足でこちらに参りましたから」 ナタリアは一瞬戸惑う様にルークに視線を向け、そう言って頷いた。 「ではそれを貸してください。ここからならケセドニアが一番近いですね、アスターに鳩を借りてバチカルとグランコクマに連絡を入れておきましょう」 亡くなった、とされているルークがバチカルに戻れば混乱は必須だ。 先触れを出しておけば、混乱は最低限ですむ………ピオニーにも伝えておかなければ、判明した後えらい勢いで拗ねてくれるのは間違いない。 (……ルークの身体も調べたいですし、ついでに休暇をもぎ取りますかね) 「! そ、そうですわね! では私も一緒に参ります!」 「ではバチカルへの手紙は貴女が書いてください。ピオニー陛下には私が。その間に貴方達はルークに簡単に状況を説明してあげてください」 「! ちょっと待ってくださいよーぅ、大佐! あたしもそっち行きますっ」 大きなスライドで歩き出した二人をアニスがばたばたと追いかけて見送っていくのを見送って、ルークは首を傾げた。 「…………成人の儀って誰の?」 簡単な世界情勢と、昨年自分の墓が建てられたこと。 そして今年……まさに今日、この日にそこで英雄になった自分の成人の儀が行われたことを聞かされて。 どう反応すべきなのかすぐわかる奴がいたら教えて欲しい。 ―――――― 大体英雄って、ナニ。 オールドランドが 効率よく人心を纏める為には象徴が必要だった、と言うことらしい。 ナタリアやシュザンヌらは反対したと言うが、政治の世界とはそう言うものだろう。 ましてやルークはレプリカだ。 その名が上がれば、生き残ったレプリカ達の地位の向上にも役立つ。 力も、後ろ盾もなく、得体の知れないものと迫害される寄る辺無き 「混乱するのも無理はないさ。だから旦那はわざとお前を置いてったんだろ」 「ぁ………」 言われてみれば、全員でアルビオールに乗って直接ケセドニアに行った方が遥かに効率的だ……下手をすれば鳩より先にバチカルに着きかねない。 マルクト帝国皇帝の懐刀であるあの男がそんなミスをするわけがなく。 だからこれは、ルークが気持ちを落ち着ける時間を作る為の配慮に違いなかった。 そのさり気ない気遣いが嬉しかった。 今ここに、幼馴染兼親友の男と、自分をずっと見ていてくれると約束した まだ受け止めきれないものもたくさんあるけれど。 ―――――― わかっていることもある。 「……えーと……なんつーか、とにかく! 二年も経っちまって、全然行方とかわかんなくて、他の奴らが諦めちまって、墓まで建っちまって………そんなんなっても、でも、ガイもティアも、皆も………俺のこと待っててくれたってことだよな?」 今日、ここに居てくれたのだから。 そう言うと、ティアがまた泣き出しそうに目を細めるから少し焦った。 「……約束、したでしょう?」 「う、うん……」 途端、あの時ティアが言った言葉が……風に乗って微かに聞こえてきた言葉が蘇ってきて、かあぁぁっと頬に血が集まるのがわかった。 (ってあれ、空耳じゃないよな…………) 音を司る第七音素の意識集合体が消えていく自分に贈ってくれた都合のいい幻聴とかだったら泣ける。 (イヤ、でもだったら俺ここに居ねーよな………) 「………それにしても旦那達、遅いな。ちょっと見てくるよ」 色々考え込んでいたら、何かを察したのか、ルークのことに関しては異常に鋭い幼馴染がそう言って立ち上がった。 (うああぁぁ!? お前、空気読みすぎだってぇ!!) 内心悲鳴を上げるルークの肩を、頑張れよとでも言うようにポンと叩いて離れて行く。 「……………………」 下草を踏みしめる音が徐々に遠くなって……沈黙が落ちた。 (……な、何から言えばいいのか……つーか、突っ込んでいいのか……?) 嫌な沈黙と言う訳ではないけれど何だか妙に落ち着かなくて、ルークはもぞもぞと何度も身体を揺らした。 見上げた空に浮かぶ月は丸くて綺麗で、あの時の……最終決戦の前夜、二人でアルビオールの上で見上げた月によく似ている気がする。 あの時、言いかけて言えなかった言葉があった。 (俺、消えちまうって思ってたから…………) 告げても、重荷にしかならないと飲み込んだ想いがあった。 今もそれは色褪せてはいない……何せルークにとってはついこの間の出来事だ。 ちらりと盗み見たティアの横顔はあの時より少し大人びて見える。 (前から美人だったけど、なんつーか……あん時よりキレーになった気がする……) そう思って、その時不意に彼女の唇が僅かに色づいていることに気づいて。 次の瞬間、半ば無意識に手が伸びてしまっていた。 「きゃっ! な、なに!?」 細い肩を掴んでこちらを向かせて、その顔を覗き込む。 間近で見ると、薄い唇が淡いピンクに色づいているのがよくわかった。 「ひょっとしてオマエ、化粧してる?」 「え、えぇ………口紅だけ、だけど……」 おずおずと頷いたティアに呆然とする。 「いつも、してんの……?」 「……え、えぇ……一応……」 困った様に視線を反らされて。 「っ……ご、ゴメン!」 自分が彼女の肩をしっかり掴んだままだったことに気づいて、顔が物凄く近いところにあることに気づいて、ルークは慌てて身体を引き離した。 (…………口紅……) なんだかすごく、予想外だった。 ルークの記憶にある限り、彼女は化粧っ気の一つも、飾り気の一つもない少女だったから。 可愛いものは好きだったけれど、自分には似合わないの一点張りで、それを恥じている素振りさえあった。 あの当時は余裕がなかった所為もあるのだろうが……年上のナタリアは勿論、年下のアニスの方がよっぽどそう言ったことに興味があったように記憶している。 (……でもそっか……今コイツ、あの頃のナタリアより年上になってるんだっけ………) ならそう言うことに興味を持ってもおかしくないのか……否、今まで興味がなかった方がおかしいのか。 (や、問題はそーゆーことじゃなくて……) 何で興味を持ったのか、の方が重要だ。 自分の中の、少ない女性に関する知識を総動員して考える。 化粧をする時……ナタリアなんかだと公式の行事に出る時だった。 アニスはまだしてなかったと思うけれど、確か言ってなかっただろうか。 (ってことは、いる……のか、綺麗に見てもらいたいって思うような相手……) さーっと、頭に昇っていた血が落ちていく。 ―――――― 否、それも無理はないのだけれど。 (……あの、好き、が……もし、本当にそう言う意味だったとしても) あれから2年も経っているし、ティアは綺麗になった。 (…………や、前からキレーだったけど) 光に透けると金色にも見える亜麻色の髪は癖のないさらさらのストレートで、目鼻立ちも整っているし、瞳は透き通った深い湖を思わせるサファイヤブルーだ。 長く伸ばした前髪が右目を覆い隠してしまっているのが勿体無いけれど、それさえも彼女の持つ神秘的な雰囲気を際立たせているように思う。 胸はデカいし腰は細いし、手足はすんなりと長く伸びてスタイル抜群で、声をかけてくる男は後を立たないんじゃないだろうか。 (そもそも待っててくれるつったとのはそーゆー意味とは限らないわけで………) そんなことを悶々と考えていたら、珍しくおずおずとした調子で声をかけられた。 「………似合わない、かしら」 「っ! なことねーよ!!」 咄嗟にそう言ってしまって、それから急に恥ずかしくなって。 「ただ、その、ちょっと驚いただけで……!! ほ、ほらオマエ前は全然化粧っ気なかったし、そう言うの自分には似合わねーとか言って避けてたじゃん? だから、その、何か心境の変化でもあったんかなって……」 うだうだと言い訳めいた言葉を並べていたら、ふいと外方を向かれてしまった。 「………………」 「………………」 ―――――― 再度沈黙が落ちる。 もう一度ちらりとティアを盗み見ると、彼女は膝を両腕で抱えるように小さくなって、其処にほっそりとした顎を乗せていた。 唇の淡い………ごく薄く、控えめに塗られたピンクが気になって仕方がない。 「………あー…………その、なんだ。スゲー……に、似合ってると、思う。なんかキレーに見えて、びっくりしたっつーか……」 長く伸びてしまった髪を掻きながらをボソボソと呟いた途端、彼女がばっと顔を上げた。 驚いたように目を見張って、口をパクパクさせている。 「……お、俺なんかヘンなこと言ったか!?」 うっかり口から零れた失言に泣かされたことは数知れずのルークではあるが、けれどこれはそう言う類のものではないはずだ。 褒め言葉に類する言葉のはずだと思ったけれど、生憎それを肯定してくれる人間は居ない。 「…………バカ」 ごくごく小さな声でそう言われて、途端に心臓が跳ねた。 (うっわ……! 何か久々に聞いた気がする……!) 褒め言葉ではないはずなのに、何でこんなに嬉しいんだろう。 ………否、そんなの本当はとっくにわかっている。 こう言う時、彼女のそれは言葉通りの意味ではなく……どこか甘く響くから。 そして自分が彼女のことを好きだから、だ。 (…………今言わなきゃ、二度と言えねー気がする……) ばくばくと五月蝿い心臓を押さえて、ルークは深く息を吸い込んだ。 「……あのさ、お前、その……あの時………す、好きって、言った、よな?」 「ぇ……ぇっ!?」 一瞬何のことかわからなくて、目を瞬かせて。 それから彼が口にしているのが、 「…………聞こえてた、の?」 咄嗟に伏せた顔が上げられなくて、両手で頬を覆うようにして小さく呟く。 「………空耳じゃ、なかったんだ」 力が抜けたような、或いはホッとしたような声がして、恐る恐るそちらを伺えば、へにゃりとどこか気の抜けたような表情で笑う彼が見えた。 「……前にさ、もう隠し事すんなって言われたこと、あったろ?」 「え、えぇ……」 彼が、消えてしまうとわかった時。彼がそれを隠していたことを、知った時。 もう隠し事はしないと、約束をさせた。 「………でも俺、一つだけ隠し事、してた」 急に何を言うのかと訝し気な表情を浮かべたティアに、ルークは真っ直ぐに向き直った。 先程までの気負いが嘘の様に、するりと言葉が滑り落ちた。 「………………俺さ、ずっとオマエのことが好きだったんだ」 本当はきっと、初めて逢った時から惹かれていたのだと思う。 ―――――― 毎日日記をつけていた所為で、後から読んだら恥ずかしいぐらい見え見えだった。 無愛想だとか可愛くないとか、そんな言葉に紛れて幾つも、綺麗だとかイイ声してるとか、そんな言葉が綴られていた。 (とてもじゃねーけど人様には見せられんねー……ってそう言えばアレ、どこやったっけか) 大事な問題な気もするが、とりあえず今は置いておこう。 眼の前にそれより大事なものがある。 「……俺、ティアのことが好きだ」 噛み締めるようにゆっくりと。 「……でもあん時俺、消えちまうと思ってたし、お前それ知ってたし……だから言っても重荷に成るだけだって思って、言えなかったんだ」 最後まで吐ききって、俯く。 …………ちょっとズルかった、だろうか。 「以上! 俺の最後の隠し事でしたっ」 顔が赤いのは自分でもわかってる。 茶化してしまわなければ恥ずかしすぎてやってられない。 「ガイのヤツ遅すぎね? 俺達も降りようぜ!」 立ち上がって、なるべく自然な仕草を装ってティアの方に手を伸ばした。 手を繋ごう、と言うように。 「…………えぇ」 柔らかく笑ったティアの白いグローブに包まれた細い指先が、差し出したそれに重なる。 それだけで嬉しくて幸せで、思わず笑ってしまった。 「……そういやさぁ、ナタリアのヤツ、アッシュ迎えに行かなくていいのかな」 「…………え?」 繋いだ指先を確かめるように揺らしながら小さく首を傾げたルークが何を言ったのか、一瞬わからなかった。 「多分アッシュも、どっか思い入れのある場所に戻ってると思うんだけど……」 「……ちょっと待って。どう言うこと?」 「え? だからホラ、俺にとってここは特別な場所だけど、アッシュそーじゃねーから……」 「そうじゃなくて、アッシュも還ってきてるの!?」 「あ、うん。途中まで一緒だったし……」 事も無気にそう言ってのんびりと長くなった前髪を弄ってる男に、呆然とする。 「……そう言うことは早く言いなさい!!」 その頃アッシュは、 ― BACK ― |
そんなわけで、赤毛ダブル生存で……! ゴメン、オチ担当(笑) |