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あ行

アウターマーカー・・・滑走路手前に置かれている電波標識。進入が正しく行われていると受信できる。
アッパーデッキ・・・2階キャビンのこと。現在活躍中の旅客機ではボーイング747型機のみに装備されている。アッパーゾーンと呼ぶこともある。貨物機ではアントノフ124がアッパーデッキを装備している。
アナンシエーターライト・・・航空機の様々なシステムの作動状況を乗員に知らせるライト。コクピットに装備され、正常運行の場合はグリーンが点灯しているが、異常が生じるとオレンジが点灯しアラームと共に乗員に知らせる。
アボート・・・中止すること
アフターバーナー・・・ジェットエンジンの排気管に燃料を噴射し推力を増大するシステム。超音速戦闘機には殆どが標準装備。民間旅客機でこのシステムを装備しているのはコンコルドのみ。
アライバルサービス・・・到着した航空機に行われる整備
アンチスキッド・・・航空機のブレーキ制御システムの一つ。ブレーキの効き具合を自動調整し、極端な急減速やスリップを防ぐ役割がある。

イグニッション・・・点火装置
インナーマーカー・・・ミドルマーカーよりさらに滑走路近くにある。
インファント・・・旅客機で座席のない乗客のこと。通常、乳幼児を指す。

ウィングレット・・・主翼端に、主翼とは垂直方向に取り付けられた動かない補助翼で、整流作用を制御して空力抵抗を向上させる機能を持っている。ボーイング747-400で本格的に採用された。他にもウィングフェンス、ウィングチップ、ウィングフィンなどの呼び方がある。
ウェイトアンドバランス・・・旅客や貨物の量、燃料搭載量などから算出される飛行機の重量や重心の位置データ。通常ウェイバラと略される。

エアステア・・・ボーイング737などの近距離機に装備された旅客の乗降用の内蔵型タラップ。
エアスピード・・・大気速度のこと。
エプロン・・・空港の乗客の乗降、貨物の積み降ろしが行われる場所。
エルロン・・・主翼後縁に装備され、飛行中の機体の左右の傾きを制御する補助翼。内側のものを高速エルロン、外側のものを低速エルロンと呼称する。
エレベーター・・・1.水平尾翼後縁に装備され、上下に動くことで機首の垂直方向の挙動を行う補助翼。L1011のように水平尾翼全体が動いてエレベーターの働きを行うオールフライング方式の航空機もある。2.L1011やDC-10の一部のようにギャレーが床下に配置できる機種で、床下ギャレーとメインデッキの移動を行う装置。ビルのエレベーターと同じ。ジャンボにもメインデッキとアッパーデッキを結ぶエレベーターが装備されているがこちらは人が乗ることは出来ない。
エンジンカウル・・・エンジンのカバーに当たる部分のこと。一見何と言うこともない筒状のカバーだが吸入空気の整流や飛行中の空気抵抗の軽減などを考慮した設計が必要な重要パーツである。高温になるため材質面での工夫もなされており最近は複合素材や新素材が使われることが多い。
エンルート・・・SIDとSTARを結ぶ飛行ルート。

オートコールアウト・・・航空機が自動で高度などを読み上げてくれる機能のこと。
オープンスポット・・・ボーディングブリッジの無いスポットのこと。
オペレーションノーマル・・・飛行中異常がないこと。
オルタネート・・・目的の空港が天候不良などでダイバートする場合などに使用する代替空港のこと。


か行

カーゴ・・・貨物全般の総称。但し、航空輸送でのカーゴとは「航空機で輸送される郵便物や旅客の手荷物以外の貨物」である。
カーゴフレイター・・・貨物専用機のこと。
外部点検・・・航空機にクルーが乗り込む前に外から行う点検。
カスタマー・・・航空機メーカーによる「顧客」の呼称。

気圧高度計・・・地上の管制機関から通報された気圧をもとに高度を算出する高度計。高度が高くなるにつれて気圧が低下する現象を利用している。この高度計が示す飛行高度を「真高度」と呼ぶ。
キックオフカスタマー・・・航空機メーカーが開発を発表した新機材に対し最初に発注を行った顧客のこと。
ギブアウェイ・・・航空機の機内で旅客に配布され、持ち帰ることが出来るおみやげ品やリラクゼーションキットの総称。機内誌はギブアウェイだが、新聞、雑誌はギブアウェイではない。
キャビン・・・旅客機の旅客スペースのこと。
ギャレー・・・航空機内にあるドリンクサービス等の準備を行う簡易のキッチン。貨物機にも乗員用のギャレーが装備されていることが多い。
キャビンアテンダント・・・客室乗務員。スチュワーデス(女性客室乗務員)、スチュワート(男性客室乗務員)の総称。キャビンクルーと呼ばれることもあるが、これはキャビン(客室)とクルー(乗組員)の合成語。

クライム・・・上昇すること。
グラスコクピット・・・コクピットに従来の針や文字板の計器ではなくCRTや液晶ディスプレイを多用したコクピットのこと。
グランドタイム・・・地上(エプロン)での作業時間のこと。
グランドハンドリング・・・地上作業の総称。グランドサービスとも言う。
グラウンドホステス・・・GH。空港のチェックインカウンタで搭乗手続きを担当する各航空会社女性職員。日本エアシステムではレインボーアテンダントという。
クリーニングスタッフ・・・航空機内の清掃や備品の準備を担当する人のこと。
クリアランス・・・管制塔(航空管制官)から航空機に対するあらゆる許可。
クルー・・・乗組員。シップクルーとも言う。
クルージング・・・空港内の地上走行や離発着時の上昇、下降を除くその航空機の飛行状態のこと。予定の飛行高度に達して水平飛行に移行した状態。また、その時の高度をクルージングレベルという。
クルーズ・・・巡航していること。

ゲート・・・駐機場。スポットと同義。

航空管制技術官・・・航空管制に必要なあらゆる設備の保守点検を行う、運輸省航空局職員。
航空管制官・・・航空無線を駆使して航空機を安全に導く運輸省航空局職員。
航空整備士・・・航空機のメンテナンスやオーバーホールを担当する人。
後退角・・・翼の設計に関する専門用語で、翼の付け根と翼端を比較した場合、翼端が後方にある場合後退角があると表現する。高速性能を生かすには後退角が大きい方が有利なため高速性重視のモデルには後退角の大きい翼が採用されている。
後退翼・・・翼の付け根と翼端を比較した場合、翼端が後方にある翼のこと。
ゴーアラウンド・・・着陸復航。着陸のやり直し。
コクピット・・・操縦室のこと。フライトデッキと呼ぶこともある。
コミューター機・・・離島や地形上の問題から地上の交通機関の整備が難しい地域の輸送手段として活用されることを主眼に置いて開発された小型機。ターボプロップ機が主流だが、近年ジェット機のエンジン性能の向上に伴い小型ジェット機のこの方面への進出も盛んである。
コレクション・・・航空管制用語。言い間違いを訂正する場合に用いる。
コンソール・・・コクピットの中で機長席、副操縦士席の外側に設けられたキャビネットのこと。ヘッドセットや酸素マスクが配置されている。
コンテナ・・・貨物を収容する箱形の容器の総称。機種によって機体サイズが異なる上、航空機断面は円形になるため、形状にいくつか規格がある。
コンパーチブル・・・航空会社が短時間で旅客機にも貨物機にも使用できるように設計されたモデルのこと。QCに似ているが、QCは「昼は旅客、夜は貨物」のような頻度の高い仕様変更ではなく、「今の時期は旅客、次の時期は貨物」というサイクルの大きな仕様変更のこと。
コンタクト・・・管制官に連絡を取ること。
コンビ・・・メインデッキに仕切を入れて旅客スペースと貨物スペースをメインデッキに設定できるようにしたモデルのこと。
コンフィギュレーション・・・旅客機の座席配置のこと。通常、航空会社は路線や需要に応じていくつかのコンフィギュレーションを用意している。同じ機種でも機体によって座席数が異なるのはこのため。ジャンボクラスの機体でも2〜3時間でコンフィギュレーションが変更できる。


さ行

最大離陸重量・・・これ以上の重量では航空機が離陸できないという限界重量のこと。機体の構造、性能や強度、運航の安全性も加味して設定する。
サイドカーゴドア・・・貨物の搭載のために機体のメインデッキに配置された貨物ドアのこと。
サイドスティック・・・取っ手状になった操縦桿のこと。民間機ではエアバスA320で採用され、以後同社の旅客機は全てサイドスティックとなった。

シートベルト・・・航空機の機内で座席に装備されたベルトのこと。
シートベルトサイン・・・シートベルト着用指示のサインのこと。
シップ・・・航空機のこと。
シミュレータ・・・運航乗員の訓練に使われる装置で、コンピュータを使用して実際の飛行状態を擬似的に作り出し実機同様の訓練が出来るようになっているもの。パソコンのフライトシミュレータはこれを模したものだが、航空会社の乗務員訓練で使用されるものは画像、動きなど再現性の点で遙かに上回っている。
ショーアップ・・・クルーが出勤してくること。

スコーク・・・計器飛行状態の航空機は地上の管制機関によって、その位置や高度が全て把握されているが、その飛行機を識別するための4桁の数字のこと。このやりとりをする機上の機器をスコーク・トランスポンダという。このやりとりを司る管制のレーダー機器がSSRレーダーである。
スコワーク・・・機体の不具合のこと。スコークと言葉そのものは似ているが全く別物。
スーパーシート・・・日本の国内線で特別料金を支払うことによって少し豪華なサービスが提供されることができる、特別席の総称。日本エアシステムでは「レインボーシート」と呼称する。国内線のファーストクラスというのがセールスポイントのようだが、実際にはビジネスクラス程度のものらしい。
スポイラー・・・主翼上面に装備され、減速や降下の際に使用される補助翼のこと。着陸後の減速と飛行中の減速では使用するスポイラーが異なり、前者をグランドスポイラー、後者をフライトスポイラーと呼ぶ。
スラット・・・翼の前縁に装備された補助翼。失速速度を下げる働きがある。

前進翼・・・翼の付け根と翼端を比較して、翼端が前にある翼のこと。現存の航空機で前進翼を装備しているのは米空軍前進翼試作実験機X-29と旧ソ連のSu-37Berkut(実戦配備未定)のみである。
センターギア・・・DC-10-30のようにメインギアが左右1対に加えて中央にも1本あるような機種ではメインギアの中央の物をセンターギアと呼称する場合が多い。


た行

ターゲットスピード・・・着陸時の速度。
タービュランス・・・乱気流のこと。
ターボジェットエンジン・・・初期の民間機のジェットエンジン。タービンの軸出力を全てコンプレッサーの駆動に使用する。排気ガスや騒音、さらに運航効率の問題から現在の民間機では使用されていない。
ターボファンエンジン・・・現在、民間機の主流のエンジン。排気ガスを使ってファンを回転させることによって大きな推力を得る構造のエンジン。ターボジェットエンジンに比べて騒音、効率などのあらゆる面で向上が図られている。
ターボプロップエンジン・・・ジェットエンジンの仲間だが、タービンの回転を減速してプロペラを回しそれによって推力を得るエンジンのこと。
ダイバート・・・航空機が天候不良などで目的の空港に到着できない場合、到着地を変更すること。
タキシング・・・航空機が地上を走行すること。
タグ・・・航空機を牽引する車両。トーイングトレーラとも呼ばれる。
タクシーウェイ・・・航空機が走行する道路。
タラップ・・・オープンスポットで航空機への乗降時に使用する階段のこと。

チェックイン・・・航空機に乗る際に行う乗客登録。
チェックリスト・・・航空機が各動作に移る前後に行う点検。
チョーク・・・車輪止めのこと。

テイルスキッド・・・着陸時や離陸時に機体尾部が地上に接触したことを想定して機体構造へのダメージの軽減を目的に装備された装置。
ディスパッチャー・・・飛行計画と気象情報の提供を行う担当者。
電波高度計・・・地表に向かって電波を発信し、地表にぶつかって跳ね返ってくる時間から高度を算出する高度計。この高度計で算出された高度を「絶対高度」と呼ぶ。
ディセンド・・・降下のこと

トーイング・・・航空機を牽引すること。
ドーサルフィン・・・垂直尾翼下部を前部に延長して、空力抵抗や安定性の向上を行う固定式の補助翼。
トランジット・・・乗り換えが必要な乗客のこと。
トランジットサービス・・・到着した航空機が再び出発する際に行われる整備。
トランスポンダー・・・スコークコードを発信する機械のこと。
ドリンクサービス・・・旅客機内における飲み物のサービス。ウェルカムドリンクともいう。


な行

ナロウボディ・・・メインキャビンの通路が1本の航空機の総称。ボーイング757シリーズ(日本国内の航空会社では使用されていない)やエアバスA320ファミリーなどが現在も生産が行われているナロウボディ機である。

ノーズギア・・・航空機の機首に装備されているギア。
ノースモーキングサイン・・・喫煙禁止の指示サイン
ノーチェンジ・・・計画通りで変更がないこと。
ノット(KNOT)・・・通常、風や航空機の速度はノットで表す。1ノット=1.857Km/h


は行

パーキングブレーキ・・・空港で航空機が動き出さないようにするためのブレーキのこと。油圧で航空機の動作を固定している。
パイロット・・・操縦士。航空機の操縦を担当する人。
ハッシュキット・・・騒音の大きいエンジンを改修して低騒音化するための改修部品のこと。
パッセンジャー・・・旅客のこと。パックスと略されることもある。
バルク・・・コンテナなどに収容されず、機内にバラ積みされる貨物のこと。
パレット・・・航空貨物を搭載するために使用される合板またはファイバーの板。コンテナにおさめられることなくパレットに載せられて梱包される貨物もある。
ハンガー・・・航空機のメンテナンスやオーバーホールを行うための格納庫のこと。

ビジネスクラス・・・国際線でファーストクラスとエコノミークラスの間に設定されたクラス。最近ではファーストクラスを廃止し、ビジネスクラスを最上級とする航空会社も増えている。

ファーストクラス・・・国際線の最上級のサービスが受けられるクラスの呼称。かつては航空会社の贅を尽くしたサービスが展開される高嶺の花のクラスだったが、近年航空会社の競争激化と経営合理化に伴い廃止する航空会社も増えている。
フィート・・・高度はフィートで表す。1フィート=0.3048m
フィレット・・・翼の付け根のこと。
フォンブランド数・・・排気ガスの濃度を表す数値。エンジン排気が黒く見える航空機はこの数値が高い。肉眼での視認限界は25前後。
複合材料・・・金属、カーボン、グラスファイバー等を用いて人工的に開発された素材の総称。新素材と呼ばれることもあるが、複合材料とはアルミニウムヤチタンなどの金属材料と高分子材料から人工的に開発された物を指す場合が多い。
プッシュバック・・・航空機をタグ(トーイングトレーラ)で押し出す(バックさせる)こと。
フライトプラン・・・飛行計画書。飛行前に作成する。
フライトレベル・・・巡航高度。実際の数値の1/100で表す。
フライバイワイヤ・・・操縦系統の信号を油圧で伝えるのではなく、一度電気信号に変換して伝えるシステム。
フラップ・・・翼の前縁や後縁に設置される補助翼で、翼の形状や翼面積を変化させることにより、離着陸性能を向上させたり失速速度を下げたりすることが出来る。主に揚力を得る目的があることから「高揚力装置」と呼ばれる。
ブリーフィング・・・打ち合わせ。
プリパレーション・・・準備のこと。
プリフライトチェック・・・飛行前点検の総称。
プレグナント・・・妊婦のこと。
ブロックアウト・・・航空機がスポットを離れること。
ブロックイン・・・航空機がスポットに入ること。

ペイロード・・・航空機に搭載する物の重さ。
ヘッドウィンド・・・向かい風。通常、航空機は向かい風に向かって進行する。
ヘディング・・・機首方向。風の関係で進行方向とは違う場合もある。
ベリースペース・・・航空機のキャビンスペースの下の部分のこと。主翼をはさんで前部と後部が貨物スペース、中央には燃料タンクが置かれていることが多い。

方位・・・北を起点に角度で表す。但し北は「000」ではなく「360」。東が「090」、南が「180」、西が「270」。
ボーディング・・・1.航空機に搭乗すること。2.搭乗口で旅客の搭乗を確認する担当者。
ボーディングブリッジ・・・搭乗時に使用する自走式の歩道橋。
ポンド・・・燃料搭載量や重さを表す。1ポンド=0.4536Kg


ま行

マイル・・・距離はマイルで表す。1マイル=1.6093Km
マーシャラー・・・大きな卓球のラケットのような物(パドルという)を持って航空機をスポットへ誘導する担当者。

水噴射・・・エンジンのコンプレッサー室に水を噴射して温度差を作り、推力を上昇させるシステム。アフターバーナーで燃料の代わりに水を注入するものと考えると分かりやすい。初期のターボファンエンジンで用いられた。
ミドルマーカー・・・アウターマーカーより、より滑走路近くにある。

メインギア・・・機体の中央に装備されたギア(車輪)のこと。
メインデッキ・・・航空機で旅客が使用するフロアのこと。


や行

ユージングランウェイ・・・使用滑走路。

与圧・・・高高度を飛行する際にも機内が地上に近い環境になるように気圧を制御する方法。旅客機ではエンジン吸気を使用している。


ら行

ライフベスト・・・救命胴衣のこと。旅客機では各座席の下に装備されている。
ライフラフト・・・ライフベストと混同されることがあるがこちらは救命いかだである。ジャンボやボーイング767では脱出シュートがそのままライフラフトとなる。
ラダー・・・垂直尾翼後縁に装備された補助翼。機体の左右方向を制御する。
ランウェイ・・・航空機が離着陸を行うために滑走する道路。
ランウェイストップサイン・・・停止線。
ランウェイヘディング・・・滑走路方向。
ランプコーディネータ・・・地上作業全体の調整を行う担当者。

レベルオフ・・・航空機が巡航高度に到達して水平飛行に移ること。
レジスタ・・・航空機を運航するには運航会社若しくは保有会社が機体を登録し、登録国の航空当局から登録記号を受けなければならない。この登録をレジスタ。登録記号をレジストレーションナンバーと呼称する。
レンジ・・・航続距離。
レドーム・・・レーダーを保護するカバーのこと。通常、航空機の機上レーダーは機首に装備されており、機体の先端部分がレドームである。

ログブック・・・整備記録。
ロゴ灯・・・空港で垂直尾翼にスポットライトのように照明を照らす装置。大型機では標準装備だが小型機では装備されていない。
ローダー・・・空港で貨物の搭降載作業を行う担当者。
ローディング・・・貨物を搭載すること。
ローンチ・・・航空機メーカーが航空機の開発、生産を決定すること。
ローンチカスタマー・・・航空機メーカーに対して航空機の生産に踏み切らせた(メーカーの受注目標に到達する発注を行った)顧客のこと。


わ行

ワイドボディ・・・メインキャビンの通路が2本の航空機の総称。


略号/その他

ACARS・・・航空機と地上とのデータ通信のシステム。エーカースと呼ばれる。Aircraft Communication Addressing and Reporting Systemの略
ACL・・・機内に搭載できる燃料以外の重量のこと。その機体の最大離陸重量から運用自重(機体の重量)、乗員の重量、搭載燃料の重量をマイナスすると算出できる。Allowable Cabin Loadの略。
AP・・・空港の警察(官)。空港内の保安維持などを行う。日本では通常、各県警の警備部(機動隊)が行う。このため普通の警察官と思ってナメてかかると痛い目に遭う。Airport Policeの略。
APU・・・補助動力装置。アシスト・パワー・ユニットの略。

CAB・・・日本の航空局。JCABと呼ばれることもある。
CRT・・・ブラウン管。Cathode Ray Tubeの略。
CVR・・・操縦室内の会話や無線交信を録音する機器。航空機運航時には常時動作している。Cockpit Voice Recorderの略。

DFDR・・・デジタル飛行データ記録装置。航空機の飛行中の高度、速度、方位などの移り変わりを記録する装置。Digital Flight Data Recorderの略。

EICAS・・・グラスコクピット機で、エンジンの動作をはじめとした各種の不具合を表示するコクピット機器。Engine Indication and Crew Alerting Systemの略。
ETOPS・・・双発機の洋上飛行の制限に関する基準のこと。180分ETOPSというと、双発機のエンジンが片方停止した場合、180分内に代替空港へ向かえる範囲での飛行が出来ることを表す。Extended Range Twin-engine Operationsの略で提唱当初はEROPSと呼称されていた時期もある。

FAA・・・米国の航空局。
FADEC・・・完全にコンピューター化されたエンジン制御システム。このシステムが航空機関士を不要とする2人乗務を確立した。Fully Authorized Digital Engine Controlの略。
FANS・・・人工衛星を利用して位置情報の把握や様々なデータ通信を行う、次世代の航法システム。Future Air Navigation Systemの略。
FMS・・・航空機の飛行情報を一元管理するシステム。Flight Management Systemの略。
FSX・・・次期国産支援戦闘機の開発名。現F-2。F-16を再開発し、エンジンを強力にしたうえ、本家F-16では使用できなかったASM(空中発射型対艦攻撃ミサイル)の運用が可能。外見はF-16に似ているが全長、全幅、全高が異なるためF-16との共通パーツは殆ど無い。
F-1・・・純国産支援戦闘機三菱F-1のこと。運用限界期限が近づいており、F-2(FSX)との交代が進められている。

INS・・・慣性航法装置。ジャイロによって得られた加速を元にコンピュータで位置や移動距離などを算出する装置。Interial Navigation Systemの略。
ILS・・・インストゥルメント・ランディング・システムの略。計器着陸装置。滑走路端から発信される電波に乗って自動でアプローチできる装置。関西国際空港はILSアプローチが滑走路の両端から可能という日本では屈指の設備を持つ。(通常はどちらか片方のみ)

JCAB・・・CABと同義。

MFD・・・多機能表示装置。グラスコクピット機では、ひとつのディスプレイがパイロットのキーボード操作一つで様々な情報を表示できるが、その機能を司るのがMFD。Multi Functional Displayの略。

NAVモード・・・オートパイロットのモードの一つ。パイロットが操縦を行わなくても入力されたデータに基づいて飛行する。

LR・・・長距離機という意味。Long Rangeの略。

PA・・・機内アナウンスのことだが、現在では機内アナウンスや乗員同士のコミュニケーションも含めたシステム全体の総称として扱われる。Public Addressの略。

QC・・・短時間で旅客機と貨物機との仕様変更が出来る機種のこと。Quick Change若しくはQuick Convertの略。

SID・・・出発方式。
STAR・・・到着方式。
SP・・・ボーイング747の超長距離仕様機に冠された名称でSpecial Performanceの略。胴体の長さを14.33m短縮することによって重量を軽減し超長距離の航続距離を実現した。
SR・・・ボーイング747のショートレンジ(短距離機)対応機のこと。頻繁な離着陸に耐えられるよう脚部を強化した日本国内線専用機。
SUD・・・ボーイング747-200Bのアッパーデッキ延長型、747−300の呼称。Streched Upper Deckの略。航空会社によってはEUD(Extended Upper Deck)と呼称する。

TCAS・・・空中衝突防止装置。Traffic alart and Collision Avoidance Systemの略。

VOR・・・電波を発信している空の標識。たくさんのアンテナから方向別に電波が発信されている。電波灯台とも呼ぶ。
V1・・・離陸決心速度。この速度を超えたら如何なる事態が起こっても離陸を続行する。滑走開始からV1までの時間は通常の旅客機で1分程度、戦闘機で40秒程度。
VR・・・ローテイション。機首上げ動作を行う速度。
V2・・・必要上昇角を取りうる速度。上昇するのに充分な速度を超えたこと。

WP・・・ウェイポイント。航路に設定された特定の位置で名前が付いている。

YS-11・・・日本の純国産旅客機。製造したのは日本航空機製造。総生産機数182機で赤字のまま中止された。TCASを装備できないため近年中に運用が終わる見込み。
YSX・・・YS-11の後継機種としてボーイング社と共同で開発されていた国産機。UDFエンジン(次世代ターボプロップ)を装備し150席を予定していたが中止された。

2メンクルー・・・操縦士が二人いること。機長に副操縦士これに航空機関士が乗り込むと3メンクルーとなる。

3レターコード・・・日本各地の空港をローマ字3文字で表す。

4レターコード・・・日本各地の空港をローマ字4文字で表す。

7J7・・・次期国産旅客機YSXの共同開発元、ボーイング社側の呼称。150席程度の客席数を予定していたが、150席ならばB-737を改良すれば済むことが判明し、中止された。

                                                                 文責:ラプター