路地の光2
椅子の下の直管型白熱電球(60W)を除けば、
小さな光だからこそ、
光自身が優しく輝くとともに、
見せたくないものを闇へ隠し、
見せたいものを効果的に見せることができます。
歩く人にとっても、
遠くからは誘導灯のような、連続した点としての光が、
近づくにつれて、
小さな花であったり、窓辺のステンドグラスであったり、
そこに住む人を感じられるような光
であると再認識・再発見することは、
とても楽しいことだと思います。
毎日安定している一方、
機械的・効率的な光を発する街灯とは異なり、
こうして皆が関わってできる光は、
やはり素朴な美しさや自由な楽しさがあると思います。
また、今回の実験は、
住民の方々をはじめ多くの人々の協力や理解、地区内のつながり
なくしては到底できなかったものであり、
多大な感謝と共に、
人の気持ちやつながりの大切さを
再認識させられたように思います。
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